当院の方針
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1. |
治るものはできるだけ速やかに治す。 |
2. |
「未病を治す」という東洋医学の真髄に基づき、内的、外的ストレスに対抗して若さと健康を維持し、エネルギシュに生き生きとこの世を生き抜くためのお手伝いをする。 |
3. |
痛い時だけ来る人も、健康管理が目的の人も、その人のライフスタイルに応じて。 |
4. |
あなたと私の知識と情報を、惜しみなく交換し合いましょう。 |
5. |
「笑い」は最高の妙薬、おしゃべりも楽しみましょう。 |
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Updated: 2011/8/3 |
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鍼灸の基本は背骨の矯正
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たいていの患者さんとの初めての出会いは、「首・肩こり」「寝違え」「頚椎症」、そして「腰痛」「ぎっくり腰」「坐骨神経痛」など、背骨の形状に関連する病です。
うちの治療室では、他の主訴で来院した患者さんにも、必ず背骨と骨盤の治療をしています。背骨の矯正は鍼灸治療の基本なのです。 |
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① 骨格を形作るのは筋肉 |
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骨標本が立っていられるのは骨の模型が針金でつながれているからです。針金を外せば骨は一気に崩れ落ち、積み木のようにバラバラになります。
人体の骨を支えているのは筋肉と靭帯で、支えている筋肉の形状で骨格が決定されます。硬直した筋肉をほぐし、支える筋肉のバランスを取ることで、骨格の矯正が可能になるのです。 |
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② 経絡治療で全身を巡る「気」の流れを調整 |
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「気」という生命エネルギーが血流を促し、人体を動かしています。経絡治療で「気」の流れを呼び起こし、全身を巡る「気」のバランスを調整します。寸3の1番鍼を皮膚に0.5ミリほど刺入して置鍼。風が吹き抜けていくように、身体のあちこちにある小さな不具合が一掃されます。 |
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③ 置鍼で筋肉の硬直を取りのぞく |
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硬直した筋肉に鍼を直接刺入してほぐします。筋肉たちは連携プレーをしているので、「つながり」を利用した置鍼が大きな効果を生み出します。
深い鍼が嫌いな患者さんには浅い鍼とお灸だけで治療することもあります。どこまで治りたいか、話し合いながらやっています。 |
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④ 仕上げは単刺、お灸を追加することもあり |
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脊柱周辺の深い硬直は単刺で仕上げをします。取り切れない硬直にはお灸を追加することもあります。
現在ではほとんど鍼だけで治療をしていますが、駆け出しのころは鍼の技術が未熟だったので、いろいろな小技を用いて治療をしていました。根深い病にはかつての小技が役に立っています。 |
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⑤ 来院の頻度は? |
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うちの法則は「もっと良くなりたいときは週に1回」、「これ以上良くならなくてもいいから、今を維持したいときは隔週で」が基本です。
鍼灸は「どうやったら治るか」を身体に教えるコーチです。急性期には集中的に特訓することもあります。「覚え」が悪い身体のときは、週一の来院をお勧めすることもあります。 |
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⑥ 鍼灸の醍醐味はメンテナンス |
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激しい痛みから解放されたあとも、年齢とともに骨格が歪んでいくのは避けられません。1年であちこちの小さな愁訴が消え、3年、5年と治療をつづけて行くうちに驚くほど元気になっていく患者さんたちを見てきました。
鍼灸の真の醍醐味はメンテナンスにあるのです。 |
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Updated: 2024/10/7 |
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