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ティラの部屋 チワワのティラノ
8歳
#38
2024・ 2
5月30日 8歳になったんだよ~
ティラがついに8歳になった。朝から「お誕生日おめでとう!」と声をかけられ、「happy birthday to you」と歌われて、ティラは少々面食らっていた。

寝室の入口はティラのいつもの「待つ位置」である。
ご飯を待つのもここ。帰宅した私を待つのもここ。声をかけられるのを健気に待つ、ティラは相変わらず遠慮マンなんだよ。

今日はテニスの日。ラケットバッグを担いで出かけるのを見て、お留守番と気づいたらしい。ジーッと私を見送るティラがあまりに可愛いので、戻って写真を撮った。
ティラは『もしや?』と期待したらしく、顔を上げて私を見つめた。
ティラは8カ月でうちに来た。
分からんチンの仔犬の世話に忙殺されて、「なんで犬なんか飼ったんだろう!」と思わずつぶやき、「でも、あそこに置いておくわけにはいかなかった・・・」と、またつぶやく毎日だった。

でもティラはいい子になろうと一生懸命だった。日に日にいろんなことを学んでいった。
6歳になったら、さすが小学1年生と感心した。7歳になったら、さすが小学2年生である。7歳でうちに来たヴェルと同じぐらい頭がよくなった。人間語もだいぶ覚えてくれた。

8歳が近づくにつれて、ティラの進歩は目覚ましくなった。身体は中年でも、心は小学3年生なのだ。
最近、鏡の中の自分を目で追うようになったんだよ。鏡に映る自分を「自分」と認識するのは、かなり高度な能力らしい。人間以外でそれを認識できる動物はほとんどいないんだって。

ティラの成長が誇らしい。飼い主冥利に尽きるね~~
5月22日 貴重な「土」を守りたい
昔本で読んだ。地球の表面はほとんどが海だそうだ。狭い大陸の大半が砂漠や岩だらけの土地で、「土」はほんのわずかしかないのだそうだ。
日本は水が豊富にあって、「土」という貴重な資源にも恵まれている。それなのに都会の「土」のほとんどが道路や建物で覆われてしまっている。「土」がないと雨水がすべて排水溝に流れて、洪水を起こしやすくなるそうだ。
「土」があれば大雨が降っても地面に浸み込んでくれ、それが豊富な地下水になってくれるのだそうだ。

残念ながら2号棟は全面にビニールシートを張り巡らしてあり、見るたび不快になる。草が生えないような薬品が使われているかもしれないし、劣化につれてマイクロプラスチックを排出するし、最後は有害廃棄物になってしまう。

うちの前に「土」があるのは、1階のおばあさんが守ってくれたおかげである。その貴重な「土」を生かしてあげたいのである。
お散歩のあとはいつもの草取り。ティラはおとなしく待ってくれるんだけど・・・
近くで見たら、「我慢の表情」をしていた。
しばらくしたら立ち上がってウロウロしはじめた。スズランにオシッコをかけてマーキング。
自分の庭と思ってくれて、遊んでくれるようになるといいね~~
5月15日 狂犬病とフィラリア予防で動物病院へ
ティラに狂犬病の予防接種を受けさせなくてはならない。不本意だけど、法律で定められているので仕方ない。蚊も増えはじめているので、フィラリアのお薬も必要だ。

ティラが血便を垂れ流したときに診てくれた西調布犬猫クリニックに行くことにした。完全予約制なので、患者さんの合間を選んでネットで予約をした。
治療室から徒歩10分ぐらいなので、お散歩にちょうどいいと思っていたんだけど、突然の土砂降りになった。

バイクで行くしかない。景色が真っ白になるほどの土砂降りで、視界も悪かった。数分の道なのに、ヘルメットもカッパもびしょ濡れになってしまった。
バッグから顔を出すので、ティラの頭もびしょ濡れである。

雨なのに待合室にはたくさんの人がいた。みなさん真面目だね。
タオルで頭を拭いてあげて、ずっと抱っこで待っていたんだけど、なかなか順番が来ない。
「動物病院探索」の写真を撮ろうと、途中でティラを床に下ろした。そのとたん、あっちの方で大きな犬がワンワン吠えはじめた。
ティラはいつものように動じることもなく、吠える犬を眺めていたけど、『床に下ろすのはまずいな・・・』と、またすぐに抱っこ。

診察台の上にのったティラは、相変わらずおとなしい。フィラリアの血液検査と狂犬病の予防接種もおとなしく受けてくれた。
体重が3.8キロだった。1月は3.56キロだったから、340グラムも増えていた。「体重を減らすように」と言われてしまった。

最近、ヴェル並みによく食べるようになって、ヴェルと同じくずっしりと重いなあ・・・と思っていた。トシのせいかと思っていたけど、同じぐらいの体重になっていたのである。

会計までえんえんと待たされ、うちの患者さんの予約時間まであと10分。雨なので外で待たせるわけにはいかないから、「駅で待っていてください」とメールしよう・・・と思った瞬間に呼ばれた。

フィラリアの血液検査は陰性だったので、今シーズン分の予防薬を購入した。他のワクチンも検査もするつもりはない。
しばらくはヴェルと同じパターンをつづけるつもりである。
5月8日 本年初のトリミング
今年の春は涼しかったので、フッサフサでも大丈夫だった。ハッと気づけばもう5月。もう限界と、本年最初のトリミングをした。

新聞紙を敷くと隠れてしまうティラだけど、「おいで」と呼んだら、素直に出てきた。毛を切ると涼しくなるって知っていたのかなあ?

背中の毛は梳きバサミでジョキジョキ、ジョキジョキ、一気に根元まで毛を刈った。
お腹の下とかお尻まわり、足の付け根など、敏感なところはティラが怖がるので、普通のハサミで適当にザクザク切る。
首まわりと耳の飾り毛は一番かわいいところなので、何度も手を止めて仕上がり具合を確かめながら、梳きバサミでチョコチョコ刈る。

ティラはいつものようにおとなしく刈られてくれ、身体と同じぐらいの大きな毛の山ができたんだよ。
「もうちょっと待っててね」と声をかけて、スマホを向けた。
刈られたショックか、しょんぼりと下を向いていて、ぜんぜんこっちを見てくれない。
そのあとはシャワータイム。この間、「マルセル石けんで犬はピカピカ、匂いも取れる」を更新したんだけど、洗うのは簡単である。
ティラは毛が多いので、ドライヤーで乾かすのが大変なんだよ。
私がお風呂から出たら、いそいですっ飛んできた。『おやつがもらえるはず』と、ピョンピョン跳ねる。
おやつを要求するときのティラの目力、最近すごくなったんだよ!
5月1日 ビション・フリーゼのピナちゃん
前回遊んだ子と翌日にまた会った。ティラの姿を見かけて、いそいで走ってきたんだって。

今回はばっちり写真を撮った。ピーナッツのピナちゃんは1歳半の男の子。ビション・フリーゼという珍しい犬種である。
ピナちゃんの飼い主は、以前に白いチワワを飼っていたそうだ。
10歳で水頭症を患い、半年間の闘病生活の末に亡くなった。1年間も泣き暮らしたあと、ペットショップでピナちゃんに出会った。

白い犬を見つけて、抱っこしようとしたら、ものすごい勢いで抱きついてきた。白い塊のあまりの情熱的なアピールに、顔を見る余裕もなかったそうだ。
彼の誕生日が前のチワワの命日だったこともあって、『もしや?』と思って、そのまま飼うことを決めたのだそうだ。

「家に連れて帰ってから、あれ~、目が小さい!と、はじめて気づいたのよ」と言う。「チワワって、目が大きいでしょ」とティラを指さし、「いまだに前のチワワを忘れられないの」と言う。
(小さい目=ピーナッツ、が名前の由来かもしれないね)

子どもがいないので、「ピナちゃんがすべて」だそうで、お散歩は1日3回、4時間ぐらい歩き回るんだって。
一緒にお散歩したあとは、ティラは草取りのお付き合い。いつものルーティンになったので、涼しい場所を見つけて、おとなしく待ってくれるんだよ。
4月24日 濡れた草でびしょ濡れに
夜半から降りつづいていた雨が止んでくれた。地面が乾いた頃合いを見計らって散歩に出かけた。

道の脇には草むらがあって、しっとりと雨に濡れている。ティラはその下に入り込み、濡れた草に顔をつっこんでクンクンやるのが大好きなのだ。
おかげで、あらあら、びしょ濡れになっちゃった。

やっと家にたどり着いたというのに、いきなり立ち止まり、ジーッと前方を見つめている。
ときどき会うワンちゃんがやって来た。待ち構えていたティラは一気に駆け寄って、遊びはじめた。
動きが激しすぎて、他の写真はすべてピンボケ。四つ足に靴を履いている、フレンドリーな子なんだよ。
4月17日 ティラと草取り
去年の暮れに1階のおばあさんが亡くなった。毎日毎日何時間も、ザッザッザッと草を刈り、ザッザッザッと落ち葉を掃いてくれていた人である。亡くなる前日もがんばっていたんだよ。
97歳だったそうだ。ときどきお礼をするだけで、38年間も楽をさせてもらったのである。

ついに自分で草取りをしなければならないときがやって来た。
庭仕事が大好きだった昔の患者さんが、「草取りは1日100本と決めているんですよ」と言っていたのを思い出した。
10本抜いて山を作る。山が10個できたらそこで終わり。それなら私にもできそうと思った。

毎日犬の散歩に出かけるから、そのついでに100本抜く。鎌と籠を下に置いておけば、いちいち階段を上がらずに済む。
雑草が小さいうちに始めるほうが楽そうである。
リードをはずしても逃げ出さないティラは、そのへんをウロウロして作業が終わるのを待ってくれる。
お散歩のあとだし、ティラは暑そうだね~
木陰を見つけてホッと一息。野川を通る人の話し声に耳を傾けていたんだよ。

家の中にティラを置いて外に出るのは気が引けるから、グッドアイデアでしょう~~(と、自画自賛している)
4月10日 桜と菜の花の饗宴の中を
昨日の暴風雨にもめげず、桜は美しく咲いていた。河川敷は菜の花が咲きはじめている。
飼い主はキョロキョロ、花を堪能し・・・
ティラはせっせと先を急ぐ。
やっと追いついたら、爪とぎをやっていた。おかげで爪を切ってもらう手間がはぶけるんだよ。
4月4日 「ハウス!」でマットに駆け込んだ
洗いたてのマットをポンと投げたら、ティラはいそいでマットに駆け込んだ。お日さまの匂いがして、ホカホカだった。
窓際のトイレは「カーテンのオシッコ防止用」である。去年カーテンにオシッコされたので、そこにトイレを設置しておいた。

お散歩まで、ティラはずっとマットの上で待っていたんだよ。
その夜、さあ寝ようとした瞬間、掛け布団カバーに黄色いシミを見つけた。クンクン嗅いだら、オシッコされていたことが判明した!
飼い主は激怒した。夜中の2時だったのだもの。

カバーをはずしてクンクン嗅いだら、お布団は無事のようだったので、そのまま寝ることにした。
ティラがいつものようにいそいそと、お布団にもぐり込もうとやって来たんだけど・・・

飼い主はまだ怒り心頭である。
「おふとんにオシッコしたティラは悪い子!」と怒り、「ハウス!」と叫んだ。
ティラは慌ててマットに駆け込んだ。

家中どこでも行き放題だから、とっくの昔にティラの「ハウス」はない。どうするのかな・・・?と寝ながら観察したのである。
一番最初に買ってあげたマットだったせいか、マットが自分のハウスと思ったらしい。

しばらくするとティラがまたお布団に入ろうとした。「ティラはハウス!」と叫ぶと、また慌ててマットに駆け込んだ。
何度もくり返しているうちに、だんだん可哀そうになっていった。

スキを狙ったティラがお布団にもぐり込んできた。
ティラは「背中と背中」をくっつけて眠るのが好きなんだけど、遠慮して、数センチ離れて丸くなっていたのである。
あまりのいじらしさに飼い主も怒りを忘れ、抱っこして撫でてあげた・・・という次第である。

ほんとに、「泣く子と地頭と犬には勝てない」ね~~(笑)

<後日談: 患者さんにこの話をしたら、「バレないように、離れて寝たのね!」と笑った。これが真相かもしれないね>
3月27日 久しぶりに野川にハマった
お散歩コースはティラにお任せである。飼い主としては河川敷を歩きたいのだけど、ティラは遊歩道のほうがお気に入りだ。
河川敷に下りても、しばらくすると自分から階段を上がっていってしまう・・・という日がつづいた。

ところがこの日、めずらしく自分から河川敷に下りていった。あちこち探索しながら、えんえんと楽しんでいた。
この草むら、そうとういい匂いがするらしい。
陣取ったままで動かないので、仕方なく戻って、写真をパチリ。

そのあともあちらこちらを念入りに探索して、なかなか帰ろうとしてくれない。飼い主は先に階段を上って待つことにした。

あれあれ、通り過ぎて行っちゃった~~
付き合ってあげたいけど、もう時間切れである。
「ティラ~」と声をかけたら、やっと駆け上がってきた。
河川敷の楽しさに目覚めてくれたかなあ?
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