doseiみづ鍼灸室 by 未津良子(リョーコのブログ) 
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リョーコの手作りブログへようこそ!
7/11(日) 18年ぶりに「ぎっくり腰」を改訂
18年前に更新した「ぎっくり腰」があまりにも稚拙すぎると、ず~っと気になっていた。
ぎっくり腰の患者さんはあまりにも多いし、治療するのはあまりにも簡単だ。
ちょっとしたコツがあるんだけど、自然にできちゃうことを文章化するのはほんとうに大変なのである。

そのうえ、経験を重ねるたびにあらたな発見がある。
どんどん内容が複雑になっていくので、直すとなったら大仕事なのである。

ついに長年のフラストレーションを解消しようと重い腰を上げた。
人間いつ死ぬかわからないし、跡継ぎもいないから、治療のノウハウをまとめて紹介することにしたのである。
(昔の小技は自分の覚書にもなる)

またリカちゃんを裸にして写真を撮った。たくさんイラストを作ったんだよ。
腰痛」のページとかぶらないように、「ぎっくり腰」で、急性と慢性の筋肉性腰痛の治療法をまとめることに決め、やっとスタートできた。

症例14「ぎっくり腰・new 1」では、症状と治療の留意点を解説して、タイプ別の治療法を紹介した。

10年以上も抱えていたわだかまりがス~ッと消えた感じで、気分は爽快である。
読んでね~~

先週日曜日、右ひざの痛みが消えた!と思ったら、入れ替るように右腕の痛みに襲われた。
腕の角度でときどき、ギクッと肘の辺りに痛みが走る。
しばらく前から、鍼を磨くときに肘の内側に「来る」なあ・・・と思ってはいたんだけど、右ひざが治ったタイミングで痛みがバクハツしたのである。

テニスはほとんどやっていないから、「仕事のせい」とあきらかになった。
このところ患者さんが多くて、コロナ前ぐらい忙しい。そのうえ合間にはずっとパソコンに向かっていた。家に帰れば家事が待っている。

あんずや患者さんに、「テニスのやり過ぎ」とあきれられていたんだけど、もう汚名は返上だね。
「遊び過ぎ」となると罪悪感を感じ、「仕事のやり過ぎ」(と家事)なら、胸を張って堂々と言える・・・ってのは小市民的な発想かな?(笑)

右腕全体がダメになるという「複合汚染」で、5年前にはじめて痛めたときは、ここかな?ここかな?と順番に治療をして8日間もかかった。
(→2016/5/18
そのあとも何回か「複合汚染」に陥ったんだけど、経験済みである。肩から指先まで、あらゆる筋肉を一気に治療したら、すぐに治ってくれた。
(→2019/6/29

思い出すと、すべてこの時期なのである。

右膝も右腕もとりあえず治ってはくれたんだけど、時折、右のテニス肘の古傷にツツツツ-ッと痛みが走る。
右膝の内側には高校時代にバスケで痛めた古傷があるんだけど、時折そこにもツツツツ-ッと痛みが走る。

古傷は魔物の棲み処で、湿度が高いときに魔物が姿を現すらしいのだ。

熱海の土石流の原因は「盛り土」らしい。
自然の土には、腐った木の根などが空洞を作っていて、血管のように張り巡らされて、排水パイプの役割をしているんだって。
伊豆山の「盛り土」には排水パイプが作られていなかったために、大量の雨に降られて土砂崩れを起こしたとのことである。

古傷は「盛り土」のようなものなのかもしれない。
「治った」ように思えても、そこには血管もなく、硬くなってこり固まっている。
湿度が高いと、体内に大雨が降る。細胞が水を含み、細胞と細胞の間にも水が流れ、身体が水浸しになる。
硬くなった組織の塊が、違法な「盛り土」のようになって、そこから土砂崩れを起こしてしまうのかもしれない・・・なんて想像をした。

テニス肘の古傷が原因で、右腕全体が土砂崩れを起こす・・・
右膝の古傷が原因で、膝全体が土砂崩れを起こす・・・

西洋文学には「暗くてジメジメした部屋」が病気の温床になっている・・・というお話がたくさん出てくる。
私がこの時期にあちこち故障するのも、患者さんが次から次へとやって来るのも、それが原因かなあ?

「魔物の棲む季節」を乗り越えるためには「休養」じゃだめらしい。
来年からは別の対策を考えようと心に誓った。

今週は水曜日に1時間だけ女ダブをやり、土曜日に30分ラリーをしただけである。
雨つづきだったし、気持ちが「ぎっくり腰」に向いていたこともあるけど、どうしてもそれだけしか時間が取れなかった。

久しぶりにコートに立ったら、身体が重い。
身体が重くて、重くて。。。動くことがつらくて、つらくて。。。
(今までなら準備運動にもならないのに!)

「歩け」と言っても歩かない、「動け」と言っても動かない、そういう患者さんの気持ちがわかった。

動くことが「楽しい」となるまでは、この「つらい」を乗り越えなくちゃならないのである。
昔のようなひ弱な自分に戻りたくないから、筋力と体力がつくまでは、つらいテニスをがんばるしかないね~~(笑)
6/30(水) 「キネシオテーピング」をイラスト付きで更新
回テーピングのやり方をちょっと紹介したので、きちんとイラストを作ろうと思い立った。
リカちゃんを裸にして写真を撮って・・・と、またいつものようにハマッてしまった。

イラストを挿入するだけのつもりだったけど、結局ぜんぶ書き直す羽目になった。
この10年間でたくさん経験を積んでいるんだもの。

FAQ20「キネシオ・テーピングのやり方」を改訂して更新したんだよ。(テーピングのイラストは「足首のねんざ」と「膝痛」だけだけど、PC版のみである)

現在進行形で故障している人にしか役に立たないけど、リクエストがあれば、他の部位のイラストも作ってあげるよ~~

JOPのシングルスのあと痛めた右ひざは、1ヶ月たってやっと「治った」と言えそうなところまできた。
故障を軽く考えてこじらせてしまったので、おっかなびっくりのスタートである。

古傷()の痛みが一番早く消えてくれた。
徹底的に治療したし、反対側治療の左外関の銀粒のおかげかもしれない。
大腿四頭筋の付着部()と膝の裏側()は、痛いというより、全体に脆い感じで、支持力が低下していた。

膝裏の内側()と外側()のしこりが最後までしつこく残った。
自分では鍼を打ちにくい場所だし、透熱灸はまったく不可能なのだもの。

月曜日にはラリーを30分ぐらい。やりはじめは膝裏()にちょっと痛みが出たんだけど、やっているうちに消えてしまった。

翌日も日常生活では痛みがない。
大腿四頭筋()の脆い感じもなくなって、膝が悪いことを忘れている時間が長くなった。
ふいにしゃがむときに一瞬ブレーキがかかるけど、腫れているような感触もなく、どこにも痛みはなく、普通にしゃがめることが分かった。
脳にインプットされた「恐怖」のせいらしい。

そろそろ「使って治す」時期が来たようである。

今日もテーピングをしてテニスに出かけた。
なんだか身体がギクシャクして、いろんなところが硬くなっている。
ゲームだといきなり動くことになる。ここで壊すのはまずいと思い、用心に壁打ちに行った。

20分ぐらいやっていたら、遠くから人に呼ばれた。
ときどき一緒にダブルスのゲーム練習をする仲間が、4人目を探していたのである。
壁打ちしてたら硬直がほぐれて、あちこちの軽い痛みが消えてくれた。

3人とも上手で、いいストロークをバシバシ打ってくる。
『もっとゆるいところで』と思っていたんだけど、正統派のテニスをする人たちとやるほうが、かえって身体に優しいかもしれない。変なボールも来ないし、動けない人をカバーする必要もない。
ちょっと迷ったけれど、仲間に入れてもらうことにした。
結果、どうやら最適なリハビリになったみたい。

丸太のように太くなって「アスリートの足」と喜んでいたのに、すっかり筋肉が落ちて、また細くなってしまった私の足。
『走れるかな?』と心配だったけど、きわどいドロップショットにもすべて追いついて、ちゃんと走れて問題なし。
ストロークも安定して、いいボールが飛んで行ってくれた。
シングルスのあとは、自分の能力が向上しているのを発見できるのである。

テニスのあとの仕事のときは、膝の裏()にちょっと痛みがでたけれど、やっているうちに治ってしまった。
まずは一安心である。

この間、6年ぶりの患者さんが来た。
脊柱管狭窄症の手術をすすめられ、手術はごめんと、50歳で来院した人である。
10回ぐらいやって症状が取れて治療を終了したんだけど、腰の歪みが残ったままだった。
ずっと気になっていたんだよね。

ところが、58歳の彼は、腰の歪みが取れて、なんと若返っていたのである。
毎日ストレッチをし運動をし、ときどき京都で鍼も打ってもらっているそうだ。
まさに一病息災だね。努力をつづけている人には必ず結果がついてくる。

今日は、帯状疱疹の患者さんも来た。
不思議なことに、季節的ともいえる病で、ひとり来ると必ず他の人もやって来る。
みなさんは知らないだろうけど、「帯状疱疹」は鍼灸で劇的に治るんだよ~~
6/20(日) 右ひざを壊して1週間テニスを休んだ
JOPのシングルスの試合のあと、日替わりで起こった不具合が落ち着くまでに2週間もかかった。
1試合につき1週間かかる、ということらしい。
休養も大切と、3日間テニスを休んだ。この時期は仕事も忙しいから、無理して行くのはやめたのである。

疲れが取れて身体が軽くなったので、「完全復帰」と思い込んでしまった。

月曜日は1日雨の予報だったのに、起きたら降っていない。
ポプラがいたのでティラを任せて、ちょっとだけでもと、いそいでクラブに出かけた。

12時半に到着したら人が少ない。
やる相手がいないので、CさんとDさんが2人で練習をしていたコートにお邪魔させてもらった。
CさんはDさんに悪いと思ったらしく、なんとなく嫌そうである。
居心地が悪いので、誰か来たら抜けようと思った。練習しながらチラチラ見回したけど、いつもの仲間はなかなかやって来ない。

そのうちDさんが楽しそうにしていることに気がついて、Cさんも笑顔になって、2ゲームずつ交代してシングルスをやることになった。

Dさんと私は仲良しで、何回かシングルスをしたことがある。
ものすごいスピードボールの持ち主で狙いも正確。サーブもストロークもコーナーにバッシーン!と打ち込んでくる。
でも故障のせいであまり走れない。

私は必死で走って、スピードボールを追いかける。
やっと追いついてなんとか返したボールがポットンとエースになることもある。
返ってきたことに驚いて、Dさんがミスをしてくれることもある。
『負けるわけにはいかない』と躍起になってくれる。

私はスピードボールを追いかけて走るのが楽しいし、Dさんには「打ち込み」の練習になるよね~~(笑)

2ゲーム交代のシングルスはとても気楽だった。
あっという間に終わるから、相手にならないことを気にしないですむし、勝敗も気にならない。
順番待ちのときに2人の対戦を見物できる。

2人とも打点に入るのが早い。しっかり構えて打っているのである。
やっと追いついてラケットに当てるだけじゃあ、いいボールは打てないと気づいた。

自分の番が来たときに、相手が打つ瞬間に「1」と数え、「2」でラケットを構えて走り、「3」で打つようにがんばった。
そしたら、スピードボールを何本かリターンエースできた。
大発見だったね。

女性が「入れて」と入ってきた。
10年前ぐらい、40代の頃にJOPの試合に出ていたそうで、最近はいろんな男とシングルスをがんばっている。
負けて当たり前の男性と違い、相手が女性だとプレッシャーである。
ラリーがつづくと疲れし、勝敗も気になる。
結果は2回とも1-1だった。

そこへ別の男性が「入れて」とやってきた。
11年前、はじめて出た親睦会の3戦目のペアである。
(→2010/10/21

クラブに入ってすぐにテニス肘になり、1年近くも治らなかった。2年目すぐに今度は手首を痛め、また3ヶ月。その間ひとりで左手で壁打ちをしていたのである。
やっと治ったタイミングで、母がゾンビになってしまった。
私はスクール初級で下手なうえに、ろくろくゲームをしたこともない。
「怖いもの知らず」のクソ度胸で、ゲームをするチャンスを求めて親睦会に出たのである。

「ポツンと1人で壁打ちする女」だった私は、けっこう目立っていたらしい。
彼はシングルス・プレーヤーなので、テニスをする機会はほとんどなかったけど、なんとなく気にかけてくれていた。

久しぶりに会って、「最近、シングルスに出てますね」とにっこり。どんなテニスをするのか、対戦が楽しみだった。
優しくはじめてくれたので、最初のゲームを取れたんだよ。そこから本気のプレーをされて、手も足も出なかった。

途中からダブルスの仲間が次々とやってきたけど、もうすぐシングルスのラウンドロビンだったので、そのままシングルスをつづけた。

みんなが立ち去ったあとも、Dさんとふたりでシングルスをつづけた。
交代で休んだのでぜんぜん疲れを感じていなかった。
ああかな?こうかな?といろんなことを試してみた。
シングルスは自分の世界、壁打ちのように「オタク」に楽しめるのである。
結局さいごまで雨は降らず、4時半まで、4時間もシングルスをやってしまった。

翌朝起きたら、右ひざが痛い!
内転筋の硬直はほぐしたけれど、膝の付着部のほころび()はそのまま残っていたらしく、右ひざ全体に痛みが広がっていた。
膝の裏側()にも痛みが出てしまった。骨までスースー冷えているような感じで、不快である。
膝まわりの筋肉全体が弱っている。

この1年半、テーピングと無縁になっていたのに、ティラのお散歩はテーピングをして出かけた。

ストレッチのときに下腿(///)がつりそうになった。治療しても治療しても、下からコリが浮き上がってくる感じで、毎朝つりそうになるのである。
シングルスの全力疾走で、いかに脛とふくらはぎの筋肉を酷使するものなのかをまざまざと実感した。

右ひざの古傷の存在を軽く見ていた。
関節にたったひとつのほころび()があるだけで、共同運動している筋肉たちに過負荷がかかってしまう。過負荷の連鎖反応はほんとうに怖い。
必死で鍼を打ちまくった。

歩くときの痛みは2日でなくなり、お散歩のテーピングもいらなくなった。
でも膝が「脆い」感じがしばらくつづいた。
いきなりしゃがむとか、いくつかの動作に不安があった。

日常生活で支障がなくなるまでは、テニスはお預けである。
ここで無理をしてこじらせたら、何ヶ月も何年も膝の痛みを引きずる羽目になるかもしれない。
楽しみにしていた金曜日のラウンドロビンは止めにした。
膝を壊してシングルスをあきらめた人たちをたくさん見ているからね~~

この1週間の治療と休養のおかげで、やっと「頑丈な膝」にもどってくれたみたい。
不快な「冷え」もなくなり、膝の痛みはとりあえず消えてくれた。

膝のキネシオ・テーピングを紹介しよう。私は2.5センチ幅を使っている。
補強したい部位には2本貼ればいいので、細いテープが楽チンなんだよ。
太もも内転筋~膝下内側
膝の裏
皿を囲むように
明日からテニスを再開できそうである。
シングルスに必要な筋肉はシングルスでつけるしかない。

ストレッチと同じく「あまり無理しないように、ちょっとだけ無理をする」がコツらしいから、ダブルスと組み合わせなくちゃね~~
6/11(金) シングルスの後遺症がまだつづいている
JOPのシングルスの試合の疲れがまだ取れていない。。。

ラウンドロビンは1日で4試合以上やる。
試合のあとは、その日の疲れを取るために温泉に行くことにしているんだけど、1日1試合ぐらい、どうってことないと思っていたんだよね。

でも、公式戦の1試合は、練習試合の4試合よりも格段に身体を酷使するらしい。
日替わりで、いろんなところが次々に痛くなったのである。
やっぱり65歳、トシは嘘つかないね~~(笑)

試合の翌日、水曜日には右ひざ()に痛みが出た。
太ももの内転筋(///)がカチンカチンに硬直していた。
筋肉が硬くなると、骨の付着部を引っぱる。膝には古傷があるので、引っぱられて痛みがでたのである。
テニスのせいで膝が痛くなったのは久しぶりである。

仕事の前にダブルスを1セットやって、夜はワインを片手に右の内転筋(///)に鍼を打ちまくった。
とりあえず、右ひざ痛()は落ち着いてくれた。

シングルスだと、広いコートをひとりで走らなくちゃならない。
右に打たれたボールを追って、地面を蹴って左に走る。
右⇔左、左⇔右と、左右への全力疾走をくり返すので、太ももの内側と外側()の筋肉がカチカチになった。

普段はダブルスしかやってない。
ダブルスは半面を守ればいいので、ほとんど前後にしか走らないのだと気がついた。
前に走るときに使う、太ももの前面と後面には問題がなかったけど、普段あまり使わない両サイド()の筋肉が酷使された。

脛から下の筋肉()がパンパンに張ってつりそうになった。
移動距離がハンパじゃないので、下腿もそうとう酷使されるらしい。

木曜日のテニスはボロボロだった。
たぶんダブルスを忘れちゃったせいとおもう。
1・2セットは何もできずに負けてしまった。
3セット目にやっと勝てたので、帰ろうとしている人たちを引き止めた。

休憩している間に腰が痛くなったので、『これはヤバイ』と思ったけど、みなさんがやる気になっていた。
自分で誘っておいて抜けるわけにはいかない。
動いている間に腰が軽くなったので、やれやれ、である。
そのまま治療室に直行して全身に鍼を打った。

鍼だけでは取りきれないほどの疲労が蓄積しているらしい。
年寄りは身体が鈍感になっているので、痛みや疲労を感じ取る能力が低い。
頭でスケジュールを調整するしかないので、3日間テニスを休むことにした。
土曜日にもまた全身に鍼を打ったんだよ。

月曜日は休んだおかげで、かなり身体が軽くなった。
でも朝のストレッチのときに、足の指や足背、足底のあらゆる筋肉がつりそうになった。
これは「そろそろ温泉に行け」のサインである。
試合の日に行っておけばよかったんだけど、遅ればせながら、テニスのあとで温泉に行った。

火曜日の朝は、なんと肩甲間部に痛みがでた。ここは自分では絶対に鍼を打てない部位である。
誰かに治療してもらわなくちゃならない・・・と痛切に思ったけど、誰もいない。
坐ったまま、首から肩から、手の届く範囲に鍼を打ちまくったら、やっとマイルドになった。

水曜日は仕事の前にダブルスを1セット。夜には全身に鍼を打った。
そしたら、太ももの前面とか、それまで問題がなかったところまで、あちこちの筋肉痛がはじまった。

大脳は「フォーカス」の機能がある。
(→FAQ13「何故、痛みがあちこち動くの?」と、FAQ14「大脳の機能:コントロールの仕組み」)

最重要ポイントにフォーカスされるので、問題をひとつずつしか拾えない。
ひとつ解決したら次の問題と、細かい不具合を感じれるまで時間がかかる。

さんざん苦労したので、用心して全身治療をしているのだけど、それでも追いつかないぐらいシングルスの試合は大変・・・ということらしい。

木曜日にテニスに行ったら、身体が重い。鍼を打った翌日は、驚くほど身体の切れがよくなるはずなのにね~~
動いているうちに動けるようになったけど、今度は右手首に痛みがでた。

最後にサーブ練習をたくさんしたあと、ボレー&ボレーの練習をした。ラケットを落として強打をくり返したせいだね。
手首の治療は肘から指までの筋肉の硬直をほぐして治療するのだけど、時間がないのでとりあえず透熱灸をした。
2ヶ所やったら痛みがおさまったので、やれやれ、である。

金曜日(今日)は、朝また右ひざ()に痛みがでていた。
ストレッチをしても残っていたんだけど、ティラのお散歩中に「リョコちゃんウォーク」をがんばった。
痛みをこらえて「正しく」歩いていたら、とりあえず痛みが消えたんだよ。

ラウンドロビンの疲れが取れるまで、だいたい1週間はかかるんだけど、JOPのシングルスだと、もっともっとかかるらしい。

全力で走って、なんでも拾い、すべて振り抜いて打つ・・・という、若者のようなテニスをしている私である。
「目標」に「老体」がどこまで追いついてくれるのか?
もうしばらくチャレンジしてみようと思っているのである。(笑)
6/2(水) JOPのシングルスで1回戦突破
月曜日はJOPのシングルスに参戦。4回目の「京王オープン」だった。
65歳代女子は14人もエントリーしていたんだよ。

1回戦の相手は37ポイント。他はみなさん三桁とか四桁のポイント保持者なので、これはめったにないチャンスである。
(私は「0」だけど・・・)

・・・チャンスと思うと、かえってプレッシャーになるので、考えないようにした。
「勝てる相手には勝てるものだ」と自分に言い聞かせた。

試合開始が1時半だったので、12時ごろクラブに出かけ、Cさんに練習をしてもらった。
他の人はコートを使えないから、クラブ会員ならではの利点である。

試合前だから軽めに、と思ったけど、ここでちゃんと身体を動かさないとパフォーマンスが低下してしまう。
1時間近くもしごかれて、なんだか疲れたけど、時間的な余裕も考える余裕もなくなったおかげで、すんなり試合に入れたみたい。

試合は8ゲームの1セットマッチ、セミアドバンテージ方式(ジュース1回のみ)で行われる。

試合の前には5分間練習がある。私はやっと慣れた。
相手はバッコンバッコン強打を打って、ほとんどノーコン。ボールを拾いにいく時間のほうが長かった。
練習のときはスピンを打っていたので驚いた。50代以上でスピンを打つ女性に会ったのははじめてだったのである。

でも、試合になったら、フラット系の強打で、バッコンバッコン打ってミスを多発した。
すごいサ-ブの持ち主だけど、めったに入らない。
まるで荒削りの若い女の子のようである。

ダブルフォルトを連発するので、フォルトを期待してボーっとしてしまう。突然、すごいサーブが入ってくるので、えっ?と調子が狂う。
用心、用心だけど、私は速いボールには強いのである。
そのうちアンダーサーブを打ちはじめた。
1発で決める練習をしたけど、確率が半々なので、途中からすべて深く返すことにした。

はじめ、緊張感からダブルフォルトもしたし、1-2と先行された。
でも、今のテーマは「攻め」のテニスである。すべて振り抜いて打とうとがんばった。
相手のミスに助けられて、平常心を保つことができた。

終盤になって、相手の動きが鈍くなった。(やっぱり若くない)
ミスが早くなったので、『たぶん疲れてきて、すべて1発狙いをすることにしたんだな』と思い、攻めるのをやめて、相手のミス待ちをすることにした。

7-3になって、『あと1ゲームが遠いなあ』と思った。『勝ちたい』と欲を出すのはまずい。
入れに行くと、相手の調子が上がる。無謀な賭けにでると、自分がミスをしてしまう。
とにかく『振り抜いてコートに入れる』ことに集中した。

そして、1回戦8-4で勝つことができた!JOPでの初勝利である!

観戦していたCさんのほうが大喜びしてくれた。
クラブの仲間もみんなで喜んでくれた。「勝った」報告をできるのは心地よいね。
私を下に見ている男が、「え~、勝ったの?」ととても驚いたので、その表情も妙に心地よかった。(笑)

でも、翌日に試合が控えているので、私は喜ぶどころじゃない。治療室に直行して、全身に鍼を打ち、2回戦にそなえた。
試合を前にした緊張感は、片思いしていた男の子と初デートの約束をしたときと似ているな・・・な~んて思いながら。(笑)

2回戦の相手は第2シードで、40位で746ポイントも持っている。
細身で、男のようによく走って、なんでも追いついて返してくる。ラケットに当たったボールはすべてコートに入るのである。
ボールにスピードがないので、私も追いついて返すことはできた。
長いラリーがえんえんとつづいて、最後は私のミスで終わってしまう。

最初の1ゲームだけはジュースになって取れたけど、そのあとはどうしてもゲームが取れない。

打っても打っても返ってくるので、バドミントンの先輩の話を思い出した。
「若い人はどんどん打ってくる。強打を返していると、先に相手が根負けするのよね」と言っていたなあ。
なるほど、ほんとうに根負けしそうである。

思い切って甘いボールを「決め」に行って、何本もミスをした。
でもね~、決めボールのチャンスが来るだけマシなのである。一方的にやられるときは、そんなチャンスもやって来ないんだから・・・と自分を励ました。

相手が回り込んでフォアを打っていることに気がついた。
どうやらバックが苦手らしいけど、バックに打ってもポワ~ンと当てて返してくるのである。
フォアに打っても返ってくるし、バックに打っても返ってくる。
ポイントが取れるまで、2本も3本も余計に打たなくちゃならない。

どうしていいか分からなくなった。
いつも得意なコーナーに打ち込むボールも、精度が悪い。思い切りが悪いので、どうしても真ん中あたりにボールが寄っていく。
「相手を動かす」作戦もうまく行かない。
ゆるいボールを強打で返すのは、ほんとうに難しいのである。

結局そのまま1-8で負けた。
スコアの割には、1時間ぐらいかかった長い試合だったんだよ。疲れた~~
トーナメントだと、120%ぐらいの力を振り絞るらしい。ワンセットやるだけで、肉体的にも精神的にもものすご~く疲れてしまった。
まだまだトーナメント初心者なんだね~~

「拾い屋」のベテランと、拾い合戦をしていても勝ち目はない。相手はミスをしてくれないんだもの。
今のところ、私が勝てる相手はミスしてくれる人だけなのである。

やっぱり攻撃力がなさすぎるし、できることも少なすぎる。『ちゃんと練習しなくちゃな!』と、あらためて痛感した。

「1回戦突破」はプライドには栄養を与えてくれたけど、「負けた」ことのほうが悔しくて、まだ喜ぶ気にはなれない。

でもいろんな発見があった。
やればやるほどシングルスが分かってくるという、この醍醐味が素晴らしい。
「できないこと」に挑戦するのは、ほんとうに楽しいんだよ~~(笑)
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