12/22(土) |
テニスが楽しくなる秘訣は? |
テニスは足が命。コートの中を思うように動けると、たいていの球に追いつけるし、たとえ失敗しても、それほどめげずにいられる。
あまりに出来が悪いと、ストレス解消どころか、逆に、落ち込んで、ストレスの元になる。
6月にぎっくり腰で1週間寝込んだせいで、体力と筋力が落ちてしまったので、自分がどんどん下手になっていく感じで、「トシのせいで、上達は無理なのかなあ・・・」とか、テニスが悩みの種になっていた。
秋になって、決心した。週1回の運動では、体力がつかないのはあたり前。スポーツできる場所が見つかるまで、とりあえず、犬と一緒に走ろうと決めた。
最近は、ほとんど月・木がお休みなので、お天気のいい日は、ヴェルのお散歩のときに、野川の河川敷で走ることにした。他の人間や犬がいないときを狙って、リード(引き綱)をはずし、(自分だけ)走る。
地面を蹴って、からだを宙に浮かすのは、全身の筋肉を使う。ついでに腕をぐるぐる回したりすれば、肩こりにも効くカンジ。
ヴェルは小さなチワワなので、私が走り出すと、ぐーんと遅れてしまう。一生懸命に手足を動かし、必死になってついてくる。その必死さがかわいい。私は、同じところを、行ったり来たりしながら、ヴェルを待って、そして、走る。
今年のスクールは、今週で終わった。
水曜8時のメンバーは、みんなすごくいい人たちで、楽しい仲間。年末には、忘年会をやることになった。実は、飲み会の前に、コートを取って練習会をするのだけど、私は仕事なので、残念ながら練習はパス。
「テニススクールは人間関係がないから、楽だよ」と、ある患者さんに言われて始めたのだけれど、さすがに、人間関係ゼロだと、なんだか物足りないと思うようになった。
今年のゴールデンウィークぐらいから、ときどき飲み会をしたり、練習会をしたり、一緒に試合に出たりするようになった。気心が知れてくると、ミスをしても、サーブを失敗しても、あまり気にせずにいられるので、のびのびとプレーができる。
仲間ができると、テニスの楽しさは倍増だ。
今年から担当になったSコーチも、ベテランで、とても熱心に教えてくれる。私たちが上達するように、いろいろな工夫をしてくれている。 |
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12/15(土) |
高尾山の紅葉 |
今週の月曜に、電車で高尾山に行ってきた。
実は、その前の週に、車で高尾山に出かけ、渋滞にはまって、高尾山口手前2キロのところで引き返してきたのであった。
4キロ半の渋滞の中ほどまで行って、忍耐の限界が来た。ほとんど車が動かなかったので、Uターンする車の分だけしか、進んでいなかったのでは???
あとで新聞を読んで、ミシュランガイドに高尾山の紅葉が紹介されていたことを知った。京都、奈良と並ぶ、日本の三大紅葉の名所だって。そのため、高尾山に行く人が増えたらしい。特に、外人の割合が増えたとのこと。
ほんとかなあ・・・?
新潟から山形へ向かって山道を走るときの、世界が燃え上がっているかのようなすばらしい紅葉を見慣れた私。今まで、高尾山の紅葉なんて、ちっともきれいと思ったことがなかった。
もしかして、今までは、紅葉のシーズンを微妙にはずれていたのかなと思って、確かめに行きたくなったのだ。
ちょうど、友人が、田舎から出てきたお母さんを連れて高尾山に行くというので、私も同行させてもらった。
ところが、メインゲストのお母さんが、ケーブルの入口でリタイア。これ以上は、一歩も歩けない、乗り物にも乗りたくない、と言ったので、困ってしまった。
ここまで来て、引き返すのは、あまりにもばかばかしい。私ひとり、ヴェルと一緒にリフトに乗った。
バッグに入れたままのヴェルを横に乗せ、もし、暴れたら落ちるかも・・・と、ちょっと心配だったけど、ヴェルはおとなしくしてた。下りのリフトの女性に、「犬、怖がってない?」と聞かれた。ヴェルと一緒は楽しいよ。おそば屋さんとかには入れないけどね。
でも、紅葉はまあまあかな。外人だから、東北の山の中の、本当にすばらしい紅葉を見るチャンスはないのだろう。
ただ、東京の都心から電車ですぐ。気軽に行けるという利点は大きい。山全体を見渡せる景色がいいし、木々の真っ只中を、リフトに乗って、楽して自然を堪能できるのは、たしかに強みだ。 |
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12/1(土) |
[映]ビューティフル (タイプ3的笑顔?) |
「ビューティフル」は、ミスコンをめぐっての、女同士の友情や、足の引っぱり合いを描いた映画だ。男は「ひとり」も出てこない。
モナ(ミニー・ドライバー)は、子どもの頃から、ミス・アメリカになることを夢に見て、そのことだけにエネルギーを集中して生きてきた。必死にアルバイトをしてお金を稼ぎ、ミスコンに出つづけた。ある意味、まわり中の人間を踏みにじって。
友達はルビー(ジョーイ・ローレン・アダムス)たった一人だけ。ルビーは、モナの夢をかなえるために、ありとあらゆる協力を惜しまない。
モナが18歳で未婚の母になったときには、ヴァネッサ(ハリー・ケイト・イーゼンバーグ)を自分の娘として育て、3人で一緒に暮らしてきた。ミス・アメリカ・コンテストには、子どものいる女性は参加できないからだ。
老人ホームで介護の仕事をするルビーは、自殺した老人の殺人の疑いで拘留されてしまう。
それでもモナは、自分のことばかり考えてる。決して悪人ではないのだけど、愛情に恵まれない家庭に育った不幸を、ミス・アメリカになることで、大逆転しようと思っているのだ。
ヴァネッサは、大好きな優しい母がいなくなって、自分勝手なモナと二人だけになって、不幸のどん底だ。
モナは、タイプ3だろうな。目的のために、一心不乱に努力する。時には、手段を選ばない。優しい感情をその辺に置き忘れて、まわりの人たちに、悲しい思いや淋しい思いをさせても、それに気づかない。
美しくあるための努力たるや、すさまじいものがある。カメラに向かってにっこり笑うときの、満面の笑顔は、まさにタイプ3的だなと思った。あそこまで天真爛漫に演技されると、憎めない。
バルセロナの路上で、「ここイタリアってさ」と、のたまった私の友人もタイプ3で、ときどき、そっくりな笑顔をする。
監督はサリー・フィールド。若い頃から女優をやり続けて、監督になったり、プロデューサーになったりした人の作った映画は、すばらしいものが多い。今までの映画にない視点から描かれていて、新鮮な感じがする。
男社会の中で、道具の一つとして使われ続けた間に、ため込んだいろいろな思いを、一気に表現しているのだろうか?
子どもの頃、「サリー・フィールドに似ている」と言われて以来、彼女には、なんとなく関心を持っていた。大女優として尊敬され、気さくな人柄で愛されている彼女と、似ているといわれると、ちょっとうれしい。
「ミセスダウト」や、「ER」での、ちょっとハイパーな性格が似ている、とも言われるんだけど・・・、まあ、そうかもしれない。 |
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