doseiみづ鍼灸室 by 未津良子(リョーコのブログ) 
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リョーコの手作りブログへようこそ!
6/5(火) チワワの「ヴェルの部屋」を作った
チワワを預かって以来、実は、犬の話を書きたくて、書きたくて、書きたくてたまらなかったのだけど、それでは、日記が全部、チワワの話で埋まってしまう・・・
いくらなんでもマズイよなあ・・・
と、自粛していたのだけど、このたび、ついに「ヴェルの部屋」を創設してしまった。

まわりの人には、親バカならぬ「犬バカ」と笑われたりしたのだけれど、そんな話は山のようにある。
ずっと昔、何人かで集まって電車で出かけたとき、一人が自分の飼っていた犬の写真を見せて、犬の話をはじめた。すると、みんながバッグをごそごそやりはじめ、それぞれの犬の写真を取り出して(今なら、携帯電話を取り出して、と言うべき場面かな)、「うちの子」の話で、一気に盛り上がってしまったことがある。
はたから見てると笑うしかないのだけど、犬の話って、本当にのめりこんでしまうんだよね。

つい最近、ヴェルのお散歩のついでに、近所の友人の家に立ち寄った。たまたま、いつも小さなポメラニアン(モモちゃんでした)を連れてきていた女の人と、おしゃべりすることになった。モモちゃん、死んじゃったんだって。
「うちのモモはね~」という話が、すべて現在形だった。
(長年連れ添った愛妻に先立たれた人が、亡くなって8年経っても、まだ奥さんの話を現在形でしていたのを思い出す)

かわいがっていた犬が死んでしまったあと、身も世もないほど落ち込んでしまった人の話はざらにある。(あれ、ちょっと縁起の悪い話題かな・・・)
犬って、なんか、それだけ人を夢中にさせるものがあるんだよね。

先ほどの奥さんいわく、
「どんな男だって、モモみたいに、私を愛し、求め、追いかけてまわるような人はいないでしょ。子どもだって、そんなのは、赤ちゃん時代のほんの一時だもの。モモの面倒見るのは苦じゃなかったけど、だんながうざくてしょうがなかったわよ~」
5/26(土) 毛利の末裔?(山口県と長州藩)
何年か前、山口県出身の人の治療を頼まれたことがある。ぎっくり腰で、まったく動けなかったので、往診に行ったのである。

痛みで動けないだんなさんの傍で、心配そうに見守る、元気ではきはきしたおくさんに聞いた話。二人は、山口県出身の社内恋愛カップル。東京の会社に転勤が決まったとき、まわりの人たちから、
「東京の人は、山口県人に対して、明治維新の恨みを持っている。東京に行ったらきっといじめられるから、気をつけたほうがいいよ」
と言われたそうだ。

そして、つい最近の患者さん。はきはきして元気いっぱいなので、つい、「出身は?」と聞いた。南の方の出身の人って元気がいいなあと、最近思っているので、ちょっと興味を引かれて。

彼女は、こっちで生まれたのだけれど、お母さんが、山口県出身だそうだ。それで、さっきの話をしたら、彼女いわく、
「そういえば、うちの山口のおじも変なんです。今、福島に転勤になってるんですけど、『会津藩のやつらは、いまだに、明治維新の恨みを長州藩に抱いている。山口県出身だということがわかると、絶対いじめられるから、言わないようにしてるんだ』な~んて、バカなこと言ってるんですよ~!」

2人で笑っちゃったけど。だって、こっちでは、明治維新なんて、自分とは無関係な遠い過去の話。それを、現代と関連づけるという発想がない。とにかく、そういう話は聞いたことがなかった。

うちの真ん中の息子は、「自分は(こち亀の両さんと同じ)江戸っ子の血筋」が自慢(?)の東京生まれだが、「日本人て、判官びいきなんだよね」と言うのが口癖で、関が原の合戦に関しては、西軍に味方している。

毛利か島津か、どっちの話か忘れてしまったけど、関が原の戦いで負けて以来、正月になると、「今年こそ、徳川を打倒し、関が原の恨みを果たそう」「いや、まだまだその時期じゃない。もっと準備が必要だ」、という会話を、300年間、毎年続けたという。
そのために、軍事訓練を怠らなかったので、ペリーが黒船でやってきたときに、日本は植民地にならずにすんだ、というのを読んだことがある。

実は、私、スーパーファミコンの「太閤立志伝Ⅱ」にはまったことがある。
豊臣秀吉が、足軽頭から始めて、天下を取るまでのRPG(ロールプレイングゲーム)だ。秀吉のほか、柴田勝家と明智光秀、それと、自分で作ったキャラを使ってゲームができる。同じゲームを、何度も何度もやった。

日本中歩き回って、いろんな城を訪ねる。城や城下町にはいろんな武将がいて、会話をしたり、城を攻めたり、鉄砲や馬を買い付けに行ったり、武術の訓練をしたり。
なんといっても、歴史に名だたる有名な武将が、次から次へと部下になって、私の命令に従うところがすごい快感だった。

それで、苦手な地理に少し詳しくなり、あまり興味のなかった歴史にも、ものすごく興味を持った。図書館から、戦国時代の本を、山のように借りてきて、息子とふたりで次から次へと読み漁った。

学校の勉強も、ファミコン並みにもっと工夫したらどうかな。興味を持つことは、もっと知りたいと思うし、知ることが楽しいことになるのになあ。

山口県の人がみんな、毛利の末裔というわけではないと思うけど、そんな風に、歴史を背負って生きていること、なんとなくうらやましく思う。

私の父は、先祖が上杉の家臣だった、というのが自慢で、「武士は食わねど高楊枝」というのが口癖だった。「武士らしく生きる」ということにこだわり続けていた。

父が生きているときに、私たち(娘や孫)が歴史に興味を持っていたら、もっといろんな話ができたのに・・・、と思うと、残念でならない。
5/13(日) 山の温泉(奥鬼怒)でリフレッシュしてきたよ
ゴールデンウィークのあとに休みを取って、温泉に行ってきた。栃木県日光国立公園の奥鬼怒温泉郷の「八丁の湯」だ。
標高1400メートルに位置し、マイカー規制のため、車で行く場合は、女夫淵(メオトブチ)に車を停め、そこから沢づたいに歩いていくか、旅館の送迎バスに乗せていってもらうしかない。

同行の友人が以前行ったことがあるオススメの宿だったので、「中禅寺湖のずっと先」という言葉を信じて、道案内をまかせていたら、とんでもないことになった。
(・・・やっぱり、自分で地図を調べるべきだった。私の友人はみんな、どっか抜けている。やっぱ、天然ボケ同士が仲間になるのかなあ・・・)

まだまだ時間があるからと、華厳の滝に立ち寄って、ゆっくりお昼ご飯を食べ、目的地に向かってのんびりと走り出した。
天気は快晴。どんどん走って金精峠を越えると、遥か下から見えていた雪が、道路わきに残っている。湖(たぶん、ダムの湖水?)の表面が凍っている。5月なのに、山の上はまだ冬だ。

そこから道は下り坂になり、どんどんくだって町になり、さらにどんどんくだって、片品村に入った。『沼田』という標識が出始めて、そのうち『尾瀬』、ついには『沼田IC』まであらわれた。
「これなら、帰りは関越道の方が近いみたいだね」などと、今思えばまぬけな会話をしているうちに、友人が「おかしい!」と言い出した。「ちょっと、止まって!」「あそこのスタンドで聞いてくるね!」と、助手席のドアをバタンと開け、鉄砲玉のように飛び出していった。

そして、完ぺきに道を間違えていたことに気がついた。
そのとき、時間は2時10分。3時までに、女夫淵(メオトブチ)につかないと、旅館の送迎バスに間に合わない。

日光まで戻って、霧降高原、川俣湖を通って、鬼怒川に沿って・・・と、鬼のように走り続けた。ワインディングを100キロ以上、2時間かかって走破し、4時10分に女夫淵に到着した。
山道の運転は楽しいから、けっこう面白かったけど、すっごい大変だった。3時のお客はうちらだけだったらしく、運転手さんが待ちくたびれていた。
・・・でも、無事に着けてよかった~~。ホッ・・・。

苦労した甲斐があった。
八丁湯は、どうやらハイカーの拠点らしい。食事のときに、お客同士が盛り上がっておしゃべりしてた。うちらのような足弱人種には、バックグランドミュージックみたいなものだったけど。

リピーターが多いんだね。隅々まで掃除が行き届いていて、従業員もみな親切で、もてなしの熱意が感じられたもの。
滝のそばに露天風呂がいくつかあって、夜もライトアップ。滝を眺めながらお風呂に入れる。
うちらが泊まったログハウスは、雰囲気があって素敵だったし。
「朝ご飯がおいしくて、何杯もおかわりをした」というのが、オススメのせりふだったのだけど、本当だった。連泊の人が多いのか、食事が毎日違うのもよかった。

ただ、内湯に、シャワーなど真水で身体を洗える設備がないのと、部屋に冷蔵庫がないこと、明かりが薄暗くて、夜は本が読めないことがちょっと残念だった。

二連泊のなか日は、沢沿いに散歩をしたり、ボール投げ(テニスボールを手で打って遊んだ)をしたり、本を読んだり、お風呂に入ったりと、大自然の中でのんびり過ごせて、すっかりリフレッシュ。
次の日、仕事に来るのが、全然イヤじゃなかったもの。
4/29(日) [マ]王家の紋章、1~50まで読んだ
とうとう、細川智栄子の「王家の紋章」を、図書館で借りて、50巻まで読み終わった。
なんで、今ごろ???
実は、ときどき一緒に海外旅行に行く友人が、「やっぱり、海外なら、ギリシャとかエーゲ海だよね!」と言うのが口癖だからなの。

(超天然ボケの彼女は、去年、スペインに行く前に、「今度行くイタリアって・・・」と、何度もボケをかました。私がときどき、「だから、スペインだってば!」と言い直すと、「イメージできないから間違えるんで、現地に行けば大丈夫!」と豪語していた。そのわりに、スペイン、バルセロナの路上で、「ここ、イタリアってさ・・・」を繰り返し、帰国したあとでも「この間行ったイタリアは・・・」と、ボケつづけていた、底知れない天然である)

彼女は「王家の紋章」にハマッてた。
私としては、ギリシャに行くのなら、ギリシャ神話でも読み直し、自分なりのイメージを持たないと個人旅行はできない。もしかして、エーゲ海クルーズとかになるとしても、やっぱり、歴史と文化のおおよそは頭に入れておきたい。
古代の歴史を、物語風にイメージするのに、とりあえず、マンガはいいかも。そう思って読み始めた。

1975年10月号から連載をはじめ、現在は51巻まで出ているらしい。去年はちょうど30周年だったんだって!
連載開始のころは、日本人はみんな白人コンプレックスがあって、金髪や青い目にあこがれていた。少女漫画のほとんどは外国を舞台にしていて、王女様やお金持ちの令嬢などが主人公の場合も多かった。

とにかく、30年間変わらぬテンションで書きつづけているというのはすごい。物語の中では、数年しか、時がたっていない。
現代に生まれた、金髪碧眼のアメリカ人の大富豪の令嬢、キャロル(この名前も、今となっては古臭い)は、惚れられ、崇められ、見込まれ、利用され、誘拐され、幽閉され、逃げ出したり、助け出されたり、を繰り返す。

エジプトのファラオ(王)、メンフィスと愛し合い、家族も友人も捨てて、現代から古代へタイムスリップしたキャロル。ナイルの女神(ハビ)の娘と謳われ、民衆にも慕われ、幸せな愛の生活を送れるはずが・・・
いまだに、波乱万丈。陰謀につぐ陰謀。果たして、作者が生きている間に、物語は完結を迎えるのだろうか・・・結末を知らずにあの世へ旅立ってしまう読者も、数多くいそうだなあ。
4/18(水) 掲示板のトラブルから② ネット社会の功罪
今回、ハンドルネーム「整形外科医」氏の投稿にビックリ仰天して、いろいろな友人や患者さんたちに、掲示板を読んでもらった。(貴重な時間をさいてもらって、本当にすみませんでした m( _ _ )m )

みんなで感想を述べ合って、それこそFBI捜査官なみに、彼のプロファイリング作りをした。
その詳細は、発表を控えるけど、結論を言おう。それは、「匿名の中傷メールのために浪費した時間と労力は、すべて無駄だった」ということだ。

私たち、ある年代以上の大人は、「世の中の人のほとんどが、真面目に生きているまともな人間である」ということを前提にして生きてきた。「目の前に現れた人間には、とりあえず、敬意を払う」のが常識だった。
苦情を言ってくる人がいたら、相手の話をきちんと聞き、どういう理由、どういう意図で、そういうことを言ってきたのかを真面目に考える。自分に非があったのかを振り返り、いろんな人に相談して、対処の仕方を考える。

電話での会話なら、声の調子で、相手がどういう人間かはだいたい想像がつく。直接、面と向かえば、もっと分かりやすい。そういうやり方でしか、人と人とがコミュニケーションを取れなかった時代には、それが人づき合いの常識だったし、それで充分機能していた。

だが、ネット社会では、そういう常識は通用しない。メールでは、顔も見えないし、声も聞けない。相手がどういう人間であるかを、判断するための材料がないのだ。匿名であれば、なおさらだ。

ネット社会を知っている若い人たちに言わせると、中傷など、怪しい書き込みは、「即、削除」が一番だ、ということだ。

複数のハンドルネームを使って、さも、その場で自分の意見が多数派であるように見せかける奴ら。チームを組んで押し寄せて、荒らしまわる奴ら。
もっとひどいのになると、あちこちの掲示板にURLを貼り付けて、「みんなでここに行って暴れようぜ」などと呼びかける奴らまでが、ネット社会にはウヨウヨしているらしい。

海を泳ぐ術と、川を泳ぐ術は、「泳ぐ」という点では同じだが、全く別種の注意が必要だ。
ホームページを開設して、いろいろな人と出会えて、すごく恩恵を受けている私だけど、泳ぎ方を間違えると、溺れる危険性もある。

これからは、ちょっとでも「怪しい」とか、「不快」とか思ったら、即、削除をさせてもらう。匿名の人間の「すべて」に敬意を払う、ということ自体が、大きな無駄だったということを、今回、身をもって体験したからだ。

知り合いのサイトの掲示板に行ってみたら、閉鎖、もしくは閉鎖状態のところがたくさんあった。前にはなかった「悪意ある中傷の禁止事項」などを、ものものしく書いてあるところもあった。
みんな、苦労してるんだなあ・・・

掲示板を開設して4年以上たつけど、今まで、ヘンな投稿がほとんどなかった、というのが不思議なくらいだった、ということなのかもしれない。
みんなの楽しい「掲示板サークル」を維持するためには、管理人には重大な責任があるんだね。これからは、気をつけよう。

もし、私の管理の手に負えなくなったら、掲示板を閉鎖するしかないのだけど、そんなことにならぬよう、私もがんばるけど、みなさんも協力してね!
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