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・・・ 出会いから編 ・・・
ヴェルの思い出
2013 ・ 3
5月21日 テニス見学に振り回される
寒過ぎず、暑過ぎずで、ヴェルをテニスに連れていけるようになった。先週は、たまった振替えを消化するために、週4回もニキシマに行った。日曜日なんか、多摩川コートで2時間、ニキシマでも1時間半、コートの外でテニス見学。そのあと、仕事のお供である。
ヴェルにとってもハードだったかも?

いつものニキシマのベンチの上。みんなに、「おとなしいね~」と感心されてる。
キョロキョロ、私を目で追っていたけど、そのうち、疲れてしまったらしい。スヤスヤ・・・
湿度が高いと、寝ている時間が長くなるんだ。肺に、水蒸気がたくさん入るからね~。心配である。
5月29日 犬は旅行好き
ヴェルにとっての初めての温泉一泊旅行である。
お出かけが大好きなヴェルは、迎えに来た友人の車に、とっとこ、とっとこ歩いていき、『絶対、行くぞ!』とばかりに坐りこみをした。

車の中では、助手席では私に抱っこされ、私が運転のときは、ドアとのすき間にすっぽりはまり込んで、私の太ももにあごをのせて、まったり。後部座席にいつものマットを用意しておいたんだけど、そこにのせると、心配気で落ち着かない様子だったからね~。

四万温泉の旅館に入ると、部屋中を歩きまわり、クンクン、クンクン嗅ぎまくった。いろんな犬の匂いがするのだろう。一匹たりとも逃さないぞの勢いだった。
実は、部屋に入ってすぐ、おしっこしちゃったんだ。トイレマットを敷く間もなく。怖かったのかなあ?それとも、マーキングのつもりかな?

車の振動が心臓に悪影響なのでは?と心配だったけど、部屋の中では元気いっぱい。超楽しそうだった。
犬って、旅行好きなんだね!だから、ペットOKの旅館が増えるんだね。飼い主にとっても、犬と一緒は楽しいし、なにより安心である。

外ではあまり歩きたがらなかった。暑かったせいもあると思うけど、ほとんど抱っこでの観光になった。
鬼押し出しにて。はじめは歩かそうとしたのだけど、結局、カゴに入れた。
下の写真は草津温泉だよ。
白根山の湯釜の前。

冷たい風が、ビュービュー吹いていたので、ヴェルはすっぽり胸の中。

4キロの犬を抱っこして、かなり長い山道を登ったんだよ。
大変だったけど、ヴェルのおかげで、ホッカホカに暖かかったよ~。
6月5日 旅の疲れが、翌々日にでる
旅行中、とっても楽しそうだったヴェル。
次の日は元気だったんだけど、次の次の日に、どっと疲れが出たらしい。あまり遊ばず、何も食べず、ず~っと寝ていた。
夜も早めにおふとんに先回りして、ぐったり。
ヴェル~」と呼んでも、無反応である。
年を取ると、身体が鈍くなるから、疲れがあとから出るんだよね。犬も人間と同じらしい。(笑)
様子を見に近づいたら、目だけあけて、私を見た。『起きれなくて、ごめんね』と言ってるみたい。

「大丈夫かな?」「このまま死んじゃったらどうしよう・・・」
心配で心配で、私のほうは、ほとんど眠れなかった。

野生の本能はすごいね。自分の体調を自分でコントロールしている。丸1日半、何も食べずに寝ていたけれど、そのあとはいつものように、すっかり元気になった。よかった~!

いつものパターンなんだけど、毎回、心配になっちゃう私である。
6月12日 ヴェルは人気者
春頃の写真だけど・・・
野川の河川敷には、近くの保育園児がお散歩に来る。

ヴェルって、ほら、ちっちゃくてかわいいでしょ~。ヴェルを見つけると、子どもたちが「かわいい~!」と駆け寄ってくるんだ。みんなに取り囲まれて、いじられて、ヴェルはとってもおとなしい。
赤ちゃんと暮らしていたので、小さな子どもには慣れているんだ。マイペースなヴェルだけど、何をされても、じっと耐えている。

みんなの人気者だよ~
6月19日 まるで、衣替えのように・・・
冬の間、待合室のイスの上に陣取っていたヴェル。

急に暑くなったある日、自分からイスを降りて、机代わりにしているクローゼットの下に入っていった。座布団やバスタオルをしいて、ヴェル専用のスペースにしてあるんだ。
エアコンの風が、壁に当たって下に落ちるので、そこが一番涼しい場所である。

春はまだまだ寒暖の差がはげしい。
肌寒い日もあるし、エアコンをかけない日もあるのに、それでも、やっぱり下にもぐる。
冬の間はイスの上が一番暖かい。
秋になって、急に寒くなった日を境に、イスの上に『のせてくれ』と要求する。途中に暑い日があっても、ずっとイスの上に乗りたがる。

場所変えは、年に2回と、パターンが決まっている。
まるで衣替えみたいに、ある日を境にきっぱりと居場所を変えるんだよ。

もうひとつ、春になっての変化がある。
お散歩に連れて行ってくれたことのある人を、ちゃんと覚えていた。
治療が終わって帰ろうとすると、サササッと、玄関に先回り。帰るタイミングを見計らって、待ち伏せする。

寒い間は、お散歩をせがまなかったというのに。野生だね~。
6月26日 ホットケーキを待つ
ヴェルの食べ物は、99%手作りである。便利なのは、ホットケーキ。まとめて作って冷凍しておける。

玉子と水と小麦粉でベースを作る。今回は、鶏のひき肉、キャベツ、人参、ナス、ピーマンのみじん切りが入っている。
ヴェルは心臓病(僧房弁閉鎖不全)があるので、カリウムの多いジャガイモを、すりおろして加えてある。カリウムはナトリウムと拮抗作用があるので、これを食べていると、調子がいいみたい。

直径10センチぐらいなので、大きいフライパンで4枚、小さいフライパンで2枚。無塩バターをたっぷり入れて、6枚を同時に焼く。
バターのいい香りが、家中にプンプン漂っていくと、ヴェルはそわそわと、落ち着かなくなる。

少し冷ましてから、ラップにくるんで冷凍する。電子レンジで温めると、焼き立てに近い美味しさである。(人間も食べられる)
ホットケーキは、忙しいとき、他に何もないときの、一種の非常食でもある。ヴェルは、小麦粉系が大好きなので、2・3回つづいても、あまり飽きずに、喜んで食べてくれる。

一度にたくさん焼くので、ヴェルが食べられるのは、全部焼きおわってからである。最後の1枚が焼きあがる頃、ヴェルはカチャカチャとやって来る。

なぜかヴェルは、最後の焼き上がりがわかるのである。
それがとっても不思議だったのだけど。たぶん、その辺を片づけ始める音でわかるんだろうね。
ただ寝て待っているわけではないのである。
7月3日 もう帰ろうよ~
毎朝の野川のお散歩も、このごろは時間短縮。

早いときは、10分ぐらいで帰りたがる。あちこちクンクンやったあと、立ち止まってじっと私のほうを見る。
去年までは、どんどん遠くへ歩いていって、なんとかお散歩を長引かせようと画策していたヴェルなのに。。。

無理をして心臓に負担がかかるといけないから、帰りのタイミングは、ヴェルにお任せである。
7月10日 犬語で会話
ヴェルは年を取るにつれ、日増しにおしゃべりになっていく。
ワンワンという吠え声も、音程や音量を微妙に変えて、自分の主張を私に伝えようとしている。
私もだんだん犬語がわかるようになってきた。

呼吸音にちょっと音声を加えて、(ク)ウ~~、(キュ)ウ~~、みたいな声を出すときは、お布団で眠りたいとき。

「あ、お布団でねんこしたいんだね?」などと言いながら、布団を敷いてあげると、そそくさと寝に行く。
犬も、夜はおふとんで眠りたいんだね。zzz...

お先にどうぞ。私はもうちょっとテレビを見るね~
7月17日 トリミングに抵抗したけど
猛暑仕様で、徹底的にトリミング。
新聞紙の上から逃げようとはしなかったけど、ガルル、ガルルと唸って、おおいに抵抗した。

梳きバサミでカットしたあと、櫛で毛を取るのだが、まず、櫛に噛み付いた。そのあと、ついに、私の親指にも、ガブリ! 
血が出るほどじゃなかったけど、内心ビビッた。

ここで、ひるんでは、もう2度とトリミングができなくなる。平静を装って、ひたすら刈りつづけた。
セーター1枚分は刈らなくちゃと、がんばった。

ヴェルはガタガタ、ブルブル震えながら、唸りつづけるので、ほとんど抱っこで、刈るハメになった。
しばらくして、あきらめたらしく、やっと、おとなしくなった。
こっちも怖いので、カットはけっこういいかげん。犬なのに、ところどころ虎刈りである。
涼しそうになったでしょ。元気がでたみたい。
撮影のために、お菓子でつった。とことこと出てきた。尻尾をパタパタ振っているよ。
7月23日 あごの下の腫れ
明け方、ヴェルが腕の中に入ってきた。ブルブル、身体が小刻みに震えている。
エアコンの設定温度は27度で、ゆるく扇風機が回っている。
いつもなら、床の上で眠る温度である。

猛暑に突入した頃は、暑くて暑くてたまらないのだけれど、高温がつづくと、エアコンに毒されて、だんだん「冷え」を感じてくる。
人間もそうだから、毛皮にくるまれている犬も同じかもしれない。
「寒いのかな?」と思って、タオルケットでくるんで、温めてあげた。

ついでに、身体をマッサージしてあげた。あごの下がポッテリとしているなと思ったが、そこもフニャフニャとさすってあげた。
ヴェルの震えはとまり、そのままうとうとと、一緒に眠り込んでしまった。

朝、目覚めて、びっくり。ヴェルのホッペが、あきらかに腫れている。左耳の下のリンパ節が腫れているようだ。
私が(自分に)お灸をしていると、お散歩を期待して、うろうろしていた。用心に、野川まで抱っこで連れて行った。河川敷では、その辺をクンクン。いつものヴェルである。

昨日の夜は、ご飯を食べなかったんだよね。
私は、テニスクラブで飲んで帰って、けっこう遅くなってしまった。ヴェルは、ご飯をくれとのおねだりもなく、おとなしく寝ている。

このところ、ちょっと食べ過ぎだったかもしれない。
よくあることなので、あまり気にせず、私も寝てしまったのである。

お散歩から帰って、朝食の準備をしていると、ヴェルもお坐りして待っている。鶏の皮入りスープ煮ごはんをあげたら、いそいそと食べた。
犬の病気の本を読んでみた。あごの下の腫れは、悪性リンパ腫の可能性があると書いてあった。

手術も抗がん剤もやりたくない。歯の病気のせいだとしても、検査や治療には全身麻酔が必要だ。検査は、心臓に負担がかかるので、ショックですぐに死んでしまうかもしれない。

さんざん迷ったが、患者さんたちに言われて、とりあえず、病院に連れて行った。
獣医さんは、もちろん、心臓のこと、ヴェルの性格を知っている。左耳の下を強く押すと嫌がるので、痛みがあるのだろう、と言う。

抗生物質の注射を打たれ、お薬ももらってきた。「あの歩き方は、そんなに痛くもなさそうだな」とのこと。ちょっと安心した。
○ ○ 追記 ○ ○
追記・26 はじめての一泊旅行
犬を飼うと、犬を中心に世界が回ってしまう。飼い主にとって、犬は「赤ちゃん」と同じ。(とくにチワワは赤ちゃんサイズ)
自分では水も飲めない、食事もできない、外出もできない。体調が悪くても、何も言ってくれない。人間が見守るしかない。

犬なしでは、心の底から楽しむことができなくなる。いつもいつも一緒にいたくなる。

飼い主にとっては、愛犬と一緒に入れるお店は天国のようなものである。
ホームセンターはペットOKのところが多いので、たいした用がなくても、ヴェルを連れて買い物に行った。
八王子のバイク屋さん(Bite)の近所には、オープンテラスのあるモス・バーガーがあって、わざと朝ごはんを食べずに出かけた。点検や修理の間、ヴェルと一緒に過ごすのが目的である。

旅行も一緒に行ってみたい・・・とは思っていた。
「ペットOK」の旅館やペンションを探そう、探そうと思いつつ、何年もたってしまった。やっと行動に移したのは、もう晩年になってから。ヴェルが13歳の春だった。

もうあまり長い距離は歩けなくなっていた。足腰だけなら「鍛える」ということもありだけど、心臓が心配なので、ほとんどが抱っこでの観光になった。

宿泊したのは草津温泉の近くの温泉。急に決まったので、そこしか空いていなかったのである。部屋も食事もイマイチだったので紹介はできない。
でも、ペットと一緒に入れる貸し切りの露天風呂は最高だった。

同行者が男ばかりなので、私1人でヴェルと入った。
ヴェルを濡らすと、あとが大変である。どうせお風呂嫌いだしと、足だけペット用の温泉につけてあげた。

両手でヴェルのお腹を持って、温泉に手足の先っぽを入れた。いやがるかと思いきや、足をつけたまま、気持ち良さそうにじーっと大人しい。
若くて元気な頃なら、温泉好きになったかもしれないね。

夕暮れの太陽がまわりの山々を照らす。涼しい風に吹かれ、美しい景色や木々に囲まれて、岩風呂につかった。
基本「カラスの行水」の私は、温泉につかって「のんびり」するのは苦手である。マッサージとかしながらじゃないと、とても入っていられない。

でも、まったりと寝そべっているヴェルを見ながらの温泉は、最高だった。「かわいい!」と感動できるので、ちっとも退屈しない。
次の人が来るまでの1時間、ゆったりと温泉につかり、至福の時を味わえた。

部屋にいるとき、ヴェルのお気に入りの場所は、私のバッグのそばである。うっかり眠りこけてしまっても、置いてきぼりにならないようにしているのだ。

置いてなんか行かないのにね~~

ヴェルはけっこう心配性なのであった(笑)
私のジャケットにあごをのせているんだよ。赤いカゴは、遠出のお散歩のときに愛用していたものである。
飲み物やタオルや日傘など、いろいろ入るし、いざというときには、ヴェルを入れて歩ける。肩にかけられるので、重宝したんだよ。
updated: 2016/10/12
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