2/13(水) |
岩鞍のミルキーウェイ |
昨日はお休みさせてもらって、群馬県の岩鞍スキー場へ行った。前日に大雪が降ったそうで、「今日は絶好のコンディションだよ」と言われた。
雪質は最高のパウダースノー。朝のうちは曇っていたが、昼ごろからどんどん晴れて、視界もよくなった。
太陽がさんさんとゲレンデにふりそそぎ、風もなくて暖かで、まさにスキー日和。晴れ男と晴れ女(私)が、2人もいたからね~。
岩鞍は広大なスキー場で、たくさんのコースがあり、レベルに応じて楽しめる。
私のお気に入りはミルキーウェイである。ゴンドラで昇り、山頂からぐるっと遠回りしてゆるやかに下る、全長2800mの長いコースである。
去年、何回か滑って、ミルキーウェイは克服したはずが、いざ山頂に立ってみたら、このすばらしい景色を前にして、足がすくんでしまった。
「先が見えない・・・」と内心おろおろ。下りはじめのこのあたりが、一番の急斜面なのである。
ゴンドラに中で、「大丈夫だよ」と励ましたほうの私が立ちすくんじゃっているのに、励まされたほうの初心者のあんずが、プルーク・ボーゲンですいすい下っていってるのが見えた。
・・・ちょっと落ち着いた・・・ |
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勇気をふりしぼって、斜滑降。ターンの練習開始だ。
けっこうな急斜面もあるのだが、途中に何ヶ所か、緩斜面があらわれ、ところどころで一息入れることができる。
ついに、ミルキーウェイを制覇かな? 景色を楽しみながら滑る余裕も持てた。 |
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昼食は、なんといっても「お祭り広場」である。
2種類の漬け物が食べ放題。メニューも豊富で、ビールやワインの種類も多くて、まるで居酒屋のよう。
常連のお客さんが話しかけてきたりして、和気藹々なところは山小屋みたいである。オススメだよ~。 |
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2/2(土) |
開業20周年だよ~ |
患者さんに領収書を書いて、「あれ!」と気がついた。今日は、開業記念日だ。ついに、20周年である。
「お祝いしようよ」とか、いろいろ話はあったけど、決断しないまま、あっという間に日にちがたち、予約も入りで、普通に仕事で終わっちゃった。
ちょっと、残念だったかなあ。
10周年のときは、自分にバリ島旅行をプレゼントしたのである。飛行機に乗る朝からインフルエンザにかかり、治るのに3日もかかったけど。
帰りの飛行機で、雲海から昇る朝日を見たのは、幸先がよかった。
この20年で、子どもたちはみな巣立った。
私が鍼灸師になるのを喜んでくれ、入学金を出してくれた父はとっくに他界。
「おまえは、またそうやって自分のことばっかり!」と私を責めた母は、老健に入って、私にリハビリされている。(笑)
開業当時はまだ「うつ」の名残りがあり、対人恐怖症でもあったけど、今では、すっかり元気で健全。打たれ強い女になっている。
開業するとき、私が持っていたのは、熱意と研究心だけ。お金は全然なくて、友人が寄ってたかって助けてくれた。
この治療室を見つけたのは、当時働いていた病院の付き添いさん。大家さんの知り合いだった。9月に新築したアパートの部屋が、1部屋だけ、12月になっても借り手がなかった。それがこの103号室である。
大家さん夫妻がとてもいい人で、「この部屋は、あなたに貸すために空いていたんですね」 「借りてくださると約束してくれれば、契約は来年でいいですよ」と言ってくれた。
植木に水をあげてくれたり、虫を取ってくれたり、待たせた患者さんに声をかけてくれたりと、ほんとうに親切にしてもらった。
ご主人は数年前に亡くなり、奥さんは遠くの病院に入院中で、2階は空き家になってしまった。淋しいかぎりである。
うちのシンボル、土星のロゴマークを描いてくれたのは漫画家のイラ姫。
「ロゴマークがいるでしょ」と言って、5分で描きあげた。すばらしいインスピレーションだよね。
彼女のつれあいは、グラフィック・デザイナーで、パンフレットや看板、問診表などのデザインをしてくれた。このホームページの看板を作ってくれたのも彼である。
名刺、診察券、回数券などは、印刷屋で働いていた友人が作ってくれた。(年賀状も彼女の作品である)
社長もいい人で、「余った紙でよければ」と格安にしてくれた。
看板も友人たちが作ってくれた。彼のデザインをもとに、印刷屋の彼女が形にし、台紙を作ってくれた。
看板屋で働いていたことのある友人が、台紙の上にカッティング・シートをのせ、細いカッターで見事にカットし、アクリルボードに貼り付けてくれた。
バイク仲間2人が、そこに透明ペイントをスプレーして、板に貼りつけ、杭を地面に打ち込んでくれた。
バスケの仲間に大工さんがいて、彼が間仕切りを作ってくれた。
病院の経理の人が、帳簿を作ってくれ、記入の仕方を教えてくれた。
業者に頼んだのはカーテンだけである。おかげで、最小限の費用で開業できた。みなさん、どうもありがとう!
いい友達やいい患者さんたちに恵まれて、私はほんとうに幸せ者だ。
友人たちは、私がいい治療をして、人のために役立つことをすると信じていたから手伝ってくれたのだと思う。
これからもがんばらなくちゃと、肝に銘じて、20周年の挨拶にします。
みなさん、どうぞよろしく!!! |
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1/27(日) |
落語初体験 |
雪の中、自転車で転んでいる人を何人か見かけて、「バカだなあ~」などと、上から目線でいた私なのに。。。
火曜日、インフルエンザで寝込んでいる先輩にお弁当を作ってあげた。出勤途中に届けようと、ちょっと慌てていた。
畑の真ん中の道を過ぎ、木立の間の細い路地を左カーブした瞬間に、ツルツル~っとバイクが滑った。
あれーっと思う間もなく、バイクが倒れ、地面に投げ出された。両手両膝をついて着地。バッグに入れたヴェルは、お腹の下でブラブラ揺れた。
バイクも私も泥まみれ。玄関先に食料を置いて、泥だらけのまま道路を走った。カッコ悪~い!これじゃあ、転んだことがバレバレだ。
前日にエアコンのタイマーをセットしに来なかったので、1時間ほど早めに到着したのが幸いだった。
たっぷり時間があったので、外でバイクの泥と、長靴の泥を洗い落とした。初ゴケだなあ。左のウィンカーと、ウィンドシールドにかすり傷がついていた。
グローブと、オーバーパンツと、ヴェルのバッグも洗った。暖房ガンガンかけるから、帰るまでには乾くだろうと、治療室のあちこちに吊るした。
「転んだの~?」と、患者さんにもばれた。
膝をちょっとすりむいたけど、着地したのが泥の中だったので、打撲もたいしたことなかった。ヴェルも無事だったし。
笑い話でおわってよかった。(^-^)~~
金曜日は落語に行った。初体験である。
私が落語なんてと、驚く人が多いと思うけど、82歳の患者さんの招待である。
腰痛と格闘中の、いつも前向きな素敵な女性。「そろそろ、2時間ぐらいは椅子に坐っていられそうだから」と。
動けなくなってから半年がかりだったけど、こういう人が治っていくんだよね。
治療中に、「調布で落語をやるそうだから、行こうと思うの」。「歌舞伎では見たことがあるけど、落語で聞くのは初めてだから」と彼女が言ったのがはじまり。
『死んだはずだよ、お富さん~』の歌や、『簀巻きにされて』とか、『切られ与三郎』とか、小耳に挟んだフレーズが次々にでてくる。
興味を引かれて、「えっ、それで?」「それで?」と話がはずんだ。
私の落語初体験は、「調布寄席 通し口演 ~お富与三郎~」
グリーンホールで行われ、2人の落語家が交代で口演をした。
まずは、林家正雀師匠の『発端・見染め』である。与三郎は大店のぼんぼんで、超美形の遊び人。お富はもと芸者で、地元の赤間親分の妾である。美男美女が出会い、恋に落ちて、親分の留守に密会をする。
次は、金原亭馬生師匠の『赤間の仕返し』である。
密会を親分に見つかって、与三郎は顔や身体を37ヶ所も切り刻まれる。お富は海に飛び込んで逃げ、死んだと思われていた。
3年後、橋の上で、バッタリ会った二人。お富は通りかかりの船に助けられ、また妾になっていた。
落語のはじめは、ちょっとパニック。落語は、耳だけで聞く物語である。一言もらさずに聞いて、自分の頭の中で、映像化しなければならない。
だけど、さすが、師匠たちはすごい。いつの間にか、語りに引き込まれ、時間のたつのを忘れてしまった。
ここでは、お富は、若くて美人で色っぽくて性悪な女として語られる。
『色男、金と力はなかりけり』と言われるが、与三郎は、美形を失い、何のとりえもない『ヒモ』な男として語られる。
あとでネットで調べたら、2人は実在の人物だったらしいが、ストーリーにはいろんなバージョンがあるんだって。
私の好みとしては、善男善女が登場するほのぼのコメディのほうがよかったなあ。あとで思い出して、いい気分になれるもんね~~ |
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1/20(日) |
雪かきで腰を痛めたけど・・・ |
今回の雪には、かなり迷惑をこうむったね~。
都会の暮らしは、雪に弱い。今年は寒さのせいで、なかなか雪が溶けなかった。
道路は渋滞。バイクにも乗れない。テニスにも行かれない。京王もニキシマも、テニスコートが使えない状態がつづいたから。
せっかく仕事がヒマだったのに、全豪オープンを見たり、買い物に出かけたり、掃除をしたりと、だらだらと過ごした。
お正月休みが忙しかったから、ちょうどいい休養になるはずだったのだけど・・・
今週は団地のゴミ捨て場の掃除当番だった。こんもり山になっている雪を見て、「これは片づけるしかないな」と思い、ちり取りで雪をすくった。
そばで雪かきをしていたお兄さんが、「私がやってあげますよ。シャベルの方が早いから」と、親切に手伝ってくれた。
だけど、当番だから、好意に甘えてばかりもいられない。いつも雪かきをしてくれたおじ様たちも、すっかりおじいさんになったり、亡くなったりしている。
そろそろ、世代交代をしなくちゃな・・・、などと公共心がムクムク。
ちょうどそこへ、自治会長が通りかかったので、シャベルを貸してもらった。
はじめてみたら、いい調子。そうだ、私は雪国で育って、子どもの頃はいつも雪遊びをしていた。シャベルの扱いは慣れたものである。
テニスができないから、筋トレ代わりに雪かきをするのもいいな。。。
夢中になってやっていたら、なんだか腰が痛くなってきた。それでもがんばってやっていたら、頭がぐらぐらして、脳の中で、ちっちゃな無数の星がはじけた。
「ヤバイ、限界だ」と悟って、中断。そこまでは、まあまあ。
自転車置き場の掃除もしなくちゃならない。
やっぱり、今回は、雪かきだよね。お昼過ぎ、雪が溶け出すのを待って、1階の人にシャベルを借りた。
氷を崩し、雪を捨てる。くり返すうちに、やっぱり腰に来た。
金曜日の朝、寝床で携帯をいじり、ニキシマのスクールが再開したことを知った。いそいで申し込み、立ち上がったら、「腰が伸びない!」
鏡の前で、立ったまま、カマヤミニをした。2時間ぐらいかけて、腰や臀部にお灸をしつづけた。身動きに支障はなくなったけど。。。
でも、テニスに行って、もしも悪化したら、そのあとの仕事ができなくなっちゃうかもしれないものね。残念ながら、スクールはキャンセルした。
仕事は普通にできたし、雪かきで痛めた分は治っていたのでホッとしたけど。。。
ただ、暮れぐらいから、少し、腰に違和感があったのである。
以前、「腰の回転」でぎっくり腰になったときの、腸骨稜から上前腸骨棘あたりに、軽い痛みが出はじめていた。
トップスピンのショットって、腰の回転を使うんだってね。
テニスにはまったことのある患者さんに、「教わったとおりに、ちゃんと打てているということですよ」と褒めてもらった。
土曜日の夜、ちょっと早めに、治療に来てもらった。
たくさん鍼を打ってもらい、かなり快調である。Sさん、いつもありがとう!
腰を回すと、可動域がかなり広がったのが分った。
トップスピンを可能にする頑丈な腰ができるまで、そこをメイン・ターゲットにして、徹底的に治療をしてもらおうと思う。
明日は10日ぶりのテニスである。この間に、そうとう筋力が落ちているはずだから、あまり無理をせずにやろうっと。 |
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1/6(日) |
わが家のおせち料理 |
年末年始はいつも大忙し。前の日記を見てみたら、どっかで1日、何もしない(できない)日をもうけていたのに、今回は動きっぱなしだった。
元日には恒例の家族の大集合。総勢9人がうちに集まった。
母も青樹に迎えに行った。車椅子は下に置いたまま、3階までの階段の往復は、力持ちの息子たちに抱っこで運んでもらった。
母を車椅子に乗せて、みんなで深大寺に初詣にも行った。
今日、母に、「お正月は楽しかった?」と聞いたら、「ちっとも」と答える。
「え、うちに来たとき、楽しくなかったの?」と聞いたら、「あ、あのこと?楽しかった」だって。喜んでくれて、よかった~。
年末年始は職員も手薄だし、リハビリもお休みだから、母の足はむくんで、ガチンガチンに固まって、歩けないぐらいになっていた。
念入りにリハビリをしたら、なんとか歩けるようになったので、ホッとした。
やっぱり、手をかけないと寝たきり一直線になるかもしれないんだね~。
今年のおせち料理のメニューを紹介しよう。
作ったものは、松前漬け、のっぺ、紅白なます、海老の塩焼き、赤大根の酢漬け、黒豆、黒大豆(塩味である)、芋団子、鶏の手羽もとのワイン煮、焼きおにぎり、などである。
かまぼこ、伊達巻、酢だこ、かには、買ったものを切って並べた。
のっぺ汁は、けんちん汁に似ている。
乾燥ホタテの貝柱と鰹節で出しをとり、干し椎茸、昆布、ごぼう、蓮根、里芋、人参、コンニャク、厚揚げ、ギンナンなど、根菜類がたっぷり入っている。
あらかた煮えた頃に、里芋を入れ忘れていたことに気づき、煮過ぎかな?と不安になる頃に、ぎんなんを入れ忘れたことに気づきで、ちょっとイマイチだった。
松前漬けは、30日にあわてて作ったので、元日にはまだ硬かったけど、評判は良かった。
数の子を水につけて塩出しをするのであるが、この加減に神経を使う。塩分が多いとしょっぱすぎるし、抜けすぎると、味も素っ気もなくなってしまう。
昆布とするめをハサミで細く切る。性格的にかなり太めになってしまうが。
テニス肘のころは、ハサミが使えず、手伝ってもらったなあ。。。
鍋にお酒を入れ、ガンガン煮立てると、火が出る。アルコール分を飛ばしたあと、砂糖と醤油を入れる。
冷めてから、数の子、昆布、するめと混ぜる。冷蔵庫に入れて、何度も取り出してはかき混ぜて、味を絡ませる。
味見をしながら、調味料を加えたり、出しを加えたり、煮切りみりんを加えたりと、毎年違う作り方になる。母にも、そんなふうなあいまいな教わり方をしたからね。
芋団子は私のアイデア料理である。自分は栗きんとんが好きじゃない。でも、作って欲しいとのリクエストがあって。
今年こそ、栗を買おうと決心したんだけど、いざ、売り場に行ってみると、添加物たっぷりの栗の甘煮を、どうしても買う気になれない。
それで、今年も、芋きんとんにすることにした。
レシピをネットで見ようと思ったら、パソコンの調子が悪い。
お菓子の本を開いてみたら、スイートポテトの作り方を見つけた。それをアレンジしたのである。
まず、サツマイモを丸ごと蒸かす。皮をとりのぞき、ポテトマッシャーでつぶす。熱いうちに、バターと、少量の砂糖、塩を入れて、つぶしながら混ぜ込む。一切れ余っていたクリームチーズも入れた。裏ごししなくてもなめらかに仕上がった。
けっこう硬くできたので、肉団子みたいに丸めて、芋団子にした。和風と洋風の中間の味で、母もたくさん食べてくれた。
2日には治療室の大掃除。3日、4日は、一族でスキー。5日は、1時間テニスをしたあと初仕事。今日も忙しかった。
明日はテニスクラブで、テニスのあと、夜は新年会だって。9、10はまたスキーに行こうかなと思っているんだけど。
無事に予定をクリアーできるかなあ。。なんだか本当に疲れちゃったなあ。。。 |
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