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7月26日 |
「チョキチョキ」で逃げたけど・・ |
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晩ごはんのあとは居間に移動。ポプラも私もテレビの前にどかんと坐って、つづきのビールやワインを飲む。お喋りしながらゆったりできる、唯一の家族団らんの時間である。
もしかしたら、それがティラの一番幸せな時間かもしれない。ポプラに甘え、私に甘え、縫いぐるみを放り投げて、『遊んで!』と催促して、バタバタ、バタバタ、駆けずり回る。
薄着の人間には寒いと感じるぐらいエアコンが効いているのに、ティラは立ち止まっては、ハア、ハア、ハア、舌をヒラヒラさせて暑がるのだ。
もう限界・・・と、3回目のトリミングをすることにした。
床の上に新聞紙を広げて、ティラを呼びに行った。
「ティラたん、チョキチョキだよ~」と言うと、ティラはサササッと逃げていく。追いかけていって「チョキチョキだよ~」と言うと、またもやサササッと逃げていく。
やっぱりトリミングは嫌いらしい。。。
でも、抱っこで連れてきて、新聞紙の上にのせたら、そのまま動かずにジーッとしてくれていた。 |
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この間カリカリに短くしたので、根元の毛を梳きまくった。毛の山は大きくないけど、これ以上切るところがないぐらいに切りまくった。 |
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私がお風呂から出ると、ティラはいそいで走って来る。
「いい子でチョキチョキできた子には~、ご褒美のおせんべいだよ~」と言うと、ピョンピョン跳ねて大喜びするんだよ。
(おかげで写真はすべてピンボケだった) |
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おふとんで寝そべっているティラだよ。涼しそうで、嬉しそうで、幸せそうでしょう~~ |
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7月19日 |
どの道が木陰か覚えた |
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毎日猛暑がつづいて、午前中から35度を越えるときもある。暑いときは、ティラは木陰を目指して歩いていく。
ついに、行き当たりばったりじゃなくなった。どこに木陰があって、どう行けば涼しい道になるかを覚えたらしいのだ。 |
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木陰の下ではのんびりと探索をする。 |
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切れ目がやってくると、『あっちは暑いぞ!』と気づくらしい。手前で立ち止まり、しばらく休憩する。
「ティラたん、暑いから戻ろうか?」と声をかけると、すぐにUターンして、来た道を戻るんだよ。 |
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木陰と木陰の間は急ぎ足で歩く。
「つづきのお散歩は夕方にしようね~」と声をかけると、素直に家に帰ってくれる。
言葉を理解しているのかどうかはわからないけどね~~ |
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7月12日 |
初キュンキュンは恐怖の叫びだったらしい |
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前回ティラの初キュンキュンを報告した。「ブー」と「グー」と「ピー」と「ヒュー」と「ヒュンヒュン」が混じった多様な音のオーケストラで、それまでのティラからは考えられないような「大きな声」だった。
必死になって、『連れてって』と大騒ぎしたのである。
ユニディで怯えた様子がなかったので、ティラが「自分はこのうちの子だ」と安心して、声を出して自己主張するようになったのだ・・・と、飼い主は思い込んだ。
でもユニディで買ったカメが大きすぎたので、小さいものと交換してもらうことにした。
2日後、また車でユニディに出かけたのである。
助手席にいるティラを写真に撮ったのだけど、あらためて見ると、相当な暑さに参っていたみたいだね。 |
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エアコンの風をすべてティラに向けていたんだけど、車内が冷えるまでは時間がかかる。
ユニディではやはり怯えた様子もない。店内ではティラを通勤バッグに入れて、肩からぶら下げて歩いた。ペットショップのワンちゃんたちを見物して、何の問題もないと思っていたんだけど・・・
翌朝、寝室の入口のふすまの敷居の上にプールができていた。ピチャッと踏んで気がついて、朝からブルーである。
ふすまをはずしてお掃除をした。大きな物音に驚いたティラは、食堂の椅子の下(基地Ⅱ)に逃げ込んだ。
ブリブリして、「ふすまにオシッコする子は、ガー、悪い子だよ~」と怒ったら、ティラはしょんぼり。しばらく出て来なかった。 |
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翌日は雨だった。雨の夜はトイレシートにオシッコをしてくれる。
・・・ところが、ティラがしたのは玄関にあるビニール袋の上だった。リュックをくるんで帰宅したあと、玄関にそのまま放置してあったのだった。
でっかいビニール袋の上にも下にも、でっかいオシッコのプールがあって、あっちに流れ、こっちに流れ、始末に負えない。ブリブリ怒って片づけていたら、ティラは寝室に逃げ込んだ。
しょんぼりするティラを横目で見て、いい気味だ、少しは反省しろ!と思い、ティラがぜんぜんかわいく思えなかった。
次の日の朝、またふすまにプールを発見した。私の苛立ちはマックスになり、「この先、もう2度と犬なんか飼わないぞ!」と言いながらお掃除をした。
ティラの「しょんぼり」もマックスになった。お散歩のときもご飯のときも、おどおどと部屋に引きこもって、こっちから呼びに行かなくちゃならなくなった。
その日の夜、突然、新たなインスピレーションがやって来た。
ティラの「初キュンキュン」は、安心感から甘えん坊になったんじゃなく、真逆の理由、「恐怖心」だったのかもしれない???
8ヶ月までペットショップにいた。狭いゲージだけがティラの居場所。その中で暮らし、遊び、排泄をしてきた。
ティラにとってはオシッコの匂いのする場所が「ハウス」だった。
ユニディに行って不安に駆られた。あそこに戻されたらどうしよう・・・、心配で気が狂いそうになって、必死で叫んだのがティラの「初キュンキュン」だったのだ。
不安に駆られて、「ここは自分の家」とマーキングをする。不機嫌な私に驚いて、また不安に駆られる。またマーキングをし、また怒られて、また不安に駆られる。。。
そんなティラが不憫でたまらなくなった。
次の朝も「犬」のように鼻をクンクンして、玄関にあるチラシに小さなプールを見つけたときは、ちょっとだけ注意をして終わりにした。
ティラには「愛」と「安心」が必要なのだと気づいたのである。かわいがって、かわいがって、かわいがりまくった。
それ以来、今のところ、プール事件は起きていないけど、またされちゃうかもね。犬に人間のルールを教えるのは大変だあ~~ |
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7月5日 |
初キュンキュン、『連れてって』と騒ぐ |
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自転車の空気入れを買いに車でユニディに行った。抱っこで店内を回ったんだけど、ティラはブルブル震えることもなく、必死でしがみつくこともなく、あちこちをキョロキョロ見学していた。
ペットショップの記憶が薄れ、うちの家族の一員になった・・・という安心感からだろうか?
家に帰ったあと、バイクで出かける支度をはじめたら、部屋の反対側からティラの「声」が聞こえてきた!
とても形容できない「声」だった。
撫でられて気持ちがいいときに、鼻息を「ブーッ」といわせる音。喉を鳴らす「グーッ」という音。
長い時間お留守番したあとなど、私を出迎えるときに、思わず漏れる「ピ~」の音。(これは『待ってたんだよ~』の意味らしい)
そこに「ワン」に近い「ヒュン」が混じり、「キュン」に近い「ヒュ~ン」が混じっている。
バタバタ、ピョンピョン、跳ねまわりながら、1分以上も声を出して、『連れてって』と大騒ぎしたのである。
「ティラも行きたいの?」と声をかけたら、大急ぎですっ飛んできた。 |
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床の上でシッポをパタパタ振り回しながら、支度ができるのを待っていたんだよ。
「おねだり」で声を出したのは初めてなので、飼い主としてはとても嬉しいし、「ついに、やった!」と誇らしい気持ちである。
・・・このまま「うるさい犬」になったら困るな・・・という心配もちょっと頭をかすめるんだけどね。(笑) |
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6月28日 |
帰りはノロノロ、牛歩作戦 |
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ティラはお散歩が大好きである。外に出たら、とりあえずあちこち匂いを嗅ぎまくって、あちこちにオシッコをかける。
そこからは猛ダッシュ。意気揚々と歩き出し、(ところどころにオシッコをかけながらも)先へ先へと前進する。
帰る方向に曲がるときは一旦停止。私の顔をみながら体重をかけて踏ん張って、リードを引っぱる。
時間があるときはもう一回りしてあげるんだけど、ないときはグイグイ引いて前進する。悲しいかな、そこからは帰り道である。
ティラは渋々ながら歩き出す。
あとちょっとで家に着く・・・あたりで、いきなり失速。牛歩作戦に出て、じれったいほどノロノロになるんだよ。 |
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外にいる時間を少しでも長引かそうと画策する。 |
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小さな頭で一生懸命に考えて、「ノロノロ大作戦」にいそしむティラだけど。。。
どんなにノロノロ歩いても、一足ごとに家に近づいてしまうのである。 |
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6月21日 |
小雨でも暑いゾ~~ |
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トリミングの前日、曇り空ではあったけど、テレビのDボタンで天気予報を見たら、「洗濯オススメ」となっていた。
シーツの洗濯ついでに、ポプラのふとんを干して散歩に出かけた。
野川を半周したあたりで、パラリ、パラリと、小さな雨がパラついてきた。濡れるほどの雨ではないけど、ふとんはマズい。
「忘れ物だよ」と声をかけて、いそいで走りだした。ティラを引きずるように走ったんだけど、けっこうな距離をダッシュした。
途中でティラが失速してブレーキをかけた。小さな足ではいくらなんでも遠すぎる。つづきはティラを抱っこして走った。
おふとんを家に入れて、やれやれ、つづきのお散歩に出かけた。
犬に言葉を教えるためには、言葉と状況をイコールさせなくちゃならない。「忘れ物」は「いったん帰るけど、お散歩はまたつづける」という意味・・・と教えたいのである。
パラパラ雨は止むどころか、だんだん小雨になっていった。 |
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雨に濡れても、ちっとも涼しくならず、ものすごく蒸し暑い。さすがのティラもそこからは素直に家路についてくれた。
(くり返すが、トリミングの前日である)
このところ、昼間の散歩は短めにしてる。日差しがギンギンのときは、ティラも早めに帰ってくれるから。
残りのお散歩は夕方にしてるので、ティラは毎日3回もお散歩に行けているんだよ~~ |
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6月14日 |
一気にカリカリ、トリミング |
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ティラは暑さに弱くて、すぐに食欲が減退する。おとといの朝からごはんを食べなくなった。晩ごはんも食べなかったし、昨日の朝ごはんも食べなかったんだよ!
もう限界と、早めに帰って2回目のトリミングをした。
ティラはよりいっそうおとなしくなって、新聞紙の上でずっと伏せをしていた。これ幸いと背中の毛からはじめ、梳きバサミでえんえんと刈りつづけ、カリカリに短くしてしまった。
バランス的に背中の毛に合わせるしかない。途中で腰が痛くなったんだけど、1時間もがんばって徹底的に刈りまくった。
まるで別の子のように小さくなったティラである。 |
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シャワーのあとは元気いっぱい。ご褒美のおせんべいをもらいに来て、かじったあともバタバタ家中を走り回った。
ぬいぐるみをくわえてポンと放ってくる。ぬいぐるみを投げてあげると、追いかけて、くわえて、またポンと放ってくる。
『遊んで!』のおねだりなんだけど、えんえんとくり返したティラ。動きが速すぎて、まともに写ったのはこれ1枚。 |
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小さくちんまり、赤ちゃんみたいになったけど、手足は太くてたくましく育っているのが分かるでしょ。
さんざん遊んだあとで、お皿に近づいて行った。晩ごはんをぜんぶ平らげ、そして今日の朝ごはんも完食だった。
やっぱり、食欲不振は体調不良でなく暑さのせいだった。トリミングの苦労が報われたね~~ |
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6月7日 |
ジーパンをかじって遊ぶ |
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お散歩から帰ると大興奮するティラである。
たぶん、お散歩があまりにも楽しくて、我が家に帰ったのもまた嬉しくて!・・・ということかな?
うんさんをトイレに流す私のあとを追いかけてきて、『遊ぼうよ!』とバタバタして、ピョンピョン跳ねて私を誘う。
いつもはスリッパにかじりついて遊ぶんだけど、私はスリッパを履いていなかった。
ティラはなんとかして私の足先にかじりつこうとがんばった。 |
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でも靴下は足にピッタリ張りついている。
迷いに迷ったティラは、私のジーパンの裾にかじりついた。 |
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靴下によだれのあとが点々と残っていたけど、足は無事だった。足をかじったら痛いだろうな・・・と思ったんだろうね。
ティラは優しいね~~ |
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5月31日 |
久しぶりの「ワン!」は番犬役 |
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日曜日の朝9時、ワン!の声で目が覚めた。私の胸に手をかけてのしかかったティラが、でっかい声で吠えたのである。
耳を澄ますと、玄関のドアをドン、ドンと叩く音が聞こえてきた。団地の人が訊ねてきたのである。
ぐっすり熟睡していた私に、「お客さんだよ!」と教えてくれたのだ。
ほんとうに久しぶりにティラの「ワン!」を聞いた。 |
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はじめての「ワン」は4年前、早朝にダイハツの人が車を取りに来たときのこと。ドアを叩く音に反応した。(←2019/7/27)
うちに来て2年半の頃で、まだまだ遠慮がちの小さい声だった。
2回目の「ワン」は、それから1年後。お散歩に行きたくて、待ちきれなくて、洗面所の前でバタバタ、ウロウロしてたとき。
思わず漏れた「ピー」「ピー」という声の合間に、ちっちゃな「ワン」が混じってたんだよ。(→2020/9/27)
それからしばらくの間、お散歩が待ちきれないときに、ちっちゃな「ワン」が漏れたことがあった。(→2020/10/25)
それが最後で、それ以来、寝言でしか「ワン」を聞いたことがない。
今回の「ワン」は太くてでっかい声だった。
前日は7歳のお誕生日。ちょっぴり大人になって、「家族を守らなくちゃ」という番犬本能に目覚めたのかな?
前の犬のヴェルは小さい身体なのに、吠え声は大型犬のように大きかった。雷にだって立ち向かって、家族を守るために一生懸命だったんだよ。
ヴェルがうちに来たのはちょうど7歳のときだった。ヴェルそっくりのでっかい声に、ティラの成長を感じ、感慨にふける飼い主である。 |
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5月24日 |
密林に突入、走破した |
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お散歩コースはティラが決める。
いつもは遊歩道のほうが好きなティラだけど、めずらしく河川敷への階段に向かっていった。
「え~、下りるの~?」と、リードを引いたんだけど、止める飼い主をグイグイ引っぱって下っていった。
河川敷は草ぼうぼうなのである。
川下方向のほうが人気があるので、人一人歩けるぐらいのすき間がある。でも、ティラが向かったのは川上方向である。
「そっちは密林だよ~」「あっちの方がいいよ~」と声をかけたけど、ティラは聞く耳を持たずに、ずんずん行ってしまった。 |
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私の肩ぐらいまで草が伸びてるところもある。
『長袖を着てくればよかった』と後悔した。葉っぱにこすられて、腕が痒くなってしまいそうである。
草に埋もれながらも、ティラはずんずん、ずんずん先へ行く。 |
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ときどき大きな草の壁に阻まれる。道が見えなくなると、立ち止まり、振り返って私を見る。
戻りたいのかな・・・と思って、「ティラたん、Uターンしようよ」と声をかけてみるんだけど、また密林に再突入をするのである。 |
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正面から写真を撮ろうと、ティラを追い越した。 |
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この闘争的な目つき。この日は密林を乗り越えるミッションに挑戦したかったらしい。
でもあれから河川敷を避けているので、こりごりしたんだね~ |
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ティラ TOP |
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ヴェルの思い出 |
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