11/28(水) |
脾経の経穴、大包(脾の大絡)を再発見 |
先週土曜日はテニスクラブの親睦会だった。クリスマス会と忘年会を兼ねているのだが、11月に行われるのは、コートの都合らしい。
壁打ちして、サーブ練習して、しっかり準備して試合に臨もうと思い、がんばって早起きをした。ティラの散歩中にストレッチをしたら、ビキッと背中に痛みが走った。左右ともである。そのまま痛みが増していった。
自分の治療でほぼ全身を網羅しているんだけど、悲しいかな、背中の上半分にはどうしても手が届かない。ハリも打てないし、お灸もできない。
指圧やカマヤミニをしてくれる患者さんたちがいるんだけど、お互いに忙しくて、どうしてもタイミングが合わなかった。
左右とも、腕を動かしただけで、背中からわき腹まで、キーンと激しく痛むのである。どうしよう、これじゃあテニスは無理である。
身体の横、わきの下の下方に、大包(脾経)というツボがある。私の記憶では、「いろんな経絡に連結していて、一気に複数の経絡に効果を及ぼす」ことのできるツボ(経穴)という印象で、昔よく使っていた。
学生時代につくったあんちょこを見たら、「脾の大絡=陰陽を統率し、五臓を○○する」と書いてある。
○○のところは字も読めないし、詳細も忘れてしまった。
試しに、左右の大包にカマヤミニを1個ずつやってみた。あれあれ不思議。背中から胸にかけての長い長い痛みが、1つのツボで消えてしまった。肋間神経の痛みだったのかな?
やれやれ。一安心だが、やっぱり到着はぎりぎりになってしまった。
12時15分に受付に行ったら、「みづさんが時間に間に合うなんて、珍しい!」と笑われた。「11時に行って壁打ちをしようと思うと、この時間になっちゃうのよね~」と、こっちも笑いながら、自分で抽選のくじを引いた。
今回は青チームだったけど、大物はひとりもいない。ドローを見ると、おおよその見当がつく・・・
1戦目は5-2で勝った。戦力的にまあまあ順当といえるけど、私はかなりがんばったので、いい結果だったと思う。
2戦目は互角な相手で、接戦だったけど3-4で負けた。25分制じゃなく、最後までやれたら?というぐらい、いい試合だった。
3戦目は私がボロボロで、相手のおじさんのボールに翻弄されまくった。
ボールはそんなに強くもないし速くもないんだけど、にこにこ笑いながら、止まるスライス、曲がるスライス、伸びるボールに戻るボールと、いろいろなショットを打ち分けてくる。
もともとスライスが苦手なので、パニック状態になり、やっとボールに慣れはじめた頃には終わっていた。
相手が打つところをちゃんと見て、球種を予測できればいいのだけど、まだまだなのだ。
私のペアは、彼とは飲み仲間なので、さすがにちゃんと返していた。足も速くて身体能力も高いのだけど、サンデードライバーなので、ラリーがつづくと最後はミスになってしまう。
2人のラリーを横目で見ていて、ここは私がカットしないと・・・と思いつつも、前衛力がないので、結局何もできなかった。
あっけなく、1-6で負けちゃった。
青チームはビリなので賞品もなし。なんだか、ビールも美味しくないなあ・・・
前衛での動きもよく分からないし、ポーチに出るタイミングも分からない。ボレーのコントロール力もイマイチである。
前衛力を磨きたいものである。
自分で自分にハリを打つのに相当な時間を取られているが、その代わりに、ストレッチが簡単にすむようになってきた。
腰のほうは、ぎっくり腰の前より、格段に良くなっているんだよ~~ |
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11/18(日) |
105歳ミックスで2勝1敗、ブロック2位に |
14日水曜日は、テニスクラブ主催の「105歳ミックスダブルス」の試合があった。
2年前に1回だけ出たことがあるんだよ。
平日会員のための唯一の試合なのだが、外の試合に出ている人たちが出るようになって、レベルがぐ~んと上がってしまった。
当初からのメンバーはどんどん高齢化して、試合を楽しめなくなってしまった。
年々参加者が減っていき、今年は開催が危ぶまれた。
「故障者同士」なら気楽だろうと、手首が完治していないCさんと、リハビリ中の私と、「どっちかがちょっとでも具合が悪くなったら、その場で棄権」という約束で、締め切り直前に申し込んだのである。
エントリーはぎりぎりの8組。4チームずつ、2ブロックに分かれてのラウンドロビンになった。
私たちはAブロック。
他の3組は強いペアだし、こっちは故障者で、ろくろくペア練もしていない。
しかも私はまだ駆け出し。1勝も無理と思っていた。
1戦目の相手はA夫妻。上手だし、コンビもばっちり。
あっという間に2-5になった。
でも、先週のゲームのときCさんに、「5-2、4-1は『勝ち』じゃない。いくらでもひっくり返される」と、釘を刺されたばかりだった。
「2-5は負けじゃないんだよね」と言って、そこからぐいぐい追い上げていった。
だんだん試合に慣れて、相手のボールにも慣れていった。
途中で、『楽しい!』と思った。
上手な人たちとの競った試合なんて、普段はなかなかかチャンスがないんだもの。
『でも・・・、負けたら、そんなに楽しくないかも』とも思った。
勝って終わったら、「すごい楽しかった~!となるだろうけど、負けたら、楽しくなくなっちゃうかも・・・、そう思って、がんばったのである。
なんと6-6になり、タイブレークである。
ダブルスのタイブレークなんて経験がない。とっても複雑なんだよ。
考えるのはCさんにお任せして、一心不乱にボールを打った。
いきなり、「勝った!」という声がして、「え、いつの間に?」とびっくり。
まさかの1勝!すごい!信じられない・・・
なんと、1時間20分もの長い試合だった。どうりで見物人が多かったはずだ。
大勢がコートを取り囲んで、やんやと応援してくれた。
高校時代のバスケの試合は、ものすごい応援の中でやっていたので、ギャラリーが多いほうが乗れるのである。
2試合目、相手は試合に出ているベテランだ。
私はスピンしか打てないので、低く滑ってくるスライス系のボールが苦手だ。
やっと返したボールを、前衛がピシッと決めてくる。完璧である。
あっという間に、0-4になった。このまま0で負けるのかな・・・と思ったら、1-4になった。
さっきのセオリーを思い出し、『あれ、勝てるかも?』と気合が入った。
だんだん相手のボールに慣れていって、5-5まで追い上げた。
後半になって・・・スライスの低いボールは「膝を使って持ち上げる」んだった・・・と思い出し、やっと深く返せるようになったんだけど・・・
あっけなく、5-7で負けてしまった。
3試合目の相手の男はもとジャパンで、めちゃくちゃ強い。女子も、おととしの優勝者である。
初戦は、うちらの2戦目のペアに6-1で圧勝したらしいのに、なんと、A夫妻に3-6で負けたんだって!
4組すべてが1勝1敗という結果で、2勝すれば決勝に出られる可能性が出てきた。。。
試合を終わって外に出ると、もとジャパンが、ベンチに坐って、ものすご~~くうなだれているのが目に入った。
彼とはけっこう仲良しで、2年前に身内のお楽しみ会で組んだことがある。
そのとき、私はすごいスランプのさ中だったので、ものすごいプレッシャーで、おっかなびっくりショットしか打てなくなってしまった。
彼はとてつもなく負けず嫌いなのである。
私は半端じゃなく萎縮しまくってボロボロ。最後に居直るまで悲惨な思いをした。
たぶん、女性のほうは、彼の強烈な「負けず嫌い」オーラを浴びて、つぶれかかっているに違いない・・・、『あ、勝てそう』と思った。
3戦目はこちらがポイント先行し、5-2になった。
Cさんは、向こうのコートのほうに首を伸ばして、「どっちが勝ったかな?」なんて言ってる。
A夫妻が勝ってくれると、うちらが決勝進出というルールなのである。
「5-2は勝ったわけじゃないんでしょ。先のことなんか考えずに、試合に集中しましょ」と、弟子のほうから釘を刺した。
案の定追い上げられ、5-4になった。次のゲーム中、突然、「マッチだね」と、コートの外の声が耳に入った。
え、いつの間にマッチポイント?カウントを意識する余裕のない私である。
相手のダブルフォルトでいきなり試合が終わった。
結果は2勝1敗で、Aブロックの2位になった。私にとっては、まさかの勝利。
ぜんぜん上がらず、いつも通りのプレーができたことが、嬉しい進歩である。
シングルスで武者修行してきたおかげだね~~
1戦目のおくさんに「最後はみづさんにやられました」と言ってもらったし、いろんな人に「すごい試合だったね」「よく巻き返したね」とか声をかけてもらった。
私はCさんの指令通り、自分にできることだけをやっただけである。
Cさんには初級者から5年も教わったので、逆らえないのである。
おかげで2勝できたけど、もっとあれこれチャレンジしたかったなあ・・・
それに、他の人たちはベテランなので、ちゃんと狙って打つことができる。
私は、なんとか拾って、コートの中に入れることしかできない。
まだまだ・・・だな、とちょっと落ち込み、またまた課題がドカ~ンと立ちはだかっている。
喜んでいる場合じゃないのだ。
翌日、クラブに行ったら、「得失点差だったら、おまえが決勝行けたのにな」と、言われた。そう言われれば、確かにそうだ。
他の人たちにも、「残念だったね~」と声をかけられた。え?と驚いた。
「0勝」の予定が2勝もできたし、試合内容が良かったので、「残念」などという発想がなかったのである。
そっか!うちらが勝っても不思議はないと、みなさんが思ってくれていたんだ!
なんだか、不思議な気持ちである。
もっと「勝ち」にこだわる気持ちがあれば、3勝できたかもしれない・・?
でも、勝敗を意識したら、緊張して、無心にボールを追えなかったかもしれないね。
大好きなナダルは、すべてのポイントを、マッチポイントと同じ集中力で戦うんだけど、私もそう。
それが可能なのは、体力に自信があるからなのだ。
ぎっくり腰が治ってよかった。長い試合を3セットやっても、ぜんぜん疲れなかった。
来年もシングルスに挑戦できそうだね~~(笑) |
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11/10(土) |
トスのあと、左手の平を打つ方に向けて・・ |
何年も苦労してきたサーブ。やっと90番にたどり着いたというのに・・・
フォームの変更中に、右肩を痛めて中断。練習を再開したとたんに、ぎっくり腰になって、また中断・・・
サーブは腰に負担がかかるらしい。
ゲームのときに、「腰が痛いので、アンダーで」と言うと、「そうそう、サーブは腰に来るから、無理をしないで」と、みなさんが温かく共感してくれる。
なので、リハビリの最終課題になった。
先週のこと、壁に行ったら、ちょうど女性がサーブ練習をしていた。
彼女はジュニアからテニスをしている人なので、フォームがきれいで、メチャメチャ上手である。
男性並みの、バシンと速いサーブも打てる。
女子のサーブは女子から学ぼう、そう思って、ぎっくり腰の間、女子の試合は、サーブに注目して観戦していた私である。
「サーブ見させて」とお願いしたら、「え~、いいサーブ打てているじゃないですか~」とにっこり。「見てますよ。お上手になられて~」
いつも励ましてくれる、優しい女性である。
彼女は、「私なんか、最近はトスが上げられなくて苦労してるんですよ~」と、とても謙虚なのである。
私が、「プロって、トスを上げた手が空に向かって広がっているじゃないですか。私なんて、指がこんなんなって」と、指で空を掻く様子を実演してみた。
トスは伸筋で上げるらしいんだけど、私はどうしても屈筋で上げてしまう。
すると彼女は、「私もそうなんです。手がこんなんなっちゃって」と、同じことで悩んでいたらしい?
「サーブって、みなさん右手で打つものと思っているみたいですけど、左手で打つんですよ」と言う。
「トスを上げて、こうやって・・・左半身で打つんです」
と、最後に左手をわき腹に引きつける動作を強調した。
「それに、肩で打つんじゃなく、肘で打つんです」と教えてくれた。
右の肘を低めに肩に担ぎ、そこから腕を伸ばしていた。
彼女は背が高いので、高い打点から打ち下ろせる。
「昔は、フラット、スライス、スピンを打ち分けられたんですよ。でも、もうおばさんだから、身体に無理のないサーブに変えたんです」と言う。
「こうやって打ってみてください」と見本を見せてくれたので、やってみたら、「う、弱い・・・」と絶句。
「私と違って、非力なんですね・・・」と言う。「私もジュニアの頃は、非力だから、身体を使って打ってました」とのこと。
・・・私は小さくて非力だから、やっぱり、身体を使って打つしかないな・・・と思った。
目指すサーブに見合う身体を維持するしかなさそうである。
彼女のサーブを後ろから見させてもらった。
トスを上げた後の彼女の左手は、手の平がしっかりと打つ方向に向けられていた。
一連の動作の中で、目立つほどの「しっかり」さである。
トスを上げるときには、私と同じく指で空を掻いているとのことだけど、そこから、パッと手の平を前に向けているらしい???
スマッシュを打ってみたら、自分の左手が、打つ方向に手の平を向けていることに気づいた。
サーブとの違いはそこにあった!
左手が内側に曲がるのと、外側に開かれるのでは、使われる筋肉が異なるのである。
ちょっとした違いなのに、不思議である。
日曜日の夕方、小雨がぱらつき、薄暗くなって誰もいなくなったコートで、雨用のボロボールでサーブ練習をはじめた。
左肩は照準器で、打つ方向に向ける。
下を見たら、斜めになっている自分の左足が見えた。
踵から足先の方向に合わせて、ラケットを走らせてみた。あれあれ、「左から右へ」の振りのラインのガイドになる。
目印がそこにあった。
ネットとかポールとかベンチが目印だと、コートが変わるたびに迷ってしまう。
自分の足なら、下を見ればいつもそこにあるからね~。
どの位置からでも同じフォームで打つことが可能になった。 |
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↑ |
ボールの飛ぶ方向
左肩を照準器にして、肩越しに打つ方向を見る |
→ |
ラケットを振る方向
左足のラインに沿って、ラケットを振る |
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「ボールの方向とラケットを振る方向は、違う」と、Cさんに何度も何度もアドバイスをされたけど、どうしても身体が納得できなかった。
なんだか、そのピースがはまりそうである。
もうひとつのアドバイス、「肘を支点に打つ」ことは、私が何年も前から、なんとか取り入れようとして、いまだにできずにいる課題である。
肩を支点に大振りしてしまう悪いクセが、どうしても抜けない。
肘を支点にできると、ラケットダウンで大きく回せるし、回転のかかったスピードサーブが飛んでいく・・・ことがわかった。
練習ではときどきできるようになって小躍りしたんだけど、「サーブの完成」は、まるで蜃気楼のよう。
トンネルの出口が見えかかっても、すぐに遠のいてしまう。
ゲームで上から打ちつづけていたら、だんだん崩れていって、またサーブの打ち方を忘れちゃった。
ゲームになると、「入れなくちゃ」というプレッシャーで、だんだんフォームが狂っていく。
たぶん、打ちたい方向に身体が開いて、後ろから前にラケットを振るクセが戻ってしまうらしい。
まだまだ・・・練習が必要だね・・・
でも、今日のゲームでは、生まれて初めて、ポーチに出るタイミングを理解した。
私のペアと、えんえんとクロスラリーを続けてくれたので、1セット目の終わりごろに、突然!!!
相手が打つ瞬間にパッと飛び出す、そのタイミングがわかったのである。
今日はサーブをアンダーにした。(そのおかげか?)腰のほうはまったく違和感が出なかった。
2セットとも負けたけど、久しぶりに、思い通りに走れたみたい?
テニス人生は「七転び八起き」だね~(笑) |
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11/2(金) |
親睦会で3連勝、チームも1位だった |
先週土曜日は調布市の花火大会で、テニスクラブでは恒例の親睦会が行われた。
その前の木曜日は、ほぼ全開でテニスができた。
壁打ちを1時間やったあと、ガンガン打って来る男に混じってのゲームを2セットやり、そのあとボレーとスマッシュ練習を1時間ぐらい。全力でやりまくった。
ダブルスでは走れることがわかり、90%ぐらいのレベルになったかなあ・・・
がんばりすぎたおかげで、親睦会の当日は朝から腰が重かった。
早めに行って1時間ぐらい壁打ちをしようと思っていたのだけど、遅刻。試合開始10分前にやっとコートにたどり着いた。
常習犯なので、幹事が私の抽選をしてくれてあった。(笑)
走れるようになったとはいえ、まだ自信がない。とにかく、早めに移動して、ボールが来るのを待たないと間に合わない。
「自分のボールを見送る」場合じゃないので、あれあれ?悪いクセが修正されたみたい。
じっくり構えて、しっかり打ったから、ストロークはかえって良くなった感じ?
コートに立てているだけで、ヤッター!と喜べる程度の状態なので、欲は出せない。
今の自分にできることを、最低限こなすだけで精一杯である。
とにかく返して「コートに入れる」ことだけに集中した。
ボレーも、すぐにコースを変えるクセがあった。「コースを変えるな!」と何度も何度もアドバイスをされつづけてきた。
打ってきた相手に、「なんとか返す」ことに集中していたら、あれあれ?そのうち甘いボールがやってくるんだよね。
打った直後で体勢が崩れている相手に返すほうが、待ち構えている相手に返すより、よほど有効だということを、はじめて実感できた。
「決めたれ!」とか欲を出さずに、丁寧に返球する。何本か打つと、本物のチャンスボールがやってくる。そこで、はじめてバシッと打つ。
なるほど、これがセオリーか!
ゲームの「組み立て」の初歩を実体験できた。
ミスをしないでコートに入れる。相手にとって打ちにくいボールを打ちつづける。同じ人に返しつづける。相手を崩してチャンスボールを待つ。
・・・それが、負けにくいダブルスの極意だったらしい。
大発見ができたのは、まさに「怪我」の巧妙である。
今回のドローではペアにも恵まれ、故障中の私への神様のプレゼントと思う。
1試合目の相手は、かなり手ごわいベテランのおじさんと、大柄で上手そうな若い女性。
私のペアは飲み仲間で、すごいボールかミスか、不安定要素がある。
0-2だったか、かなり不利なスタートだったけど、粘りに粘って追い上げた。
あれあれ?センターのボールをお見合いしてる。1人ずつバラバラなので、相手コートが広く見える。
相手ペアは初対面同士だけど、こっちは仲良し。2人で協力し合って、追い上げて3-3に。
私のサーブで、40-30になったところで25分が終わった。
途中で終わったゲームは、ポイントを先行しているペアに与えられるルールなので、4-3で勝った!
ここでも大発見。ダブルスはペアのコンビネーションが重要なのだ。
2人が仲良く力を合わせれば、コートに穴がなくなる。1+1=じゃないんだね。
個々の実力は相手のほうが手堅かったかもしれないが、総合力として、こっちがどんどん上回って行った結果である。
2試合目の相手は、動けないおばさんだった。前回は彼女に負けたのである。
試合のあとでCさんに、「男が女に打ち込むわけには行かないけど、みづさんは女なんだから、なんで彼女を狙わなかったの?」と言われた。
でも、試合前に、「はじめて出たのよ。お願いだから、私にボールよこさないでね」と再三言われ、どうしていいか分からなくなっちゃったのである。
今回は、彼女に打ちつづけようと決めていた。
女性のポッコンにもだいぶ慣れて、ゆるいボールもきっちり打てるようになったんだよ。
相手のペアは若くてすごい男だけど、とてもやりにくそうである。
自分にボールがなかなか来ないし、私のペアに、(口で)バコ~ンショットを封印されていた。
ここで2勝目を上げた。
3試合目、相手の女性が若くて上手で、前回は女子力で負けていた。
でも、走りに走って、粘りに粘って、ここでも勝利。リベンジを果たした。
なんと、私は3連勝で、青チームも1位だったんだよ!
パーティのあと、ビールとワインを片手に、ネット越しに花火を見物した。
2ヶ月前には1週間、身動きもできない状態だったことを思えば、ここまで復活できたことが信じられないぐらいである。
いい兆しだね~~
ぎっくり腰の前までは、25分の試合を3つなんて、物足りなくて物足りなくて、パーティまでの時間、テニスをやりまくった私である。
でも、3つで精一杯だった。腰が重いし、全身疲労困憊である。
いい試合だったのも確かだけど、まだまだリハビリ中なんだね。
今日はシングルスのラウンドロビンの予定だったけど、シングルスで走り切る自信もないし、ましてや、若い人相手に4試合つづける自信はない。
来年に変更してしまった。
ちゃんと治して、筋力つけて、来年からまたチャレンジしようと思う。 |
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10/24(水) |
[映]ヘラクレス 2014 |
テレビや医者は、年を取ったら、怪我をしないように「用心」して暮らすようにアドバイスをしているみたいだけど・・・
でも、事故に見舞われることもあるし、うっかり転んでしまうこともある。
そろりそろりと用心している人ほど、とっさの事態に適応できない。
受身を取れずにドサッと転んでしまうので、ダメージが大きい。
元通りになるのに何ヶ月もかかることもあって、大変な思いをする。
だからテニスは、身体のためになるのである。(笑)
ゲームになると、どこにどんなボールが来るかわからないので、「とっさの動き」が必須である。
反射神経が鍛えられるし、身のこなしが維持できる。
事故にあっても、最小限の怪我ですむことになるんだよ~~
日常生活では、ぎっくり腰は治ったかのように思えても、テニスをするとまだまだ腰にロックがかかっているのを発見する。
どうしても、ちょっとだけ無理をするので、腰のロックがちょっとほぐれる。
軽く痛みが出たところで、痛みを狙ってハリを打つ。
仕事のあと、ベッドの上で自分にハリ。
右上横向き→左上横向き→仰向け、3種類のポーズで打つんだけど、かなり短時間で打てるようになった。
朝は寝床で。ストレッチのあと、うつ伏せになって、後ろ手でTゾーンにハリを打つ。
後ろ手も左手も、かなり上達したんだよ。
ちょっとずつ、ちょっとずつ、腰のロックがほぐれていった。
先週木曜日、ついに「とっさの動き」ができるようになった。
壁打ちでも、いつも通りの練習ができ、サーブも打てるようになったし、ゲームでは、久しぶりにドロップショットを返すことができた。
その後も順調に回復していて、今は87%ぐらいの治癒率かな・・・
ぎっくり腰の間に、映画を見まくった。テレビの前に寝そべってる時間があまりにも長かったんだもの。
イライラが溜まっていたらしい。ほのぼの系とか感動物とか、ぜんぜん見る気にならず、バイオレンス系とかアクション系ばかり見ていた。
仕事や家事など、「やるべき事」だけをやっていると、ストレスがたまる。正しい心、善なる心だけが活性化するからね。
でも、テニスでは、ふわふわの毛で被われた、かわいい黄色いボールを、思いっきりぶっ叩く!相手が嫌がることを、堂々とやれる。
テニスができないと、「邪心」がたまってくるのである。
車や建物が次から次へと破壊される。ババババ~ッと銃を乱射して、ドバドバと血が飛び散る。
実話のバイオレンス物は胸にグサッと来るので、病気のときは見れない。
ターミネーターとか、SF物や神話とかの非現実的な「お話」だと、気楽に見れる。
中でも、最高の映画は「ヘラクレス 2014」だった。
監督はブレット・ラトナー。
ヘラクレス役は元プロレスラー「ザ・ロック」のドウェイン・ジョンソンで、彼が超カッコいいのである。
筋肉隆々の大男が、長い髪を風になびかせ、ぶっとい棍棒を手にして、バッタバッタと敵を打ちのめしていく。
なるほど、「神の子」と噂されても不思議はないと納得できる。
ギリシャ神話はうろ覚えである。
ヘラクレスは、ゼウスが人間の女に産ませた子どもで、半神半人。赤ちゃんの頃から怪力だったそうだ。
この映画は、神話の時代、実際には彼は人間だったという設定だ。
妻と3人の子供を殺したとして、国を追われたヘラクレスは、あちこちで出会った仲間とともにチームを作り、いろいろな国で傭兵として戦っている。
その仲間がまた個性的でカッコいいのである。
今回はネタバレなし。見て楽しんでね~~ |
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