doseiみづ鍼灸室 by 未津良子(リョーコのブログ) 
PC
ホーム
スマホ
ホーム
症例集
目次
新着
ブログ
カレンダー
金・銀
ナビ
症例
マップ
FAQ
質問
ティラの部屋
予約
トピック
ふろくの話
母の
カルテ
ヴェルの部屋
料金
ツボの取り方
雑談集
本&参考文献
お料理レシピ
当院の方針
プロフィール
鍼治療とは?
サイトマップ
アクセス
リョコちゃん
ストレッチ
リョコちゃん
ウォーク
Español
English
リョーコの手作りブログへようこそ!
6/21(水) 「タ、タ、タ~ン」のリズム
おとといは梅干を漬けてから、テニスに出かけた。

昨日は仕事が早く終ったので、自分の髪を切ってシャワーで流し、次にティラをトリミングしてお風呂に入れ、そのあと自分の髪をヘナで染めた。
大忙しだったけど、ティラはほんとうに、かわいくて聞き分けのいい子である。

今日は1日雨予報。でも、朝7時に目覚めたら、雨が降っていなくて道も乾いていた。
ティラのお散歩は今しかない、と思って外に出た。

時折小雨がパラついたけど、桜並木の葉っぱが傘の代わりをしてくれ、濡れずにすんだ。
木のあるところを選んで歩き、木のないところは抱っこで移動。
お散歩たくさんできて、良かったね~~

母が逝ってから3ヶ月たって、やっと介護疲れが抜けてきたみたいである。
最近だんだん、てきぱきと動けるようになったんだよ。

若い人たちとシングルスをやって、ライジング気味に早いタイミングでストロークを打てるようになりたい・・・などと思った。
途方もないことを考える私である。

ライジングが得意な伊達公子やジョコビッチは、ストロークのときに2段階のかけ声を使っている。
ボールが落ちた瞬間に「ハッ」、打つ瞬間に「ハ~」と声が2回聞こえてくるのである。
「ハッ、ハ~」のかけ声がライジングのコツかなあ?

ある本に、「ライジングは、『タ、タン』のリズムで打つ」と書かれてあった。

左手を意識できるように、ボールが落ちたときに「ヒ」と唱えてみることにした。
壁ではできる。練習でもなんとかできる。
でも、ゲームになると、とたんに調子が狂う。

私は走ってボールを追いかけるのだけど・・・

走れないおばさんは、サービスラインのちょっと後方、決していてはいけないと言われる「デッド・ゾーン」に留まってボールをさばく。

ベテランなので、足元の難しいボールにも合わせられるし、頭を越えるロブは、数歩下がってダイレクトで返す。
ほとんど動かずに対応できるけど、前に出てのボレーなど、攻撃力に劣る。
おばさん同士でえんえんとラリーがつづく。

この間、横でペアのおばさんを観察したら、すべてライジングで打っていた!すごい!

今の課題は、「自分の打点で打つ」ことなのだけど、それにはボールが来るのを「待って」、「呼び込んで」打たなくちゃならないという。
とくに、おばさんのゆるいボールほど、「待って」「呼び込んで」打たなくちゃならないらしいので、ライジングと矛盾してしまう。
でも、おばさんはライジングで打っている・・・?

すっかりこんがらがって、訳がわからなくなった。
とりあえず、ライジングは置いておいて、2段階作戦をつづけることにした。

ボールが落ちたときの「ヒ」だけでなく、(ちょっと恥ずかしいので、小声で)打つときに「ハ~」と声を出してみたら、ボールに勢いが出た。
「ヒ」に集中しすぎると、肝心のときに気が抜けるらしい。
打つ瞬間の「ハ~」のほうが重要なのだ。

「ヒ」をやめにした。
ゲーム中はどういうボールが来るか分からないので、フォームにあまり気を取られるのはまずい。
注意事項は少ないほうがいい。
とりあえず「ハッ、ハ~」でやってみたけど、やっぱり上手く行かない。

Cさんとゲームで組んで、実戦であれこれアドバイスしてもらった。
まだ呼び込めていないらしい。そのうえ、打つときに足が止まっているのだそうだ。

『こっちに来るな』と、予測して待てているときほどミスが多いのは、足が止まって、ただ「待って」いるのが原因らしいことは、以前から気づいていた。

そこで、かけ声をもうひとつ加えて、「タ、タ、タ~ン」のリズムにしてみた。

ボールが落ちるときに「ハ」、足を動かして「ハ」、打つときに「ハ~」と、3段階にしたのである。
ボレーのときは、相手が打つ瞬間に、最初の「ハ」でタイミングを取り、次の「ハ」で足を動かし、最後の「ハ~」で打ってみている。

ナダルの試合を見ていて、声に出さなくても、ボールが落ちた瞬間、呼吸を合わせていることに気がついた。
「ハッ、ハ~」は、タイミングをとるための呼吸法で、プロは自然にやれているらしい。
構えて打つためのコツなのかもしれない?

名づけて「3段階作戦」である。
ゲーム中はなかなか上手く行かないけど、この取り組みは無意味じゃないと、自分で自分を励ましている。
「セ・サ・ミ」のときも、しばらくは調子が狂ったけど、できるようになったもの。

他にも課題はたくさんある。
「自分のボールを見送らずに、相手を見る」のも難しいし、サーブのフォームも変更中だし。

・・・というわけで、日に日に黒くなっていってる私である。
6/14(水) またスマッシュが打てるようになった
久しぶりに症例集を更新した。
「症例51:かかとの痛み」だよ。読んでね~~

この頃やっとまたスマッシュが打てるようになった。
長い長いスランプから、やっと抜け出られたみたい。。。

スマッシュは4年前にCさんに教わって、すぐに打てるようになった。彼はほんとうに教え方が上手い。
自分でボールを高く放り上げて、ひとりでコートで練習もした。

ゲームで使えるようになるまで1年ぐらいかかったけど、筋肉ムキムキの男が力づくで打つよりもすごい、バコ~ンのスマッシュが打てたりしてたんだよ。

ところが、去年、サーブにスマッシュを応用してから、調子が狂いはじめた。

サーブは軸足が左で、止まっている状態で、自分で上げたトスを打つ。
でも、スマッシュの軸足は右。いろんなボールが飛んでくるから、移動しながらボールに合わせて打たなくちゃならない。

だんだんぐちゃぐちゃになったけど、まずはサーブの安定が先決だった。

去年の夏、クラブのおじさんに「みづさんは上から打つショットが苦手ですね」と言われた。
チャンスボールがくると焦ってしまうので、ボレーもスマッシュもミスが多く、自分でもそれが悩みだった。

ゲーム中はほとんどストロークの応酬なので、打つ機会がたくさんある。
練習でも、ラリーならヒフティヒフティで打ち合える。
でも、ボレーやスマッシュはボールを上げてもらわなくちゃならないので、お願いしにくい。

なので、壁打ちで練習することにした。
壁でのスマッシュは男の人たちがよくやっている。
壁の手前にボールを叩きつけると、壁の下方に当たってポワ~ンと高く弾んでくる。
スマッシュをまた壁の手前に打ち込む。
それをくり返して反復練習をする。

そしたら、どんどんダメになっていった。
ラケットにボールが当たらなくなった。ボールをまともにとらえることもできなくなって、スマッシュの打ち方を完璧に忘れてしまった。
壁の練習がアダになったような気がして、壁でのスマッシュ練習をやめた。

Dさんの練習会は、スマッシュもメニューに入っている。
苦労をしていた私に、いろんな人がアドバイスをしてくれた。
「もっと身体を横向きに」、「しっかりボールを見て」などなど、でもいくらがんばっても、当たりそこないになってしまう。

久しぶりにCさんにスマッシュを見てもらって、「ボールの下にラケットを当て、上に向かって打て」と言われ、えっ?と驚いた。そうだっけ?
それからやっと当たりそこないは減りはじめたけど、打てない状態はその後もつづいていた。

先週、昼日中に突然、鮮やかなイメージが頭の中で炸裂した。
腕がまっすぐ空に伸びて、全身がまっすぐ1本の棒になって、バシンとボールをインパクトして打ったスマッシュの映像が、いきなりフラッシュバックしたのだ。
まるで白昼夢のようだった。

それ以来、なぜか急に、何も考えずに自然に打てている自分がいた。

打てるようになってみて、壁での練習が元凶だったことがはっきりした。

非力なので、ボールを高く弾ませるのが難しい。
ラケットを上から下に思いっきり振って、強打で下に叩きつけなくちゃならない。
上から下に打ちつける変なクセがついてしまったのだ。

プロの試合を見ていると、スマッシュを「上から下」に打ち込んでいるように見えるけど、インパクトの瞬間は「下から上」なのだ。
上から落ちてくるボールを、上から下に打とうとしたら、タイミングが合わなくて当たり前なのである。
変なクセがついちゃうと、直すのに時間がかかるんだね~

苦労して打てるようになったショットって、ひとつひとつ積み重ねていくから、ひとつ忘れてもすぐに修正できる。
自然に打てていたショットは、できなくなると「白紙」になってしまう。

「ボールをしっかり見なくちゃいけないんだよね?」とCさんに聞いたとき、「あんまりボールを見すぎてもダメなんだよね・・・」という答えが返ってきた。
えっ?と、びっくり。でもそれは真実だった。

細かい注意事項を積み重ねて打てるようになるショットと、細部を忘れたほうがいいショットと、2通りあるのだろうか?

ある日突然、自然にできるようになった・・・、不思議である。
スマッシュが打てなくなってから、ほぼ1年近くもの、長い長い「混迷」のドロ沼だった。抜け出せたのが奇跡に思える。

スマッシュを取り戻したと同時に、チャンスボールのミスの原因もわかった。

決めようとして力んで打つときに、ボレーとスマッシュの中間のような、変なフォームで打ってしまっていた。

ゲーム中にスマッシュを使うボールは、ゆっくり構えて間に合うような、高い高いボールだけ。それ以外はすべてボレーのボールらしい。
そのことにやっと気づいて、最近は、ボレーのミスが減ってきている。

私が新しく発見したことって、実は100%、すでにCさんに言われていたこと・・・
というのがちょっと悲しいけれど、でも、ひとつのショットに100の注意事項があるんだもの。
時間がかかるのもしょうがないよね。

迷い道に入って、そこから自分でヒントを掴んでモノにしたことは、しっかり自分の中に定着できる。

それは「試合中に自分で修正できる」という強みになるから、ほんと、人生に無駄はないね~~(笑)
6/6(火) 「サーブ神経」が手首に届いた
月曜から金曜まで5連チャンでテニス。1日休んでまた2連チャンと、仕事の合間に過密なスケジュールで駆けずりまわった。

先週火曜日はテニスオフでシングルスの練習試合、水曜日はテニスクラブの親睦会と、精神的にもかなりハードだったけど、故障もなく無事にこなせた。
だいぶ体力が戻ってきたようで、やれやれである。

このところサーブはすべて65番で打ってきた。
スタンスを狭くして足はあまり動かさずに、トスを上げた左手は高く掲げたまま、下から上への体重移動でラケットを振る。

試合が入っているので、ここでフォームの変更はまずい。
まず安定させて、それから次のステップへ・・・、と考えたのである。

えんえんと65番で打っていたら、あれ?かなり安定してきた?
あまり不安に駆られずに打てるようになって、ダブルフォルトが激減した。

とりあえず、身体と腕の動きを、無意識の領域においてみたのである。
つまり、各部の動きに注意を払うのをやめてみたのだ。
そしたら、手首から先(インパクトの瞬間)に集中できるようになった。

「サーブ神経」が、やっと「手首」まで伸びた、ということかな。

腕の振り、手首の動きはまだイマイチ安定していないけど・・・

迷ったときは素振りをしてみる。オーバー気味なときは、後方から打つとかして、距離を伸ばす、あるいは、ボールの横をたたくようにして、回転量を増やす・・・etc...etc...

フォームじゃなくて、「小技」を使って微調整することにしたのである。

先週火曜日のテニスオフは、申し込んでくれたのが1人だけ。今回はちょい年下の女性だった。
20分練習してからシングルスの試合をやった。

軟式あがりの人なので、しっかりとストロークを打ってくる。
速すぎず遅すぎずの、私にとってはちょうど打ちやすいボールだったので、思うようにコントロールできて、ストロークのいい練習になった。

同年輩だと足が遅いので、決めのショットも、そんなにきわどいコースを狙う必要がない。
返ってくるボールにも、余裕をもって対処できる。
落ち着いて打ててる自分がいた。

若い人はよく走る。何でも追いつかれるので、チャンスボールを厳しいところに決めなくちゃと、あせってしまう。
慌てて打って半分ミス、ますます慌ててしまうという悪循環にはまっていたんだな・・・と気がついた。

「チャンスボール」が来ると慌ててしまう自分を、今までどうしようもなかった。
これは越えられない課題なんじゃないか・・・と悩んでいたんだけど、明るい兆しが見えてきたね。
返されることを恐れずに、トライ、またトライ。それしかないね~。

相手は回転系のサーブに慣れていないらしく、かなりミスってくれた。
サービスで優位に立てるなんて、はじめての体験である。

1セット目は余裕で6-2で勝ったんだけど、途中で熱中症になりかかった。
私にとっては初の猛暑。まだ身体が慣れていなかった。クラクラしてきて、心臓がバクバク音を立てた。

冷たいお茶をゴクゴク飲むと症状がおさまるので、1ポイントごとに水を飲む羽目になり、2セット目の途中で時間切れになった。

隣のコートに若い女性が2人いて、ときどきこっちを見物していたんだけど、終ったとたんに、「シングルス教えてください!」と声をかけてきた。
「え~、まだ駆け出しだよ~」と答えたんだけど、テニスオフのハンドルネームを聞かれた。

上手そうに見えたらしい?フォームやステップが「テニスらしく」なってきたのかもしれないね。
ちょっと自慢。(笑)

水曜日はテニスクラブの平日親睦会。
4チームで、前半・後半に分かれて、25分ずつの試合を3つやる。

クラブの先輩たちは、「親睦会は楽よ」と言うのだけど、私にとってはまだまだ試練の場。
どうしても緊張してしまう。

1試合目のペアは初対面の男性。前日のシングルス・モードが抜けなくて、なんでもかんでもハードヒットして、ミスを重ねた。
どんどん縮こまっていって、3-6で負けた。

2試合目からは心を入れ替えて、「つなぎ」に徹しているうちに、だんだん調子が上がっていった。
故障者の代理をたのまれたので、私は4試合やり、結果は3勝1敗。チームは2位だった。
緊張感の中、全力でがんばったので、デロデロに疲れ果てた。

自分のサーブのときは、『ナダルは1ポイントも無にしない』と心の中でつぶやきながらトスを上げた。
(かなり効果的な「おまじない」である)

不安に駆られたときは「素振り」をし、それでもダメそうなときはセカンドをアンダーにした。
アンダーはつづけると慣れられるけど、たまだと意表をつけるので、打ち込まれにくいし、こっちも一息つける。

イベントが終ったので、またサーブ練習を再開し、70番への移行に取り組んでいる。
サーブに威力を加えるためには、脚力を使うしかないもの。

ヒザを曲げると、身体が沈む。
ラケット・ダウンからインパクトまでの距離が長くなるので、同じ振りだとタイミングが合わなくなる。

「ファースト70番→セカンド65番」にしようとすると、どっちもダメになってしまう、その理由がわかった。

ヒザを使うサーブに移行するには、インパクトのタイミングを変える必要がある。
それにやっと気づいたところである。

ラケットを吊り上げる時間を長くして、振り抜く瞬間にインパクトできるようにしなくちゃならない?

試行錯誤はえんえんとつづいている・・・(笑)
5/28(日) 真向法の開脚で、おでこが床についた
ついに、ついに、開脚でおでこが床につくようになった!

高校からの友人に話したら、「え~、あんなに硬かったあんたが?」と、びっくり仰天された。
「私も、今からでも、できるようになるかなあ?」と聞かれた。

できる!できるよ~!
やれば誰でも必ずできるようになる。
あきらめたら「可能性」はゼロ・・・(笑)

私がストレッチをはじめたのは、2011年4月、6年前(55歳)のことである。

長年治療をしていると、いろんなことが見えてくる。
身体が曲がらなくて、自分で靴下がはけない、足の爪も切れないと、困っているお年寄りがたくさんいた。
心底、ゾ~ッとした。

80代で元気な人もいる。
前屈で肘まで床につく男性は、毎朝、自称「ヨガ真似」体操をしていた。
39歳から真向法をやっていた男性もいて、おでこがペタッと床につくという。
2人とも身体が若くて、前向きな暮らし方をしていた。
私も見習おうと心に誓った。

しかもその頃、テニスにはまりはじめていた。
どんなボールも追いかけたい。無茶してボールに飛びついても、怪我をしない身体になりたい。

反射神経は年を取っても衰えない。
衰えるのは柔軟性=「身のこなし」なのだ。
ストレッチは、望むようなテニスをするための必須アイテムでもあった。

あまりの忙しさに時間が取れず、犬の散歩中、野川の河川敷のハシゴ段に片足をかけて、立ったままでできるストレッチを考え出した。
(やり方は、「FAQ22: 360度ストレッチ」に書いてあるよ~)

ヴェルが逝ってしまい、もう犬のお散歩をする必要がなくなった。
食卓の上に座布団をつみ、その上に足をのせてストレッチをするようになった。

生まれつき身体が硬い。硬いとストレッチはつらいから、嫌いになる。
「朝ごはんはストレッチのあとで」と、自分に縛りをかけてつづけてきた。

お散歩がなくなってから、身体が「木」になっていった。
時間がない日は5分ぐらいで済ませられていたのに、はしょれなくなった。
ストレッチに30分以上かかるようになった。
いきなり身体を傾けると、バキッと壊れそうな感じがする。
あちらこちら、パキポキパキ、パキポキパキと音を立てながらほぐれていくんだもの。

去年の今頃のぎっくり腰のとき、両足をそろえての前屈時の痛みが最後まで残った。
片足ずつのストレッチには盲点があった、と気づいた。
それで、真向法を加えることにした。私流に180度やっている。

開脚で床までおでこが10センチのところまできていたが、ほとんど横ばい状態だった。

2月にティラが来て、状況が一変した。
30分、1時間、ゆっくりお散歩をしたあとにやると、ストレッチが痛くない。スイスイほぐれていくのである。
みるみる床に近づいていった。とは言ってもちょっとずつなんだけど、ついに、おでこが床につけられるようになったのである。

やった~!と大喜び。
まさかこんな日が来るなんて、若かった頃には想像もできなかった。

真向法の先輩に、「まず開脚からできるようになって、両足そろえては時間がかかる」と聞いていた。
あぐらは、ヒザが床にくっつくまでが大変なんだって。
床にぺたんと貼りつく日まで、これからもがんばるぞ~~

神様がつくった人間の身体。設計図どおりに動かさないと、歪みができる。
関節の可動域が狭まれば、筋肉の動きが制限される。
それぞれが本来の動きができなくなれば、もう完治は望めない。

ひとつの歪みがあちこちに波及するので、身体全体が歪んでいく。
「守り」に入り、「後向き」に暮らすようになり、老人体形へまっしぐらである。

逆に、「正しく」動かすことで、メインの患部だけでなく、全身のあちらこちらの歪みを矯正できる可能性もある。
(ストレッチについての考察は、「FAQ21: ストレッチの効果は?」に書いてあるから、読んでね~)

360度は、バレエのポーズをイメージしてやってきたんだけど、だんだん近寄ってきている。
鏡に映る自分の姿を見て、あれ?美しい?と自画自賛。
可動域が広がっていくのを楽しんでいる。

体力だけでなく、「身のこなし」がいいから、若い人とシングルスの試合ができるんだよ。
相手は若くても、キャリアは上。こっちは年寄りで駆け出しなんだから、負けるのは当たり前。
でも、技術で負けても、走りでは負けていない。

ストレッチに終点はない。やめたら、あっという間に逆戻り。
動ける間はやりつづけなくちゃね~~
5/21(日) 夜のシングルスで全敗
マドリードの決勝戦、ナダルVSティエム(オーストリアの23歳)の試合を見て、新たな発見をした。

ナダルが2005年にウィンブルドンに初出場したとき以来、私はずっと彼のファン。
放映された試合はほとんどすべて見てきた。
集中して見れるのはナダルの試合だけなのだもの。

今年になって、同じスペインのマジョルカ島の先輩、カルロス・モヤがコーチに加わって、戦い方があきらかに変化した。
大得意のヘビー・トップ・スピンにプラスして、多彩なショットを組み合わせるようになった。

ナダルは決して「あきらめない」男。
どんなボールも拾いに行き、走りに走って打ち返す。
テニスをはじめた頃から、そんなナダルを見習ってきて、クラブの人たちには「何でも返す」と言われているんだけど・・・

自分が試合に出るようになって、はじめて気がついた。
ナダルは「何でも返す」んじゃなく、「1ポイントも『無』にしない」男なのだ。

どんな局面でも、気を抜いて打ったりしない。「1ポイント」を取るために全力を尽くす。
「勝敗」以上に、その「1ポイント」に集中しているのだ。

私なんか、「自分がいいショットを打てればいいや」でやってきた。
練習のつもりで、行き当たりバッタリに打つ。
「数」が苦手なので、カウントをすぐ忘れてしまうし、ある意味、漫然と試合をやってきた。

「何でも返す」だけではダメなのだ。
狙って打たなければ、いつまでたっても進歩しない。
1ポイントへの執着心が私には欠けていた。

右肩を痛めて5日間テニスを休み、3日やってぎっくり腰になり、また1週間休む羽目になった。
再開して1週間、まだ体力も戻っていない。

そんなさ中、昨日の夜は、京王の練習試合、サタデー・ナイト・シングルスに出場した。
(ラウンドロビンの夜版である)

気が進まなかったけど、はじめてエントリーしたのが去年の7月なので、6月の試合が雨で中止になったら、払ったお金が無駄になる・・・(笑)

4時半ごろクラブに行ったが、なんだか腰が痛い。
ちょうどやってきたおじさんと40分ぐらい練習をしたら、とりあえず腰痛は落ち着いたけど、大丈夫かなあ・・・

夜ははじめての参加なので、心臓がドキドキ。慣れないことは緊張する。
暗いとボールも見えにくいし、体力にも自信がない。

6時に集合して、女子は5人ブロックが1つだけ。総当りで4試合やる。

1戦目は、15歳の本格派。試合前の練習でビビッた。
トップスピンが高く弾んで、届かない。サーブはドッカ~ンで、セカンドもきっちり回転をかけてくる。

最初の自分のサーブ、あまりにビビッて、ダブルフォルトを3つもやって落とした。

「相手を見る」とか、「1ポイントも無にしない」どころか、すごいショットに手も足も出ない。

クラブのおじさんに、「とんでもないのに当たったね」と通りすがりに声をかけられ、「相手にならないよ~」と笑いながら答えて、それでちょっと落ち着いた。

バック側に高く弾んだボールを、なんとか左手で返したら、相手がちょっと驚いて調子を崩した。
30-30が最高で、たまにはポイントが取れるようにはなったけど、0-6であっけなく負けた。

2戦目は30歳で左右両手打ち。なんでもかんでもすごい強打で打ち込んでくる。
ドロップショットとスライスで1回だけジュースになったのが最高で、(1戦目よりはマシだったけど)あっけなく0-6で負けた。

やりながら、あまりの惨めさに気落ちしそうになったけど、『とにかく、ひとつでも何かを掴んで帰るぞ』と、夜空に誓いながらがんばった。

3戦目も強打バッコ~ンだったけど、ときどきミスをしてくれる。
競ったゲームもあったけど、やっぱり0-6で負けた。

4戦目はまあまあ普通のショットを打つ人で、1ゲーム目を取れた。
勝てるかもしれない・・・と思ったけど、さんざんやられた強打が頭にこびりついていた。
短いボールを習いたてのドライブで打ち込む練習をした。
結果は1-6で負け、自分の初心者振りを思い知らされた。

昼間のラウンドロビンは、ダブルス専門ぽい人や普通のおばさんも出ているけど、昨日の夜はあまりにもレベルが高かった。

1戦目と2戦目の2人には、他の3人全員が0-6で負けていた。
最後のその2人の試合をチラ見したけど、すごいラリーがつづいていた。

結局、こっちのボールがイマイチだと、いいように強打で打ち込まれる。
強打対強打で、はじめてまともな試合になるんだね。

ラウンドロビンで全敗したときは、もうやめようか・・・とえらく落ち込んだけど、今回は何の感情も起こってこない。
素人で初心者であることを思い知らされたけど、それは事実だもの。

ときどき、相手を圧倒するようなストロークが返って行って、自分で自分に驚いたりもした。
(たまにはすごいボールが打てるようになったんだよ)

甘いボールをスライスで打ち込もうとして、2回失敗。
Cさんが言うように、ドライブで打っていて、決め球をスライスは難しいんだね。
短いボールをドライブで打つのは覚えたてなのだが、だいぶできるようになっている。
クラブのゲームでも打ちつづけ、自分のモノにしようと決心した。

途中で太ももの内転筋に痛みが出て、テーピングをしてゲームをしたんだけど、とりあえず故障なし。腰痛もOKだったみたい。
デロデロに疲れているけど、やる気はなくしていない。(笑)

やればやるほど、新しい課題が山積みになる・・・というのがテニスで、だからこそやめられないんだよね~。
日記 TOP
前の日付へさかのぼる