doseiみづ鍼灸室 by 未津良子(リョーコのブログ) 
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リョーコの手作りブログへようこそ!
2022/2/17(木)
ストレッチの進化:前屈でお尻に折れ目ができた
ひざ痛が治ったあと、右の股関節の前後に痛みが出た話をした。シングルスのラウンドロビンのとき、3つ目の試合で痛みで走れなくなった。壊れる前にと、途中で棄権したのである。(→2021/12/5

治療してすぐにまた走れるようになったんだけど、ストレッチでの痛みはしばらくつづいた。(→2022/1/19
痛みの出る角度と部位が日に日に変わっていった。

その頃から、自分の身体に変化が起こりはじめていた。
私の大嫌いな、苦痛で苦痛でたまらないストレッチ、両足をそろえての前屈で、お尻の先っぽに「折れ目」ができはじめていた。
曲がる角度はちょっとの変化なんだけど、何年やっても丸~く傾けるだけだったのが、お尻に「角」ができはじめたのだ。鋭角に折れ曲がっていきそうな気配がみえてきた。

リョコちゃんストレッチ
<#21>

*片足ずつからはじめて、最後に両足をそろえて前屈する

私がストレッチをはじめたのは2011年の3月である。80歳以上で元気な人はみなさん身体が柔らかかった。見習おうと決心したのだけど、あまりの忙しさに時間が取れない。ヴェルのお散歩中に河川敷のハシゴ段に足をかけて、立ったままできる「360度ストレッチ」を思いついた。

ぎっくり腰になったとき、両足そろえての前屈が盲点だったことに気がついた。そこで床の上に坐って行う「真向法」を追加することにした。ストレッチをはじめてから5年後のことである。(→2016/5/6
片足ずつのストレッチはかなりやりこなしていたので、開脚での前屈はスムーズだった。お尻に「角」があって、本を閉じるように折れ目から曲げられることができた。なので、どんどん進歩した。

でもはじめて取り組んだ「両足そろえての前屈」は、進歩の兆しもなく、ただひたすら苦痛なだけだったのだ。それが6年半たって、かすかな折れ目があらわれはじめたのである。

右の股関節周辺()に痛みが出たのも、1/31のJOPのシングルスの試合のあと、右の坐骨結節からハムストリングス()に痛みが出たのも、腰回りの筋肉バランスが変化したことと関係がある。

必死で鍼を打っているので、テニスにはまったく支障がない。痛みがあるのはストレッチのときなので、苦痛に耐えてがんばっているんだよ。

59歳からの6年半はあまりにも長いけれど、66歳になって、いきなり進歩の兆しが見えはじめた。とにかく、60代になっても、あきらめずにストレッチをつづければ、ちょっとずつでも進歩していけるという証拠である。
私の辞書には「あきらめる」という文字はない。とことん、あきらめの悪い女なのである。みなさんもあきらめずにがんばってね~~

ちなみに、パソコン作業はまだまだつづいている。長時間坐っているとだんだん痛みが強くなるんだけど、一段落するまではしょうがないね。それは次回にまとめて報告するつもり。
2022/2/8(火)
5回目のJOPのシングルス、4日後にぎっくり腰
うちのホームページの文字がWindows11では、読めないぐらいの細さだった・・・という話をした。
いそいでやる必要はない・・・と思いつつ、自分でも読めないので、気になって仕方がない。フォントの指定をはずす作業に熱中してしまった。
ページ数の少ないスタイルシートからはじめて、あれこれ試行錯誤。ファイルを転送しては、どう見えるかを確認して、また手直しをする。。。
毎日夜中までやってしまった。

結局、ほとんど自由がないことに気がついた。
フォントの色が「黒」でも、見えるのは「灰色」の文字。「濃い青」でも、「青色がかった灰色」になる。
小さい文字「small」が12ピクセルに指定されていたことにはじめて気づき、それ以下の大きさにはできない、ということも判明した。

気づかない程度の違いだけど、グラフィックデザイナーのゲンさんが指定してくれた「濃い青」が、なんとなく全体的に落ち着く感じである。
さすがプロである。プロが全体のバランスを取るために選んだ色ですべて統一することにした。
フォントの大きさも13ピクセルで統一。あれこれ細かく指定されたスタイルシートをなるべくまとめて、大体の目途ができあがった。

もうこれ以上は、素人の私にできることはない。。。
レイアウトの崩れを修正するために、鬼のようになってパソコンに向かいつづけたのである。
不本意なところも多いけど、とりあえず見切り発車した。

そんなこんなの最中だったけど、先週月曜日はJOPのシングルスの試合に出場した。
対戦相手は3回目と同じ女性で、65歳以上の62位である。
彼女は前回は104位で、当時の試合形式は「8ゲーム、セミアドバンテージ、1セットマッチ」だった。ガチガチに緊張しまくっていて、落ち着いたのは1-7から。やっと自分のテニスができるようになったんだけど、4-8で負けてしまった試合である。(→2021/4/21

去年の夏から、「4ゲームのショートセット」に試合形式が変更になった。
海外には「8ゲームマッチ」がないので、国際基準にあわせて「4ゲーム、ノーアドバンテージ、3セットマッチ」になったのだ。1-1になったら、3セット目は「7ポイント、タイブレーク」で勝敗を決める。

シングルスの準備がほとんどできなかったので、ほとんど「ぶっつけ本番」だったし、ものすごい強風が吹いていた。
はじめ風下で、相手のボールが伸びてきて、ぜんぜん返せない。風上からはぜんぶアウトになってしまう。まごまごしているうちに、あっという間に0-4で1セット目を取られた。

2セット目、『ここからは自分の得意なことだけやろう』と決めた。
風上からスピンを打つと、高く弾んでボールが逃げていく。相手はベテランだから、なんとか当てて、ポワ~ンとロブが返ってくる。それをまたトップスピンで深く打ち返す。なんと、何本かつづくと相手がミスをしてくれたのである。
ワンパターンに徹したら、風下からでも深いボールがコートに入ってくれるようになった。
3-2になって、『あれ?先行してる!』と自分で驚いた。でも結局4-4になって、タイブレークは3-7であっという間に負けた。

試合開始が11時半。終わったのは1時だから、1時間半近くも走り回ったことになる。
『勝ち上がるためには、試合時間を短くする』作戦を立てたのだけど、ぜんぜんシングルス練習をしてなかったから、しょうがないね~~
サーブはダブルフォルト1回もしないで、ラディ・サーブがちゃんと飛んで行ってくれたのは進歩である。

負けて意気消沈。そのあと気分転換をしようと、クラブでダブルスに入れてもらった。
でも、右のお尻とハムストリングス()が痛くて走れない。サーブを打とうとしたら、ぜんぜん打てない。
公式戦で身も心も疲れ果ててしまったのである。
そのまま治療室に直行して、パソコン仕事の合間に自分で鍼治療をした。

右のお尻とハムストリングス()はすぐに治ったけど、(年寄りだから)全身のあちこちの不具合が日を追うごとに次々に現れてくる。
1日おきに全身治療をつづけたんだけど、パソコン仕事もどうしてもやめられない。

4日後、ダブルスをはじめてすぐに腰に横棒()が出現した。何度も悩まされた腰でん部の硬直で、壊れかかっている兆しである。ここで無理をして「壊れて」しまったら、完治にものすごい時間がかかる。
幸いに4ゲーム先取だったので、そこでやめにして治療室に直行して治療をした。

左でん部()の痛みが激しかった。鍼を打ったけど、ほとんど効果がない。毎日のように打っていたから、自分の手の届くところはすでに網羅していたのである。
これじゃあ仕事もできそうにない・・・と、絶望的な気持ちになったんだけど、なんと、カマヤミニのお灸が効いたのである。終わるとスイっと腰が伸ばせる。
またパソコンに向かうと、また立てなくなる。。。(笑)

仙骨を中心にしたカマヤミニとお腹への透熱灸、つまり自分で鍼を打てなかった部位へのお灸が絶大な効果だった。翌々日にはほとんど治って、患者さんの治療を無事に遂行することができた。

でも今日のラウンドロビンは欠場して、次回に延期することにした。
夜中までのパソコン仕事をつづけていたから、「物理的」に無理があった。つまり、朝早くは起きれそうもない、という決断でもある。
どっちにしろ、公式戦の疲労を取るのに1週間は短すぎるものね~~
2022/1/28(金)
windows11: one drive に苦戦
Windows11での困難はone drive との格闘からはじまった。

XPでは毎日こまめにバックアップを取ってあった。USBメモリーからすべてのファイルをコピーして、作業しようと思ったら・・・
ドキュメントのフォルダーが3つもあった。アイコンも同じである。

作業すべきフォルダーが入っている「ドキュメント」はどれなのか?
・・・まずそこから混乱がはじまった。

とりあえず、それっぽいのを選んで、ホームページビルダーで作業をはじめた。
まずは携帯サイトの変更からである。英語とスペイン語のページはすべて削除。カレンダー作成用の画像も不要なものを削除することにした。

使いこなせないうちは不安なので、慎重にバックアップを取って、いつでも元に戻せるように、用心に用心を重ねた。
ホームページビルダー上で削除すると完全に消えてしまう。「ドキュメント」で削除すると「ゴミ箱」に入れられるので、失敗しても元に戻せる。

削除したら、「one driveのゴミ箱に入りました」とかの表示が出た。
えっ!自分の「ゴミ箱」じゃないの?
どこにあるのかも分からない「ゴミ箱」に入っちゃったら、元に戻せなくなっちゃうかもしれないじゃない!

ネットでone driveのことを調べまくった。Windows10にもあったらしいけど、使ったことがない。
でも「11」では出荷時にデフォルトされてあって、どうしても使わざるを得ないようにはじめから設定されているらしい。

one driveに自動保存されるので、別のパソコンからでも続きの作業ができるとのことらしいが、自宅で作業するつもりもない。どうしても必要な時は、今まで通り、USBメモリーへのバックアップで事足りる。
「ドキュメント」も「ゴミ箱」もひとつでいい。たくさんあったらこんがらがってしまう。
なんとか使わずにしたいと、ネットで調べまくった。

one driveはかなり容量が多いらしい。お邪魔な奴のためにHDDのスペースを取られるのはイヤである。作業のスピードが遅くなるのもイヤである。
パソコンの起動時に自動的に起動するのを止める設定に変えた。

次にone driveの「ドキュメント」の中にあるファイルをすべて削除した。「二度と元には戻せません」とか、怖い警告があったけど、無視してやった。
そしたら、自分の「ドキュメント」のファイルがすべて消えてしまった!

またネットで検索。私と同じ症状に悩んでいた人が質問していた。
回答欄には、こうなって、ああなってと、症状を画面入りで解説し、元に戻す方法を教えてくれる人がいた。
最後に「あれこれいじりすぎて、この画面が出たら、もう元には戻せません」というのだが、私のパソコンにもその画面が出たのである!

絶体絶命と思ったけれど、あれこれ調べて、すべてを「コピーしない」という選択をしたら、「ドキュメント」のフォルダーがひとつになってくれた。
USBメモリーから「ドキュメント」にファイルを送ったら、無事に入ってくれた。

これで一安心、と思ったんだけど・・・

ホームページビルダーでつづきの作業しようとしたら、いつの間にかone driveのファイルをいじっている設定になっていた。
あくまでもone driveを使わせようという魂胆である。
なんとか自分の「ドキュメント」のファイルで作業できるようにした。

ウェブアートデザイナーで、ティラの写真を作った。保存したんだけど、どこにもない。もう一度作り直して保存したんだけど、やっぱりない。
こっちもいつの間にか、one driveのファイルを成形する羽目になっていて、そっちに保存されていたのだった。

フォルダーを選びなおして保存したら、自分の「ドキュメント」にちゃんと現れてくれた。
こんなことに余計な神経を使うなんて、もうこりごりである。
紛らわしいので、one driveの「ドキュメント」を削除したいんだけど、また自分のが全部消えちゃったら、また面倒なことになる。。。

最初にone driveを使わない設定にして、それからファイルを入れればよかったのかもしれないね~~

まだまだWindows11には問題があった。
自分のサイトを見ると、文字が細くて読みにくい。ページによってはまるで点線で、読めないぐらいの細さなのだ。
これもネットで調べたら、「文字が細い」という苦情がたくさんあった。

インストールされているフォントセットが、10と違うせいらしい。10のフォントセットをインストールすれば解決されるらしいけど、私の場合は、自分に見やすいかではなく、人が見やすいかどうかの問題がある。

患者さんに「まだ、11を使っている人は少ないでしょ」と言われ、そんなに急ぐ必要はないとは思うんだけど、気になって仕方がない。

携帯サイトの文字が普通に読めることに気がついた。「フォントの指定」をしたページの文字だけが細いのである。
私は「MS UI Gotic」がお気に入りだったので、ほとんどのページがこれで統一してある。他のフォントを指定しているページの文字もやっぱり細い。
(ちなみに英文字は指定されていてもちゃんと読める)

とりあえず、「目次」だけでも見やすいものに変えてみることにした。
新着」と「症例集目次」が同じスタイルシートなので、「フォントの指定」をはずしてみることにした。

フォントを変えると、文字の大きさが変わるので、レイアウトが崩れてしまう。
あちこち変えては、ウェブで確認し、また変えてみて確認し・・・、えんえんとやっちゃったのである。
「凝り性」の私だけど、さすがに疲れて、この作業は中断することにした。

新しいパソコンのセッティングが一段落したので、いよいよノートパソコンの修復に取り組むことにした。
すべてを初期化する再インストールをした。
去年の上書きインストールの時は、パソコンが死んだかと思われるぐらいの時間がかかったんだけど、今回はまあまあスムーズ。画面に「○○しています」とか、「○○%終了」とか、表示が出たので安心できた。

初期化したあとは、すべてを最初からやり直さなくちゃならない。
Windows10でははじめに「one driveを使いますか?」と聞いてくれたので、「自分のパソコンだけで作業をする」を選んだ。
再インストール前とは、いろんな点が異なっていて、まるで別のパソコンである。
はじめは動作が遅くて、『やっぱりダメか・・・』と落胆したんだけど、更新プログラムなどのインストールがすべて終わったら、スムーズに動くようになった。

ノートパソコンのブルースクリーンエラーは12月の半ばからはじまった。ある更新プログラムのインストールの失敗がはじまった時期と重なる。
インストールが「20%」で止まり、その後も何度も「インストールに失敗しました」をくり返していた。インストールを完了することもできず、削除することもできないというやっかいなトラブルに見舞われていた。

中途半端な更新プログラムが災いして、ブルースクリーンエラーを起こしていたのではないか?と推測していたのである。
同じものがまたインストールされたら、またブルースクリーンが起こってしまう。
でも「10」では、自動更新以外の選択肢がないのだそうだ。(手動でできない、ということ)

ハラハラ、ドキドキだったけど、どうやらその更新は消去されていたらしい。
おかげでノートパソコンも蘇った。以前より動作が素早くて、ストレスはゼロになった。いろんなソフトのインストールには苦労したけれど、無事に2台のパソコンを同じ設定にすることができた。

来週月曜日はJOPのシングルスの試合である。
パソコンのせいで夜更かしになり、朝起きれなかった。2時半過ぎにクラブに行くと、シングルスの相手が見つけられない。
半年もやっていないので、準備不足もはなはだしい。今週になってシングルス練習をはじめたんだけど、まるで「一夜漬け」である。

オミクロンを理由に延期になってくれないかなあ・・・なんて願っている私である。。。(笑)
2022/1/17(月)
携帯サイトの更新を終了します
前々から、そろそろ携帯サイトは必要なさそう・・・と思っていた。
世の中はスマホの全盛時代。数年前から Google の検索エンジンにも携帯サイトが引っかからなくなった。
イラストを多用するようになって、変換はますます複雑になった。1ページが長~~くなったので、見るのも大変になった。

2回もURLを変更したし、もう見ている人はいないだろうな・・・と思いつつ、なんとなく惰性でファイルを変換してきたのである。
ものすごく苦労して作ったものだから、愛着がある。なかなか気持ちの踏ん切りがつかなかったんだけど、ノートパソコンの不具合でやっと決心がついた。
ついに携帯サイトの更新を終了することにしたのである。

携帯サイトをはじめてアップしたのは19年前のことになる。図書館で「iモードのホームページの作り方」という本を借りて、自力でコツコツ、がんばってファイルの変換に取り組んだ。
当時は通信速度が遅かったので、イラストもアイコンも最小限。1ページを3つに分けて、「次へ」とつないでいくしかなかった。表も使えず、文字の大きさ、フォント、色などの指定もできなかった。

2003年4月にヤフーモバイルに登録したときは、「鍼灸」では17番目だった。症例集が充実していたので、「ハリ」で検索すると、うちのホームページがトップに出てきたんだよ。
全国の若い人たちから相談メールが来て、掲示板にも投稿がたくさん来た。患者さんの治療の合間に返事を書くのが大変だった。

4年後、「掲示板荒らし」が現れた。はじめは「悪意」ある人とは夢にも思わず、まじめに応対した。そのときにいろんな人が掲示板を見てくれていることを知った。みなさんの応援で状況を分析して乗り越えたのである。

2007/4/14 「掲示板のトラブルから① 医学の本質とは?」
2007/4/18 「掲示板のトラブルから② ネット社会の功罪」

2015年8月、すべてのファイルをYahoo!に移動した。建て増しをくり返した家みたいに、複雑きわまりなかったリンクを再構築した。そのときに、携帯サイトのデザインを現在の姿に変更したんだよ。<→2015/9/2

ネット社会は超便利だけど、悪意ある投稿をする人間がそこら中にいるので、問題はますます重症化している。

自分のブログを手作りにしたのも、フェイスブックを放ってあるのも、掲示板トラブルのトラウマかもね。。。
投稿がないほうが時間的にも精神的にも楽だし、すべてを自分で管理できる。時代に乗り遅れてしまったけど、しばらくは化石のようなライフスタイルをつづけていくしかないね~~

Windows10のノートパソコンは、ファイルを残したままの「上書きインストール」をやったあと、動作はまあまあ速くなって、「えんえんと待つ」から、「ちょっと待つ」ぐらいにはなってくれた。
私の計画では、まだなんとか使えている間に、このブログを更新する予定だったんだけど、予想より1日早く新しいパソコンが届いた。

時期的にWindows11を購入することになった。どうせ「10」を使いこなせていなかったので、どっちでもよかった。
XPからいきなり「11」なんて、まるでワープしたみたいだね!

パソコンにあれこれケーブルをつないだあと、スタートでつまづき、データーのインストールでつまづき、前途多難と意気消沈した。
タイミング的に運が良かった。ちょうど次の日、あんずとピョン吉が治療にやってきて、データーの移行とか、不要なソフトのアンインストールとか、ふたりでてきぱき片づけてくれたのである。

Windows11は動作が速いけど、すべて管理されている感じで、自由度が低い感じ。
ホームページビルダー21は「11」には対応しきれていないみたいで、ちょっと手間が増えた。(でも、「売らんかな」の精神には負けないぞ~~)
デスクトップは快適である。今までと同じモニター画面を見ながらだし、キーボードの配列も今までと同じだし、スムーズに作業ができる。

『途中で再起動になる』心配のないパソコン・・・というだけで、なんか別世界にいるように快適である。
「10」のトラブルがなかったら不満タラタラだったかもしれないけど、「安心」がなにより心地よい。文章を書くのに集中できるようになった。
というわけで、このブログは新しいパソコンでの更新第一号になる。

携帯サイトの更新を終了することにしたけれど、しばらくはファイルをそのまま残しておくつもり。リンクを調べてファイルを削除するのに時間がかかるので、ゆっくりやろうと思っている。
ノートパソコンの修復にも取り組まなくちゃならないし・・・、私は「あきらめの悪い女」なのである。(笑)
2022/1/8(土)
[映]華氏119
年末、パソコンに詳しい男子にPCを見てもらった。何度もブルースクリーンに見舞われ、再起動するのをえんえんと待たなくちゃならないので、ものすごい時間がかかった。
彼が言うには、「とくに邪魔しているファイルも見つからないし、この動作の遅さはハードが壊れているせいじゃないか」とのことだったけど、新品の頃からこんなもんだったので、まだあきらめきれない。

最後にOSの再インストールをやってみることになった。
とりあえず「ファイルを残したまま」という選択をして、待つこと数時間。途中でみんなで食事に行ったんだけど、それでもまだ終わっていなかった。
画面が真っ暗だったけど、耳を近づけるとかすかに音が聞こえてくる。パソコンが立ち上がったのは夜中の12時だった。

でも結局、ブルースクリーン問題は解消されなかった。
新しいパソコンを買うまでは、中途半端な作業しかできないので、映画を1本、手短に紹介するね。

マイケル・ムーア監督の「華氏119」はドキュメンタリー映画である。
トランプが大統領になった日、2016年11月9日が題名の元なのであるが、いかにして彼がマスコミを操って来たかが事細かに語られている。
いろんな議員や知事やニュースキャスターが、性犯罪者として訴えられているのだが、彼らが政治経済を牛耳っているのだ。

いろんなエピソードが次々に語られるんだけど、その中で印象に残ったものをいくつか紹介するね。テンポが速くて盛りだくさんなのである。

2010年、ミシガン州の知事になったスナイダーは大富豪の実業家で、「州を企業のように経営する」と言ったそうだ。
ミシガン州のフリント市では、50年前からヒューロン湖の水を利用してきた。1万年前にできた氷河期の純水を、公営のパイプラインで町まで引いていたのだ。
知事は老朽化を理由に新しいパイプラインを建設することを決定した。

2014年4月、水源がヒューロン湖からフリント川に切り替わったとたん、水道管から茶色い水が出てくるようになった。髪が抜け落ちたり、身体中に湿疹ができたりして、子どもたちが病気になっていった。
秘密裏に送られた調査団が、フリント川の水は大腸菌などで細菌汚染されているうえ、大量の鉛が含まれていることを発見して、「中止」を勧告したのだけれど、無視された。

鉛中毒になると、行動障害や記憶障害、IQの低下などを引き起こす。子どものDNAを永久的に傷つける。母親のDNAが傷つけられると、その害は子々孫々までつづき、長期的なダメージを与えるのだそうだ。
人々は病気とペットボトル代に追われ、どんどん貧しくなっていった。

その後もデーターの改ざんが組織的に行われた。
1万人の市民が汚染された水を飲まされつづけた一方、GMの工場が「車の部品が腐食する」と苦情を申し立てたら、工場の水だけがヒューロン湖の純水に戻されたのだ。

2016年5月5日、オバマ大統領が飛行機に乗ってやって来た。救世主が現れたと市民は熱狂的に歓迎した。
集会でオバマはフリント川の水を所望したけど・・・、コップに口をつけただけの、単なるパフォーマンスだった。

15か月後、オバマが送り込んだのは爆撃機だった。事前予告なしで、低空飛行の爆撃機がビルにミサイルをぶち込みつづけた。激しい爆音に市民は恐怖におののいた。放置された古いビルが多いので演習に最適、という理由だった。
オバマ大統領が好きだったので、ひどいショックを受けた。

ムーア氏によれば、ミシガンで民主党が負けたのはこれが原因という。共和党も民主党も同じ企業から献金を受けている。
どちらも似たり寄ったりだから投票する政党がないので、若者が選挙に無関心になっているらしい。日本と同じだね。

2018年2月14日に起きたフロリダ州パークランド、ダグラス高校での銃の乱射事件も紹介されている。教師と生徒が17人も亡くなったそうだ。
巻き込まれた子どもたちが銃規制を訴えたけど、トランプは鼻で笑った。
(なんと国民の78%が銃の所持に反対していて、3%の人間が1億6000万挺もの銃を所有しているのだそうだ)

最後に、ヒトラーとナチスが台頭した時代の白黒映像が流れ、トランプのやり方と群衆の熱狂とがあまりにも酷似している・・・と紹介される。

この映画を見て、何よりも私が感銘を受けたのは、若い女性たちだった。
堂々と自分の意見を語る女性たち。自分の考えを持って主体的に活動をする女性たち。彼女たちの生き生きとした目と、明るく前向きな表情をみて、すっかり驚いてしまったのである。
こういう女性たちが育っているから、アメリカには女性の政治家がたくさんいるんだろうな・・・と思った。

自分が高校生の頃は、すでにつぶされていた。対人恐怖症がどんどんひどくなって、「自己嫌悪」という病で息も絶え絶えになっていた。
自分を取り戻し、「セルフラブ」を見出すまでに何十年もかかった。

日本では自分の意見を言う女は、「生意気」とか「女らしくない」とか「和を乱す」とか言われて、学校教育の過程で徹底的につぶされる。
不登校になったり、「うつ」になったりする女の子がたくさんいるのは、「出る杭は打たれる」式の教育のせいなのだと思う。

世間も「同調圧力」を押し付けてくる。周囲と同じように行動し、目立たないように気をつけて、他の人と「違わない」ように振る舞う。
日本人はまわりと異なる意見を言う人間を嫌うのだ。

PCの不具合でこれが限界。必見の映画なので、みなさんも自分の目で確かめてちょうだいね。
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