みづ鍼灸室 by 未津良子(リョーコのブログ) |
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| リョーコの手作りブログへようこそ! |
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| 2025/10/24(金) |
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久しぶりに雑談集を更新した。雑談9<あなたには憑いてる「キツネ」がいる?>である。
古来の人々は動物が人格を持っていて、人を化かしたり、恩返しをしたりすると信じていた。
昔民俗学の本で「狐憑き」の話を読んだことがある。
村人の誰かがうつ病になったり妄想を抱くようになると、「あの人には狐が憑いてる」となって、村人総出で踊りあかしてお祓いをしたそうだ。
それを読んだあと、何かに囚われ熱中し、全精力を注ぐ人には、その人なりの「キツネ」が憑いていると思うようになった。
私のまわりにも何人かいるし、マスコミに登場する学者や研究者、ものづくりの達人などがいる。
憑いている「キツネ」が原動力になって、全人生を懸けることになるのだ。
去年鍼灸学校の1年生が研修にやって来た。共同保育と消費者運動をやっていた仲間の娘さんで、3歳の頃からの知り合いだ。
東洋医学の勉強をしたくて学校に入ったそうだ。「人の役に立ちたい」という奉仕の精神もあって、勉強熱心で、いい鍼灸師になれる素質はあったけど、開業する「覚悟がない」と言っていた。
彼女には「ナオシタイギツネ」が憑いていないのだな・・・と思った。「キツネ」がいないと自営業は難しい。
私は目的志向型の人間なのだ。鍼灸のためにあらゆることを犠牲にしてきた。家族も友人も二の次で、自分の目的に熱中してきた。私には「治したい」という「キツネ」が憑いていたのだ。
「治療して欲しい」という患者さんがほんとうにありがたく、「なんとかして治そう」と全力を尽くす。探求することに夢中になり、達成感を味わうことが最高の生き甲斐になった。
この年になって過去を振り返って、ちょっと反省している。子どもたちや友人たちにもっとエネルギーを注ぐべきだったのではないだろうか?
後回しにしてきた人づきあいを再開しようと思っても、時すでに遅しの感がある。
母の介護で疎遠になり、コロナ禍で分断された人間関係を取り戻す余力が、自分になくなっているのだもの。
「キツネ」のことを書きはじめたら、想像以上に時間がかかった。
おまけにホームページビルダー22が思うように動いてくれず、対応するのにものすごい手間と時間がかかった。
おかげでブログの更新の間があいちゃったけど、読んでね~ |
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| 2025/10/8(水) |
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連鎖球菌(=溶連菌)との格闘で忙しかったというのに、パソコンのトラブルにも見舞われた。
ホームページビルダー22が使えなくなったのだ。起動した直後に強制終了になってしまう。
再起動をくり返したり、PCの電源を抜いてみたり、ネットで調べてみたりしたけど、お手上げ状態だった。
ホームページビルダーのプロパティを開いてみたら、セキュリティの項目に「不明なアカウント(S-1-5-21-5686・・・・・・・・)が登場していた。
それを検索窓に打ち込んだら、いろんなのが出てきた。
「ウィルスが原因ではない」「削除する必要はない」というのもあったし、「自分で削除すると正常に動かなくなる可能性がある」というのもあった。
そいつには「特殊なアクセス許可」にチェックマークがついていて、私のアクセス許可のチェックマークが外されていた。
とりあえずチェックマークを入れたら、無事に起動できたんだけど・・・
それも1日限りで、翌日にはそれでも起動できなくなっていた。
パソコンのCドライブのプロパティをのぞいてみたら、なんと!そこにも「不明なアカウント」が登場していて、「特殊なアクセス許可」にチェックマークがついていた。
ここからはプロにお願いするしかない。
Windows11の問題かもしれないので、まずDELLに問い合わせをすることにした。
自分のIDとかパスワードとか、あれこれ調べ直すのに一苦労、電話サポートにつながるまでがまた一苦労である。
親切な外人女性が電話に出て、「不明なアカウント」については知らないとのこと。他のアプリケーションが正常に動いているなら、ホームページビルダーだけの問題と思うとの答えだった。
ホームページビルダーはジャストシステムの製品である。
電話サポートの男性も親身に話を聞いてくれたけど、状況を理解してもらうのにけっこう時間がかかった。
遠隔操作で私のPCに入ってもらい、アプリケーションの設定をリセット(=初期状態に戻す)したら起動できるようになった。
なので今回の不具合は「不明なアカウント」とは無関係とのこと。
また同じ症状が出たときの用心に、やり方を教わってメモした。
初期設定に戻った環境を自分用に設定し直すのにも苦労した。3年以上も前にやったことなので、記憶がおぼろげである。
えらい神経を使って、やれやれ・・・と思ったのに、2日後にまた起動できなくなって、またアプリケーションの設定をリセットした。
自宅にある廃物同然のWin10を持って来て、照らし合わせながら環境を整えたのである。まだ捨てられないね~
ホームページビルダー23が発売されたので、買わせるために22の不具合を誘導したのではないか?とも疑ってしまう。
「不明なアカウント」 が今は無害でも、ある日突然に大暴走するかもしれない・・・ターミネーターやアイ・ロボットを思い出してしまう。
想像がふくらんで怖くなる。。。
削除したいならOSを再インストールするしかないと言われたけど、それには大変な手間がかかる。。。
パソコンやスマホのトラブルにはほんとうに困ってしまう。
仕組みも理解できず、実態も把握できないコンピューターに依存する生活は、グラグラする地面に立っているみたいで心もとないね~~ |
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| 2025/9/28(日) |
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とびひが一段落したので、今週は月・木・金とテニスに行った。
この5週間は完全なインドア人間で、外を歩くこともしなかった。筋力も落ちているし、自分に『テニスができる』という気もしなかったけど、まあまあの結果になった。
とにかく身体が軽かった。長い休養のおかげで溜まりたまった疲労が取れたらしく、いくらでも動ける感じだった。
はじめはマゴマゴしたけど、ダブルスはほぼ問題なしだった。とびひに気を取られて、力が抜けていたおかげもあるかもね。
用心にテニスは1時間ぐらい。暑いととびひが活性化するんだけど、そのあと温泉に直行したり、クラブハウスで石けんゴシゴシでシャワーをすると、意気消沈してくれる。
靴や靴下にこすれても飛び火しないことが分かったので、やれやれ、である。シングルスは徐々に筋力をつけながらの再開するつもり。
石けんを塗りたくるだけでとびひが意気消沈するのは、「アルカリ性」だからかな?と思っていた。
途中から、洗い布でゴシゴシこすって、細菌の巣を物理的に削り取ってみようと思い立った。
汗や垢などの汚れ、コロニーの残骸が連鎖球菌のエサになるのかもしれない?とも思った。
ゴシゴシこすりまくったら効果抜群で、コロニーがみるみる小さくなっていくのである。
温泉の効果も顕著である。
朝でも夜中でも、現代はいつでもシャワーができるけど、昔はそうはいかない。湯治場で治したのもうなづける。
お湯に浸かっているだけで良くなるので、なんとか週に3回ぐらい通っている。
3週間ぐらいは抗生物質の塗り薬を併用していたけど、始めの頃ほどの効果が感じられなくなった。もしかしたら耐性菌が育っているかもしれないと思って、止めてみた。
最初は不安だったけど、痒みを感じたときにすぐにキンカンを塗りたくると、即効性があって、とびひにならずにすむことが分かった。
朝晩のシャワーで全身ゴシゴシ・・・、こんなにも清潔な暮らしは生まれて初めてである。(笑)
まだまだ連鎖球菌が繁殖のチャンスを狙っている気配はあるけど、とりあえず攻略法を見つけられ、一段落である。
足のあちこちにはとびひの廃墟が点在しているけど、数カ月で消えてくれると思う。黄色ブドウ球菌の廃墟もきれいになったから。
うちの庭のガーベラはついに5輪も花が咲いた。 |
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| 干ばつの間は息も絶え絶えだったペンタスも元気に咲きはじめた。 |
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でも草取りは休止している。蚊に喰われると痒い部位が増える。なのでぜんぜんやる気が出ないのである。
とはいえ、犬の散歩もあるし、紫蘇の葉っぱを摘むだけでも、どっちにしろ喰われちゃうんだけどね。 |
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| 2025/9/14(日) |
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とびひはまだ治ってはいないんだけど、お灸の効かない連鎖球菌のことを書かなくちゃと、症例63「とびひ(+あせも)改2」を更新した。
石けんと抗生物質とキンカンで、とびひが沈静化したかな・・・と期待した翌朝、(ステロイドを使っていない)右足に白くて硬い水泡を見つけた。
6月の草取りでいろんな虫に刺されたあと、最初にできたとびひと同じ。卵のように硬くて、お灸をしても数週間も居座った奴である。 |
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まさに黄色ブドウ球菌と連鎖球菌がコラボした作品である。
お灸の熱も透らないし、硬く締まって居座るので、一番の難物なのだ。
不思議なのは、とびひの大発生がソックスの部分だけだということ。ステロイドに関係なく、ところどころにコラボ作品が現れてる。
4年前の大繁殖の傷跡が残っているのかもしれない。そのときの黄色ブドウ球菌の生き残りがたくさんいるのだろう。 |
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ソックス以外は数が少なくて、たまに小さな赤い丘疹が出来るだけ。大きくはならず、すぐに消えるものがほとんどである。
でも薄くなっても、見えなくなっても、まだ繁殖のチャンスを狙っている気配がある。しぶといね~~ |
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ビーチサンダルの紐でこすれ、シーツでこすれと、あらたなとびひが発生する。
追いかけっこに限界を感じて温泉に行くことにした。古いものはみるみる沈静化するし、新しいのも意気消沈する感じである。
今週は月・火・水・金と4日も通った。抗生物質とキンカンの出番が減って、手間がはぶける。
稲城の温泉「季乃彩」は治療室からは片道6キロ。自宅近くの温泉より広々として解放感があるので、ついに回数券を買ったんだよ。
3カ月近くも雨が降らず、うちの庭は悲惨なことになっている。がんばっていたゴールドマムもついに花が小さくなり、葉っぱが紫色に変色した。
ジニア(日日草)だけが元気に大きくなっている。
(まわりにあるのは青じそである) |
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久しぶりの雨のあと、ガーベラの花が咲いているのを見つけた。
日照りの間はずっと、地面に広がった葉っぱがしおれていたというのに、雨で一気に生き生きと元気を盛り返した。
花はちょっといびつだけど、3輪も咲いたのである。2カ月ぶりである。 |
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ガーベラは水をやり過ぎると根腐れを起こすとのことで、日照りに強いらしい。水やりできない私にピッタリの花なのだ。
来年はガーベラをたくさん植えようと思っている。 |
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| 2025/9/7(日) |
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1カ月前、ぎっくり腰の直後にティラの散歩に出かけたときのこと。<→2025/8/8>
靴にこすれて痛いな・・・と思ったけど、ディアドラの一体型シューズなのでどうしようもない。30分歩いただけで、直径1センチの巨大なとびひに成長した。 |
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今年の水泡は硬いなあ・・・と思っていた。
6月に草取りで虫に刺されて腕にとびひができたんだけど、お灸をしても茶色く固まって、2週間以上も消えてくれなかったのだ。<→2025/7/6>
左足のとびひも水泡が茶色く固まるだけで、縮みそうな気配もない。 |
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火傷にならないように「痒みが止まる」のを目安にお灸をつづけたけど、でっかいカサブタになってしまった。
いつものテニスシューズには当たらなかったのだけど、テニスをやっているうちに、2週間後、靴下にこすれて「飛び火」した。 |
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お灸の熱が透らないのは分厚いカサブタのせいらしい。
中途半端に温まると、細菌が元気づくようだ。近隣の皮膚に広がって巨大化していくので、水泡を破くことにした。
前回には使わなかった抗生物質を併用することにした。
抗生物質を塗ると水泡が柔らかくなる。
でも薄くなって破れた水泡から漏れ出た汁が流れて、また飛び火してしまう。
4年前にステロイドを塗った左足だけでなく、右足にも飛び火してしまった。 |
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ここでやっとネットで調べ、「黄色ブドウ球菌と連鎖球菌が混合して感染することもある」という記述を見つけた。
今年のとびひは連鎖球菌が主役だったのである。
しかも「とびひにステロイドを使うと悪化する」と書かれたものも見つけた。免疫力を低下させるからだという。やっぱり!である。
「1日2回、石けんを泡立てて洗い流す」のが一番効果的と書かれたサイトもあった。
石けんで洗うと、あきらかに「とびひ」が意気消沈する。
石けんが効果的という理由は何なんだろう?と考えた。もしかしたら、連鎖球菌はアルカリ性に弱いのだろうか?
そういえばキンカンが効果があった。アンモニア水が主成分でアルカリ性だ。
『痒いな』と思ったらキンカンを塗る。スーッとして痒みがおさまる。また痒くなったらキンカンを。しつこくくり返していると、発疹ができにくいようなのだ。
小学生のとき、塀によじ登って遊んでいたら、目の前に蜂の巣があって、2か所も刺されてしまった。
「蜂に刺されたらアンモニア水を塗ると毒素が中和される」と読んだことがあった。
家に帰って薬箱をのぞいたら、キンカンにアンモニア水が含まれているのを発見。それ以来のファンなのである。
私の足を見て「子どもの頃全身に出来たんだけど、とびひだったのね」と言った友人がいた。
おばあちゃんと1カ月湯治場に行って治したそうだ。
試しに弱アルカリ性の温泉に入ってみたら、とびひの進行が止まった気がした。
(毎日温泉に・・・と思ったけど、行きそびれている)
うちの母は「とびひは海に行けば治る」と言っていたけど、なるほど、海水も弱アルカリ性なのだそうだ。
とびひは「伝染性膿痂疹」というのが正式名称だ。
黄色ブドウ球菌のとびひは「水泡性膿痂疹」で、子どもが罹ったときにほんとうに苦労した。薬を塗っても効果がなく、次々に全身に広がった。
イメージは蝶だ。軽やかにひらりひらりと飛んでいく。水泡が薄いので、すぐに潰れてどんどん広がっていく。
出来立ての水泡にお灸をすると、痒みが止まり、1日2日で消えてくれた。 |
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連鎖球菌のとびひは「痂皮性膿痂疹」でカサブタを形成する。子どもが罹ったとき、薬で治した記憶がある。
イメージはモグラだ。1週間も2週間もジーッと皮膚の下に潜んでいる。ジワリジワリと広がって、小さな赤い丘疹を作る。増殖すると天井にカサブタを作って隠れ潜む。
お灸の熱は届かないけど、アルカリ性に弱いらしい。 |
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そんなこんなで、日に何度も石けんで洗い、抗生物質を擦り込むという毎日がつづいている。
「痒い!」と思ったら、広範囲にキンカンを塗りたくる。しばらく痒みがおさまり、また痒くなったらまたキンカンを塗る。
数日すると、キンカンを塗りつづけた部位に1つ(または数個の)赤い丘疹が出現する。直径2ミリ程度でとどまって、カサブタにならずに持ちこたえている。
今朝はかなり楽だった。連鎖球菌の勢いが低下してきたらしく、痒みをあまり感じなくなった。
こんだけ広がったら抗生物質を飲まなくちゃならないのかもしれないのだけど、なんとか皮膚の治療だけで終わらせたいのである。 |
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