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1日目、日曜日の明け方、右太ももの付け根の痛みに気がついた。横たわったままストレッチをしたら、いろんな角度で付け根にギクッ!と、激しい痛みが走る。
『これはストレッチじゃ治らないな・・・』と思いながらもがんばったけど、案の定だった。
去年も右太ももの付け根を痛めたのだけど、半腱様筋の付着部だった。<ブログ→2024/4/18> |
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今回はもうちょっと外側、股関節に近い部位で、しかも痛みの性質が違う。
ある動作、ある瞬間、何かの拍子にギクッ!と痛みが走る。動いているときにギクッ!とくると、くずおれそうになる。
とりあえず鼠径部にテーピングを2本してみた。効果は感じられなかったけど、7時間、立ちっぱなしでの仕事に支障はなかった。 |
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夜、筋肉の本を参照。筋肉の走行と動作の関連から障害筋肉を特定しようとしたけど、とくに当てはまるものがない。
太ももを上げられるから、腸腰筋や大腿直筋の付着部ではなさそう。
股関節や鼠径部、太ももの筋肉に簡単な鍼を打って、その夜は終わりにした。
これは「複合汚染」だな・・・と思った。
昔バドミントンの先輩が「魔女の一撃」と表現していた。
車の乗り降りの瞬間に、ズキ~ン!と、まるでハンマーで殴られたような痛みが走ると言う。障害部位を特定するのにえらく苦労した。
「魔女の一撃」は、筋疲労が連鎖し重積し、多数の筋肉の多重硬直が原因で起こるのである。
自分も「複合汚染」の経験がある。
右肘をギュッと曲げた瞬間に、肘窩にギクッ!と痛みが走った。
解剖図を見ても、とくに当てはまる筋肉が見当たらず、肘窩への鍼が効果がなかった。 |
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テニスのやりすぎで右腕全体が硬直していたので、次々に鍼を打つことになった。指先から肩まで、裏も表もあらゆる筋肉に鍼を打ったら、そのまま治ったのである。
2日目、月曜日はテニスを休んだ。
ストレッチでの痛みはかなり軽減していた。痛みの程度は軽減したけど、まだギクッ!は消えていない。
家事もやる気が起きなくて、身体が動かない。そこでやっと自分が疲労困憊していたことに気がついた。 |
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「複合汚染」の多重硬直と分かったので、大腿四頭筋へのテーピングを追加してお散歩に出かけた。
でもリョコちゃんウォークができなかった。 |
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②で、右足を踏み出すときに、足の母指と母指球から股関節まで、ズシンと圧が伝わるのを感じた。
③で、左足を踏み出すときに、後方に残された右足鼠径部がギクッ!となる。激しい痛みで、左足を大きく踏み出せない。
反対側治療はどうだろう?と思い、左手首のまわりを爪で押して歩いてみたら、左の陽谿がなんとなく効きそうだった。
やっと出かけられるようになったのは夕方である。
「複合汚染」のときは、あらゆる筋肉を治療しなくてはならない。左太もも、股関節、でん部へはとくに念入りに鍼を打った。
痛みは激減したけど、まだ鼠径部には違和感が残ってる。
爪楊枝のお尻で左の「陽谿」を押して歩いてみたら、ちょっとだけ安定感があった。
(大腸経で効果があるということは、障害経絡は腎経らしい)
剥がれてしまうのが心配なので、「陽谿」と「曲池」と、両方に銀粒を貼った。 |
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3日目、火曜日にはストレッチでの痛みが消え、日常動作にも問題なしだった。
ただリョコちゃんウォークの③で、左足を大きく踏み出すのを身体が嫌がっていた。
まだ治っていないのか?それとも、治っているのに、かばう動きが癖になっているのだろうか?
とりあえず、あまり無理をしないで自然に任せることにした。
5日目木曜日は1週間ぶりのテニスで、右太もも付け根の痛みはなし。今日のテニスでも問題なしだった。
「魔女の一撃」は2日で退散。故障を重ねて、治療を重ねて、利口になったおかげだね~~(笑) |
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