みづ鍼灸室 by 未津良子(ティラの部屋) |
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| ティラの部屋 |
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チワワのティラノ9歳半
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| #46 |
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| 2025・ 5 |
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| 12月14日 |
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河川敷で保育園児の集団が遊んでいるのが見えた。ティラはいつものようにいきなり立ち止まって、園児たちを見ていた。
『Uターンするのかな?』と思ったら・・・ |
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なんと園児たちを大きく迂回することにしたらしい。
川っぺりを進むうちに、陸地から離れた砂州の突端で立往生・・・となった。
『引き返すのかな?』と思ったら、そこからポッチャン!川の中に落ちて、いそいで陸地に駆け上がったんだよ。 |
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野川デビューしてすぐの頃は怖いもの知らずで、あらゆるものに興味津々だった。
うちに来て12日目、水の流れに興味を惹かれて、次から次へと川の中をのぞき込み、ついにポッチャンと川に落ちたことがある。
<→2017/2/28>
それ以来、絶対に川には近づかなかったのである。自分から川を渡るなんて、すごい勇気だね~ |
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数日後、ティラが渡った川の写真を撮った。
浅いとはいえ、小さなチワワにとってはかなりの距離と思う。(ティラの姿は合成である) |
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足元の悪い石ころの上も、水の中も怖がらず、前進していく・・・
ティラの成長ぶりに感動してしまった。
もう9歳半になったんだよ~~ |
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| 11月30日 |
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| 暑がりのティラだけど、最近また日向ぼっこをするようになった。 |
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ちょうど私の座椅子のあたりにさんさんと太陽が降り注いでいた。そこにちんまり陣取っていたんだよ。
そろそろかな・・・って、先回りして私を待っていたのかもしれないね。 |
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| 11月24日 |
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お散歩で初めて会ったワンコだけど、なんとなく見覚えがあるような気がした。飼い主との会話の途中で、声で気づいて、「あれ~、カイ君のママ?」と驚いた。
カイ君は2年ぐらい前に亡くなって、また保護犬を飼ったそうだ。名前はルークちゃん。
「ルーク・スカイウォーカーの?」ときいたら、「みなさんにそう言われるんだけど、ラテン語で『光り輝くもの』という意味なのよ」と言い、「でもそんなもんじゃないのよ」とつけ加えた。
もうすぐ1歳とのことで、分からんチンのやんちゃ盛りに振り回されて、かなり疲れている様子だった。
(・・・分かるなあ・・・) |
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なんと、ちょっと前にお散歩中に逃走して、行方知れずになっちゃったんだって。「犬の探偵」にお願いして探してもらったそうだ。
半径500メートルの遠方から捜索をはじめたそうだ。探偵によると、誰かに連れ去られていなければ、7割は見つけられるとのこと。
疲れてお腹がすくと、本能で食べ物をくれたところにたどり着くそうで、1日半後に家の近所の公園でぐったりしているのを発見したそうだ。
ルークちゃんの頑丈そうな首輪は特注品で、頭の大きさを計って、絶対抜けないようになっているんだって。
崩壊状態のブリーダーのところに8カ月までいて、そうとう悲惨な育てられ方をされたとのことである。
犬種は7割がマルチーズで、残りはチワワとトイプードルが混ざっているとのことだが、カイ君とそっくりだった。
(・・・分かるなあ・・・)
ヴェルの部屋に写真があった。2013年4月に野川で会ったときの貴重な1枚である。右端にカイ君がいて、中央にはメルちゃんもいた。
ヴェルが13歳の老犬だったとき、カイ君とメルちゃんは若くて元気いっぱいだったけど、2匹とも亡くなってしまった。
(・・・犬の寿命はほんとうに短すぎる・・・) |
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| やんちゃな仔犬になつきまくられて、ティラは逃げ出してしまった。 |
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カイ君を小柄にした感じでである。
大きな仔犬になつきまくられるとビビるティラだけど、同じぐらいの大きさだから大丈夫だろうと、最後に挨拶をさせた。
ティラはちょっと迷惑そうにしてたけど、『仔犬だからしょうがないな』とでも言いたげに、引き気味にシッポを振っていた。 |
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これは同じ年頃のティラの写真。仔育てはほんとうに大変だった。一瞬たりと目が離せない。コードをかじられ、チャックをかじられ、そこら中にオシッコをしまくられた。
今は落ち着きある9歳の壮年犬である。言葉も分かるし、ルールもわきまえている。とっても楽チンなんだけど、ときどき赤ちゃんの頃が懐かしく思い出されるんだよ。
7歳でうちに来たヴェルは私のことを女中と思っていたけど、8カ月のティラは私のことを「ママ」だと思っている。
仔育てを乗り越えたからこその醍醐味なのだ。 |
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| 11月18日 |
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毎日違う道を選んでお散歩するティラ。自分の縄張りを周回して点検しているのかな?
この日は河川敷に下りて、川上に向かって歩いていった。 |
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| 桑の木の根元にハマってしまったティラ。 |
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| 鼻先を突っ込んだまま、えんえんと動かない。 |
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| やっと気がすんだらしく、オシッコをかけてマーキング。 |
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| 片足ずつ交代でうしろに蹴り上げ、足の爪とぎをしてから出発した。 |
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| 11月9日 |
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テニスに行くつもりだったけど、散歩中に小雨がぱらついた。なので、テニスは止めて大掃除をすることにした。
掃除が嫌いなので、休み休みじゃないとやれない。ちょっと一服と、座椅子に坐って休憩した。
ティラは『なんで?』と、不思議そうに私を見る。 |
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| 慎重に足を運んでタオルケットをよじ登り、私のお腹の上にドカンと乗っかってきた。 |
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しばらくはティラのための撫で撫でタイム。
この日は扇風機3台を磨いて片づけ、石油ストーブ2台をカラ焼きして磨き、ホットカーペットも敷いたんだよ。
冬支度が終わって、やれやれ、である。 |
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| 11月2日 |
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枕を2つ背もたれにして本を読んでいたとき、ふと横を見たら、ティラがおふとんから顔を出して寝ていた。
まるで人間の赤ちゃんみたいでしょ~~
あまりに可愛いので、抜け出して写真を撮ることにした。 |
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| ティラは動かず、そのままジ~ッとしている。 |
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| 『どうせ、写真撮るだけでしょ』と言いたげに、目だけ動かして私を見ていた。 |
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ペットショップでは、夜は小さなバスケットの中に入れられていた。身動きもできない状態で、丸くなって眠るしかない。うちに来たあともしばらくは丸くなって眠っていた。
身体を伸ばして眠るようになったら、ほんとの「うちの子」になると思っていた。
2カ月ぐらいたって、こうやって眠る姿をみたときは、えらく感激したんだよ。
その感動が忘れられず、いまだに有頂天になってしまうのである。 |
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| 10月27日 |
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12時半ごろお散歩に出たら、先週の寒さとは打って変わった暖かさだった。
野川の階段にいざなったら、ティラが抵抗した。
『今日は暑いし木陰もないから、やっぱり止めよう』と前に進もうとしたら、またまたティラが抵抗。それがとっても強情なのである。
仕方なしに下におりた。
2回目の今日はティラが川上に向った。
こちら側は人通りが少ないので、草が生い茂っている。たったの2週間でニョキニョキ伸びていた。 |
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| お天気がいいと景色がきれいだね~ |
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| 青空の下、あちこち探索して、意気揚々と歩いていたけど・・・ |
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| やっぱり暑そうだね。お日さまが眩しいみたい。 |
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| 10月19日 |
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9月28日、織物作家の小林愛子さんが柴崎の集会所でタペストリーを展示し、いろんなお話をしてくれたときのこと。
ぶら下げていると重いので、ティラのバッグを横のテーブルの上にのせて、立ったままで話を聞いた。
ティラはいつものようにバッグの中でジーッとしていた。
30分以上たったころ、隣のご夫婦が「おとなしいのね~」と声をかけてきた。
ティラを手渡してあげたら、旦那さんが抱っこしてくれた。 |
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おくさんが「よかったわね~、犬を飼いたいんですものね」と言って、ふたりで撫でてくれたのである。
ティラも笑っているみたいでしょ~ |
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バッグの中でティラがおとなしくしているのは、私にとっては普通のことだけど、他の人たちは不思議に思うんだろうね。
バッグから出してもらって、思いっきり褒められて、撫でてもらって、ティラはとっても嬉しそうだったんだよ。 |
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| 10月12日 |
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野川の河川敷の草が刈られた。裸足にビーチサンダルを卒業したので、久しぶりに下りてみた。ほぼ4カ月ぶりである。
刈られた草が枯れはじめたところで、硬くてツンツンとんがっている。 |
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| ティラはなんだか歩きにくそう。慎重に足を運んでいる。 |
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太陽が顔を出したらけっこう暑いし、木陰もないので、「もう上に行こうよ」と声をかけたけど・・・
ティラは最後まで歩きとおしたんだよ。 |
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