Q26 拘縮予防のROM(関節可動域)訓練 <印刷画面・1/3>
◎ 仰臥位で、上肢のROM <→2「仰臥位で下肢のROM」 3「座位でのROM」> 
各関節を10回
拘縮予防のROMは「決して無理をしない」のが鉄則。
前回のROMと同じレベルにとどめ、関節を壊さないように、今を「維持する」ことだけに専念しましょう。
患者を端に寝かせ、ベッドサイドに立つ
(左半身を例にしました)

① 肩関節の前方挙上(屈曲、伸展)
患者の上腕を(下から)左手で支え、右手で(上から)前腕を持つ
拘縮していたら
50%
上げたり下げたりを10回くり返す

② 肩関節の外転、内転
患者の上腕を左手で支え、右手で前腕を持つ。
拘縮していたら
50%
上げたり下げたりを10回くり返す
③ 肘関節の屈曲、伸展
患者の肘を立てる。左手で肘を支え、右手で前腕を持つ
拘縮していたら
50%
上げたり下げたりを10回くり返す

④ 肘関節の回旋(回内、回外)
患者の肘を立てる。左手で肘を支え、右手で手首を持って、左右に回す
肘を支点に回旋
左右に回して、10往復

⑤ 手首と指の曲げ伸ばし
患者の肘を立てたまま、両手で動かす
手首を前後左右に10回ずつ倒す。次に指を曲げたり伸ばしたり