11/7(水) |
母のお誕生日 |
昨日は母の誕生日だった。とうとう80歳である。
雷雨の予報だったし、飛び入りの患者さんも来そうにない。仕事の合間に、母を買い物に連れ出すことにした。
ラッキーなことに、それほどひどい雨にはならず、午後にはほとんど止んでしまった。
青樹に行ったら、あれ? 母がいない?
なんと、窓の近くのテーブルで、お友達と一緒に、おやつを食べていたのである。まるで、普通の人のように、楽しそうにしていた。びっくり!
毎日お見舞いに通っている娘さんと、そのお母さん。そして、うちの母のお話ボランティアに通ってくれているSさんと、4人でおしゃべりしていた。
(実は、1/7のブログで紹介した、お母さんが褥創だった患者さんに、母のお話ボランティアをお願いしたのである。母1人子1人で、10年たっても、亡くなったお母さんが忘れられないSさんは、「自分のお母さんみたい」と言って、うちの母になついてくれ、2月からずっと、毎日(!)お見舞いに行ってくれているのである。
母の頭が、まだまだ良くなっていっているのは、Sさんのおかげと思っている。相性の合う人がいて、本当に良かった!ありがとう!)
昨日は、母の目がパッチリ開いて、表情も生き生きしていた。おまけに、にっこり笑っておしゃべりもした!バッチリ、お出かけ日和である。
母を買い物や食事に連れ出そうとするときは、母の状態じゃなく、私の都合に合わせちゃうので、たまたま調子が悪いと、悲惨なことになる。目を開けられずに眠ったままの日もあるし、足が立たない日もあるからね。
とりあえず、まずは、ROM訓練をしなくては。
週末、患者さんが立て込んで、病院に行く時間が取れなかったので、丸5日間もやっていない。だいぶ硬くなっていて、大変だった。
国領のイトーヨーカドーの駐車場は、雨に濡れずにお店に入ることができるので、オススメである。
車椅子に母を乗せ、店内をうろうろ。実用的なトレーナーを探した。
「これはどう?」と、あれこれ、母に合わせてみたけれど、返事がない。
すると、突然、「ちょっと後に戻って」と言われた。少しバックすると、黒地にステンドグラスのような色合いの、小さな蝶や花がちりばめられているジャケットを指さして、「あれが欲しい」と言う。
自分で洋服を選ぶ能力がまだ残っていたんだね。昔は洋裁をやっていたおしゃれな母。私は買い物が苦手なので、母が好みを言ってくれて、ほんとうに助かった。
洋服を数枚に、介護シューズも買った。
お祝いのケーキでも食べさせようと思っていたんだけど、のんびり買い物をしていたら、5時を過ぎてしまった。
「でも、喉が渇いてない?なにか飲みたい?たこ焼きとか食べる?」と聞くと、「お前が飲みなさい」と言う。
「私はいいよ」と言うと、「じゃあ、帰ろう。もう時間がないんだから」だって。
先週は、娘たちが来てくれた。私がROM訓練をしている間、みんなで大きな声で歌を歌った。そのあと、近くのレストランに車椅子を押して行った。
母は、「美味しい」と喜んで、一生懸命、ホットサンドを口に運んだ。途中で疲れちゃったので、のこりは私が食べさせてあげたんだけど。
いい誕生日ができてよかった。
このまま元気になってくれると嬉しいんだけど。。。 |
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10/28(日) |
ナダルのトーナメント欠場はつづく・・・ |
ラファエル・ナダルは、今年はもう、テニスの試合には出ないんだって。
とっても残念。
膝の故障で、全米からずっと欠場していた。新しいトーナメントが放映されるたびに、ナダルが出るかな?と期待して、一応、録画はしていたけど、彼が出ていないと、全然見る気になれない。他にも好きな選手はいるんだけど、集中力がでない。
すぐに消して、次を期待して、また録画予約をして。それをくり返していた。
そして、ついに、今年最後の2つのトーナメント、パリもロンドンも欠場する決心をしたんだって。最高レベルの試合でちゃんと戦える状態じゃないから、痛めた膝を治すまで、マジョルカ島でトレーニングをつづけるそうだ。
彼のフェイスブックを、ときどきチェックしているんだ。
ついでに、CNNのインタビューを見た。39分間、早口のスペイン語で、ナダルがしゃべっていた。
表情は暗い。そうだよね。でも、落胆の気持ちをおさえて、一生懸命に明るくふるまっていた。真面目で、シャイで、人のよさが伝わってくる。
ところどころしか聞き取れないのが残念。
やっぱり、ナダルは好きだなあ。超かわいい。早く復帰してね~~ |
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今日は、ヴェルが特別出演。いつもは「ヴェルの部屋」にだけ登場しているんだけどね。
見せたいのは、背景に写っているふすまである。きれいに張れているでしょう!
夜なので、色が暗く見えるね。実物は、もうちょっと明るい。淡い感じの、うす紫がかったパステルピンクってとこかな。 |
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10/21(日) |
はじめての自転車通勤 |
昨日は、自転車で出勤した。開業以来、はじめてである。
自転車に乗るのは、鍼灸学校に通っていたとき以来だから、なんと20数年ぶりである。
テニスクラブでは、テニスのあと、ラウンジで酒盛りをしている人たちが、たくさんいる。私はいつもバイクか車だし、帰りに母のリハビリに行かなくちゃならないし、それに、誰と飲むの~?という問題もあった。
『汗をかいたあとのビールは美味いだろうな・・・』とみんなを横目で見ながら、そそくさと立ち去る日々であった。
でも、最近、「たまには飲んでいきなよ~」と声をかけてくれる人がポツポツとあらわれて、とりあえず、バドミントンの先輩に自転車を借りた。
1年以上も雨ざらしになっていた自転車だけど、空気を入れたらタイヤもOK。後に荷台がないタイプなので、ホームセンターで、超ワイドな前カゴを買って、装着した。
ハンドルがまっすぐだし、サドルも高いし(下げようとしたけど、さび付いていて動かなかった)、乗れるかどうか心配だった。
でも、なんとか自転車に乗れ、久しぶりにしては、なかなか快適に走れた。
昨日は、調布市の花火大会。京王多摩川にあるテニスコートは、花火見物に絶好のロケーションだ。
正会員は、テニスの親睦試合をしてからパーティなのだけど、平日会員の私は、パーティだけの参加である。
花火のために、11時から仕事をし、夕方には終わるという変則パターンにした。
朝、自転車で治療室に来て、帰りはそのままクラブに直行した。
4時半からパーティで、5:50から開始の花火に合わせて、両手にビールを持って、19番コートで花火見物。
真っ暗な夜空に、色とりどりの花火が映えて、すばらしかったよ~。
そのあと、二次会でそば屋に行き、酔っ払い運転で帰宅した。
山中湖でのテニス合宿も、楽しかったよ~。
宿はイマイチだったなあ。合宿所みたいなところで。
でも、テニスコートは良かった。宿のすぐそばに、オムニ・コートが6面あって。他に、クレーコートもたくさんあったみたい。
3日間とも快晴で、宿からもコートからも、富士山がきれいに見えた。
行ってわかったのは、テニスをするなら、調布にいるほうがたくさんできる、ってこと。だって、みんな、京王テニスクラブの会員だから、朝から晩まで、いつでもテニスができるのだもの。
誰かが「あれは、テニスが目的じゃなくて、飲み会ですよ」と言ってたんだけど、納得。創立当時からの会員というおじ様たちがたくさんいて、同窓会的な雰囲気もあった。テニスをやっているので、70代なのに、とても『おじいさん』とは呼べない、元気な人たちだった。
初めての人たちと親睦試合があって、緊張したけど、まあまあな試合ができた。いろいろな女性たちと知り合えたし、収穫は大だった。
今週は、母を歯医者に連れて行ったりとか、いろいろあって忙しく、まだ旅の疲れが残っているよ。お酒も飲みすぎちゃったしね。
これからは、ほどほどにしよう・・・。(決心!) |
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10/11(木) |
ついに、ふすまの張替えが完了 |
やっと、ふすまの張替えが終わった。ふすま8枚、天袋のふすま9枚だもの。たくさんあって大変だったよ。
テニス肘が悪化したり、手首痛になったり、母の介護もあったしで、あしかけ3年もかかってしまった。
普段使わない4畳半は、押入れが外壁に面している。冬は、室内の温度と外気温の差が大きいため、結露して、湿気てしまう。中に入れたおふとんが、かび臭くなるという欠点があった。
だから、ふすまを撤去して、上は棚として使い、下はカーテンでおおい、扇風機やストーブなどを片づける場所にした。
そこの天袋のふすまは汚ないままで、そこだけ残っていたんだ。ついでに言えば、部屋の改装もほとんど進んでいない。
やっと取りかかったのが先月である。
部屋にブルーシートを敷き、その上に、はずしたふすまを置いて、時間のあるときにちょこちょこ作業をした。
まずは穴の補修。それが一番めんどうくさい。
穴をふさいだのはいいが、裏側の紙が劣化していて、びろびろになってしまった。今さら、新しい裏紙を買うのはもったいない。
そこで、思いついたのが、1枚余っていた、白いふすま紙である。最初に紙を選ぶときに、白にしようか、ピンクの雲の模様にしようか迷って、両方買ってあったんだ。ピンクとと白でリバーシブルにしておけば、模様替えのときに、応用がきく。
枠を取り付けて、天袋にはめたら、パタンと落ちてしまう。折れクギが妙に出っ張っていたので、おかしいなと思ったんだよね。
都営住宅の安普請。持ってきたふすまのサイズが合わないので、業者が強引に改造して、とりあえず立てかけておいたんだね。
ついに私も熟練して、ふすまの枠の構造がわかるようになった。もう一度、ハンマーでトンカンやって、もとどおりに枠をずらして装着した。
湿気を逃がすためには、すき間があるぐらいがちょうどいいのかもしれない。
でも、それで終わりではない。ふすま紙はあと3枚残っている。3年前に(練習をかねて)はじめて張り替えた、寝室の天袋のふすまを手直しすることにした。
(2009/10/21 「ふすまの張り替え」に、詳細が書いてあるよ)
やはり、裏紙が劣化していたので、きれいにはがして、その上から大き目に紙を切り、裏からぐるっとまわして、表の紙を抑え込んだ。裏表逆にして、天袋に装着。外から見てきれいなら、裏はどうでもいいよね。
これで、紙がはがれる心配もなくなった
残りは2枚。
3人の子どもたちがわんぱくしまくり、おまけに、私と娘のケンカもあって、ボロボロになっていたふすま達。捨てるふすまの部品を利用して、8枚のふすまを作ったのだけど、開け閉めのときに、ガタつくふすまが2枚あった。
2回目に張った押入れのふすまは、あまり損傷がないので、それをリバーシブルにして、仕切りのふすまと交換することにした。しょっちゅう開け閉めするふすまが、頑丈な方がいいものね。
ふすま紙も1枚残さず張り終え、補修用の紙もちょうど使いきり、糊も最後の一袋をすべて使い終わった。計算のできない私なのに、まったく無駄なく終われたのはすごい。
ブルーシートも片づけて、ふすまの材料もなくなって、すべて終わり。
やった~! 完成だ~! きれいなふすまに囲まれて、気持ちがいい!
・・・と大喜びの私だったが、ふとまわりを見回すと、インテリアのセンス、ゼロの部屋はそのままである。まだまだ先は長いなあ。
明日から3連休して、山中湖でのテニス・クラブの合宿に参加する予定である。
水土会という集まりがあって、そこの主催なんだって。私は、水曜も土曜も行ったことがないのだけれど、親睦会などで、いろいろな人と知り合っていたので、誘ってくれる人があったんだ。
よく知らない人たちと2泊3日も一緒に過ごすなんて、大丈夫かな?
でも、みんな大人だし、私ももう大人で、対人恐怖症もほとんど克服したみたいだから、チャレンジをしてみるのもいいよね。
どうしてもの患者さんがいたので、日曜日の夜は、いそいで帰って、夜だけ仕事をすることにした。合宿はお昼で終わりだから。
急に寒くなったこの時期に、金土日の3連休なんて、ちょっと贅沢すぎたね。
帰ってきたら、合宿の報告をするね~。 |
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10/6(土) |
食事時のミステリー ポワロとモンク |
帰りが夜中になるときは、ケーブルテレビを見ながら、ひとりで晩ご飯を食べる。
洋画は字幕を読まなければならないし、テニスの試合は、ずっとボールを目で追わなければならない。
テレビを注視しながら、お皿の料理を食べるのは、かなり難しい。
かといって、地上波はちっとも面白くない。
そこで思いついたのが、吹き替えのドラマである。テレビを見れる時間がまちまちなので、ケーブルのチューナーに録画しておくんだけど、すぐにたまっちゃうから、見るのに追われちゃうんだよね~。
最近の探偵モノや刑事モノなど、えぐい描写が多い。
『死体の爪に入っている肉片をDNA鑑定した結果』とか、『頭蓋骨に突き刺さったナイフの傷跡』とか、描写もえぐいけど、映像もえぐい。血まみれの死体がふつうに登場したりする。
人間関係もドロドロして、『恨み』だの、『嫉妬』だの、『殺意』だの、人間の悪感情を、えぐってえぐって、印象付けようとする。
食事どきに見るもんじゃないよね。じゃなくともイヤだけど。
ER(救急救命室)にもはまっていたけど、血しぶきが飛んだり、ゲロを吐いたりと、食事中には適さない。『これは血じゃなくて、赤い絵の具だ』とか、『ゲロじゃなくて、茶色い絵の具だ』とか、自分に言い聞かせなくちゃならない。
マイクル・クライトンが好きだし、仕事に役立つから、一応全部見たけどね。
刑事コロンボはよかったね~。でも、何度も見ちゃって、すっかり覚えちゃったから、この頃は、ポワロとモンクがお気に入りである。
「名探偵ポワロ」は、のどかでいいんだよ~。最近、一挙放送があったので、まとめて録画しておいて、その日の気分で、ときどき見ている。
アガサ・クリスティーの原作だけど、デビット・スーシェのポワロは、原作を越えて、独自の世界をつくりあげている。
自慢の口ひげを大切にしている、とってもおしゃれなポワロ。突き出た腹が示すとおり、美食家でもある。小男でずんぐりむっくり。いかにも神経質そうに、ちょこちょこと小股で歩き、「灰色の脳細胞」で、難事件を解決する。
ポワロのキャラが完璧なので、殺人シーンはさっと流す。
昔の風景や、建物、車、服装、上流社会の暮らしなど、かいま見れるのが楽しい。当時の人々の慣習や、考え方を知ることもできる。
友人のヘイスティングス大佐、ジャップ警部、アシスタントのミス・レモンなど、脇役たちがほのぼのしていて、いい味を出しているんだよね。
ただ、私は人の顔が覚えられないので、登場人物が多くなると、誰が誰やらわからなくなって、ストーリーを追うので精一杯。犯人探しは難しい。
「名探偵モンク」は、現代もので、ミステリーというよりコメディに近い。
シーズン1から一挙放送中で、月~金まで、毎日1話ずつ放映している。(今、シーズン2の途中あたりかな?)
モンク(トニー・シャルーブ)は、愛妻を自動車の爆破事故で亡くして以来、神経症がひどくなり、警察を休職中。捜査のアシスタントと、探偵業をしている。
彼は目で見たものをすべて記憶してしまう。些細な点が気になって、それが人生をややこしくしているのだけど、犯行現場のちょっとした違和感を見事にキャッチ。それを捜査に役立てている。
不潔恐怖症、高所恐怖症など、あらゆる恐怖症に悩まされているが、いざというときには、どぶの中に飛び込む勇気を奮い起こす。
モンクの奇行の描写が多いのが欠点だが、その分、気を抜いて見れる。なにかをやりながら見るのにちょうどいい。ストレッチやふすま張りをしながらでも見れる。
脇役たちもほのぼのしているしね。
ポワロとモンクはよく似ている。イケメンでもプレイボーイでもない。どっちかというとダサい男だけど、味がある。神経症的で、いろんな「こだわり」があり、観察力と記憶にすぐれている。
正義感が強くて、事件にとことんのめりこみ、細部にいたるまで調べ上げる。天才のひらめきと、職人的な緻密さの両方を持つ。
こういう人が、家族や友人として身近にいたら、けっこう問題と思う。愛や正義よりも、自分のこだわりを優先する人たちを何人も見たから。
でも、心は正常で情緒豊かで、でも神経症に苦しんでいる、そういう人も世の中にはきっといるんだろうね。 |
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