doseiみづ鍼灸室 by 未津良子(リョーコのブログ) 
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リョーコの手作りブログへようこそ!
11/29(日) シングルスで「攻め」たけど、4連敗した
金曜日はシングルスのラウンドロビンだった。
ものすごく寒い日だったにもかかわらず、参加者は22人もいて、5人ブロックが2つと4人ブロックが3つで、私は4人ブロックだった。
今回の目標は「攻め」のテニスである。
「格上にはセンター・セオリー」という定番がある。センターからだとボールに角度がつけられないので、守る範囲()が狭い。
格上になんとかついていく方法なのである。
コーナーからのボールは守る範囲()が広くなる。
朝起きれるようになったので、夏の終わりから、久しぶりにCさんにシングルスを教わりはじめた。
彼は「センターに打て」としつこくくり返す。「すぐに決めたがるから、ミスにつながる。チャンスが来るまでセンターに打て」と言うのである。

基本のショットを教えてもらっているので、Cさんには逆らえないんだけど、弟子の私だって100回も負けてきたんだから、自分なりのアイデアやプレースタイルがある。

「私の試合を1回も見たことないじゃない!」と反抗した。
Cさんは、「だって、見られるのを嫌がっていたじゃないか」と言う。

クラブの誰かに見られると緊張しまくった私である。Cさんに見られるのはとくにプレッシャーだから、本心はイヤである。
だけど、そこを乗り越えないと先へは進めない。
見られることに耐えて(=慣れて)アドバイスをしてもらうか、Cさんに教わるのをやめるか・・・
選択肢は1つしかない。

Cさんに教わることを選んだんだけど、ちょくちょく揉め事が起こる。
Cさんとはレベルも違うけど、時間帯も違う。ダブルスのゲームもほとんどしたことがない。
「半年たったら別人」と言われている私の下克上ぶりを知らず、数年前の私をイメージしているんだと思う。

格上相手にセンターセオリーは危険なのである。
センターに深いボールを打ちつづけられればいいんだけど、どうしても途中で甘くなる→ドッカ~ンとコーナーに打ち込まれる。
相手は真ん中に突っ立ったまま、ちっとも動かず楽して勝利を手にできる。

私のとりえは体力と足の速さだから、同年代相手のJOPの試合では、相手を走らせて、疲れさせてアドバンテージを得ようという作戦を立てている。
2回のシコラー対決を経験して、シコラーになるのはやめた。
攻撃力を身につけるには、試合で「攻め」て自分のモノにするしかない。

去年、ジョッパーの患者さんに「格上相手にはファースト・タッチ、1球目から攻めつづけるのがいいらしいですよ」と教わったことを思い出した。
Cさんも今回は「攻めて、攻めて、攻めつづけろ」とアドバイスを変えてきた。
ちょっとは私の進歩を認めてくれたのかもしれないね。

1戦目の相手は若くて、いいボールも打つけどミスもする。
攻めつづけて1ゲーム取ったけど、自分のサーブがボロで、ダブルフォルトで落とした。
どうしていいか分からなくなって、そのまま1-6で負けた。

終わったあと、彼女に「この試合はサーブが分け目でしたね。ダブルフォルトからこっちに流れが来て」と言われた。
「攻めが早いでしょ~。勝てたのが不思議です」と言うのである。

『えっ!攻められるとイヤなの?』と驚いた。だったら、次からはそれで行こう!と決めた。

2戦目、初心者の頃から知っている女性で、年に1回ぐらいの対戦で、いつもあっけなく負けている相手である。(彼女がリーグ1位)
すべてのボールを攻めて、2-1になった。2-2からどうしていいか分からなくなって、がんばったんだけど、そのまま2-6で負けた。

終わったあと、彼女が、「何気なくはじめて、途中でえっと驚いてあせりました。負けるかと思いましたよ」と言う。
「だいぶ上達したでしょ」と言うと、「ホントに。ギヤを上げて、全力で戦いましたよ~」と言ってくれた。

私が「最初はいいんだけど、途中からどうしていいか分からなくなっちゃうんだよね」と言ったら、「中盤が大事なんですよ」と教えてくれた。
「えっ、中盤でどうやったらいいの?」といきなり聞いたら、「う~ん。。例えばそれまでミスが多かったら、ミスを減らすようにするとか・・・」とちょっと困っていた。

3戦目、攻めまくりで3-0になった。
コートチェンジのときに、隣のコートにいた1位が、「ここから中盤。がんばってくださいね!」と声をかけてくれた。
中盤・・・って、どうしたらいいんだろう?

見ていたクラブの人たちはそのまま勝つだろうと思っていたらしいけど、そこからは1ゲームも取れずに3-6で負けた。

今回もリーグ3連敗である。得るものは大きかったけど、勝利はまだ程遠い。
4位トーナメントはベテランのおばさんで、ゆるいボールを攻める練習をしたけど、1-4で負けた。

クラブに戻ると、見ていたおばさんが「みづさん、すごいじゃない!あんな若い人相手に3つも取れたなんて!」と絶賛してくれた。
みなさん、あんまりスコアのことは気にしていないみたい。試合内容が良かったことに驚いてくれているらしい。

Cさんも2戦目の2-2あたりで観戦して、「攻めのテニスができていた。『攻め』ができなくちゃ、上には行けないから」と、とりあえずほめてくれた。

今回は相手の動きもちょっとは見えるようになって、ネットプレーもかなり落ち着いてできたし、ドロップショットを打ってからの展開にも対応できた。

「中盤」でどうするかが課題である。考えても、何のアイデアも浮かんでこない。
自分の中盤のプレーを思い出すと、ボールが止まって見える瞬間を待てずに、あせって打ってミスをしていた。。。
迷ったときにのぞいてみたら、「引き出し」の中はカラッポだった。。。

自分にできることが少なすぎるからなんだろうね。
「攻め」ていないときは、押されているとき。ただただなんとか「返す」だけじゃなく、攻撃に転じれるような「凌ぐ」ボールとかが必要なのかもね。
こっちの短くなったボールをスパ~ンと打ち込んでくる相手の、目の覚めるような決めボールを私も打てるようになりたいなあ。。。

試合の前夜に鍼を打つと、身体が軽快に動く。試合のあとで温泉に行くと、その日の疲れが取れる。
このパターンはいいね~~

右坐骨結節の痛みはまだ残っているけれど、テニスにも日常生活にも支障はない。
ストレッチのときは痛むけど、難易度を高くしているんだよ。
11/21(土) ボレーも「バイエル1番」から・・・
シングルスでドロップショットを打つために、スライスの練習をしている。
ダブルスでは前衛力が課題なんだけど、実はボレーの打ち方もスライスである。

何と言ってもCさんの教えは細かい。各部の動きを分解してくれるのだけど、あまりにも修正点が多すぎる。
例えば・・・

ラケットをもっと外から出すように。
上から下に、グリップエンドをボールにぶつけるように打ち下ろす。
打つ瞬間にグリップをギュッと握る。
当てたあとはボールの下を滑らせ、スライス回転をかけて横に抜く。
しかも、右足軸足1本で打たなくちゃならないし・・・と、身体の使い方をすべて修正しなくちゃならないのである。

練習のときは、「ここにこういうボールを出すから、こういう打ち方で、ここに打て」と、ゆっくり考える余裕がある。
ガミガミ注意されても、最後にはなんとかできるようになる。

でも、ゲームのときは、いきなりボールが来る。どこに打つかも自分で考えなくちゃならない。
ゲーム中にちょっとでもフォームが頭にチラつくと、ぐちゃぐちゃになってしまう。

フォーム改造の注意事項は「ひとつ」が限界である。
サーブと同じように、ボレーも「バイエル1番」からひとつずつ取り組もうと思い立った。
でも、何を1番にしたらいいんだろう?足がいいのかな?腕がいいのかな?

あれこれ試行錯誤した結果、ボレーのバイエル1番は、「打つ瞬間にグリップをギュッと握る」に決めた。
我ながらいいアイデアだった。単純なのでやりやすいし、自然にラケットが下に落ちる。

私の悪いクセ・・・「チャンス!」と思って、ガオ~ッとボールに向かっていって、ラケットを大振りしてボッカ~ンと吹っ飛ばす・・・が出にくくなった。
ボレーのミスが減って、とりあえずコートの中に入るようになったんだよ。
すぐに忘れちゃうんだけど、1本ミスして、「そうだった!」と思い出すのである。

この間、ピアノの調律師の男と組んでゲームをやった。
1本目のボレーを「ガオ~ッ」と打って失敗したので、「そうだった、バイエル1番を忘れてた!」とつぶやいた。
彼は「えっ?」と聞き耳を立てた。「最近はバイエルからはじめる人が少なくなったんだよね」と言う。
「じゃ、何からはじめるの?」なんて聞いている時間がなかったけど、「バイエル」の意味をすぐに分かってくれたのは嬉しいね。

「私のボレーの1番は、グリップをギュッと握る、なんだよね」と言ったあと、なんと次に、彼がボレーをボッカ~ンとやってミスをした。
「自分もグリップ握るの忘れてた」と言って、それからは2人で怒涛の攻撃をしたんだよ。
チャンス!となると、ベテランでも基本を忘れちゃうんだね~

私のスタート、京王テニススクールではスピンしか教えない。(6年教わって、できないままやめてしまった)
スライスは7年ぐらい前、ニキシマの女性コーチにはじめて教わった。

その年のはじめに手首を痛め、ラケットを下から上に振れなくなった。
上から下になら振れたので、自己流でスライスの練習をして右肩を痛めた。
半年近くも長引いて、フォアを両手打ちしたりしていた頃のことである。

コーチに「右肩を痛めたので、スライスは無理です」と言ったら、「肩を広げて打つと肩を痛めるんですよ」と言われ、肩をすぼめて打つスライスを習った。
それ以来ずっとそうやって打ってきたのである。
Cさんに「ラケットを外から出せ」と言われても、肩を広げるのが怖かった。

壁でスライスの練習をしていたら、そこへ伊達公子の同級生がやってきた。
ジュニアからやっている女性で、フォームがきれいで超上手いのである。
彼女にはサーブのアドバイスをしてもらったことがある。
トスを上げた後、左手の平を打つ方向に向けることを教えてくれた人である。

彼女は「左手が大事なんですよ」と言う。
両手を大きく広げて、閉じるように打つ動きをしてみせてくれた。
(Cさんの注意事項のひとつでもある)

「私は大きく広げるんだけど、小さく広げる人もいて。みづさんはどう打ってます?」と聞かれたので、やってみせた。
「あ、小さく広げてますね。それはそれで人それぞれだからいいんですけど、左手を大事にしてください」と言われた。

そこで、新しいアイデアがピ~ンと浮かんだ。
左手を大きく広げれば、右手も連動して大きく広がる。自然にラケットが外から振られてくる・・・と思いついたのである。

右手にあんまりたくさんの注意事項が集まると、右手も混乱してしまう。
「ラケットを外から出す」は、左手にやってもらうことにした。

例えば、サーブのときに、どうしてもトスが上げられなくなるときがある。
がんばればがんばるほど、左腕に力が入って、トスがあっちゃこっちゃに行ってしまう。
そういうときは、ラケットを振り上げる右手に意識を向ける。
左手から「力み」が抜けて、スムーズに上げられるようになるんだよ。

1(uno)=トスでは、ラケットを振り上げる右手を意識。→2(dos)=ラケットを回して打つときは、高く掲げた左手を意識する。
これがサーブのときの「力み」を抜くコツなのである。

ストロークのときもそう。
もっといいボールを打とうと思って、「ああかな?」「こうかな?」と腕の振りに意識を集中すると、右手が力んでかえって飛ばなくなる。
踏み出す足に意識を向けると、右腕が自由になって、スムーズに振り抜けるようになる。
練習のときは各部の細かい修正をして、ゲーム中には「力み」を取って自然な動きでテニスをするのである。

左手を大きく、羽ばたくように広げてスライスを打ってみた。
恐る恐るやってみたら、痛みが出る気配はまったくない。
右肩の古傷はすっかり治って、今年は1回もテーピングをしてないんだよ~~

強いボールに対しては、ラケットをスイング(つまり外から)させないと、当たり負けしてしまうらしい。
とはいえ、まずはボレーの1番をマスターしてからである。

ゲーム中は「1番」に取り組み、壁とラリーでは、左手を大きく広げてスライスの練習している。
まだまだ「バイエル1番」だけど、ちょっと希望が見えてきたね!
11/10(火) 模様替えを終わって・・右坐骨結節を痛めた
トランプの往生際の悪さはすごいね~。
一国の大統領が、自分の国の選挙制度に「不正」があると全世界にアピールしている。
それが国の信用を失墜させることだと気づかないんだろうか?

かつて人々は武力によって領土を広げ、お互いに殺し合ってきた。
選挙というのは、武力を用いず、人々の話し合いで平和的に政治を行うために発明された制度なのである。

トランプは「郵便投票は不正の温床」と喧伝しているけど、日本では、郵便が選挙の根幹をになっている。
各戸に郵送される選挙票を持っていけば、誰でも投票ができる。
身分証明書で本人確認するわけじゃないから、不正行為は簡単だ。

信頼に足る人間と、信頼に足る選挙管理委員会があって、公正な選挙を行う国だけが、国際社会で一人前と認められるのである。
それに気づかない国民が、アメリカで半分も占めるというのも驚きである。。。

ついに寝借金を返し終わったらしい。
8時間の睡眠でも目が覚めるようになった。日によっては6時間とか7時間でも起きれるんだよ。
ときどきはたっぷりと寝て、不足分をちょこちょこ返すという健全さである。(笑)

模様替えをはじめたのと同時期だったのが不思議である。
「やる気」が出たのは、介護疲れが取れたからだったのかもね。

大きな立方体のクローゼットはヨーコがほとんどやってくれたけど、自力で5個も組み立てたんだよ。

食堂には組み立て家具を6個も並べた。
1メートルぐらいの高さで、上には精米機やら梅干のカメやら、電子レンジ、オーブントースター、ホームベーカリー、電話、それにテレビものせた。

今までは2台のテレビで同じ映像を流したりしていた。
つなぐケーブルが短いので、居間にあるケーブルテレビと背中合わせに置くしかなかった。

組み立て家具の上にテレビを置いてみたら、なんと、寝室のおふとんからも、お風呂場からも、遠目で食堂のテレビが見えるのである。
ニュースかワイドショーぐらいしか見ないから、遠目でも充分である。
ストレッチと湯船につかる間の退屈な時間をやり過ごすのにはちょうどいい。

おかげで居間のケーブルテレビの移動も可能になった。
なんと、ふすまを開けると、おふとんの正面にテレビが見えるのである!

寝室には洋服ダンスが3つも並んでいた。
大昔に親戚にもらったベビーダンスがあって、当時は緑で揃えていたので、自分で緑色のペンキを塗った。
10年前の模様替えのときに、浅黄色のペンキを塗りなおして、そのまま置いてあった。
でも、ひとりで3つは多すぎる。
タオルやらシーツやらを食堂の組み立て家具に移動したら、そのタンスもいらなくなった。

タンスの置き場に机を移動できた。ずらりと並べたら、とてもスッキリ。
とにかく目線をさえぎるものがないと解放感を感じられる。

3部屋の模様替えがついに終わって、気分一新である。
収納場所が増えて、空間が広くなったので、掃除する面倒くささが激減したんだよ。
家具の配置が変わったので、朝の日課もマイナーチェンジになった。

私のストレッチは、おふとんでごろごろからスタートする。そのあと、腰とか肩とかに数本の鍼をちょこちょこ打つ。
30分弱ぐらいなので、水戸黄門の途中で終わってしまった。

食堂ではつづきが見れないので、ティラのお散歩を後回しにして、立位バージョンを寝室でやることにしたのである。

久しぶりに、難易度を高くしてみようと思いついた。

ムーブメント#1>
① 河川敷のハシゴでやっていた頃の角度
② 食卓の上でやる角度
①の高さのタンスの引き出しを開けて、その上にクッションをのせた。
エイッと足を高く上げてみたら、正面はOKだったけど、そこから360度はけっこう難しい。
『前にはやれたんだから』とがんばったんだけど、途中でよろけそうになった。

・・・どうやら、その無理がたたったらしい。

日常動作でも問題がなかったし、テニスのときもガンガン走れたので、自分ではぜんぜん気がつかなかった。
でも、ストレッチのときに、右の坐骨結節)あたりに痛みが出た。
私の一番苦手なストレッチは、座位での両足をそろえての前屈(#21)なんだけど、冷や汗が出そうなほど痛んだ。

「痛い角度を見つけたら、そのまま10秒こらえる」のがコツなので、痛みに耐えて、10秒X6回=1分間、毎朝がんばりつづけたんだよ。

先週金曜日、ダブルスを4セット、休憩なしで走りつづけた。
疲れも痛みも感じていなかったんだけど、時間のあるときにと思って、夜ベッドで鍼を打った。
『そうだ、坐骨結節も治療しよう』と思い、右足を上げて壁に立てかけ、坐骨結節からハムストリングスにかけて、鍼を5本ぐらい置鍼した。

あれ~~、ビックリ。ベッドから降りるときに、腰のあちこちに痛みが出て、立ちにくくなった。

やっぱり、身体のどこかに不具合があると、腰やでん部に余分な負荷がかかるんだね。
あちこちの筋肉が硬直して、歪んでしまっていたらしい。
固まってしまうと、痛みを感じなくなることを再認識した。
でん部にある坐骨結節()は、坐ったときにイスに当たる骨のとんがりである。
縦から横から、前から後から、いろんな筋肉が付着している。

どうやら大腿二頭筋()がメインの患部らしい。
膝の裏の外側にくっついていて、ハムストリングスの中でも一番強力な筋肉である。
自分で自分に打つ鍼は、手探りなので半ば当てずっぽうである。
中途半端な鍼のせいで、日常動作でも痛みを感じるようになった。
そのおかげで治療のターゲットがしぼれる。

ストレッチをやると、不具合を発見できる。少々の不具合を治すこともできる。
でも、無理なストレッチで壊してしまうこともある。
今までの経験から、壊れたときにしっかり鍼で治療すると、可動域がグ~ンと広がることも分かっている。

日曜日にまたベッドで鍼を打ち、90%ぐらい治ってくれた。
かすかな痛みはあるけれど、翌日のテニスでは、ますます足が速くなった感じがした。

年内にシングルスのラウンドロビンが2回あって、両方とも申し込んじゃったのである。
有効期限が1年あるとはいえ、ここで故障はしたくない。

目標があると、体調管理にも必死になる。いいことでしょ~~(笑)
11/1(日) 「大きなテニス」と「技ありテニス」
自分のプレーの幅を広げるために、Cさんにスライスを習っている。
スライスの構えからは、弾んだあと低く滑っていくボール、止まってポットン曲がるボール、ドロップショットを打ち分けられる。
スピンでは届かない遠いボールに対応できる。
攻撃的なストローク=ボールをつぶして打つフラットドライブも教わった。

練習をしすぎて、試合の前日は身体が重かった。
腰とかあちこちに小さな痛みがあったので、治療室に直行して、ベッドで自分に鍼を打った。
(火曜日に治療しておいたんだけど、持たなかったみたい)

金曜日のシングルスのラウンドロビンには、準備OK、体調OKで臨めた。
今回は18人がエントリーしていた。
5人ブロックが2つと、4人ブロックが2つで、私は5人ブロックだった。

1戦目の相手はクラブテニスのベテランで、対戦成績は1勝1敗だった。
習いたてのドロップショットでポイント取った。相手がアングルに決めボールを打ってくるので、『なるほど』とそれを真似させてもらった。
でも、0-4までゲームが取れない。
「技あり」テニスを真似しても、技は相手のほうが上だから、ストロークで押さなくちゃと気づき、3-4になったけど、結局はそのまま3-6で負けた。

2戦目の相手(リーグ1位)は、背が高くていかにも上手そうだったけど、相手のミスで1-0になった。
相手のボールが伸びてこないので、ゆるいボールに対応する優しいスピンがいいらしい・・・と思ったのが運の尽きだった。
相手のボールがどんどん勢いを増してくる。ドロップショットにもきれいな動きで難なく追いつかれるし、そのまま1-6で負けた。

2試合とも、最近良くなったサーブがまったくダメで、何回もダブルフォルトしてしまった。
前日にCさんにサーブを見てもらい、迷いが入ってしまったのが原因と思った。サーブは思い切りの良さが重要と気づいた。
3戦目からはいいサーブが打てるようになった。

3戦目の相手(リーグ4位)は、いいストロークもサーブも打てるけど、ときどきミスをしてくれる。
前半はストロークで私が押していたけど、だんだん五分五分の争いに。一進一退で、サービスキープがつづいた。
途中からCさんが観戦していて、最近習った「つぶす」フラットを打てというジェスチャーをしていた。
逆にそこから押されはじめ、やっと返すショットしか打てなくなった。

6-6になったので、タイブレークである。
2本ずつ交代にサーブを打って、先に7ポイント取った方が勝者となる。

相手に「やったことある?」と聞いたら、「何度か」と言う。
私がサーブを1本打ったところで、「コートチェンジでしょ」と歩いてきた。「え、6ポイントごとでしょ?」とビックリ驚き、2人でCさんに聞きにいった。
途中でまた分からなくなり、またCさんに教えてもらいと、2人でまごまごしてしまった。
私は集中力をなくして1ポイントも取れずに、0-7で負けた。

相手は他のクラブの会員だ。
私と同じく、カウントとかコートチェンジとか、いつも先輩に言われるままやっているから、ちっとも覚えられない・・・のだそうだ。
「いつもはダブルスやっているんでしょ?」と聞いたら、
「シングルスしかやりません。ダブルスだと、ロブを上げろとか、強く打つなとか、あれこれ命令されるからイヤなんです。シングルスだと思い通りにできるでしょ」
と笑っていた。

私たちの試合が長引いた間に、もう2試合が終わっていた。
ひと試合休憩できるはずが、おにぎりをパクつく時間しかなかった。

4戦目はこれまで全敗の相手。1年ぶりの登場だったけど、脊柱管狭窄症を患っているとのこと。
テニスは前傾だから神経痛が出ないんだって。
スパン、スパンとショートポイントで決められ、あっという間に0-5になった。
「技あり」のベテランには、「大きなテニス」で押さないと、ポイントも取れないことに気がついた。
そこでやっと1ゲーム取れたけど、1-6で負けた。

4連敗でリーグ5位になった。
いつもは4位5位トーナメントをやってくれるのだけど、赤城校長はシビアだった。人数が多かったせいもあるらしい。
4位トーナメントまでしかなかったので、5位の私に出番はない。
これ幸いとクラブのダブルスに入れてもらった。

ラウンドロビンのあとは興奮状態で疲れを感じない。
はじめのうちは身体の動きが悪い気がしたけど、そのうちガンガン走れるようになった。
自分の体力にちょっと自信が持てた。

実はシングルスの試合がはじまってすぐに、『コートが広いなあ』とはじめて感じたのである。
『ひとりで走って、ひとりで打つのは疲れる。もうシングルスなんてやめたいなあ・・・』と思ったのである。
胸骨の怪我とコロナ自粛でテニスを休んでいた間に、自分の体力に自信がなくなっていたんだよね。
でも、シングルス4セットにダブルス3セットつづけて走れたので、まだまだ大丈夫そうだね~~

やっとシングルスを分析できるようになってきた。
今回はものすごく強い相手もいなかったし、格下もいなかった。
試合ごとに相手が違う。プレースタイルも違うし、球種もスピードも違う。それに対応するのは一苦労である。

その上、同じ人が試合の中で変化していく。
こっちの勢いが強いと、相手のボールが弱まる。安全策に出ると、相手の勢いが増してきて、こっちは返すだけで精一杯になる。
これを「試合の流れ」と言うんだろうね。

昔はただひたすら打ちつづける「大きなテニス」だけを目指してきた。
やりつづければ、格上相手でも、競った試合内容になって、コートに長くいられる。
でも、勝つためには「技ありテニス」が必要で、チャンスをものにしなくちゃならない。
その技を身につけようというのが今の目標である。

ダブルスプレーヤーは「技ありテニス」が得意。シングルスプレーヤーは「大きなテニス」ができる人ほど強い。
ショットの威力やスピードで押す「大きなテニス」をやりつづけないと、シングルスでは優位に立てない。
チャンスを見つけて「技あり」でポイントを取る。
別の人格に入れ替わるような切り替えが必要なのだ。

Cさんに3戦目の途中でフォームを注意されたあと、逆にどんどんストロークのレベルが落ちていった理由も判明した。
試合のあと、「自分のボールを見送っていた」と指摘された。
『ちゃんと打てたかな?』と自分のボールを見送ってしまい、一瞬のタイミングの遅れで、相手のリターンに間に合わなくなった。
返すのがやっとになって、相手が余裕で打ち込んできていたのだった。

Cさんは試合中にフォームの修正ができる人なんだけど、「打ったらすぐにリターン備える」という、もっと低レベルのアドバイスが必要な私である。(笑)

それに、試合で「いいボール」を打とうと思うと、力んでしまって身体が硬直し、かえってボールに伸びがなくなる。
より良いボールを打つために練習し、試合では「野性の本能」で、思いっきりやるのが一番である。

ナダルの試合を見ていて、彼が負けるときは、フォームが崩れているときなのだ。
相手の「大きなテニス」に押されて、ちゃんと構えて打つことができない。最後までやりつづけられた相手はナダルに勝つ。
ナダルは驚異的な守備力で返球するので、相手がだんだん疲れてくる。そして立場が逆転するという場面を何度も見たんだよ。

「勝敗よりも、自分のプレーの幅を広げる」決心をしたので、今回はドロップショットも打てたし、スマッシュも打てた。
でも、勝敗にこだわる気持ちはかえって増して、4連敗が悔しくてたまらない。
今までは、負けて「悔しい」というより、「みじめ」という感情だったから、今が本当のスタート地点なのかもしれないね。

相手より「大きなテニス」がつづけられ、そこに[技ありテニス」を組み込めれば、シングルスで勝つことができるようになるはず・・・と信じて、これからはもっともっとがんばるつもりになったんだよ~~(笑)
10/27(火) 今年初めて・・・温泉に行ってきた
温泉はあんまり好きじゃない。他の事なにもできずに、ひたすらのんびりするのが苦手なのである。

そんな私だけど、数年前からときどき、『温泉に行きたい!』という声が頭の中から聞こえてくるようになった。
それは黄信号で、タイミングを逃すと、どっか~んと赤信号。時すでに遅しで、身体のどこかに不具合がバクハツしてしまう。
あまりに忙しいと、自分の疲れを自分で感じ取れなくなってしまうのである。

最近の『温泉に行け!』のサインは、足の指のつりだった。
朝、足の指や足背や足底が、生き物のようにつりはじめたら、黄信号なのだ。
カマヤミニでお灸するのもいいんだけど、治療部位がたくさんあると、治療する側(自分)も大変である。
温泉で大雑把に全身を温めると、不具合のあれこれが消えるので、治療が簡単になるんだよ。

もうひとつのタイミングはシングルスの試合のあと。当日は興奮状態なので、疲れも痛みもまったく感じない。
夜、ベッドで鍼を打つと、『あ、疲れているんだ!』と、やっとあちこちの不具合を感じるようになる。

温泉は「治療」する効果はないけれど、その日の疲れを癒す効果がある。
試合会場から温泉に直行すると、そのあとの治療が楽なのである。

今年はコロナがあるので、人混みを避けていた。
今罹るのはまずい。病原菌扱いされて、監禁されるかもしれない。仕事も休まなくちゃならないし、テニスもできなくなる。。。

5月ぐらいから足先のつりを何度も経験した。シングルスの試合もあった。
でもリスクを考えて、ずっと温泉を避けていたのである。

先週木曜日の朝、寝床で足先がつりはじめた。
それだけじゃなく、お腹まわりが冷えていた。
ちゃんとパジャマを着て、おふとんにもしっかりくるまっていたというのに、冷たい風がすーすー吹き抜けているのである。
これは、ヤバイ!

最近行っている稲城の温泉は、露天風呂に屋根がない。
雨の日は薄まってしまうので、効果が半減する。
次の金曜日は雨予報だから、テニスのあとで降っていなかったら、そのまま温泉に直行しようと決心した。

暗くなるまでテニスをやって、温泉に到着したのは5時過ぎ。
あっという間に空が真っ暗になったけど、ほの白い雲を眺めながら、1時間もがんばった。

帰りの車で首から背中にかけて、汗がどんどん噴出しはじめた。夜も発汗がつづいたから、そうとう毒素がたまっていたんだね。
FAQ25「コロナ対策:風邪治療マニュアル」に書いたけど、このあたり()は風邪の入り口と言われている。
自分で鍼を打てない場所だから、温泉に行ってよかった~~

メインの足先は、ずっとお湯に浸かりつづけていたわりには、ちっとも温かさを感じなかった。
でも、つらなくなったから効果はあったみたいだね。

やっぱり、シングルスのあとは温泉が必須だね。今度の金曜日はまたラウンドロビンがあるから、患者さんにあらかじめ断ってある。

好きな仕事をやり、好きなテニスで遊び、好きな料理をする。。。
好きなことだけを組み合わせているかのような生活だけど、嫌いなストレッチを毎日やっているし、嫌いな温泉にもときどき行く。
「嫌いなこと」もちゃんとやれている・・・と思うと、なんだか「安心」な感じ。

いろんな人の人生を見てきた。
好きなことだけをやっている人が年を取ると、人生がどんどん収縮していって、孤独でヨボヨボになっていく。
イヤと言えずに、人に引きずられてしまう人のほうが、年を取っても元気だし、まわりに友だちもたくさんいる。

まあるい年寄りになるためには、面倒なこと嫌いなこともやらなくちゃ・・・と自分に言い聞かせているんだよ~~(笑)
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