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リョーコの手作りブログへようこそ!
2017/9/17(土) 身体がボロボロだよ~~
次から次へ、日替わりで痛みが移動し、暗澹たる気分である。

右太ももの内転筋(半腱様筋→薄筋)が治って、やれやれと思ったら、腰痛になり、今度は右太ももの古傷まで痛みだした。大腿四頭筋の内側広筋の付け根、鼡径靭帯のあたりである。

6年前、ゾンビ状態から1年たって、少し歩けるようになった母を連れて、新潟の実家に泊まったときのこと。
夜中に何度も母をトイレに連れて行ったんだけど、3日目の夜中、母をふとんから抱え起こした瞬間に、いきなりビキッ!と痛みが走った。
なかなか治らず、何度もぶり返した古傷が、他をかばってまた痛んだ。

右足を前に出すときに痛みが出て歩きにくい。お散歩しているうちに、歩けるようになるんだけど、朝起きてすぐとか、長時間イスに坐ったあとなど、毎日痛みがぶり返すのである。(これをスターティング・ペインと呼ぶ)
古傷が出るとやっかいなんだよね。なかなか治らない・・・

あと、身体が重い。テニスをすると少しは軽くなるんだけど、大リーグボール養成ギブスはいまだに取れてくれない。
筋肉痛も居座ってる。いつも2・3日で解消されたのに、10日以上も残っていて、足がズシンと重い。こんなことは生まれてはじめてである。

毎年5月6月はどこかしら必ず故障して、まともにテニスができたことがないんだけど、その理由は「梅雨時の気候」ということらしい。
今年の8月は肌寒くて、毎日雨が降って、まるで梅雨だった。梅雨時と同じ用心が必要だったんだね。

湿度が高いと洗濯物が乾きにくい。人体も「気」の逃げ場がなくなって、邪気がたまってしまうのかも。身体が澱んでしまうのだろう。

木曜日、重い身体をひきずってテニスに出かけた。ゲームを1コやって、サーブ練習をした。そのあと、どこも悪くないように思えたけど、用心用心。
早めに切り上げて、予定通り温泉に出かけた。

いつもの相模湖の「東尾垂の湯」に着いたら、なんと臨時休業である。ナビで探して、「やまなみ温泉」へ。相模原市営らしい。
泉質はともかく、かなり広い庭園の中に露天風呂があって、いくつか椅子も置いてある。小高い丘の上にあって、まわりを木で囲まれてるので、山は見えないけれど、頭の上には広々とした空が見える。

温泉は好きじゃない。退屈に耐えられないからだ。身体のために仕方なく行っているのである。
1時間はいなくちゃと自分に縛りをかけて、温泉に浸かった。
まだ1分・・・まだ5分・・・まだ10分・・・と、時計を見ながら、まるで学校の授業のように時の過ぎるのが遅い。

暇つぶしにスポーツマッサージをはじめた。太もものあらゆる筋肉から、足の指先まで、下半身をメインに揉みほぐした。
びっくりするほど硬くなっている。自分で大丈夫と思い込んでいたけど、神経が鈍っていただけ。感じていなかっただけだったんだね。

庭園の椅子に腰掛けて、前に置いた別の椅子に足を乗せ、暮れ行く夕日を見ながらマッサージ。身体が冷えたら、温泉であたたまる。
基本、内風呂には入らないのだけど、ジャグジーがあったので、手の届かない背中や腰を水流マッサージもした。

えんえんとくり返して、1時間半ぐらいかな、歩くときの右足の付け根の痛みがなくなって、すいすい足が出るようになった。途端に、左足が前に出にくくなった!
温泉嫌いな私が、2時間も滞在してしまった。

帰りの車で、肩や背中が広がって、軽くなっているのを感じた。これで大丈夫かなと思ったけれど、自宅の階段を上るとき、ズシンズシンと足に来る。太ももの筋肉痛はまだ残っている。先行き不安が暗雲のようにのしかかる。

翌朝、ティラの散歩のとき、はじめは内側広筋の付け根の痛みがあったけど、歩いているうちに消えた。

本当はシングルスのラウンドロビンの日だったのである。でも、ここで壊したら、来週の試合までに治せないと思って、来月に延期してあった。
時間を空けてあったので、とりあえずテニスに出かけた。
壁打ちをしていたら、「入ってくれる?」と声をかけられ、おじさん3人の中でダブルスをやった。

シングルスに備えてラリーをしたかったけど、相手がいないんだから贅沢は言えない。3人ともバンバン打つ男なので、かなり練習になった。ついでに言うと、6-4で勝ったんだよ。
そのあとサーブ練習をしていたら、別のおじさんに声をかけられた。女性並みのゆるいボールにけっこう苦戦したけど、途中で攻略法を思い出し、なんとか6-5で勝った。

途中から腰痛がはじまって、どんどん悪化していった。
腰だけじゃなく、でん部に太ももと、下半身がとにかく重くて、あちこちに痛みがある。今まで味わったことのない、言いようもないようなものすごい不快な鈍痛である。

鍛えてきた筋肉は隆々で、若者並みの動きができる。ハードな動きに赤ちゃん並みの筋肉が付き合わされて、悲鳴をあげているのだと思う。
今まで使っていなかった筋肉を使う・・・ということは、こんなにも苦痛を伴うことだったのだと、はじめて知った。

必死で治療をくり返しているけど、やってもやってもいろんなところに、次から次へと不快な痛みが、波状攻撃のように押し寄せてくる。
試合は1週間後だから、間に合わないかもしれないね・・・(泣)

「ストレッチをやめたら?」と患者さんに言われたんだけど、どんどんほぐれていっているので、今さら止められない。
この辛さに耐えて、動いて動いて動きまくれば、もっとパワーアップできる可能性がある・・・そう、自分を信じるしかない。
2017/9/13(水) 広背筋からくる腰痛になったけど・・・
右太ももの内転筋も治ったし、シングルスの試合に向けて、さあ全開でテニスをするぞ・・・と思った矢先、今度は腰痛を起こしてしまった。ぎっくり背中(もしくはぎっくり肋間筋?)からはじまった、スローなぎっくり腰である。

原因のひとつは、サーブ練習のやりすぎである。
80番サーブは、背中を思いっきり反らして打つ。スライスサーブなのだけど、打点がスピン系なので、背中や腰にそうとうな負荷がかかる。
なんとか安定させようと、えんえんと練習をしたんだもの。

原因のふたつ目は筋肉バランスの変化である。
おふとんでの「ごろごろストレッチ」のとき、骨盤内外だけじゃなく、上半身のストレッチにも重点をおいている。肩関節を360度方向に伸ばし、ついでに肋間筋や広背筋などの体幹の筋肉も広げている。
新しいストレッチで、いろんな筋肉の可動域が広がったので、筋力がつくまでは、あちこちに不具合が起こるのである。

筋肉は共同作業をしている。
それぞれの筋肉が別方向に動けば、多彩な動きができる。
それぞれの筋肉を全開で使えれば、総計でパワーアップできる。

うちの患者さんがよく「筋肉の癒着」という言葉を使うんだけど・・・
硬い筋肉が1本あると、まわりの筋肉たちの動きが制限される。集団になって動くしかなくなって、可動域が狭まり、筋肉の「ギブス化」がおこる。
動きが硬直し、総計でパワーダウンしていく。

若くても、故障がきっかけで、癒着し硬直していくこともあるけど、年齢との相関関係はあきらかである。お年寄りの動作を思い出せば一目瞭然。
何歳からを「お年寄り」と呼ぶのだろうか?
しなやかで柔軟な動きができれば、トシでも「お年寄り」には見えない。
でも、トシを取ってから柔軟性を保つのは、とても大変なのである。

先週、内転筋を痛めてテニスを休んだ日、ティラのお散歩以外、ぐーぐーと眠りこけた。数日後、あれ?腰が痛い?
あまりに寝すぎて腰が痛くなるのは、よくある話である。
両方の股関節から仙骨を通して1本の横棒が入っていて、分厚い本を開いて、バタンと閉じるような軽い衝撃を(背表紙)で感じる・・・感じ。

そんなことはお構いなしに、月曜日から全開でテニスをした。
シングルスの特訓に、サーブ練習、ダブルスのゲーム。試合に備えて、体力筋力を取り戻さなくちゃと、走りに走った。
久しぶりに全力で走ったので、ものすごい筋肉痛になった。

水曜日の夜、仕事のあと、いきなり両方の肋骨の外方がバキンと来た。トシを取ると、時間差で不具合がでてくるので、ほんとうにやっかいだ。
背中に直径10センチぐらいの凝りの塊がある感じ。
とりあえず、仰向けでベッドに横たわって、自分で経絡治療プラスをした。背中の痛みが消えたので、そのことをすっかり忘れてしまった。

木曜日、途中でときどき腰が痛いなと思ったけど、また全開でテニスをした。
でも翌朝起きたら、やっぱりダメそう。寝転んでいた姿勢が悪かったらしく、だんだん腰痛が悪化して、その日は歩けないほどになった。

日曜日に友人に治療をしてもらったんだけど、腰痛と入れ替わるように、背中の痛みが復活した!
元凶が広背筋だったと、そこではじめて判明した。

なんとか月曜日には普通にテニスができるようになったけど、「普通」とはいえ、身体が重い。「巨人の星」の大リーグボール養成ギブスを身にまとっているみたいで、身体の切れが悪い。
合わせて2日も寝たせいだね。身体がコチンコチンに固まっていた。

ここはもう動くしかない。身体の隅々にまで血を巡らせて、澱んだ古い血を掃除するのが一番手っ取り早い。
4つ目のゲームの途中から、いきなり身体が軽くなった。やれやれ、である。
人間は動物だから、動いて動いて動きまくるのが、一番の治療法なのである。

背中をそらすサーブは身体への負担が大きい。
でも、ここまでやってきたんだから、まだあきらめるのは早いよね。自分の目指すフォームに見合う筋力がつくまで頑張るしかない。

やるだけやってみて、それから考えようと思う。
2017/9/3(日) おふとんで、ごろごろストレッチ
右太ももの内転筋の故障で、テニスを控えていた間に、昔の症例を書き直した。症例23「腕が上がらない・改」である。
最初に書いたのが2003年だから、あまりにも稚拙と、ず~っと気になっていたのだけど、やっと改訂版を書き上げた。読んでね~~

「痛めた」だけの半腱様筋は、治療をはじめたらすぐに治ったけど、「壊した」ほうの薄筋は、どうしても日にちがかかる。フォアを打つときは、無意識に右足をかばっていた。
水曜日になって、やっといつものフォームで打てている自分を発見!
結局、2週間もかかってしまった。

おとといまでは用心に薄筋にテーピングをしていた。もう1本、無理を強いられた左足の短腓骨筋(下腿下方の外側)がつりそうになったので、そこにもキネシオを貼ってテニスをした。
さんざん酷使した右肩と手首のテーピングはまだ取れないけれど、さすが健康な筋肉は復活が早い。今日はテーピングなしでもOKだった。

この2週間、ずっとバックサイドでゲームをしてきた。
ペアの人にテーピングを見せて、「内転筋を痛めたので、フォアが踏ん張れないから」と断って、苦手なほうでがんばったのだ。

99%フォアサイドでプレーをしてきた。たまにバックサイドに入ると、景色が違うし、勝手が違う。どうしたらいいのか途方にくれる。私のせいで負けたら悪いので、どうしても得意なほうに入ることになっちゃってた。

でも、故障中だもんね。居直って入りつづけたたら、だんだん慣れてきた。「バックハンドがいいね~」などと、いろんな人にほめられた。
怪我の巧妙だね~~

最近、こっているのが、おふとんでやる「ごろごろストレッチ」である。

母が亡くなってから、眠くて眠くてしょうがない。緊張感から解き放たれて、寝借金を返しているに違いない。

もともと、朝は起きれないので有名だった。
みんなでお泊りのときも、お友達はみんなでおしゃべり。私の布団だけ取り残されて、ひとりでグーグー眠りつづけたものだ。
いったん寝たら、えんえんと眠りつづけ、いったん起きたら、えんえんと動きつづける。1日が24時間じゃなく、48時間だったらちょうどいいのに・・・、なあ~んて若い頃には思っていた。

目が覚めてもすぐには起きれない。そのまま起きると、目眩や頭痛に襲われそう。おふとんの中で30分はボ~ッとしないと、活動を開始できない。
その時間を利用して、寝ながらストレッチをすることにした。首や肩や肋間筋、骨盤内の筋肉から、股関節から足の指先まで。伸ばしたり、縮めたり、広げたり、狭めたり、よじらせたり・・・
あっちにゴロゴロ、こっちにゴロゴロしながら、ゆっくりと脳と身体が目覚めるのを待つのである。

起きたらすぐにティラの散歩。そのあとだと、360度ストレッチも真向法も、かなりの短時間ですませられる。

寝借金を返し終わるまで、思う存分、眠りつづけることにしたんだよ~~
2017/8/25(金) ストレッチで太もも(内転筋)を痛めた
今月のはじめのことである。新潟のホテルで、朝、いつものようにストレッチをした。あんずも一緒にあれこれやっている。

たまたまテレビでストレッチの番組をやっていた。3人ぐらいがモデルになって、インストラクターがいろいろなポーズをやらせていたんだけど、人によってそれぞれ、硬い筋肉と柔らかい筋肉が混在しているとのこと。
Aさんにできるポーズが、Bさんにはできない。Bさんにできるポーズが、Aさんにはできない。

なるほど、あんずと私ではできるポーズがぜんぜん違う。
うつ伏せで足を外に広げるポーズを、あんずは楽々とやってのけ、足がペタリと床につく。
私の足は空中に漂ったまま、床は遥かに遠い。いつものストレッチに、そのポーズを加えることにした。

つぶれたカエルのようになって、うつ伏せで床にはいつくばる。太ももをくっつけた状態で、両足を外に広げようとすると、骨盤の内側に負荷がかかる。
そのままじっとしていると、足の重みで、骨盤が外に引っぱられる。どうやら、腸骨筋などが伸ばされるらしい。手でもっと負荷をかけると、骨盤の前側の内部にあるいろんな筋肉が、キシキシ音を立てる。

・・・う、苦しい。もっと頑張ると、言いようもない不快感が重圧となって押し寄せてくるけど、効果がありそう・・・

360度ストレッチの「第1ポジションの②」は、テーブルの上に、足底の内側をのせ、太ももの前と横を伸ばすポーズである。
骨盤の横に、どうしても伸びずに固まっていた筋肉たちがあった。伸ばそうとがんばると腹筋がつりそうになったんだけど、そこが伸びてくれるのだ!

1週間ぐらいたったら、あきらかな変化が現れた。磁石で背骨の矯正をするときに、大股歩きで左右を確かめるんだけど、違いが分かりにくくなった。
テニスでは全力疾走をくり返す。太ももを上げるときに酷使する、骨盤の内側につながる筋肉たちがほぐれはじめたのである。

ますます調子に乗った。一気にほぐそうと、負荷をかけまくった。息も絶え絶えになるほどの苦しさに耐えた。

そのうち、右太ももの内転筋に痛みが出た。フォアの軸足になるので、踏ん張れない。走ろうとすると痛みが出る。
筋肉バランスが変化したために、今まであまり使われていなかった筋肉を、使えるようになった証拠である。

筋肉に過負荷がかかると硬くなる。そこをかばってまわりの筋肉たちも一緒になって固まりはじめる。ギブス状態になって、可動域が制限される。個々の筋肉の固有の動きが制限され、ダンゴ状態で動くことになる。
ほぐれることによって、それぞれの筋肉の自由度が増す。それまでギブスで守られていて、あまり働いていなかった筋肉が、いきなりこき使われることになる。

その日は男に混じってゲームをすることになって、どうなるか・・・?と心配だったけど、右軸足から左足へ、早めに体重移動をすると大丈夫だった。(かえって、コントロールがよくなったみたい?)
ゲームのあと、走るときの痛みは消えたけど、不具合は残ったままだった。

数日後、遅刻しそうで時間がなく、大慌てでストレッチをしたときのこと。
なんたって、「開脚でおでこがついた」と自慢しまくったので、そこを維持しないとみっともない。いきなりグイッと前屈したとたん、右の内ももにビキッと衝撃が走った。
・・・ついに壊してしまったのである・・・!

そのあとテニスに出かけ、Cさんのレッスンを受けたんだけど、フォアのストロークでさっきの右の内ももに、またビキッと衝撃が走った。
バックハンドとサーブは、左足が軸足なので、まったく問題がなかった。
その日のゲームはおばさんに混じってだったので、そんなに走らずにすみ、フォアはゆるいボールでしのいだ。

私が大雑把に「内転筋」と呼んでいるのは、太ももの内側を締める筋肉たちのことで、バイクで「ニーグリップ」するときにも使う。
モトクロスなど、でこぼこの道を走るときは、両膝でタンクを抱えこむようにして、バイクと一体になる。林道ツーリングのあとなど、内転筋が筋肉痛になったものである。

太ももの内転には、たくさんの筋肉が関わっている。故障した筋肉がどれなのかは、硬くなっている筋肉の走行と、動作と痛みの関連から推測できる。

はじめに痛めたのは、「半腱様筋」で、骨盤の坐骨結節の内側から、膝関節の下、内側につながる筋肉である。
サンダルを履くときに、後ろ足を上げて踵にバックルをかけるのだけど、その動作で太ももの裏、内側のスジに軽い痛みが走ったからだ。

開脚で壊したのは、「薄筋」で、恥骨結合からはじまって、半腱様筋のすぐ近く、ひざの下(内側)につながっている。
太ももを持ち上げるときと、内側によせて踏ん張るときに痛みが出る。

どっちの筋肉も骨盤内からはじまっているので、新しいストレッチとの関連はあきらかである。骨盤内の細かい筋肉たちが、次々と着実にほぐれていくのが実感でき、すごい達成感があったから、つい無理をしちゃったのである。
筋肉バランスが変わっていく過程だから、ときどきあちこちに不具合がでるのは仕方ないね。

ただ「痛い」んじゃなく、「壊れ」ちゃったから、治るのに時間がかかる。しばらくテニスを休むことにした。ハリも効いたけど、カマヤミニも意外に効果があった。病が新しいからだろう。

丸5日間テニスを休んで、半腱様筋と薄筋に、キネシオで長いテーピングを2本して、水曜日からテニスに出かけた。Cさんのレッスンにお邪魔して、動かないで打てる簡単なボレーとサーブ練習をした。

翌日の木曜日は、球出しとサーブ練習のあと、おじさん3人に混じってのゲーム。女性とやりたかったんだけど、「1人足りない」とのことで、ペアのおじさんは「無理しないで」と優しい。
急な動きは怖いし、フォアが踏ん張れなかったけど、なんと6-5、6-4で2勝した。やっと当てて、なんとか返すフォアに開眼できたかも?(笑)

なんとかこじらせずに終れたので、ホッとしている。このままつづけるとフォームが崩れる可能性があるので、休んだほうがメリットがあると判断した。
今はほとんど違和感がないし、来週には全開でテニスができそうである。

真向法をつづけた患者さんに、ストレッチは、「あまり無理をしないで、ちょっとだけ無理をするのがコツ」と教えてもらったんだけど、ほんとうにその通りだったね。

6年前にストレッチをはじめたときは、まったく自分に期待をしていなかった。物心ついて以来、身体が硬いので有名だった私が、まさか柔軟になる日が来るなんて夢にも思わなかったから、無理をすることもなかった。
半年後に「あれ、前屈で手の平がついた!」と驚き、3年後に「歩き方が変わった!」と驚き・・・

6年たって、「開脚でおでこが床にがついた!」というところで、いきなり欲が出た。一気に結果を出そうと、やりすぎちゃったのである。
ストレッチは、3年後にほぐれればいいや・・・ぐらいの気持ちで、長いスパンで気長にやるのが大切ということだね。

やりすぎで壊してしまったけど・・・
右の内転筋はそれぞれ別の筋肉が個別に動いているのを感じる。左は壊していないけど、ダンゴ状態で動いているのを感じる。これからだね~

1週間で治ったし、「終りよければ、すべて良し」ということにしておこう。
2017/8/18(金) 「クルッ、シュパーン」で80番サーブ
このところは毎日が雨。うっとおしいね~。

ポプラがお盆休み。それもまたうっとおしかった。
長身の男がぐだぐだしていたら、邪魔でお掃除をする気にもなれない。落ち着かないので、ゆっくり映画を観たりもできない。
うちらが共存できるのは、生活時間帯がバラバラだからなのである。

小雨の合間をぬって、「止んだ!」となったら、すぐにテニスに出かけた。
テニスクラブのいいところは、いつでもちょこっと行けること。仲間を見つけるまでは大変だったけど、忙しい私にはピッタリなのである。

サーブのフォームの変更は、予想外に上手く行っている!
ヒザを曲げた位置からインパクトまで、なんの違和感もない。20センチの段差に苦労していたことが嘘のようである。
突然できるようになっているなんて、不思議・・・

この間からのキーワード「背中」を頭に置いておくと、自然に背中がそっくり返ってしまう。背筋も使って打っている!
・・・大丈夫かな?・・・なんたって、トシだし、華奢だし、身体がもつかどうかが心配だけど、まあ、やれるだけやってみよう。

自然に打てちゃっているんだから、細かい注意事項は忘れてもよさそう。
・・・そう決めて、新しい合言葉を考え出した。

ラケットを肩に担いで下げておく。トスを上げると同時に、ひざを曲げ、背中をそらす。ラケットを「クルリ」と回してから、振り上げる。落ちてくるボールに狙いをさだめて、「シュパ~ン」と打ち込む。

ラケットワークだけに集中するための、「クルッ、シュパ~ン」である。ついに「80番サーブ」のアウトラインができた。
練習ではすごいサーブを打ち込んでいる!

1年前、先輩たちの試合を観戦して、「威力あるスピードボールは『軸』で生まれる」ことを発見した。
体幹と下半身でしっかり「軸」を作れれば、腕力がなくても非力でも、ボールに威力をつけられるのである。

何年もサーブ練習をしつづけたおかげで、いつの間にか「軸」を保てるようになっていた。筋力もかなりついたみたい。

肩のほうもOKである。
ラケットの振り上げラインを変えたら、肩の不安は消えちゃった。テニスのときは、用心にキネシオでテーピングを2本してやっている。
肩の前面、上腕二頭筋と三角筋の前部繊維に沿って1本。肩甲骨の上、棘上筋から三角筋の中部繊維に沿って1本。
(筋肉が重なっているので、障害筋肉がイマイチ分からない)

腕の振りにまだ多少の振幅ハバがあって、どれがいいのか迷っているので、細部の修正はこれからである。

フォームの違うサーブを、ゲーム中に打ち分けるのは難しい。
「80番」が完成するまでは、ゲーム中は、背中を意識した「入れとけ」サーブでしのぐことにした。
足はよたよた落ち着かないけど、とりあえずは、コートの中に入る。長く飛んだり、短く落ちたり、回転のかかり具合もバラバラなので、相手は取りにくそう。
(不安定なサーバーを相手にするのは、私だってイヤだもの)

ゴルフの上手な人に話したら、「みづさん、とりあえず入れられるようになったって、すごい進歩ですよ」と感心してくれた。
(その点は、Cさんもほめてくれた)

「世の中には、フォームを変えられない奴が多いんですよ」と彼は言う。
「『今、勝ちたい』とこだわって、スコアを落とすのを嫌がる。そういう奴は、決して進歩しないんですよ」と言うのである。

フォームを変えると、モノにするまではどうしても低迷する。信念を持って、低迷に耐える人間だけが進歩していくんだって。

テニスクラブでは私は下克上。5年前には初心者だったから、負けるのには慣れている。
「今」の勝ち負けはどうでもいい。「明日」は見てろよ・・・と、心の中でつぶやいているのである。

私って本当は、自分が想像している以上に、「負けず嫌い」の人間なのかもしれないね~(笑)
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