気の流れを重視します・・・・ |
「気」は生体を流れる生命エネルギー。ヒュウヒュウと噴き出す暖かい水蒸気のようなものです。
ふだん治療するときには西洋医学的診断と東洋医学的診断を同時にしなければならないし、頭の中はさまざまな思念が飛び交うのでなかなか究極の無意識状態になれません。
五感に第六感にFT(フィンガーテスト)などの技術を使うことで気の流れをキャッチし、常に一定のレベルの治療効果を上げることを考えています。 |
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漢方の概念を簡単に説明すると・・・ |
「気」の通り道は「経絡」といいます。
主な経絡は12、陰と陽に二分され、陰から陽へ、陽から陰へと一日50回人体を廻ります。
気は人と人との間で交換もできます。
「陰陽論」とは男と女、柔と剛、暗と明のようにすべての要素を対照させ、正反対でありながら、あらゆるものはその両方を有し、「陰極まれば陽となる」のように、その割合は常に変化し、決して一定ではない、という考え方です。
また、「五行説」も特徴的です。
人間の感情も含めてすべての事物・現象は木(肝・胆・怒り)火(心・小腸・喜び)土(胃・脾・思う)金(肺・大腸・悲しみ)水(腎・膀胱・恐れ)のどれかに属し、その特徴を帯びる、という思想です。
漢方ではバランスを取るということが最も重要とされています。 |
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気の流れが停滞すると・・・ |
勢いよく流れる水は澄んできれいですが、流れが停滞すると澱んで汚れます。
澱みは澱みを呼び、ますます流れが悪くなるという悪循環をもたらします。
新鮮な空気を入れるときには入口の窓を開ますが、もしもあなたが出口の窓を開ければ、風の通りはグーンと速く大きくなる。気の流れも同じです。
煙突掃除やドブさらいの原理です。
気の流れが新鮮な血液を動かし、自然治癒力を高めるのです。身体の澱みを掃除し、気の流れをよくするのが私の仕事です。 |
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流れを停滞させる原因は・・・ |
硬くなった筋肉、冷えは流れを停滞させます。
過労、うつ状態は気のエネルギー量自体が低下するので、流れる勢いが悪くなり、自然治癒力が低下します。
精神不安定になりやすい人、自律神経失調症の人などは気の流れがアンバランスになり易く、不足(虚)と過剰(実)を繰り返し、それが悪影響を与えます。パニック障害はその極端な例といえます。
対人関係に悩む人、過労気味の人は、ストレスに弱い自分を自覚して、内的なバランスの調整をする必要があります。 |
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どうやって治療するの??? |
鍼、灸を中心に、金粒、銀粒、磁石、テーピングなどいろんな道具を使います。てこの原理と似ています。
数千年の歴史によって効き目が立証されたアイテムを使うことで、コンスタントな治療効果をあげられます。
一番細い鍼を浅くさす経絡治療を中心に、時には中国鍼、電気鍼も使用します。
お灸は手技によって暖めたり、冷やしたりと使い分けられる優れモノです。
そのあと、古方あんま、指圧、スポーツマッサージを私流に合体させた手技を行います。
あとは、あなたと私の人間同士の出会い、気の交流も重要なポイントです。 |
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空も飛べるかも」の気持ちになれれば!! |
身体が軽くなれば心も軽くなる。そうすれば、もっと心のままに生きられるはず、というのが当院の目標です。
また、病気は自己表現とも大きく関わっています。まず、自分自身を知り、周囲の人を知り、自分を上手に表現する方法を模索しましょう。
鍼で気の流れを調整しながら、心のバランスをとる練習をしましょう。
その他、対人関係のバランス、自分の中の様々な感情・思考のバランス、大きく言えば、人間と自然環境のバランスについても考えたいものです。
さて、鍼がどこまで有効か? 自分が変わることで、まわりの環境も変わってくるものです |
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Updated: 2001/1/1 |