8月9日 |
木陰を選んで歩く |
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8月に入って、いきなりの猛暑になった。真昼のお散歩でも、桜並木の木陰のおかげでなんとかやれている。
太陽がギラギラ照りつけた水曜日、ティラは遊歩道の入り口で立ち止まったまま、しばらく動こうとしなかった。
右を見たり、左を見たり、えんえんと考え込んでいる。 |
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「どっちに行くの?」と声をかけたら、あわてて左方向に歩き出した。(進む方向はティラ任せなのである)
あれあれ、木陰の切れ間の手前で、自分からくるりとUターンしたよ!
家の前をずんずん通り過ぎて、橋を渡って、一番木陰の多い道に向かって歩いて行く。
いつもなら先へ先へと急ぐのに、ゆっくり匂いを嗅いでいる。そしてまた、木陰の切れ目の手前で、自分からくるりとUターン!
歩いた距離は短いけれど、お散歩の所要時間はいつもと同じ。涼しい道を選んでのんびり歩く戦法をとったのである。
次の日は雲が多くて、日向の日差しはさほど厳しくなかった。Uターンを拒絶して、えんえんと歩き回ったんだよ。
ティラも4歳になってやっと「暑い、涼しい」を理解できるようになった。どんどん利口になっていくね~~ |
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8月2日 |
自分でストレッチ |
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私がおふとんでストレッチをしていると、ティラがピトッと身体をくっつけてくる。期待されているので、空いてるほうの手を伸ばす。
撫でてあげると、ティラもモニョモニョ~っと身体を伸ばす。まるでオジギソウみたいに、触られるとストレッチをするのである。
体位を変えるたびに、ティラのほうに手を伸ばすのは面倒。
「リョータンは自分でストレッチしているんだから、ティラも自分でやれば~」なんて言いながら、ふたりでストレッチをやっていた。
ところがある日のこと、なんとティラが自力でストレッチをはじめたのである。 |
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ほらね、私はティラに手を触れていないでしょ。
私のほうを見ながら、身体をそらしはじめた。 |
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そこからモニョモニョ~っと体位を変えて、自分でストレッチをしたのである。
こう暑いと、ティラもそんなにくっついては来ない。
離れたところで、自分でもストレッチをしているのかなあ? |
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7月26日 |
「散歩」に反応 |
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木曜日の午前中は、雨がザーザー降った。ポプラもお休みだったので、久しぶりにスシローでブランチをすることにした。
ティラはお散歩なしのまま、食事の間は、車の中でお留守番になった。
帰り道、だんだん雨が小止みになっていった。
「家に着いたら、ティラの散歩はババアがやってくれよ」とポプラが言った。
私に抱かれて助手席の窓から外を見ていたティラが、くるりと向きを変えた。
運転中のポプラの肩に片手をかけて、両手もかけて、シッポをパタパタ振りはじめた。
「ほらね。あんたがキーワードを言ったから、ティラが期待しているよ」とポプラに言った。できない言葉は、私は絶対に発しない。
私の膝の上に立ち上がって、ぐらぐら揺れてもがんばって、ティラはポプラに両手をかけたまま、一心に彼を見つめつづけている。
う、かわいい!!!
でもティラを支えて両手がふさがっているので、写真が撮れなかった。 |
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代わりに、私のおふとんの横で、「お散歩まだかな・・・」と期待しているティラの写真を見せてあげるね。
「お散歩」を口に出したポプラが責任を取って、「このかわいさには負けるよな」と言いながら、帰ってすぐに散歩に行ってくれたんだよ。 |
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7月19日 |
おしっこ+鉄パイプ |
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ヴェルのときに気づいたんだけど、チワワはおしっこを舐めたがる。そしてティラもそうなんだよ。
葉っぱについたおしっこを舐めたい・・・という強い本能があるのだ。
チワワの生まれ故郷はメキシコで、高地で乾燥していて、ほとんど雨が降らない。草の葉についた朝露をなめて、水分補給をしたのではないかという仮説をたてたのである。
ヴェルはときどきスチールのゴミ箱を一心不乱に舐めていた。誰かが「鉄を舐めて、鉄分を補給している」と教えてくれた。
「おしっこ」+「鉄分」=「野川のスチールのパイプ」、である。
遊歩道の入り口に立っているスチールが、ティラが一番執着するポイントなんだよ。 |
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飼い主としては、とても不潔に感じられる。 |
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ティラは夢中になって、なかなか動こうとしない。仕方がないので、しばらくの間我慢する。
「ティラ~、スタスタだよ~」と言いながら、リードをピクピク引っぱると、ティラもあきらめてくれる。
おしっこを引っかけてから、立ち去るんだよ。 |
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7月12日 |
ポワロでトリミング |
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雨がつづいて不快だけど、ティラの散歩はなんとかやれている。
小雨のときは、桜並木が傘代わりになってくれるので、あまり濡れずにすむんだよ。
木曜日は断続的に雨がつづいた。
『やんだかな?』と外を見ると、ショボショボと小雨が降っている。
あきらめて違うことをはじめると、『あれ、晴れてる?』となり、『よし、テニスだ!』と思いたつと、いきなりザーッと来る。
晴れていればテニスに行ってしまう。仕事の日は帰りが遅くなる。雨の休日を逃したら、いつ時間ができるかわからない。
・・・というわけで、ティラの2回目のトリミングをすることにした。
ティラは一段とおとなしくなった。右を向かせても、左を向かせても、そのままじっ~としてくれるので、どんどんはかどった。
録画してあるポワロを見ながらやったんだけど、まだ途中なのに、刈るところがなくなっちゃうぐらいのスピードだった。
最後まで見ないと面倒なので、これでもか!とハサミを入れつづけた結果、ティラはほとんど丸刈りで、すっかり小さくなっちゃった。 |
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ほら、こんもり毛の山ができたよ~~ |
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かわいい写真を撮りたかったけど、ティラはなかなかこっちを向いてくれない。じっとしているのにあきちゃったらしい。 |
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お尻まわりのスッキリぶりが、ティラの「ガマン」の成果だよ~~ |
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7月5日 |
キャップでひとり遊び |
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カラン、カラカラ、コロコロ・・・と音がして、バタバタさわぐ音が聞こえてきた。
「何だろう?」とのぞきに行くと、ティラが畳の上で遊んでいた。
シッポをゆらゆらさせながら、小さなモノをくわえては投げ、足で転がし、またくわえて・・・と、とっても楽しそうである。
口にくわえておふとんに移動。そこでまたひとしきり遊んでいる。 |
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遊びにあきてポイしたあとで、拾いにいった。 |
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棒の先にはめこむ、ゴムのキャップのようだけど、ぜんぜん見覚えがない。どこから拾ってきたのだろう?
とっくの昔に、食べ物と遊ぶ物の区別がついている。食べちゃったりしないので、安心して見ていられるんだよ~~ |
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6月28日 |
扇風機は涼しい・・と気づく |
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真昼のお散歩から帰ってきた。
私はまずストレッチのつづきである。テーブルの上に座布団を重ねて、片足を上げて・・・
あれ、足元にティラがいた!
扇風機のまん前で、風にあたって涼んでいたんだよ。 |
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出かける前に居間にエアコンをいれてある。そこの扇風機は天井に向けてあって、ゆるゆると冷気をまわしている。
とりあえず、ビュービュー吹く風に当たったほうが涼しい!とティラは気づいたらしい。
いったん涼んでから、居間の畳の上に移動するんだよ。 |
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6月21日 |
スピッツのリクちゃん |
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野川には桜並木の木陰がある・・・とはいえ、お昼頃のお散歩では、他の犬にはめったに出会えない。
犬がいたとしても、遊んでくれるとは限らない。ティラも4歳なので、かなり学習している。
ちゃんと相手の様子を見計らってから、「遊ぼうよ!」のご挨拶をするようになったんだよ。 |
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スピッツのリクちゃんはまだ4ヶ月の「赤ちゃん」で、犬にも人にも懐っこい。 |
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嬉しそうに遊んだあとは、リクちゃんはちょっと一休み。地面に腹ばいになって、暖ならぬ「冷」を取っている。 |
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スピッツといえば弥七君(やっちゃん)である。同じような時間帯にお散歩をしていて、しかもフレンドリーという貴重な存在である。
「八七君を知ってます?」と聞いたら、「知ってます」とのこと。仲良しなのだそうだ。
彼よりひとまわり以上小さいんだけど、「まだまだ大きくなりますよ」と飼い主は自慢げである。
犬自慢はほんとうに心が温まる。(笑)
輝くように真っ白で、細い毛がふわふわで、スピッツはほんとうに美しい犬なのである。ふたりとも性格もいいしね~~ |
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6月14日 |
基地に入って『暑いよ』アピール |
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暑くなってくると、ティラが基地にこもる回数がふえる。「あれ、ティラはどこ?」と探しにいくと、私の机の下で見つけることが多くなった。
犬も子どもと同じく狭い場所が好きなんだろうなと思い、ティラの「基地」と名づけてあげたんだけど、寒いときには見向きもしないんだよ。
室温24.5度とかだと、エアコンをかけるかどうか迷う。人間的には、さほど暑くない気温だもの。 |
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写真を撮ろうとすると、すぐに飛び出してくるティラだけど、この日は出てこようとしなかった。
暑さがそうとうこたえているらしい。
湿度が70%だったりすると、毛皮を着た犬には暑すぎるのかも。。。 |
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友人に、「あら、犬は20度以下にしてあげないと」と言われた。
なので、人間はガマン、ガマン。室温25度以下、湿度60%以下を目安に、エアコンをかけることに決めた。
(私としては)ちょっと寒いぐらいにエアコンをかけてあげると、ティラは基地から出てくるのである。 |
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6月7日 |
あっ、こっちは帰り道! |
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自粛要請で野川に人があふれて以来、ティラは河川敷に下りたがらなくなった。
すでに河川敷は草ぼうぼうだし、日陰がないので暑い!
遊歩道には桜並木の木陰がつづくので、お昼頃の散歩にはちょうどいい。
というわけで朝(実は昼)のお散歩は、もっぱら遊歩道をぐるぐる回るコースを選んでいる。
なのでティラは、『この橋をこっちに曲がると帰り道』とか、『こっちへ行けば遠回り』とか、すっかり道を覚えてしまっている。
突然、ティラが立ち止まった。 |
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小さな頭を働かせて、ちょっと考え込んでいる様子。暑くてハアハアしているくせに、まだ帰りたくないらしい。 |
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ちょっと意地悪して、引っぱりっこをしてみた。時間の余裕があることに気づいているらしく、ティラは必死で踏ん張っている。
しょうがないね。じゃあ、もうひとつ橋を遠回り。。。
自粛でテニスができなかった間に、ティラの自己主張がレベルアップしていった。飼い主としてはちょっと嬉しくて、ちょっと誇らしい。
・・・今のところは、ね。(笑) |
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