dosei みづ鍼灸室 by 未津良子(FAQ よくある質問
Q3 「未病を治す」の考え方
PC
ホーム
スマホ
ホーム
症例集
目次
新着
ブログ
カレンダー
金・銀
ナビ
症例
マップ
FAQ
質問
ティラの部屋
予約
トピック
ふろくの話
母の
カルテ
ヴェルの部屋
料金
ツボの取り方
雑談集
本&参考文献
お料理レシピ
当院の方針
プロフィール
鍼治療とは?
サイトマップ
アクセス
リョコちゃん
ストレッチ
リョコちゃん
ウォーク
Español
English
Q3 「未病を治す」の考え方
経験を重ねて予測できるようになっていく
漢方では、「最高の名医は未病を治す」と言われています。まだ病気として症状が出ていないうちに、それを見抜いて治療するのが名医だそうです。
開業20年を越えて、さすがに、「患者さんのその後」を予見することができるようになってきました。

まだベテランの域に達していない頃でも、毎週治療に来ている人は、その週に何があったのかは、身体のようすで大体分かりました。
「ちょっと変」の時に治療ができますので、「いい状態」を維持していくことは可能でした。

うちの治療室の原則は、「もっとよくなりたい」人は週に1回、「これ以上よくならなくてもいいけど、今を維持したい」人は、週に2回、というのが一応の目安です。

病気によっては、はじめは1日おきとかという場合もあります。だらだらと長引かせるより、とっとと早く治したほうが、結果は安上がりだからです。
予測できるから・・・つらい面もある
鍼灸は身体の掃除をするようなものです。気血の流れを呼び起こし、細胞に溜まった疲労物質、老化物質を取り除すことができます。身体のオーバーホールみたいなものです。

家の掃除も、マメにやっていれば簡単にすみますが、長い間放っておけば大掃除になり、いつ終るとも見当がつかなくなります。
車だって、定期的に点検をし、日ごろからメンテナンスをしていれば、古くなっても名車として走れます。ノーメンテでいたら、廃車寸前の中古車になってしまいます。

気血の流れのいい状態を保つことで、心身とも快調でいられます。
病が深くなればなるほど、治療もハードになり、日数もお金もかかります。どのぐらいで治るのか・・・予測できるようになった分、治療師としてつらい面があります。

「治るうちが花」です。身体が変形・変質し、ガチガチに固まってしまってからでは、「治そう」とがんばっても限界があります。
鍼灸は科学であって、奇跡の秘法ではないのです。
FAQトップ
Updated: 2015/8/31