doseiみづ鍼灸室 by 未津良子(リョーコのブログ) 
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6/2(土) 「ソ、ラ」を合言葉にスマッシュ練習
2年前の夏、壁でスマッシュ練習をして以来、フォームが崩れ、打ち方を忘れてしまった。

去年の今頃、「やっと打てるようになった」とブログ(2017/6/14)に書いたんだけど・・・

ゲーム中は、1セットに1本ぐらいしか、スマッシュボールが来ない。
練習したくても、なかなか相手が見つけられない。
打てたり、打てなかったりで、曖昧なまま、とても、「打てる」とは言えない状態がつづいた。

この間、壁打ちの途中で、スマッシュ練習をしようと思い立った。

連続スマッシュはNG
ボールを地面に叩きつけなくちゃならないから、ラケットを「上から下に」に強打するクセがついてしまう。

ボールを高く上げて、1本ずつ、壁に向かって打つ練習をすることにした。
ネットのラインの上に当たれば、おおむねコートには入っているはず。。。

スマッシュを会得するには、まず、「打ち込む」というイメージを捨てることからはじまる。

高いところから落ちてくるボールを、「上から下」へ叩きつけようとすると、タイミングが合いにくいので、ミスや空振りの原因になってしまう。

上から落ちてくるボールは、下から迎えに行くほうがいい・・・、冷静に考えれば自明の理なのだが、骨身にしみるまで時間がかかった。

「力み」もNGである。
「打ち込む」イメージで力が入ると、身体が棒のようになって、ギクシャクしてしまう。

身体と腕が空に向かって、しなやかに伸びきったところでインパクトできれば、非力でもバッシ~ン!と、すごいボールが打てる。

やっぱり、ここは、合言葉を考えるのが一番である。
「空」に向かって打つのだから、合言葉を「ソ、ラ」にしてみた。

左手でボールを高く放り投げ、落ちてくるボールに向かって、「ソ」で構え、「ラ」で打ってみた。
「ラ」だと、ぜんぜん力が入らない。
言葉には言霊があるのである。

「ソ」と「ラ」の間に、時間がないときは、ボールが低すぎるとき。ハイボレーで打つボールである。

最近のアンチョコには、「高いボールはスマッシュ」「打てなければ、ハイボレー」「遠いボールはドライブボレー」と書いてあるんだよ。

さてさて、壁ではなんとなくいい感じになった。
でも、ゲーム中に「ソ、ラ」を応用するのは、まだまだ時間がかかりそう。
「いつ」来るのか、「どこ」に来るのか、「どういう」ボールが来るのか、バラバラなんだもの。

昔、プロの試合を解説していた神尾米さんが、「ボレーが下手な選手は、ほら、あんなふうに、高いボールを打とうとして、身体が上に伸び上がってしまうんですよ」と言っていた。

なるほど・・・、と肝に銘じていても、実際に高いボールが来ると、どうしても身体が泳いで宙に浮いてしまう。

ゲーム中に「ソ、ラ」だけだと、よたよたと、ボールに合わせるだけで精一杯。
「ソ、ラ」の前に「ファ」を入れて、「ファ」で構えて、「ソ」でラケットを担いで、「ラ」で打つようにしてみようかな・・・

下手な人は、まずラケットが出て、とりあえずボールに当たる=いいボールは打てない。
そのうえ、カッコ悪い。

上手な人は、ストロークでもボレーでもスマッシュでも、まず構えて、それからボールをインパクトしている。
カッコいいし、ボールもいい。

「構え」の重要性には、去年ぐらいに気づいたんだけど、「気づく」と「やれる」は別問題だからね~~

水曜日はテニスクラブの親睦会だった。ミックスの試合を、それぞれ25分間やる。
私は3連敗で、しかも、2-4、0-6、0-6という結果だった。

『これじゃあ、ビールが不味いよ・・・』と、とぼとぼと家に帰った。
雨予報なので、どうせ試合はないか、中断だろうと思ったので、車で行ったのである。
ゲージの中でバタバタしているティラを横目で見て、歩いて電車でテニスクラブに向かった。

なんと、黄色チームは2位だった。
メンバー表とドローを見て、最下位かなと、みんなであきらめていたのに。
私が強い男と当たって(負けて)あげたから、他のペアが勝てた・・・と思うことにして、パーティを楽しんだ。

自分のペアより、相手の男が優っていると、勝つのは難しい。「ミックスは男で決まる」とみんなが言う。
でも、女性が前衛で活躍すると、勝機が生まれる。
私は前衛では「カカシ」だから、何の役にも立たないのである。

スマッシュと合わせて、前衛の動きをモノにするのも、今の課題である。
5/22(火) 「アスリートの身体」と賞賛された!
先週、とても暑い日に、土方焼けを解消しようと、タンクトップにスコート姿でテニスに出かけた。

テニスクラブの喫煙所で、「すごい!アスリートの身体ですね!筋肉以外、余分な肉がまったくついていませんね!」と、若い女性に声をかけられた。

私はびっくり。
「痩せてるからね~。欲しい肉もついてませんけど」と、ちょっと照れてしまった。

「ジムとか行って、筋トレをしているんですか?」と聞かれたので、
「筋トレは一切やらない主義なの。若い頃と違って、筋肉がつくのに時間がかかるのよ。へたに筋トレなんかすると、筋肉がつくより先に、壊してしまう可能性のほうが高いから」
と答えた。

ついでに、
「筋トレをして余分な筋肉がついてしまうと、身体が重くなってしまうでしょ。テニスに必要な筋肉は、テニスでつけるのが一番よ」
と付け加えた。

自分でも、かなりの筋肉がついたなあと思ってはいたけれど、傍から見てもそうなのか・・・と、大喜び。

「アスリートの身体」だなんて、そんな褒め言葉をもらう日が来るなんて、想像したこともなかった。
若い頃から細身で、なかなか筋肉がつかない体質で、どちらかといえば「華奢」に見られる体格だった。

いろんな人に自慢しまくった。
ここまで来るのは、ほんとうに大変だったんだもの。

クラッシックバレエをやっている患者さんが、
「体操の内村も同じことを言ってたのよ。体操に必要な筋肉は、体操でつける、って。体操以外、筋トレはいっさいやらないんだって」
と、感慨深そうに言った。

私はテニスクラブに入っているから、火曜日以外、毎日でもテニスに行けるという、恵まれた環境にある。
週に1回のバレエレッスンだと、筋トレにも工夫がいるね。

必要な筋肉だけ増強して、不必要な筋肉は極力つけない工夫。

スピードや俊敏性を要求されるスポーツは、身体が軽いことが必須条件である。
バイクや車、自転車のレーサーマシンも、いかに軽量化できるかが勝負の分かれ目になる。
体操やバレエは、「美しさ」も要求されるから、ムキムキはまずい。

テニスのときに、思いっきり走る・・・思いっきりジャンプする・・・すべてのショットを思いっきり打つ・・・、コートの上でそうやって筋肉をつけてきた。

自分の身体に無理な負荷をかけるから、当然、どこかを痛める。
痛めては治療し、また痛めては治療をする。治る過程で筋力がついていくのである。

サーブ練習も筋トレを兼ねていた。

右肩を痛めたおかげで、いきなり、サーブが安定してきている。
ラケットを振れる方向は一筋だけ。そのラインに合わせて、身体の各部を調整する。
まだ、多少のブレはあるけれど、それらがマッチングしてきた。

培ってきた筋力のおかげで、いい方向に向かっているのだけど・・・

また新しい課題を指摘された。

ひとりでサーブ練習をしていたら、おじさんがやって来た。
すごい剛速球サーブを打てる人で、スピンやスライスなど、回転系も打ち分けられる。きっちりとコースも狙える。
ときどき、一緒に練習するのである。

彼は最近、「トスの軌道」について、あらたな発見をしたのだそうだ。

「トスが自分に向かって落ちてきてるでしょ」と言うのである。
「向かってくるボールに、インパクトを合わせるのは難しい。ピッタリ合うときはいいけれど、なかなか合いにくい。それに気づいたんだよね」とつづけた。

「自分から逃げていく軌道でトスを上げると、遠ざかるボールを追いかけることになるから、インパクトを合わせやすい。フラットやスライスは、そのほうが安定する」のだそうだ。
「しかも、スピードも乗る」
「スピンサーブは、ボールが向かってくるほうが、ガツンと掴まえて打てるから、いい回転がかけられるんだけど」と言う。

ほらね。テニスクラブはジャンキーの巣である。
みなさん研究熱心で、それを私に教えてくれる人がたくさんいるのである。

同じように打っているつもりなのに、スライスがかかったり、スピンになったりと、バラつきがあるのは、トスの軌道とも関係があるのかも?

やれやれ、今度はトスか・・・
なかなかバイエルを卒業できないね~~

後から前へとトスを上げるには、どうしたらいいんだろう?

トスを上げた後、プロの左手は、太陽を手で受けるような形をしている。
私の左手は、どうしても指が屈曲して、空を掻くような形になってしまう。
前々から、なんか変だな、どうしたらいいんだろう?と不思議に思っていた。

ナダルのトスに注目してみたら、どうやら、腕の尺側の筋肉を使って上げているらしい。
私は、橈側の筋肉を使っているらしい。
手首が屈曲して、人差し指が跳ね上がっている。屈筋で上げていたんだね。

サーブを打つ右腕は、肩の後方にある伸筋(上腕三頭筋)を使う。
トスを上げる左腕も、伸筋を使うのかもしれない。

私はテニスはアマだけど、筋肉の構造についてはプロだから、どうしても理詰めになる。
理論と身体の動きがマッチすると、とても納得がいくのである。

明日から、試してみよう、っと。
いつまでも課題が尽きなくて、ほんとうにテニスは楽しいね~~(笑)
5/12(土) 久しぶりのラウンドロビンで4連敗
サーブの位置取りにはだいぶ慣れた。
打つ方に向かうのだから、ある意味、簡単である。
腰をひねるのは、上半身だけ横向きを作ればいいので、それもなんとかクリア。

ラケットを高く掲げて構えて、トスを上げると同時にラケットダウン。少し回して、左下から右上にラケットを振り上げていく。

・・・ここまでは、なんとかできるようになった。

右肩は後側に違和感がでるので、テーピングは肩の後面、上腕三頭筋に貼ってみた。(
1と2は、同じ筋肉上でつながりがある。
長いテープは難しいので、短いほうが楽。必要なら重ねて貼れる。

上腕ニ頭筋にも貼ると、安定感が増す。(4)
上腕三頭筋(肩の後面)
1 肩甲骨の付け根から
2 肘頭をはさんで外側に
3 肘頭をはさんで内側に
上腕ニ頭筋
4 肩の前面
これらのテーピングは筋肉を保護してくれただけでなく、三頭筋で打つサーブの修正にも役立ったみたいである。

全体の流れも把握できていないし、足や腕や手首など、各部の動きの把握もまだだけど、とりあえず、なんとかゲームで入るようになった。

サーブの目途がたつまで、シングルスのラウンドロビンを延期しようと思っていたのだけど、サーブが打てそうだったので、延期の「理由」がなくなっちゃった。。。
腰痛もないし、とくに具合の悪いところもないんだもの。

ろくろく練習もしていない。
前回から半年もたったので、せっかく盛り上がった「やる気」が、どこかへ消えてしまっていた。
完全に「後ろ向き」の気持ちで、仕方なしに出たのである。

金曜日、朝9時にクラブに着いて、15分ほど壁打ちをした。

今回は4人ブロックで、結果は、1-6、0-6、3-6と3連敗だった。
3人とも上手だった。ストロークもまあまあスピードがあってミスがないし、甘いボールはきっちりと打ち込んでくる。

どうしたらいいのか迷いに迷って、途中でアンチョコを開いてはみたけれど、シングルスの攻略法については何も書かれていない。青ざめた。
準備不足もはなはだしいね~

今回のテーマは「サーブ」だった。
アンダーに日和らず、すべて上から、練習と同じサーブを打つことに決め、サーブ精神力を育てようと思ったのだ。
コースも回転もまちまちだったけど、ダブルフォルトは4試合で6回ぐらいだったから、ちょっと自信になった。

4位トーナメントを待っていたのだけど、他の2つが5人ブロックだし、試合の進行があまりにも遅くて、2時間ぐらい待つことになった。
あまりにヒマなので、他の人たちの試合をときどきのぞいてみた。

えんえんとラリーを打ち合っている。
双方ともミスなしなのだけど、甘いボールが来ても、ゆるくて深いボール打ち返し、またえんえんとラリーがつづく。

『なるほど、これがシコラーか!』と目うろこ、である。
何でも返す粘りのテニスを「シコる」と呼び、そうする人を「シコラー」と呼ぶのであるが、「シコラー」の真髄を見た気がした。

前回のシングルスでは、シコラーになることに決め、強い相手になんとか競った試合をしたんだけど・・・私には向かない、と思った。

私は飽きっぽいので、同じことをえんえんとやりつづける能力に欠けている。
いろんなアイデアが次々に沸いてきて、それを試さずにいられない性格なのだ。
アイデア・ウーマンなので、「アイウー」と呼ぼう・・・な~んちゃって。(笑)

シングルスは本当に難しい。
相手はこっちの嫌がるボールを打ってくる。走りながら、それを相手の嫌がるところに打ち返さなくちゃならない。

「アイウー」になるためには、多彩なショットをモノにする必要があるが、試合の中できっちりとコースを狙ってコントロールする能力が不可欠だ。
コントロールできなければ、組み立てもありえない。

先週の女子ダブルスで第一シードと戦ったときも、格の違いに愕然とした。
打つボール打つボール、すべてがコントロールされていて、ミスがない。
それがあって、はじめて、ダブルスのフォーメ-ションが有効になる。

この間、ものすごく上手な若めの男性とラリーをしたとき、えんえんとボールがつづいて、「まるで壁打ちみたいにボールが返ってきますね」と言われた。

ラリーがつながってホッとはしたんだけど、心の中では、満足していなかった。
相手コートの中には入ったけれど、思う所にコントロールできなかったのである。

シングルスでは威力のあるボールを打たないと、あっという間にコロコロ負けてしまう。
相手が嫌がるボールを打って、やっと競った試合ができる。それを去年実感したばかりである。

でも、「勝つ」ためには、威力+コントロール力が大前提で、それからやっと「戦術」や「組み立て」があるのだと気づいた。

4位トーナメントは、ミスだらけのポッコンボールの女性に苦戦して、4-6で負けちゃった。。。

まだまだ、その程度のレベルなのであるが、目標をあらたにがんばろう!
5/2(水) サーブ変更中に市民大会の女ダブに初参加
去年の暮れに、サーブのバイエル卒業への道筋がやっと見えてきた・・・と報告したけれど、雪に雨にぎっくり腰と、思うようにテニスができない日がつづいた。

やっとサーブ練習を再開した頃には、サーブの完成形へのビジョンはどこかへ消えてしまっていた。

打っているうちに思い出せるだろうと、ガンガン練習していたら、右肩に痛みが出はじめた。
テーピングなしでは不安で打てない。

・・・右肩には古傷がたくさんある・・・

スクール時代に、強力なサーブを打とうとして痛めたのが肩の前方である。

力こぶのできる筋肉(上腕ニ頭筋)を使って、「上から下」に力づくで打とうとすると痛みが出るので、この軌道はNGである。

上腕三頭筋を使って「下から上」へ打つのが、サーブの王道である。
全身の筋肉の運動連鎖で打つので、すべてがピタリと合えば強烈だが、歯車が1つでも狂うとボロボロになる。

何年も「入れる」ことにすら苦労し、イップス(恐怖症)まで患ったのは、難しいサーブに取り組んでいたせいである。

野球のピッチングフォームと同じ振りの「70番」は、「お気に入り」と名づけたほど慣れた動きだったので、だんだんサーブが安定していった。

でも、ラケットを外から回して打ったせいで、1年で右肩の後方を痛めてしまい、この軌道もNGになった。

ラケットを担いで打つ「80番」と、回してから打つ「90番」を交互に練習したら、振りのばらつきがなくなった。
身体の「真後ろ~頭の真上」を通る、一筋の軌道でしかラケットが走らないからである。

でも、右肩に過負荷がかかっていたことには気づいていて、モノにするか、その前に壊れるか、という不安を抱えていた。

そんなとき、Cさんにまたフォームを直された。
足を横=ベースラインと平行において、後ろ向きで始動していたのを、左足の爪先を打つ方向に向けるように、と言われたのである。

うっ・・・、景色が違う。
「ここは何処?私は誰?」状態である。
目印がなくなって、あたふた。新しい目印を見つけなくちゃならない。

その位置から、腰をひねってラケットを振り上げて打ったら、あれあれ?
身体の「後方~真上」から、「左後~右前方」へと、スイングの軌道が変り、腕が自然に振られていく。
右肩への負担はゼロである。

右肩のためには、またフォームを変えざるを得ない。
「正しいフォームは身体にいい」というのが、前々からの私の持論なのである。

どこに、どういう向きで立って、どういう角度で構えるか、いちいち考えなくちゃならないので、またゲーム中にサーブで苦労するようになった。

練習では入っても、ゲームになるとオーバーしてしまう。ビビッて打つから回転量が減る、それが原因である。

全部オーバーだから、1メートルぐらい後方からサーブを打ってみた。
でも、もっとビビッて縮こまると、ネットを越えてくれないので、時に裏目にでる。

この間、ゲーム中に前に戻して打ったら、2・3球で右肩に痛みが出てしまった。
やっぱり、後戻りはできないのである。

うちの患者さんで、有名コーチにプライベートレッスンを受けていた女性がいるんだけど、その話をしたら、「ベンチに向かって打て」とずっと言われつづけていたとのことである。

ネットの向こうにボールを送るというのに、ラケットは「左から右」に振る。
つまり、故障をくり返して、それしかできなくなった結果と、正しいスイングの軌道がいきなりマッチングしたのである。

「ラケットの軌道と、ボールの方向は違う」、そんなことはCさんに口がすっぱくなるほど教わってきたんだけど、「聞く」と「やる」は別世界なのである。

サーブのフォームの変更中に、調布市民大会の日がやって来た。
はじめての女子ダブルスの公式戦、しかも団体戦に誘われたのである。

チームは去年2部で優勝して、今年は1部なんだって。相手は強いから、「勝たなくていいのよ」とのこと。
とはいえ、初体験でいきなりの高いレベルである。
前日から、ものすごい緊張感で、心臓がバクバクしていた。

3チームでリーグ戦をして、1位が決勝トーナメントに出る。3位は2部に落ちるんだって・・・それも、前日に聞いた。

初対面のペアと、「はじめまして」と挨拶し、ぶっつけ本番で試合をした。

初戦は緊張感で、何も覚えていない。プレーは2割落ちで、思うように回転がかけられない。1-6で負けた。
「何度もジュースになったから、勝てたかもしれないのよ」と慰められたけど・・・、何も思い出せない。

チームとしては2勝1敗で、1部に残留ができた。

コートにはクラブの仲間が、あちこちにいて、みなさんがいろんなチームで出場していた。

応援に来ていたクラブの女性に、「もう、緊張しまくって」と言ったら、にっこり笑って、「大丈夫よ。実力以上のことは期待されていないんだから。いつも通りにやればいいのよ」と、優しく励ましてくれた。

彼女のおかげで気楽になれた。
2戦目は、落ち着いてプレーができた。サーブを除けば、しっかり回転をかけられた。
でも、相手は第一シード。去年の優勝チームだって。
実力の違いはあきらかで、あっという間に0-6で負けた。チームも3敗である。

シングルスの試合では、ようやく自分のテニスができるようになった段階。
女子のボールにやっと慣れたところである。
これで、ダブルスも一皮剥けてくれるといいね。

それしか選択肢のない最終軌道だから、サーブをモノにしなくちゃならないんだけど、残念ながら、右肩がまだ痛い。

肩だけじゃなく、右腕全体に疲労がたまっている。

連休前後のこの時期は、毎年、魔物に憑りつかれるので、用心、用心。
サーブ練習はしばらくお預けにしたほうがいいね~(笑)
4/22(日) 瀬波で温泉&海に沈む夕日を見た
スズメバチに刺された次の日の夜から、患部が猛然と痒くなりはじめた。

右足の甲に、直径5センチぐらいの範囲で、たくさんの小さな刺し傷が点在していた。
赤く盛り上がって、まるで無数の小さなダニに食われたようである。

虫刺されにはお灸が効くので、その日は糸状灸をして帰った。

毒素の混じった血液が噴出した穴が、私が自分でやった針(テルモの採血用穿刺針)の刺し傷、というのがちょっと笑える。

そんなにたくさん刺さなくてもよかったのかもしれないが、スズメバチの毒素が体内に残りよりはマシだった・・・と思うことにしよう。

裸足で歩くのには何の違和感もなかったけど、靴をはいて歩くときに困った。
足の甲が靴で圧迫されるので、皮膚の刺し傷が痛くなってくる。

集中力を欠いちゃうから、テニスはしばらく無理だろうな・・・
ちょうどよく、月・火は連休を取って、母の墓参りに行く予定だった。

あんずとヨッティを調布駅でピックアップし、高速に乗って新潟へ向かった。
クラッチを踏む左足が不快なので、半分以上をあんずに運転してもらった。

今回の宿泊先は汐美荘である。
部屋に荷物を置いて、とりあえず、左足を海につけることにした。
海水の治療効果を期待したのだが、日本海はしびれるように冷たくて、2・3回やって断念した。

汐美荘の温泉は素晴らしくよかった。露天風呂は源泉かけ流しだって。
海水成分が混じっているらしく、ちょっとしょっぱい。
比重が高くどろりとしていて、かすかに硫黄の匂いがした。

温かいお湯が傷跡にさらさらと触れて、痒いところを掻いてもらっているように至福の境地である。
これは効きそう・・・と、長々とお湯に浸かった。

夕日が沈む直前に、部屋のベランダから撮った写真である。
たいていは雲の中に沈んでいく夕日しか見られないのだけど、今回は、まあるい夕日が水平線に沈んでいく姿をばっちり堪能できた。

これは幸先がいいぞ~~
夕食がバイキングの日を選んだので、カニも含めて食べ放題で、他の料理も多種多様。
どれもこれも美味しいので、お腹がはちきれるほど食べてしまった。

何と言ってもお刺身が最高。7種類ぐらいあったかなあ。
こんなに美味しい刺身を食べたのははじめて!と、何回もお代わりしちゃった。

部屋に戻って、またすぐに露天風呂。次の日も朝早く起きて露天風呂。
いつもは1回しか入らない私だけど、皮膚の治療のためにがんばったのである。

翌日は、高校時代の友人に案内してもらって、まず、諸上寺公園へ行った。
山の上から海が一望できる。手前に並んでいるのが温泉街だ。
散りかかった桜がまだ残っていた。この奥には小さな湖があって、桜の名所として有名なのだそうだ。

友人はもと小学校教諭なので、草花に詳しいし、引率も上手である。
ここは曹洞宗の耕雲寺。なんと、1394年に建設された、古くて由緒ある寺院なんだって。
裏に広がる里山も探索した。

さんざん山歩きをしたけれど、足の傷はほとんど気にならなくなっていた。
温泉効果はバッチリだったね。

村上でラーメンを食べてから友人と別れ、新潟市の両親のお墓に直行。
山で摘んだ野の花や、落ちていた椿の花もそなえて、お墓を飾り立てた。

海風に吹かれながら、ふたり仲良く寄り添っているのだろう・・・と思いたいが、もしかしたら、相続の調停にやきもきしているかもしれないね。

翌日は雨だったので、おとなしく仕事をした。
足の甲の傷跡を調べたら、ズズメバチに刺された痕だけがクレーターになっていた。

痒みの残っている部位とともに、5ヶ所ぐらいに透熱灸をした。
ジュワッ、ジュワッ、とお灸の熱さがものすごい快感で、やめられない。

スズメバチの毒素は神経毒だそうだ。
切り傷など、神経が遮断されたときのお灸はほんとうに気持ちがいいのである。
ホントだよ~~

翌朝になったら、クレーターのところだけが水ぶくれになっていた。
血行が悪いと水ぶくれになる・・・というのがお灸の定理である。
他の刺し傷は、痒みも消えて、毒素の勢いは完全に沈静化していた。

木曜日、1週間ぶりにテニスに出かけたが、問題なく走れた。
結局、鍼灸治療と温泉で、スズメバチ騒動は一段落というところである。
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