ペパロンチーノを基本にして、パスタ・ソースを作る |
父が食道癌で入院中、新潟に通ったときに車のラジオから流れてきたのが「絶望のパスタ」の話。オリーブオイルとにんにくと赤唐辛子でつくる最もシンプルなパスタ「ペパロンチーノ」のことを、イタリアのシェフは「絶望のパスタ」と呼んでいるそうだ。シンプルなのに、それだけであまりにも美味しい。料理のアイデアを生かせないので、シェフを絶望させてしまうそうなのだ。
それ以来、うちの家族は「ペパロンチーノ」に夢中になった。でも結局はそこに海老や明太子や海苔などを加えた「明太パスタ」が定番になってしまった。
みなさんに大好評で、「レシピを教えて」とリクエストされるので、がんばって写真を撮った。(どうやらフライパンの厚さも秘訣のひとつだったらしいけど・・・) |
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用意するもの |
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- ペパロンチーノの基本 - |
① |
パスタ |
② |
オリーブオイル(スペインやイタリア産のバージンオイル) |
③ |
にんにく |
④ |
赤唐辛子(鷹の爪) |
⑤ |
イタリアの塩 |
- 具材 - |
① |
海老(イカやホタテでもOK) |
② |
明太子(ちりめんじゃこでもOK) |
③ |
トマト(なくてもいい) |
④ |
シメジ(舞茸などのきのこ類) |
⑤ |
野菜(ナス、ピーマン、アスパラガス、ズッキーニ、etc.) |
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今回は・・・ |
4人分ぐらい |
パスタ |
350gぐらい |
オリーブオイル |
カップ1弱ぐらい? |
にんにく |
大2~3 |
赤唐辛子 |
4~6本 |
海老 |
5・6尾 |
トマト |
ミニトマトを1パック |
シメジ |
1パック |
野菜 |
ナス2本、ピーマン4個 |
明太子 |
1・2本 |
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作り方 |
弱火ではじめて、バージンオイルに具材のエキスを溶かし込み、出来上がったソースをパスタにからめる・・・のがコツ。 |
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手順①
弱火 |
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出来る限り弱火で
油で「煮る」感じ |
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にんにくを出来るだけ細かく刻む |
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マフィア映画で、刑務所に入れられたボスたちが別荘のようなコテージで料理を作っていた。
カミソリでにんにくをスライスして、「透き通るような薄さにして、オイルににんにくを溶かす」と語っていたのがヒント。
(私にできるのはみじん切りで、たいてい適当である)
赤唐辛子もハサミで刻む |
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たっぷりのバージンオイルに、刻んだにんにくと唐辛子を入れるにんにくを焦がさないように、じっくりとエキスを油に溶かし込む |
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油が温まったら火を止める |
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しばらく放置。(たいてい私はここでお風呂に入る) |
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冷えた油に冷たい海老を入れて、再開 |
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弱火のまま、海老のエキスをじっくり油に溶かし込む。
油の温度を上げないように順次トマトを加えて溶かし込む |
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海老に火が通ったら・・ |
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シメジを入れる(他のきのこ類でもいい)
(明太子の代わりに)ちりめんじゃこを使うときは、ここで入れる |
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油⇔具材 |
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弱火のまま、じっくりとなじませる |
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手順②
強火 |
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ここからは強火で普通に炒める |
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野菜を入れて炒める |
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野菜に油が回ったら・・具材の分量に合わせて塩を入れる |
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油⇔具材 |
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すべてがなじむまで3~5分ぐらい時間が短いとシャキシャキ、長いとしんなり(どっちも美味しい) |
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茹で上がったパスタを加えて炒める(混ぜる) |
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パスタの量に合わせて塩を入れる |
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火を止めてから・・・ |
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明太子を入れ、混ぜる |
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出来上がり |
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パスタをお皿に盛り、具材とソースを上にかける |
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お好みで海苔をかける |
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