doseiみづ鍼灸室 by 未津良子(ヴェルの思い出) 
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- 出会いから編  -
ヴェルの思い出
2013 ・ 1
1月6日 足を洗うヴェル
ヴェルは神妙な顔をしているね。

お散歩のあと、ポプラがヴェルの足を洗っているところだよ。
家に入るときには、必ず、ヴェルの足を洗う。お掃除の回数が少なくてすむからね。

洗面器にお湯をいれ、ポプラがのせたのは、ここ。食卓の上である。
高いところではおとなしいね。
「かわいい!」と、携帯を取り出して、パチリ。(鏡に私が映っている)

ポプラはいつもお湯で洗ってあげてる。やさしいね~。私は、洗面台で、冷たい水で洗っちゃうんだけど。。。
1月13日 またお留守番か・・・
出かける支度をはじめた私。ヴェルは、バタバタ、私のあとを追いかけ回す。

途中で、周囲が静かになった。
自分はお留守番と気づいたらしい。ヴェルはあきらめて、部屋におこもりしてた。

「いい子でお留守番しててね~」
声をかけに行ったら、プイっと横を向いちゃった。
1月19日 雪は冷たいよ~
月曜日に降った雪が、木曜日になっても消えていない。野川の河川敷もかなり雪が残っていて、おまけに土はドロドロである。
勇敢にも、ヴェルはひとりで下りていった。
あれ?立ち止まって、こっちを見てる。
滞在時間約1分。いそいそと、階段を駆け上がって、戻ってきた。
やっぱり、寒かったんだね~。
1月23日 そろそろ寝ようよ
湯たんぽは最高だよ~。
ストーブの上にやかんをのせておけば、自然にお湯が湧くので、安上がり。水分が出るので、お肌が乾燥しない。

沸騰したお湯を入れると、最初のうちは、ポッカポカで超あたたかい。だんだんぬるくなるので、朝方になっても邪魔にならない。

寝るちょっと前入れて、おふとんを温めておくんだ。
早速ヴェルは、おふとんに直行。『早く寝ようよ~』と、私を誘う。
2月1日 『ハリ打って』と頼まれた
ワインを片手にケーブルテレビを見ていたら、ヴェルが、クンクンと小さな声を発しながら、私のまわりをウロウロ。

「なあに?」「どうしたの?」 
もうごはんも食べ終わったし、「抱っこ?」と聞いたが、そうでもなさそう。つぶらな瞳で、一生懸命、私に何かを訴えている。

ちょっと呼吸が荒い。苦しいのかな?
「ハリ?ハリ打って欲しいの?」と聞いたら、『うん』とうなづいたみたい。

ペリペリッと、ディスポの鍼を取り出して、「ハリ打つよ」と言うと、じっと待っていた。背中に1本打ってあげた。

ヴェルはごろんと寝そべった。ほら、背中に黄緑色のハリが見えるでしょ。
このところ、来客が多かったので、遊んでもらったり、食べ物をもらったり。
「あげちゃダメだよ」と言っても、私に隠れて、こっそりあげちゃう人がいて、たいてい太っている。(笑)
こっちもヴェルのこと、あんまり気にかけてあげられなかった。興奮したんで疲れたんだね~。
そのまましばらく寝そべっていた。

翌朝には、元気いっぱいになったよ!
2月9日 ブラシは嫌いじゃ
ヴェルを抱っこしたら、私の服が毛だらけになった。

チワワは1月から毛が抜けはじめる。
秋分の日から冬至までは、ほとんど毛が抜けない。冬至を過ぎ、日が長くなりはじめると大量の毛が抜けだす、というパターンである。

たぶん、生まれ故郷のメキシコの気候に順応してのことだろう。太陽の周期にしたがっているのだと思う。
日本はまだまだ寒い。春になってトリミングをするまでの間は、長い毛をそのままにしておかないと、風邪を引いてしまうかもしれない。

久しぶりのブラッシング。この季節の恒例行事だ。

ヴェルを寝かせて、何回も毛を梳いた。
小さなブラシにビッシリ毛がつくので、面白くなって、「もっと」「もっと」とやめられなくなった。

しつこくやりすぎたらしい・・・

突然、ヴェルは、ガルルと唸って、逃げ出した。おふとんに坐って、じっとこっちを見ているよ~。
ブラシを持って、ヴェルを抱き上げたら、ガルルと怒って、ブラシを咬んだ。

(私の手を咬まなかったのは、ヴェルなりの心遣いかな?)
それ以来、ブラシを見せると、唸るようになった。

昔はブラッシングが大好きで、ブラシを見ると、いそいでやってきたのになあ。。。
2月16日 頭かくして、尻かくさず
私は家事でバタバタ。
部屋をのぞくと、ヴェルがタオルケットにもぐりこんで寝ていた。

お尻が出ているよ~。
一生懸命、頭からもぐりこむんだけど、これが限界らしい。いつものことながら、笑ってしまう。

私に気づいたヴェルは、必死にもがいて、頭を出した。まだまだ、もがいているけど・・・
なかなか、タオルケットから抜け出せないね~。
2月23日 たくましくなったなぁ~
ヴェルはちょうど7歳でうちに来た。前の家ではお散歩に出なかったので、外に出ると怖がって、人間のそばをはなれなかった。

寒いからとガタガタ震え、ちょっと歩くとすぐに疲れる。道路はまだしも、河川敷は苦手で、すぐに階段を駆け上がって、逃げ出しにかかった。
だんだんに慣れていったものの、はじめの頃は、この川が越えられなかった。
土管から雨水がゴーゴー流れ込み、水しぶきが上がっている。

でも、今では平気さ。
行きも帰りも、自分から、どんどん橋を渡って歩いていく。
3月1日 出るタイミングは?
ヴェルが入っているのは、通勤用のバッグである。バイクに乗るときは、私の肩からたすき掛けにして、前にぶら下げて走る。

家に帰って、そのへんにヴェルを置く。

お風呂にお湯を入れ、電灯をつけ、ストーブをつけ、カーテンを引きと、私はバタバタ、家の中を走り回る。
そんな私を目で追いながら、ヴェルは、なかなかバッグから出てこない。
バッグの中は、ダウンジャケットが入っている。
冷え切った家の中より、バッグのほうが暖かいんだろうな・・・
3月10日 落胆
朝、私が着替えをはじめたら、いそいで走ってきたヴェル。お散歩に行くと思ったんだね。
ピョンピョン跳ねて大喜び。尻尾をパタパタ、思いっきり振りまわす。

でも、まだお散歩には出られない。「行かないよ~」と言ったら、尻尾がダラ~ン。一気に下がった。
シッポを振ってるところも写したかったけど・・・お菓子を見せたり、あれこれやっても、尻尾は下がったままだったよ~。
○ ○ 追記 ○ ○
追記・24 ブラッシングが不可能に
13歳になって、ヴェルは自己主張が激しくなった。
人間も老人になると頑固になるのだが、ヴェルもついに老犬である。

日本の犬は当然のことながら、日本の気候に順応している。昔飼っていた雑種のトッピーは、冬はもこもこの毛皮で、雪が降っていても、外で平気で暮らしていた。
春休みぐらいになると、毛がごっそりと抜ける。まるでオーバーコートを脱ぐようで、まさに「脱皮」の観があった。

日本で暮らしても、チワワの身体は、生まれ故郷のメキシコの気候に順応したままである。春夏秋冬の四季の移り変わりでなく、太陽の軌道の周期にあわせていたのである。

秋はいい。9月から12月(お彼岸から冬至まで)はほとんど毛が抜けない。抱っこしても洋服に毛がつかないし、掃除も楽だ。

1月に入ると、まだまだ寒さはこれからというのに、ボコボコと毛が抜けはじめる。実家のママは掃除好きなので、毛が落ちても気にならなかったらしい。出かけるときには、ガムテープで丹念に洋服についた毛を落としていた。

でも、私は掃除も嫌いだし、ガムテープも面倒である。ヴェルを撫でるだけでも毛が舞うので、小さなブラシを買った。

春になってトリミングをするまでの冬の時期。
赤々と燃える石油ストーブの前で、ヴェルを寝かせる。ブラッシングをしては、身体を撫でる。
ヴェルはまったりと寝そべって、ほんとうに気持ち良さそうだった。

ヴェルはブラッシングが大好きになった。ブラシを見せると、大喜びで飛んできたものである。

長年飼っていると、だんだん手抜きになる。やらなきゃ、やらなきゃと思いながら先延ばしにするようになった。

ついに限界と、ブラシを手に取った。ブラシにごっそりと白い毛がついた。固まった毛の束をむしり取る。面白いように取れるのである。
いつまでたってもごっそりと毛の束がつくので、『どこまで取れるんだろう?』とやめられなくなった。しつこく何回もくり返した。

はじめは気持ちよさそうだったヴェルだけど・・・
突然、ガルルと怒り出した。ブラシを噛んで、逃げ出した。

その日を境に、ブラシを見ただけで唸るようになった。
ブラシを見せると、唸る。近づけると、ブラシを噛む。警戒心むきだしで、どうにも手に負えなくなった。

若い犬は、嫌いなことでも、それなりに我慢してくれ、なんとか折り合いがつけられる。でも、13歳の老犬は、頑固一徹である。

それ以来、ブラッシングは不可能になった。家の中でフワフワと毛が舞っても、洋服が毛だらけになっても、人間が我慢するしかない。

噛まれるのはいやだもんね~。
<ブラッシングならお断りだよ~>
updated: 2016/5/27
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