経験を重ねて予測できるようになっていく |
漢方では、「最高の名医は未病を治す」と言われています。まだ病気として症状が出ていないうちに、それを見抜いて治療するのが名医だそうです。
開業20年を越えて、さすがに、「患者さんのその後」を予見することができるようになってきました。
まだベテランの域に達していない頃でも、毎週治療に来ている人は、その週に何があったのかは、身体のようすで大体分かりました。
「ちょっと変」の時に治療ができますので、「いい状態」を維持していくことは可能でした。
うちの治療室の原則は、「もっとよくなりたい」人は週に1回、「これ以上よくならなくてもいいけど、今を維持したい」人は、週に2回、というのが一応の目安です。
病気によっては、はじめは1日おきとかという場合もあります。だらだらと長引かせるより、とっとと早く治したほうが、結果は安上がりだからです。 |
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