dosei みづ鍼灸室 by 未津良子(ふろくの話)
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ふろく3・エステ
 顔のシワを考察する
キーワードは「自然体」
会う人会う人に「肌がきれい」と言われ、「その秘訣は?」と聞かれたりするので、いっそのこと、ホームページでまとめちゃうことにしました。
肌のきれいな人に、「どうしてるの?」と聞くと、「何もしてないのよ」と答える人が、とでも多いですよね。
私の秘訣も、ズバリ、「何もしないこと」です。何もつけない、何も塗らない、自然体でいること。(プラス、鍼灸治療は、自分でもして、人にもしてもらっていますが・・・)
誰かの本で読んだこと、どこかで聞いた話と、あとは私自身の体験です。例のごとく、事実と仮説が混じっています。
文献や出処を調べなおすのは大変なので、興味のある人は、自分でいろいろ情報集めをしてみてください。
まずは、笑いの効用
笑いには2種類あるそうです。「愛想笑い」と「心からの笑い」です。このふたつは、似て非なるもの。笑ったときに活発化する脳の分野が、まったく異なるのだそうです。
人が心の底から笑うときには、顔中のありとあらゆる筋肉に、次から次へ、さざなみのようにインパルス(筋肉を収縮させる電気的信号)が伝わるそうです。(ついでに言えば、全身の筋肉も動きますよね!)
顔中のありとあらゆる筋肉が動かされるということは、隅々までマッサージされているようなものです。筋肉が動くことで、筋ポンプ作用がはたらき、血流がよくなります。皮膚の血行もよくなり、それで、皺になりにくいのだそうです。
よく笑う人は、たしかに、シワが少なくて若々しい人が多いですよね。
愛想笑いはシワを作る
愛想笑いをするときは、心からの笑いとはまったく異なる脳の分野から、インパルスが発せられるのだそうです。
顔の表情筋をいくつか収縮させて、「笑顔」を作り出します。つまり、いつも同じ皮膚を、いつも同じように伸ばすので、シワになりやすいのだそうです。
ほら、よく、「目が笑っていない」などと表現されますよね。
愛想をよくしなければならない仕事についている人は、要注意です。相手の中にいいところを見つけるとか、仕事の中に面白さを見出すとかの工夫をしましょう。思いきり笑う時間をたくさん作るといいですね。
東洋医学的には、五気(怒る、恐れる、悲しむ、考える、喜ぶ)のバランスが大切と言われています。
どっちにしろ、愛想笑いは「作り笑い」とも言われ、厳密に言えば、「笑い」ではありませんけどね。
シワの不思議
昔、若い頃に読んだ本に、「乾燥肌の人、よくしゃべったり笑ったりする人は、シワになりやすい」と書いてありました。その人によれば、「伸びたり縮んだりを繰り返せば繰り返すほど、どんどん皮膚が伸ばされ、ついには緩んでシワになる」ということでした。乾燥肌で、よくしゃべりよく笑う私は、そのとき覚悟を決めたのですけど、でも、事実は逆でした。
一般に、太っていると皮膚がピーンと張って、シワが少ない人が多く、痩せた人の方がシワが多い、というのが普通です。だけど、私の場合は、細身だけどシワが少ない。何故だろう?自分でも不思議に思っていたのですが、その答えのひとつに「笑い」があったのです。
マッサージでは、表面から触れられる筋肉しか、揉みほぐすことができません。「笑い」は、深部の筋まで振動させることができるのですから、効果は絶大です。
シワは、人生を語る
でも、いたずらにシワを恐れてはいけません。のっぺら老人なんて、気味が悪いですよね。普段の心がけ、生き方、人間性の積み重ねが、年を取るにつれて、その人自身のシワになって顔に表れるのですから。
私の目標は、素敵なおばあさんになることです。病院で働いていた頃、いろんなお年寄りを見ました。ブスッと黙っていても、笑っているように見える、優しげな微笑を口元にたたえた老人は、みんなに愛されていました。
「ドリアン・グレイの肖像」を読んだことがありますか?悪魔と取引をしたドリアン。人をだましても、放蕩(当時としては、これは相当の悪事)しても、顔は若く美しいままでした。だが、彼の悪事の数々が、肖像画に刻まれていました。そして、ついに、本人と肖像画の顔が入れ替わるときが来て、ドリアンは、ぞっとするような醜悪な老人になってしまいました・・・。
赤ちゃんや子どもは、どんな子でもかわいいですよね。大人になればなるほど、「人による」つまり、人間性が重要になります。優しくて思いやりのある人は愛されます。
美しいシワを持つ、素敵な老人になることを心がけましょう。
 自前の天然オイルを活用する
皮脂腺に注目すべし!
廃用性萎縮」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?人間の体の機能は、使っていないと、どんどん衰えてしまいます。
皮膚には皮脂腺があります。毛穴の中にある皮脂腺が、油を分泌して、それが顔中をくまなくおおって、皮膚を守っているのです。
ところが、顔に年中クリーム(油)を塗っていると、皮脂腺がサボってしまい、油の分泌能力が衰えてしまいます。これでは、毛穴の中にめり込んだ汚れを、中から押し出すことはできません。
クリームなどには、油分のほかに、さまざまの化学物質が入っています。それらが太陽に照らされると、焦げてススになり、黒いシミの元になるのだそうです。クリームなどを塗り込むときに、最も力の入る部分、頬骨の辺りなどに黒いシミ(肝班?)ができやすいのはそのせいだ、ということです。
100%自分専用 マイ・クリーム
毛穴の中にある皮脂腺は、ちょうど必要なだけの油を分泌します。その油は、DNA組成もPHも、全く「わたし」用に作られた、「わたし」だけのオリジナルです。
どうすれば、皮脂腺の働きを取り戻すことができるでしょう?
クリームも乳液も、すべてを止めるのです。最初のうちは、洗顔の後、顔の皮膚がつっぱってしまうような感じがして、不安になるでしょう。皮脂腺だって同じです。たっぷり塗られた油のせいで、すっかり安心しきってサボっていた皮脂腺は、あわてて目を覚まし、一生懸命にがんばりはじめます。
日を追うごとに皮脂腺の働きが活発になってくると、そのうち、洗顔後5分もすれば、肌全体が潤ってくるのを実感できるようになります。
低下した皮脂腺の働きが、完全に元に戻るのには、3ヶ月くらいかかるそうです。あふれ出る油は、毛穴の中の汚れを、外に押し出してくれます。自然に毛穴の掃除をしてくれるのです。薄いシミなら、取れてしまう可能性もあります。
光の乱反射で素肌を美しく見せる
何もつけなくなってしばらくの間は、肌がガサガサになろうが、つっぱろうが、そのままでじっと我慢しなければなりませんが、その甲斐はあります。
傷んで古くなった皮膚がポロポロと剥がれ落ちたあとは、新しいつややかな皮膚に生まれ変わるからです。皮脂腺から分泌された、目に見えないほどの小さな油の粒が顔全体をおおってくれると、素肌が輝くように美しく見えます。
それは何故なのでしょう?
無数の小さな油の粒に光が当たると、光が乱反射するからです。見る人の目を眩ませるので、小さなシミやシワが、目に入らなくなるのです。輝く光の乱舞の向こうに見える素肌は、微妙な奥行きのある色合いになります。それは、ファンデーションなどでは作り出せない透明感です。
安全な化粧品はない
この世に、無添加の化粧品などありません。卵やミルクなど、栄養価にあふれたものは、冷凍しないとすぐに腐ってしまいます。どんな化粧品にも、かならず防腐剤が使われています。
すべての化学物質は美肌の大敵です。肌を刺激し傷めます。ヘチマ水や胡瓜やレモンなど、たとえ自然のものであっても、PH(酸度)が違います。PHの違うものは肌を刺激します。
お肌につける化学物質の種類を、できるだけ減らすことを心がけましょう。複数の化学物質同士の相互作用も怖いからです。
栄養クリームも下地クリームも化粧水も乳液も、すべていりません。どうしても化粧をしたいときは、ファンデーションはやめて、素肌に粉白粉だけにするとか、あるいは、口紅、アイシャドウ、マスカラなど、最低限必要なだけ、ピンポイントでするのが無難と思います。
若い頃、「今さえよければいい。年をとった時のことまで考えていられない」と言い切っていた人でも、おばさんになればなったなりに、おばあさんになったらなったなりに、やっぱり、美しくありたいと思うのが女心です。あとで、後悔しないように、よく考えてください。
石けんを使う!
ちょっとでも化粧をすると、困るのは、化粧を落とすときです。
いろいろな洗顔料が売られていますが、石けんが、一番洗浄力も高く、余分な油分まで落とすこともなく、お肌もいためません。私は、マルセル石けんがお気に入りです。
「マルセル」とは、無香料で、純度が98%以上の、最高級の石けんにつけられる名称です。マルセル石けんで顔を洗うと、「さっぱりするけど、しっとりする」と、使った人はみなさん、大感激です。
石油から作られた合成洗剤は、お肌の大敵です。アトピーや湿疹の原因になるだけでなく、自然環境も破壊します。人間も、自然の一部です。
本当は、お肌のためには、石けんもできるだけ使わないほうがいいと思います。うんと汚れたときとか、汗をかいたときだけにして、普段は、水かお湯で洗うだけで充分です。肌には、刺激が少なければ少ないほどいいからです。
ふろく1・「石けんについて」参照>
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Updated: 2007/11/22