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 <Q22 360度リョコちゃんストレッチ with リカちゃん
人体には100以上も骨格筋があります。筋肉をひとつひとつイメージしながら、あらゆる方向に伸ばすのが360度ストレッチです。小刻みに角度を変えながら「動いて」行うムーブメント・ストレッチなので、各自で動きを工夫しましょう。
痛みが出る角度は「要ストレッチ」のポイントです。10秒を目安にこらえましょう。

初級 「もうこれ以上は無理かな」というところで、しばらくそのままでいると、またちょっと曲げられます
中級 痛みが出る角度を発見したら、10秒ずつ数えながら、ゆっくり負荷をかけて1分間保持します
上級 どの角度でも痛みが出なくなったら、モゾモゾ、クネクネ、あちこち身体をよじりましょう

リカちゃん人形のおかげで視覚化できました。Q24「正しい」歩き方とは?リョコちゃんウォーク もあわせて参考にしてください。(リカちゃんは可動域が狭いので、想像力でおぎなってくださいね!)
印刷用画面    最終更新 2024/9/17 <→#16 イラスト変更>
A: 片足立ちで360度ストレッチ  筋トレを兼ねる
腰、右足、左足をそれぞれ3本の「円柱」にみたてて、360度、あらゆる方向にストレッチをします。
立っている足(軸足)の筋肉、腰や体幹の筋肉も鍛えられます。(両足をやりましょう)

ムーブメント#1 花開く・・・腰と軸足を中心に、上半身を倒して360度ストレッチ
小刻みに角度を変えながら、上体を傾ける。頭、上体、腕、お腹、背中~腰につながる筋肉をすべてストレッチ。つぼみが開いて、花びらが広がっていくイメージで。下半身は固定。軸足、体幹、腹筋、背筋などの筋トレを兼ねる。
or
上体を前に倒すところから始動 (自分の身体に合わせて) <軸足を中心に360度>
左前方 左横 斜め後 後方では背中をそらす 右横


ムーブメント#2 鼡径部(太もも付け根:内側から前面)のストレッチ
小刻みに角度を変えながら、恥骨~鼡径靭帯~股関節をゆっくり伸ばす
クッションに右の土踏まずの内側をのせる 徐々に横向きになって、太ももの内側 足背をのせて、太ももの前面 <太ももの内側と前面を180度>


ムーブメント#3 腰の回旋 (これは「回す」ストレッチ)
自分の足や身体、家具などに手をかける。ワインオープナーをコルクにねじ込む感じで、じっくりと。
下半身と軸足を固定して、上体だけを回旋する <上から見た図>


ムーブメント#4 膝を曲げて、膝を倒す
台の上に膝を曲げて足底をのせる
体幹と軸足は固定 手でひざをおさえ外側に倒す 手でひざをおさえ内側に倒す


ムーブメント#5 片足を台にのせて: 太もも(+付け根+股関節)~足先までストレッチ
膝を曲げて台にのせ、小刻みに角度を変えながら、いろんな筋肉を意識して、360度方向にクネクネする
前後左右にクネクネ、
太ももの付け根と股関節を
膝を曲げて身体を押し付け、
大腿四頭筋を
さらに深く沈みこみ、
太ももとアキレス腱を伸ばす


*追加→ムーブメント#25 両足をそろえてストレッチ
両足をそろえて、ビシッと伸ばして固定。下半身のストレッチ&(太もも)内転筋の筋トレ
<膝窩筋>


<内転筋>
足は固定、上半身を回旋
(下半身+膝裏のストレッチ)
背中をそらす
+左右に回旋
前屈+180度
足先を外に向け、踵をくっつける
(踵上げで内転筋の筋トレ)
B: おふとんでごろごろストレッチ
おふとんの中でごろごろ転がって、360度を意識して、あらゆる筋肉をストレッチしましょう。横たわった状態なので、重力フリー。夜中に目が覚めたときなどもチャンス。また眠れますよ~。床の上もOKです。

ムーブメント#6 横向きで肩関節の「キラキラ星」。同時進行で、足を前後に広げて腰でん部と股関節も
手の平を上に向けて360度→下に向けて360度→手首や肘をいろいろな角度に曲げながら、キラキラ星をイメージして360度方向にストレッチ。肩関節の可動域は<肘~手首><胸、肩甲骨、肋骨>と連動しています。
腕のキラキラ星をしながら、足を前後に大きく広げてストレッチ <小刻みに倒す> <キラキラ星>

<*1 肘や手首の角度を変えると、肩~上腕~前腕では、ストレッチできる筋肉が変化します>


ムーブメント#7 「踵でぐりぐり」足裏マッサージ+足指
足の5指、足背、足裏を、自分の足を使って「ぐりぐり」ストレッチ
踵や足先を使って、足の5指、足背、足裏のストレッチ。
足指の間に踵をねじ込んで「ぐりぐり」やって指を広げる。足先で、足背と足底も伸ばす。
「足」は頑丈なので、かなりの痛みに耐えても大丈夫(=壊れない)


ムーブメント#26 足指と、つながる筋肉の運動とストレッチ
足の指を別々に動かして、指~足首、足背~下腿のストレッチ。年齢を重ねるにつれ、人は足指の存在を無視してしまいます。足指の器用さは脳年齢と関係している、という説もあるので、がんばって使いましょう。
母指 四指 足首
交互に別々に
母指と4指を交互に上げたり下げたり
*母指と四指と足首は、それぞれ上げる筋肉が違うので、別々にストレッチ
足先全体
足首を曲げて脛を、伸ばしてふくらはぎを、同時にストレッチ
足指
指を広げたり、縮めたり、じゃんけんをする


*追加→ムーブメント#27 直立不動で: 足をまっすぐ伸ばして、脛の外側と膝裏のストレッチ
太ももの付け根~踵まで、ピシーッと伸ばす。(*下の#15とは、目的とする筋肉が異なる)
<長腓骨筋>
脛の外側(長腓骨筋、etc.)
寄せる⇔広げる
<膝窩筋>
膝の裏(膝窩筋、etc.)


ムーブメント#8 母指球をつかんで、ぐいぐい引っぱる
手で片足の母指をつかんで、反対足の太ももにのせる。ついでに指もぐいぐい。膝の内転筋のストレッチもできます
<ここを引っぱる>
<縫工筋など>
足先、足指をぐいぐい引っぱる


ムーブメント#9 仰向けで首のストレッチ
頚部の筋肉は、頭、肩・肩甲骨、背筋などにつながっている。両手で、もしくは交互に片手で。頭を持って、背中から、肩甲骨から、首につながる筋肉をあらゆる方向にストレッチ。(回旋も)
腹筋も鍛えられる <首を中心に360度>


ムーブメント#10 仰向けで(真向法4): 太もも、腸腰筋のストレッチ (割り座で寝そべる)
仰向けで寝そべる。片足を腰にくっつけて→次に両足を寄せる。バンザイで胸と肋間筋を広げる
思いっきりバンザイ 片足ずつ 両足を同時に


ムーブメント#11 膝を曲げて片足を上げる: 太ももの付け根のストレッチ
膝を曲げて、両手で太ももを抱える。腰でん部から足につながる筋肉をストレッチ
片足の膝を曲げて、腕で引っぱってお腹に寄せる <膝を曲げて180度>


ムーブメント#12 膝を伸ばして、片足を上げる
膝を伸ばして、両手で太ももを抱えて引き寄せる。腰でん部から足につながる筋肉をストレッチ
しっかりと膝を伸ばして、二関節筋(でん部~下腿)をストレッチ <太ももを180度>

<*2 膝を曲げたときと、伸ばしたときとは、負荷のかかる筋肉が違う>

ムーブメント#13 両足を同時に、膝を曲げてお腹に引き寄せる
手で太ももを抱え、膝を曲げてお腹に引き寄せる。だんだん足を外に広げていく
手で太ももを引っぱる 太ももをお腹にくっつけて、180度 足を広げる


ムーブメント#14 足を伸ばして引き寄せる→最後に足を広げる
手で太ももを抱え、いろんな角度で足を伸ばして引き寄せる。
太ももをお腹に近づけて、180度 足を広げる


ムーブメント#15 思いっきり内股で: 骨盤後方(股関節⇔仙骨)のストレッチ
両方の膝をちょっと浮かせて、軽く曲げて、ぐいぐい内側に寄せる。骨盤の後方をストレッチする。
(*上の#27とは、目的とする筋肉が異なる)
足をぐいぐい内側に寄せて、骨盤後方に負荷をかける <仙骨が広がる>


ムーブメント#16 足で踏んで押す→股関節の外方~足の側面のストレッチ
腰をひねって、膝外側を踵でぐいぐい押して、骨盤の上方横~足の外側のストレッチ
<骨盤(上前腸骨棘)~足の外側>
膝外側を反対足でぐいぐい押す


ムーブメント#17 腰でん部と下腹部の「クネクネ」ストレッチ
いろんな格好でいろんな筋肉をストレッチ。足でキラキラ星→クネクネして腹筋、腸腰筋、でん筋などのストレッチ
膝や足首の角度を変えて
足で「キラキラ星」
足を前後に広げて
腹筋と腸腰筋を
足を交差させて
お尻(仙骨)を
両足を直角に
左右に広げる

<*3 膝や足首の角度を変えると、下肢のストレッチできる筋肉が変化する>

ムーブメント#18 内股のカエル: うつ伏せで床に這いつくばって、足先を外に広げる
太ももをくっつけたまま膝を曲げて、足先を外方に広げて床に這いつくばる。足先は床を目指して1分間がんばる。骨盤内の筋肉(梨状筋など)や、半腱様筋など、太ももの後面内側~ひざ下内側へつながる筋肉をストレッチできる。
膝をくっつけ、足先は床(上級者はモソモソ動かす) <梨状筋> <半腱様筋など>


ムーブメント#19 床に這いつくばって、「アラーの神」で両手を伸ばす
正座で上体を前に倒して、床に這いつくばる。両手をしっかり上に伸ばすと、肩まわりの筋肉(大胸筋など)のストレッチができる。
正座から 「アラーの神」 <大胸筋>


ムーブメント#20 正座に戻って、上半身のストレッチ
正座をしながら、上体の回旋。上腕をあちこちへ伸ばすと、首や肩、肩甲骨のストレッチもできる
左右に回旋 腕で肩を引く 後に引く 上に伸ばす 肩~手首のキラキラ星
C: 床に坐ってストレッチ
床の上に坐ってやります。床という「ものさし」があるので、自分の進度を確認できます。

ムーブメント#21 両足をそろえて前屈 (真向法から)
上体を回旋したあと、小刻みに180度方向に倒していく。最後に前屈を1分
まず片足ずつ 両足そろえて 前屈を1分 <180度>


ムーブメント#22 開脚で前屈 (真向法から)
上体を左右に回旋。次に左から右へと、間を小刻みに180度方向に倒す。最後に前屈を1分
大きく足を広げて 最後に前屈を1分 <腰を中心に180度>


ムーブメント#23 あぐらで前屈 (真向法から)
両足の足裏をくっつけ、膝を床につけるように(心がけて)あぐらをかく。 →最後は割り座で
あぐら 手は足先、肘で膝をおさえる。足の角度を少しずつ変える 割り座で終わる


ムーブメント#24 身体をそらして前面をストレッチ
上体を後にそらして、腹部(腸腰筋など)を伸ばす
手で身体を支える 手で足を引っぱる
ライフスタイルに合わせて組み込む
いつやるか、どういう順にやるかは、自分のライフスタイルに合わせて決めてください。
私の場合は、いったん活動を開始すると、もうストレッチをする余裕がなくなるので、「ストレッチが終わるまで、朝ごはんを食べられない」と、自分に縛りをかけてやっています。
朝のまどろみの時間を利用して、まず「おふとんでごろごろ」からはじめています。そのまま床に坐って「真向法」などをつづけることもあります。立位でやるストレッチは犬の散歩中にもやれます。
初心者の方や時間のない方は、3つのパターンを別々に、日替わりでやるのもいいでしょう。
つらいポーズをがんばる
すいすいとストレッチができる角度は、その筋肉が充分柔らかいということです。痛くて苦しい角度は、その筋肉が硬くなっている証拠です。そこを重点的にストレッチしましょう。
「これ以上は無理かな?」と思っても、そのままの姿勢でじっとしていると、もう少し曲げられます。痛い角度は1分ぐらいがんばりましょう。苦しいときは、10秒ずつとか小分けにするといいですよ。
あまり無理しない程度に、「ちょっとだけ無理をする」のがコツですが、「やり過ぎ」の心配は無用です。自分で首を絞めて自分を殺せないように、ゆっくりやれば壊すことはありません。
もし壊しても、鍼灸治療ですぐに治せます。古いコリを一掃するチャンスでもあり、驚くほど身体が軽くなります。
自分の身体を把握する
自分の身体に張り巡らされている百の骨格筋を、あなたはいくつぐらい認識できているでしょう。
ストレッチをすると、「この角度は楽チンだ」「この角度は苦しい」と、自分の筋肉の状態を知ることができます。
関節に痛みがあったら、そこにつながっている筋肉を探りましょう。カチンカチンに硬くなっている筋肉があるはずです。
「痛む部位を守ろうとして筋肉が硬くなる→硬くなって縮まって付着部を引っぱる→悪化する」という悪循環がおこっているのです。
筋肉は縮むことで働くので、どういう動作にどの筋肉が使われるのか、収縮を手で触って確認もできます。そこを重点的にストレッチをしましょう。
ストレッチで患部を治す
ストレッチの治療効果は、①悪くなる前、②悪くなりはじめ、③治りかけのときに発揮します。
①は日ごろの努力です。つづければ誰でも若返っていきます。
②は痛みが出はじめたタイミングです。痛みをこらえて思いっきり伸ばすと、そのまま治ってしまう場合があります。
③の「治りかけ」のタイミングですが、正確に判断するのはちょっと難しいです。まだどん底だったら無理は禁物。こじらせる危険性があるからです。「もうちょっとで治りそう」というときに、痛みをこらえてストレッチをしたらそのまま完治、そういう例はたくさんあります。
筋トレを兼ねる
年を取って、テニスのフォームが崩れていく、ゴルフで飛距離が伸びなくなる・・・原因のひとつは柔軟性の低下です。筋肉が癒着し、大雑把な動きしかできなくなってしまった結果です。
360度ストレッチは、それぞれの筋肉の走行にしたがって、それぞれ別方向に可動域を広げ、柔軟な身のこなしを手に入れることができます。同時に筋力を向上させることができます。
立位のストレッチでできる筋トレは「ふんばる」力です。意識するのは、軸足の安定。片足1本で身体を支える訓練にもなり、テニスやゴルフのときの軸足の安定にもつながります。ふんばる筋力を鍛えれば、どんな姿勢で着地しても、怪我をしない身体をつくることができます。
身体をそらすときは腹筋、背筋も鍛えられるし、軸足の筋肉、体幹の筋肉などの筋トレも兼ねているという、一石二鳥のストレッチなのです。
ストレッチをつづけた私の変化
立位での前屈で、指先が床についたことのなかった私ですが、ストレッチをはじめて半年たったころ、手首が床につくようになりました。1年でスピンサーブが打てるようになりました。
3年たったある日、歩き方が変化し、腰から足が出ていることに気がつきました。まるで外人のようです。ずっと、かかとをひきずって歩く癖があったのですが、いつの間にかちゃんと歩けるようになっていました。
5年を過ぎてぎっくり腰になったとき、両足をそろえての前傾姿勢だけができませんでした。盲点に気づき、真向法を追加しました。床に坐っての開脚で、顔が床まであと10センチのところまできていました。(私のブログ、2016/5/6
1年後(2017/5/28)、『もしや?』と思って頭を下げてみたら、おでこが床につきました。今年になって(2019/2/22)、床にキッスできるようになりました。
やりすぎて壊したあとは、いきなり若返る
6年半目、娘と一緒にストレッチをやったときに、どうしてもほぐれなかった硬い筋肉が伸ばせるポーズを発見。新しいストレッチ(ムーブメント#18)をはじめました。(私のブログ、2017/8/25
一気にほぐそうとハードにやり過ぎ、右太ももの内転筋(半腱様筋)を痛め、次いで、すぐとなりの内転筋(薄筋)を壊しました。そのあと、まるで津波に襲われたような状態になりました。あちこちに不具合が続出。ひどい腰痛に次々に襲われ、身体の重さにも苦しみました。
最後に梨状筋の治療をしてもらったあと、羽が生えたように身体が軽くなりました。(私のブログ、2017/10/7
2ヶ月間の「集中工事」は終わりを告げ、その後も改良を重ねました。
「おふとんでごろごろ」ストレッチを思いついた(2017/9/3)あと、最近では中上級、ほぼ痛みなくやれるようになりました。360度ムーブメントストレッチが完成し、現在は信じられないほど快調です。
「Q21 :ストレッチの効果は?」を参考にしてください>
Updated: 2019/4/12 <初版 2013/6/30>
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