7月8日 |
またまたトリミング |
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直射日光であぶられた車は、サウナのような暑さ。シュウシュウ湯気が立ちそうだ。
先週の真夏日に、長い舌をダラ~ンとたらして、ハァハァハァ・・・
暑さに耐えることしか考えられない状態だったヴェル。真昼に通勤するんだものな。
その夜、またトリミングをした。 |
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ほら、ばっちり、涼しげでしょ! 昨日までとは打って変わった、落ち着いた表情を見てちょうだい。
「1回で完璧」は難しい。
暑くなり始めの頃、最初のトリミングをしたのだけど、いまいちの出来上がりだった。
素人が梳きバサミでカットするんだから、そんなもんだろう。
1回目で全体をざっと切り、2回目で短く整えて、3回目に、根元に近いところから、ごっそり梳いてあげた。
耳のまわりのフワフワの飾り毛だけは残した。好みの姿に仕上げられるのが、自分で切るメリットだ。
床に新聞紙を広げて、「おいで!」と言うと、とりあえずバックするけどね。 |
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車の助手席では、いつもこうやって外を眺めているんだよ。 |
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7月19日 |
チワワのふんばり |
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黒い車は、熱を吸収する。去年、白い代車に乗ったときに、その違いがはっきりわかった。
うちの車は黒いので熱気ムンムンだ。まず、ドアを開けて熱を逃がし、すぐに窓は全開。窓をあけたまましばらく走る。
エアコンもつけて、冷風は全部ヴェルに向ける。
毛を切っても切っても、やっぱり、車の中は暑いみたいだ。 |
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車内が少し冷えはじめる頃には、もう治療室の駐車場に到着する。
真夏のアスファルトは、犬の肉球が火傷をすると聞いたので、日陰があるところまでは、抱っこで移動する。
そこからは、ヴェルとの引っぱりあいだ。気ままに、匂いを嗅ぎまわりたいヴェル。
治療室に着いたら、お散歩は終わりだもんね。
こんなふうに飼い主に逆らって、自己主張をしている犬って、チワワばっかり。 |
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他の犬はみんな、まじめに飼い主と一緒に歩いているというのに。
私の友人は、とても優しいので、完全にチワワの言いなりになってる。 |
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チワワに引きずられて歩き、どうしようもないときは抱っこで移動。お散歩していて知人に会うと、みんなに笑われるそうだ。
・・・私もときどき笑われてるけど・・・ |
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7月31日 |
犬ごはん② 野菜のスープ煮 |
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これは、ヴェルの「待ち」の顔。
私が台所に立って、料理をしているときや、そろそろお出かけのタイミング、というとき、はじめは期待のまなざしで、ピョンピョン跳ね回っているんだけど、そのうちにこんな表情になる。
ちょっとがっかりしたような、でも、とにかく「待つぞ」というかんじで、床に寝そべる。 |
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犬のための、簡単手作りメニューを紹介しよう。第1回目は、お肉と野菜のスープ煮である。
野菜はやっぱ、旬のものがいいよね。台所や冷蔵庫にころがっているもの、(ネギ類以外は)なんでも使ってしまおう。
青いもの(小松菜、ピーマン etc)、赤いもの(人参、かぼちゃ
etc)、白いもの(ナス、大根、キャベツ etc)を、バランスよく使う。
ヴェルはトリのモモ肉が一番好きみたいだが、ほかの肉でも喜んで食べる。私は、人間用と同じく、皮や脂肪は取りのぞく。
肉と野菜のほか、ジャガイモやサツマイモなどのイモ類、りんごなども使うこともある。
すべてを細かく切る。
というのは、ほとんど噛まずに、丸呑み同然なので、細かいほうが食べるのに時間がかかるからだ。その間、人間もゆっくり食べられるし、犬も満足感があるのではなかろうか?
なんといっても、一番栄養になるのは「種」である。米や小麦も「種」だし、大豆や芋も「種」だ。やがては芽を出し、成長していく。どの民族も、主食は種であることにお気づきだろうか?
野菜は、地の気をたっぷり吸って、天の気をたっぷり浴びて育つ。
野菜を食べるということは、自然の「気」エネルギーを、体内に取り入れることでもある。お肉は「ダシ」程度でOK.。
基本的に、「味」はつけない。「香り」をつける。
ヴェルは、作っているときから匂いに引かれて、挙動不審になったりする。
スープたっぷりにすると水分が取れるので、水を飲む量が減る。出来立ての具をスープごとお皿に入れ、ごはんと混ぜてリゾットにする。
たくさん作って小分けにし、タッパーなどで保存。2・3日分は冷蔵庫に。残りは冷凍する。
2回目からは電子レンジで温めてから、ごはんと混ぜる。きちんと火を通してから、冷ましてあげること。
ヴェルの反応は、出来立てのときのレベルから、かなり落ちる。
そこで、ピザ用のチーズをかけたり、ウズラの卵をまぜたりの工夫をする。人間用のおかずを少し刻んで混ぜてあげてもいい。
毎回、ちょっとづつ変化をつけてあげると、ヴェルはますます大喜びするんだよ。 |
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8月8日 |
赤ちゃん大好き |
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ヴェルは赤ちゃんが大好きだ。お散歩の途中、1・2歳の子を見かけると、立ち止まり、近づいていく。
この間、ベビーカーを押したお母さんの二人連れに出会った。1歳ぐらいの男の子が、ベビーカーの上でぐずっている。ヴェルは立ち止まって振り返り、赤ちゃんのほうを心配そうにジーッと見ている。
お母さんが「ほら、ワンワンだよ!」と声をかけたので、ヴェルを抱き上げて、赤ちゃんに触らせてあげた。
でも、歩き出してしばらくすると、やっぱりぐずりだす。そのたびにヴェルは立ち止まり、振り返って心配そうに赤ちゃんを見る。
映画やテレビの中で、赤ちゃんの泣き声がすると、必ず「ワン!」と吠えて、私の顔を見る。「赤ちゃんが泣いてるよ」と、教えてくれるのだ。
ヴェルが5歳のとき、ユーガ君が生まれた。
ユーガ君が泣くたびに、ワン!と吠えて、ママに知らせてくれたのだそうだ。
ユーガ君がハイハイをするようになると、ヴェルを追いかけ回して、背中の毛をごっそり抜いた。 檻に入っているヴェルに、おもちゃや絵本を投げつける。
車を乗りまわせるようになってからは、ヴェルの檻に、何度も何度も激突して大喜びしたらしい。 |
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あんまりエスカレートすると、さすがにヴェルも怒って、ユーガ君の手を噛んだ。でも、私の手を噛むときには本気だけど、ユーガ君には甘ガミだ。
ユーガ君が「お手!」と言っても、ヴェルは知らんふり。自分より小さいと思っているのだろう。
小さいから守ってあげてるし、ぶたれても甘ガミでたしなめるだけだし、余分な命令は無視するのだろうな。 |
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8月17日 |
ヴェルは雨男 |
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今年の夏は、気候が不安定だ。お天気と思っていても、急に黒雲がやってきて、ゴロゴロと遠雷が聞こえてくる。
朝から晩まで、1日中晴れという日はほとんどなかったのではないだろうか。
ヴェルは、本当に運が悪い犬である。
時間があいて、「さあ、お散歩」と外に出ると、とたんに、ポツポツ雨が降りはじめる。
ちょっとぐらいなら雨に濡れても、と思って歩き出すと、雨がどんどん強くなっていく。
そんなパターンが毎日、毎日続いた。 |
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ヴェルは雨男だったのだ。
日中は暑いので、夕方涼しくなってからじゃないと、長いお散歩には行けない。
まあ、ヴェルもこの猛暑で、相当体力消耗しているみたいだから、ちょうどいいのかもしれないけど。
ところで、ヴェルの背中、模様が変化しているのにお気づきだろうか?今年の夏に、毛を短く刈ったら、背中に黒いまだら模様がでていた。
犬は、年とともに、毛の色が変化していくらしいね。 |
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8月29日 |
犬ごはん③ お好み焼き |
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友人とお好み焼き屋に行ったら、定休日だった!
次の日、どうしても食べたくなって、「ひとりもんじゃ」をやった。
それで、ヴェルの晩ご飯はお好みホットケーキに決まり。ヴェルは小麦粉系が大好きなんだ。 |
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ボウルに水と卵と小麦粉を入れて、ちょっとかためにどろどろを作る。そこに、細かく刻んだ鶏肉とキャベツとピーマンを入れた。人参、じゃがいも、山芋などのすりおろしたものを入れてもいい。
1食分ずつ、バターで焼いて、細かくちぎってあげる。チーズをトッピングして焼いてもいい。 |
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ヴェルは、バターやチーズの香りが大好きなんだ。
多めに作って、冷蔵したり冷凍したりしておくと、時間のないときに便利だよ。 |
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9月3日 |
お疲れ犬 |
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テニススクールの練習試合のあとは、夜もバーベキュー・パーティで遅くなるので、ヴェルはあんずの家にお泊りしてきた。
あんずとヴェルは、性格が似ている。(ヴェルもタイプ2??)
どちらもかなりの甘えん坊。べったりベタベタ、人にまとわりつく。あんずはヴェルを抱っこしまくり、ヴェルはあんずを追いかけまわす。
触られ、撫でられ、抱っこされ、、、たぶん、ずぅ~~っと、いじられまくりだったに違いない。
日曜日の夜中に、家に帰ってきたときには、ぐったり疲れていた。 |
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いつもなら、ご飯の支度をしているときに、台所にやってきて、「ボクのごはんも、よろしく!」とアピールするのに、その夜は、来ない。
そういう時は、ご飯を上げても食べようとしない。食べすぎで胃腸が不調だと、何も食べないんだよね。
(そこは人間と違って、犬のえらいところだ。私なら、欲に負けて、飲んだり食ったりしちゃうのに・・・)
自分の分だけ用意して、食べ始めると、ヴェルが突然、足元にやってきて、「ワン!」と吠えた。
「ごはんをくれ」と言っているのだ。 |
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食べ終わったら、また寝そべって、死んだように眠りこけている。
私も、ヴェルのいない夜は、なかなか眠れず、睡眠不足だったので、ふたりでそろって、次の日の午後まで、えんえんと眠ってしまった。 |
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9月12日 |
甘え上手 |
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眠っているのかな?と思っていたら、目をパッチリあけたまま、期待のまなざしだった。
私が通るの、待ってたんだよね~~ |
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「おなか撫でて、おなか撫でて!」と言っているのかな?
写真をとろうとしたら、コロリンと、こっちを向いた。
こんな表情で見つめられたら、撫でてあげないわけにはいかない。
私が通ると、あおむけになって、そしたら、おなかを撫でてもらう・・・それがうちらの「お約束」。 |
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声をかけると、耳がピンと立つ。一生懸命、耳をすましているのだ。
言葉がどこまで通じるのかわからないけど、言葉と心のつながりを、ヴェルなりに理解しようと、がんばっているみたい。 |
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9月19日 |
トイレ・トラブル |
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もとの飼い主一家が遊びに来た。月に1回、ママにヴェルの爪を切ってもらっているのである。
大人たちがおしゃべりをしていると、お兄ちゃんが、「ウンチが落ちてるよ!」と、あわてて教えに来た。
「誰のだろう?」と行ってみると、部屋のまん中に、ヴェルのうんこが落ちていた。おまけに、踏まれたあとがある。
大きさからして、ヴェルの足跡ではない。妹のジュナちゃんが、ヴェルのうんこを踏み、家中を歩き回ったあとだったのである!
ヴェルには、時々、トイレのシートを裏返して、それをガチガチかじって遊ぶという癖があった。
一人でお留守番のときとか、私が寝ている間とかだった。
この前、その瞬間を目撃したので。「メーよ!トイレをかじっちゃ、ダメでしょ!」と、ヴェルを叱った。
ヴェルは、ものすごくしょぼくれて、それ以来、トイレでおしっこをしなくなってしまったのである。
排泄はほとんど外でするので、家の中のトイレはあまり使わないのであるが、雨の日や、外に出すのが遅くなったときなど、トイレでしてくれると、すごく便利。
でも、犬に、「おしっこやウンチはここでしていいけど、かじって遊ぶのはダメよ」という複雑な説得は不可能だ。
これがヴェルのトイレである。 |
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縁石や電柱に、背中を向けてうんこをする癖があったので、ブロックにシートをのせてみた。
これだと、うまい具合に、ブロックの上にうんこがのっかる。
前方にあるダンボールは、トイレガイド。ヴェルは、端っこで足を上げるので、おしっこが床に飛ぶ。こうすると、ちょうどまん中へんにおしっこがかかるという仕組み。
私が考案した優れものだった。
先週から、トイレを使わなくなったので、???と思っていたんだよね。
おしっこしに行くような顔で、元あんずの部屋へスタスタ行ったり、済ませた雰囲気の顔でスタスタ戻ってくるのを見て、「怪しいな?」とは思っていたんだ。
犬並みに、鼻をくんくん言わせて、部屋中を大探索。カーテンをトイレに使用していたことが判明した。
一回失敗したトイレ・トレーニングを、またやり直すのは大変なことらしい。
下の写真は、特別出演の、ユウガ君(4歳になったばかり)と、ジュナちゃん(1歳10ヶ月)だ。 |
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木の穴で、虫が蜜を集めているのを夢中で見つめ、ふたりで猫じゃらしで突っついているところ。
ヴェルのお散歩に、3人と1匹で行ったんだけど、わからんちんの1歳児と、犬の散歩は、超大変だった。
2時間も外にいて、移動したのはほんの一回り。 |
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その間、ヴェルは、ずっと立ちん坊。こ~んな顔で、ボーっとしてた。
文句も言わずに、耐えていたんだよ。偉い! |
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9月26日 |
遠回りの術 |
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ヴェルは、「遠回りの術」を会得した。
ヴェルの頭の中には、うち(または治療室)を中心に、半径200メートルぐらいの円が描かれているようなのだ。円の外へ、外へと行こうとする。
うちに帰る方向には、行かないようにがんばる。 |
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角を曲がると、いきなり立ち止まる。リードがピンとなる。
最近は、こんなふうに、いきなり腹ばいになって、抵抗をすることも覚えた。 |
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頭の中で、一生懸命、なにかを計算しているようだ。まずは、私との間で、精神的な綱引きが行われる。
私の目を見て、問うようなまなざしをしたあと、くるりと方向転換。
反対方向に、いそいで歩き出す。
遠くへ行くときのヴェルの足の、速いこと、速いこと!
時間のあるときは、ヴェルの言いなり。
ないときは、ぐいぐいリードを引いて、ヴェルがあきらめるまで、ずるずる引きずるように歩く。
あれこれかけ引きがいるんだよね。 |
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○ ○ 追記 ○ ○  |
追記・4 |
お散歩は特訓ではじまった |
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ヴェルの「お散歩たっぷり」生活がはじまったが、それはまさに特訓であった。
7年間、ほとんど外に出たことがないので、外気温の変化に弱い。
うちに来たのは、寒い寒い年末である。
おまけに、直前にパパがトリミングをした。「こ~んなに(山のような)毛を刈ったんだよ」と言われた。毛が短く、すっきりさっぱり。
かわいくはなってたけど、いかにも寒そうだった。
大喜びで出かけても、いざ地面に立ったたんに、寒さでブルブル震え、フリーズしてしまうこともしばしば。
洋服を着せたりもしたが、ヴェルは洋服がきらいだった。
Tシャツのような小さい服は、ほとんど無意味だった。全身をおおうような暖かい服を着せると、身動きもできずに固まってしまう。
そのうえ、筋力がない。体重は4.3キロもあり、ぷっくり膨れていた。手足はか細く、まるでシシャモのようだった。
風船に割り箸を突き刺したような体形だったのである。
犬だから外出は大好き。「お散歩だよ」と言うと、あわてて跳んでくる。
抱っこで階段を下りて、遊歩道にヴェルを置く。でも、人間のそばから離れようとしない。立ち止まったまま、じっと私を見上げる。
お散歩に出たことがないので、不安でたまらなかったんだろう。
私が歩き出すと、ヴェルもちょこちょこ歩き出す。はじめはリードがいらないほどだった。
歩きはじめても、冷たい風が吹きつけると、プルプル震えだし、その場に固まって、『抱っこ』をせがむ。
ちょっと歩くと、立ち止まり、『疲れた、抱っこ』と、私を見上げる。
家から遠いほうには行きたがらないが、帰り道は必死で歩くヴェル。
そこで、「抱っこで遠くへ」作戦がはじまった。
立ち止まったらヴェルを抱き上げ、ダウンジャケットの中にくるむ。抱っこして歩いたあと、ヴェルを下ろすと、帰りは一生懸命歩く。
毎日それをくり返して、ちょっとずつ距離を伸ばしていった。
ヴェルははじめは、野川の河川敷が大嫌いだった。
土の上を歩くのが怖かったのだろう。地面はデコボコだ。草も生えているし、小石もあるし、葉っぱや枝も落ちている。
アスファルトに慣れた足では、歩きにくかったのだろう。いろんな匂いがあって不安になったのかもしれない。
河川敷でヴェルを下ろすと、一目散に階段をめざして走って行き、駆け上がって逃げていく。その逃げ足の速いこと、速いこと。
私もあわてて走って追いかけ、ヴェルを連れ戻す。
ここでも、「抱っこで遠くへ」作戦だ。
途中に小さな川がある。土管から、雨水がゴーゴー流れてきて、水しぶきがあがっている。すごい音である。
どうしても橋を渡れず、1年ぐらいは抱っこで渡った。
特訓の甲斐あって、半年後には、2時間でも3時間でも、えんえんと歩けるようになっていた。
体重は3.7キロに。筋力がついて、手足も太く逞しくなり、もうシシャモには見えなくなった。
ちょうどその頃、私がぎっくり腰になった。仕事も家事も休まなかったけど、ヴェルを抱っこしての階段はつらい。とくに、仕事の帰りに買い物をしたときは、いつもの荷物のほかに、重い荷物がプラスされる。
小さなチワワには、うちの団地の階段は段差がきつい。でも、試しに階段に立たせてみたら、勢いをつけて、グイグイと自力で登っていった。それだけの筋力がついたのである。
おかげで半年ぐらいは、帰りは楽チンになった。
下れるようになったのはさらに1年半後。
帰りたくないときは、階段をくだって逃げ出してしまうので、結局、抱っこでのぼることになってしまったけど。。。
訓練と冒険を重ねて、ヴェルは「お散歩大好き犬」に変身した。
筋力と体力がつくにつれ、自信ができる。好奇心につられてもっと冒険をするようになる。意気揚々と歩く姿にはほんとうに惚れ惚れだった。
そうなると、もう帰りたがらない。なんとかして遠回りして、外にいる時間を長引かそうと、あれこれ知恵をしぼるようになった。
ヴェルとの綱引きは楽しかったなあ・・・
トイレの問題はそれほど長引かずに解決した。
言葉で話しても、叱ってみても、犬に対しては無駄である。家の中のどこでおしっこをしても決して叱らず、黙って始末をした。
1週間ぐらいたったとき、ヴェルが自分のトイレでおしっこをしているのを見つけた。今だ!と、すかさずほめた。
「ヴェルたん、えらいね~。トイレでおしっこして、えらいね~」と、思いっきりほめまくった。ヴェルはニッコリ(したと思う)。
それ以来、ちゃんと自分のトイレでするようになったんだよ~~ |
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こんなふうに、しょっちゅう振り返っては、私がいることを確認していた |
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updated: 2014/11/11 |
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