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今月ぐらいから、女ダブではバックサイドに入れてもらっていた。片手バックの練習のためだけど、フォアの逆クロスの練習にもなるし、ボレーをする機会も増える。
両手バックの頻度が多くなるので、全力で強打をつづけた。左足が軸足なので、左腰を酷使することになる。
3週間前ぐらいから腰全体が固まりはじめた。
「ここ」という「痛み」を発信してくれないので、自分では治療のポイントが絞れない。
「なんとなく変」からはじまって、だんだん腰全体が痛むようになった。
先々週木曜日、『ヤバイかな』と思いつつも、ガンガン打ってくるおじさんとシングルスをして、ビュンビュン走ってボールを追いかけた。
5ゲーム目あたりで、突然、腰が「ほつれ」た。
筋肉がバラバラに分かれてくれたほうが治療がしやすい。
鍼を打ったあと楽になって、やった~!と思ったんだけど、パソコンに向かって作業をしたら、また腰の痛みがはじまった。
かすかだけど腰に横棒( )が出現し、股関節の上方にも硬直(■)がはじまっている。 |
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これは中殿筋と腸腰筋のぎっくり腰の兆候である。
そこにはきっちり鍼を打った。しかも毎回ちゃんと治療している部位なのである。
メインの患部は別にあって、かばって起こった硬直らしい。
中殿筋と腸腰筋のぎっくり腰なら足が上げにくくなる。
でも今回は足は上げられる。立ったままなら歩けるし、料理も作れる。でも前傾姿勢が難しく、かがむことができない。そして坐位で悪化するタイプなのである。
そのあとも毎日が忙しくて、超ハードスケジュールがつづいた。
ファミリーパーティのための買い物、掃除、料理、そしてバッティングセンターが、壊れかかっていた腰への決定打になったらしい。
翌日水曜日の朝、目覚めたら腰が「壊れ」ていた。激しい痛みで身動きもままならないほどだったけど、なんとか治療をして仕事に出かけた。
やりながら治す主義なのでイベントと仕事をすべてこなした。
長時間中腰がつづくと、患部を支えるために腰全体がギプスのように固まってしまう。ギプスをほぐすと、患部の痛みが現れる。
いたちごっこの治療をくり返したのだけど、朝起きたときには痛みが増悪していて、寝返りもままならなくなっているのだ。
メインの患部がどこか分からないので、一進一退だった。
金曜日の朝、お灸をしたらなんとか歩けるようになったので、ティラのお散歩に出かけた。 |
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腰に巻いたカイロがすとんと落ちて、お尻の下方を温めることになった。なんと、腰の痛みがやわらいでいくのである!
尾てい骨周辺の筋肉が元凶と分かった。
尾てい骨、仙骨、恥骨、坐骨結節の周辺を中心に治療をしたら、痛む部位が限局されていった。 |
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震源地 |
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仙骨に波及 |
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骨盤全体 |
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脊柱の筋肉 |
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Tゾーン |
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睡眠中の冷え |
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メインの患部は左の尾てい骨周辺(■)で、ここを震源地として、仙骨下方(■)の建物があちこち倒壊した。 殿筋の付着部なので、骨盤を支える筋肉たち(■)にも硬直が連鎖していった。
仙骨(■)には脊柱起立筋などの脊柱を支える筋肉たち(■)がびっしりと張りついている。前傾姿勢で付着部が引っぱられてしまうのだ。
去年の夏ぐらいから、下腹部( )の冷えで目が覚める日があったので、その頃からこのあたりの不具合がはじまっていたらしい。
ストレッチの進化で筋肉バランスが変化したことが誘因だった。
私がストレッチをはじめたのは2009年の春。ちょっとずつ進化していって、途中から真向法を取り入れた。<→2016/5/6)
リョコちゃんストレッチの中でも「#21両足そろえての前屈」が私の一番の難題だった。
はじめた頃は後ろにそっくり返ってしまうほどで、床に足を投げ出して(寄りかからずに)坐っていられるようになるまで1年ぐらいかかった気がする。 |
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はじめた頃 |
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90度の維持がやっと |
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去年の1月(6年後) |
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→ |
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お尻に「折れ目」ができた |
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はじめてから6年、去年の1月にお尻の端っこに「折れ目」ができた。本をバタンと閉じるときの「綴じ目」である。
すぐに消えそうになるので、維持するのが大変だった。このストレッチに重点を置いてがんばった。 |
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今年の1月 |
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折れ目が定着 |
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↓ |
2月 |
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だんだん角度が増す |
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↓ |
3月 |
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かなり足が近くなる |
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だんだん「折れ目」が定着し、曲げられる角度が増していって、最近では足まであと15センチぐらいになった。
可動域が広がると足がますます速くなっていく。調子に乗ってビュンビュン走ったのである。
筋肉バランスが変化して、今まで使っていなかった筋肉を酷使することになった。そこに左腰への過負荷がかかったのである。 |
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「折れ目」周辺の筋肉が引っぱられて、
ほころびはじめた |
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↓ |
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①坐位で |
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②前傾姿勢で |
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ぎっくり腰の震源地と、痛みの出る動作の関連があきらかになった。
① |
椅子や座椅子に坐るときは、上半身の体重がすべて尾てい骨周辺(■)に乗っかる。圧がかかって悪化する。 |
② |
前傾姿勢のときは、脊柱を支える筋肉(■)が緊張して付着部(■)を引っぱる。患部(■)をかばって、骨盤全体が固まっていく。 |
震源地(■)が判明したのは快挙だけど、自分で治療するのは至難の技である。
部位が遠いので、自分で鍼を打つのも大変である。お尻の下方はたっぷりの脂肪で覆われているので、カマヤミニの熱が届きにくい。
患者さんには透熱灸や灸頭鍼で治療するけど、自力では無理である。
それでも今週に入って、朝の激痛から解放され、痛みがマイルドになってきた。バイクで段差を越えるときの衝撃や、くしゃみによる衝撃もあまり気にならなくなってきた。
中腰をつづけたあとの「かばって起こる硬直」がなくなったときが「治る直前」のサインなんだけど、まだしばらくはつづきそうである。
筋肉も細くなっちゃったし、ストレッチも後退しちゃったけど、「完治」すると信じてがんばるしかないね。
とりあえずの中間報告だよ~~。 |
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