|
5月31日 |
足で耳を掻く |
|
ティラは27日がお誕生日。もう4歳になったんだよ!
犬は(人間より)手が不器用な分、足が器用である。自分の耳を足で掻ける。
耳が痒い=そろそろお風呂のサインである。 |
|
 |
|
カッカッカッカッと、後ろ足で耳を掻いたあと、必ず足の匂いを嗅ぐ。
こうやって、耳にダニがいるかどうかを確認しているのかな?
耳にダニがいると、鼓膜を食べられちゃったりするらしい。鼓膜がなくなっちゃうこともあるんだって!
外耳道と内耳道は鼓膜でしっかり塞がれてる。なので、ダニに食われる前に、洗い落とすのが一番なのだそうだ。
ダニ退治も兼ねて、耳を思いっきりマルセル石けんで泡立てて、シャワーをジャージャーかけて洗ってあげるんだよ。 |
|
|
|
|
5月24日 |
ガルルル・・・ワン!(寝言) |
|
今朝は寝苦しかったね。おふとんをかけると暑くて目が覚め、はいで寝てると寒くて目が覚める
昨日までの寒さから一転して、急に暑くなったので、気温の急激な変化に身体が適応できないのだ。
背中にくっついて寝ているティラの、小さな声が聞こえてきた。
『ガルルル・・・ワン!』、『ガルルル・・・ワン!』と、何度もくり返している。
誰かとケンカしている夢でも見ているらしい。 |
|
 |
|
犬は寝言を言うのである。
ティラの声に聞き惚れていたら、私もスヤスヤと眠りに落ちた。最高の睡眠薬だね!
起きているときに、唸ったり吠えたりする日が来るんだろうか?
ティラの声が聞ける日は楽しみではあるんだけど、ワンワン吠える犬になられても困るし。。。複雑な気持ちである。 |
|
|
|
|
5月15日 |
退屈じゃ~ぁ~ |
|
この間、治療を終わった患者さんがカーテンから出てきたとき、「あれ~、熟睡してるよ!」と笑った。
なんと、マットからずり落ちて眠っていたのである。 |
|
 |
|
すぐに起きちゃうのでいい写真は撮れない。。。
患者さんが多いと、待ち時間が長いので退屈してしまう。
でも、いなければいないで、私はパソコンに夢中で貼りついているから、やっぱり退屈してしまう。 |
|
 |
|
最近は暑くなったので、お昼の散歩を少なめにして、夕方に治療室の近所をうろうろしている。
私が立ち上がるたびに、期待のまなざしを向けてくるんだけど、空振りがつづくと、『どうせ・・・』とばかりに反応しなくなる。
英語版の”360º Ryokochan Stretch"と、”Ryokochan Walk”を完成させて、やっとちょっと一息・・・ということもなく、次から次へと手直しにはまっている。
火曜日にはティラをシートン動物病院に連れて行った。体重は3.36キロだった。副院長の獣医さんはヴェルの頃からの先生である。
「ちょっとポッチャリしていますが、まあまあですね。これがこの子の体格かもしれませんね」と言う。
3歳半ぐらいから、ご飯は毎回完食。何でも食べる犬になった。ヴェルに比べればかなりの小食で、自分のお皿を食べ終わったあとは、ちょっとだけおねだりして、それで満足してしまう。
飼い主が同じだと、犬の体格も似るらしい。筋肉隆々でたくましい。顔がヴェルに似てきたのは、ちょっとポッチャリしたからなんだね。
フィラリアのお薬をもらったあと、「狂犬病は、いいかな・・・」と言った。去年やりそこなっているので、このままやらずに済まそうかと思っていた。
もう何十年も狂犬病(実は恐水病)の症例は出ていないから、余分なワクチンで犬の身体にリスクを背負わせたくない。
でも、獣医さんによると、「たまたまラッキーがつづいている、だけのことなんですよ。もしも飛行機にコウモリが一匹まぎれこんでいるのが見つかったら、その瞬間に日本中がシャットダウンですよ」、とのこと。
「もしもそうなったら、予防接種をしていない犬は、すぐに隔離されて、会うこともできなくなりますよ。すぐに殺処分されちゃうかもしれません。この法律は人間を守るためのもので、まだ動物愛護の精神がない時代に作られたものなんですから」と言うのである。
「じゃ、お願いします」と即答。
台の上でプルプル震えていたティラが、やっと落ち着いたところだったのに、背中に注射針が当たって、ピクッと動いた。
危ないので、顔をおさえて「ティラたん、我慢だよ」と声をかけたら、おとなしく注射をされてくれた。
注射の2日後には、チーズに仕込んだフィラリアの薬も飲ませた。ちょっとドキドキしたけど、そのあともいつも通り、元気いっぱいなティラだった。
ほっ! |
|
|
|
|
5月7日 |
あわててトリミング |
|
今年の春はいつまでたっても肌寒い・・・なんて書いたとたんに、いきなりの暑さがやってきた。
ティラは寒さには強いけど、暑さには超弱い。毛の中に指を入れてみたら、保温能力バツグンである。
モワモワとしていて、湯気が立ちそうだった。
さあ、待ったなしのトリミングだあ~~
ちょうどよくミス・マープルを放映していたので、音を聞きながら、えんえんとハサミを入れた。 |
|
 |
|
相変わらずいい子である。ちょっとビビッてはいたけれど、1時間以上もおとなしく刈らせてくれた。
刈った毛の山が1キロぐらいあったんだよ!
最近よく食べるので、ズシリと重くなって、太ったかと思っていた。
でも、毛が重かったせいみたい。。。フワッと軽くなったんだよ。 |
|
 |
|
おデブなんかじゃぜんぜんなくて、ほ~ら、こんなにカッコいい犬になった。
太陽が照りつけても、元気いっぱいでお散歩をしている。
私のトリミングも一発で決まったね。上達したのもあるけれど、ティラがえんえんと我慢してくれたおかげかもね~~ |
|
|
|
|
4月30日 |
肌寒い朝 |
|
春になっても、いつまでたっても寒いままである。夜はストーブをつけているけど、明け方にはかなり冷える。
目覚めたとき、ティラの寝息がすぐそばから聞こえてくるのに気がついた。
隣を見たら、ちゃっかり、おふとんにもぐり込んでいたんだよ。 |
|
 |
|
ペットショップでは、夜はバスケットの中に犬を入れて寝かせていた。はじめの頃は、くるりと丸まってしか眠れなかったティラである。
身体を伸ばして眠るようになったら、本物の「うちの子」になる・・・と思っていたんだけど、だんだんそうなっていった。
こうやって、人間みたいに眠るようになったんだね! |
|
 |
|
手を伸ばして写真を撮った。ティラはじっとしたままだけど、目が覚めていたらしい。
目だけ開けて、そのまま居座りつづけたんだよ。 |
|
|
|
|
4月22日 |
まだまだ心は「コドモ」 |
|
朝からざんざん降りで、ぜんぜん雨がやみそうもない。
ティラを抱っこして、ベランダから外をのぞいて、「ティラたん、雨だよ。お散歩は無理だね~」と話しかけた。
ついでに、「おしっこはトイレだよ。トイレでおしっこする子はいい子だよ~」と付け加えた。
その日は家のトイレにおしっこがしてあったので、ちょっと余裕があったけど、昼間にトイレで用を足したことはない・・・
夜中まで降る予報だったから、夕方にお散歩に連れ出すことにした。
はじめはティラに傘をさしかけていたけど、どうせそのままお風呂に直行である。雨のお散歩がどんなに苦痛か、体験させることにした。
ティラは雨にはぜんぜんめげない。いつものように、ぐいぐいと前進し、とっても楽しそうである。
立ち止まっては匂いをかいで、片足を上げて、また走り出す。
ついに、びしょ濡れになった。 |
|
 |
|
お風呂の準備をする間、ティラを玄関の前で待たせた。びしょ濡れでも、意気揚々としているね。
大人の犬は雨が嫌いである。ヴェルなんか、大雨のときはちょっとだけ外に出て、一気におしっこをして、すぐに引き返したんだよ。
ティラはもうすぐ4歳で、まだまだ遊び盛りである。「遊ぶ楽しさ」が「体の不快」よりも優先みたい。「コドモ心」健在だね~~ |
|
|
|
|
4月12日 |
アキレス腱をかじる |
|
患者さんたちに「正しい」歩き方を教えているんだけど、たぶん、ほとんどの人が忘れてしまう。
そうだ、リカちゃんをモデルにしてビジュアル化しよう!と思いついた。
リカちゃんにポーズをとらせて、携帯で写真を撮り、メールでパソコンに送信し、背景を取りのぞいたりして成形する。
十数回も撮り直しをして、何十枚ものイラストを作成した。
飼い主が時間を忘れて熱中すると、ティラも忘れられる。あいにく、外は雨で、思い出してもお散歩に連れ出せない。
ティラはアピールのために玄関に行ってみたり、あっちをウロウロ、こっちをウロウロ・・・、それでも注目してもらえない。
やけになって、アキレス腱をかじりはじめた。上手に両手ではさんで、アキレス腱を立てて、ガジガジかじるんだよ。 |
|
 |
|
動いているので、何枚撮ってもピンボケである。これが一番マシな写真になった。
手前のぬいぐるみは3歳のお誕生日にプレゼントしたものだけど、自分ではぜんぜん遊ばない。いつまでたってもきれいなままである。
ティラを犠牲にして製作した、FAQ24:「正しい」歩き方とは?<リョコちゃんウォーク>を見てね.。そして、チャレンジしてみてね~~ |
|
|
|
|
4月5日 |
雪の日にお留守番 |
|
先週の日曜日は、まさかの雪。予報どおりだったね。
ティラを抱っこしてベランダから外を見せ、「ほら、外は雪だよ。お散歩は無理だね~」と言い聞かせた。
分かってくれたかどうかは、怪しいけど。(笑) |
|
 |
|
桜の枝にも花にも雪が積もって、重々しく垂れ下がっている。 |
|
 |
|
ポプラに「車で送っていってよ」と言ってみたら、「ああ」という返事が返ってきた。期待はしていなかったんだけど、ずいぶん大人になったものである。
うちの車はスタッドレスをはいているし、四駆なので雪道はOK。でも、車を入れられる駐車場があるかどうか・・・が問題なのだ。 |
|
 |
|
お散歩なしの雰囲気を察して、ティラはえらくしょんぼりしている。
午後には雪がやむらしいけど、私の仕事が忙しいと、いつ外に連れ出せるかわからない。
「ポプラに遊んでもらってね~」とお留守番になった。ティラに会うのを楽しみにしている患者さんには、「ごめんなさい」である。 |
|
|
|
|
3月29日 |
女の子なら大丈夫? |
|
野川に桜が咲きはじめると、花見客が急増する。その期間はティラにとっては受難のときである。
人が大勢いると、ビビる。。。
釣り人の釣竿や、レジャーシートやバーベキューの道具など、変わったものを見つけると、ビビる。。。
立ち止まってジーッと観察したあと、たいていは(大嫌いな)Uターンを選ぶ。
とくに小さな子どもが苦手である。5・6人ならまだしも、保育園児の大集団を見つけると、ティラの逃げ足は速くなる。
桜の季節は、河川敷中あっちにもこっちにも人がいるので、階段の入り口ですでに抵抗して、下りたがらないこともあるんだよ。
そういうときは、上の遊歩道だけぐるぐる回ることになる。
でもでも、ちょっとした異変が起こった。 |
|
 |
|
小さな女の子に声をかけられたティラは、なんと興味ありげに立ち止まり、お坐りしたのである。
小さな手に撫でられて、嬉しそうにときどきシッポを振っていた。 |
|
 |
|
男の子はやんちゃだけど、女の子は優しいって気づいていたのかな? |
|
|
|
|
3月22日 |
シャワーのあとで |
|
今日は患者さんがびっしり、タイトなスケジュールだったので、緊張して早く目が覚めた。遅刻しないですみそう・・・と朝の家事にいそしんでいた。
ポプラがお休みなので、ティラのお散歩はポプラの役目である。ストレッチをしていたら、帰ってきたポプラが、いきなりティラを押しつけてきた。
「毛にウ○○がついちゃったから、お尻を洗ってやってくれ」と言う。
「私は時間がないんだから、あんたが洗ってよ」と言ったんだけど、まだ余裕があるし、そろそろシャワーしなくちゃと思っていた矢先だった。
ティラをお風呂場に入れて、肛門絞りをし、ジャージャーお湯をかけた。毛が多いので、濡らすだけでも大変だ。
マルセル石けんを身体中に塗りたくり、泡だらけにして一気に洗った。ティラは気持ちよそうにしていた。そろそろ限界がきていたんだね。
(ペットショップで暮らしたせいか、シャワーが嫌いじゃないのである)
タオルとドライヤーで乾かしたんだけど、あまり時間がない。耳のまわりの飾り毛だけは念入りにやったけど、『寒くないからいいだろう』と、生乾きのままでティラを解放した。
ティラは家中をバタバタ走って活気づいてる。ご褒美をもらえるはずと思っているらしく、ピョンピョン跳ねて待っている。
おせんべいを上げたら、ますます活気づいて大喜びしてる。
さあ、仕事だ。「ティラ~、お仕事に行くよ~」と呼んだら、あわてて駆けてくるんだけど、すぐにUターンしてしまう。
不思議に思ったけど時間がない。ティラを待っている人もいる。
無理やりバッグに押し込んで、バイクでビュンビュン治療室に急いだ。
外で待っていた患者さんに、ほいっとティラを渡したら、「あら、震えてるよ」と言う。ダウンのベストの中にティラを入れて、ずっと抱っこをしてくれた。
だんだんに震えがおさまっていって、ティラはとっても気持ちよさそう。
半濡れで風に吹かれたので、寒くて仕方なかったらしい。
「そろそろはじめなくちゃ」となって、ティラを胸から出そうとしたら、彼女にしがみついて離れたがらないのである。
珍しい光景である・・・ |
|
 |
|
イスの上にマットをのせて、私が着ていたパーカーをかけてあげた。そのままで4時間、そこから出ようとしなかった。
暑がりのティラにしては珍しいことだから、そうとう寒かったんだね。 |
|
 |
|
次の2人の患者さんが終わるタイミングで、ティラを下におろした。お尻のあたりの毛はまだほんのり湿っている。
ティラは嬉しそうに何度も伸びをして、患者さんに甘えている。これも珍しい光景だけど、最近はこうやって自分からなつくことが多くなったんだよ。
ときどきブルブルッと震えてる。水気を払うだけじゃなく、「震え」で熱を産生して、自力で温まろうとしているのである。
しばらくしたら鼻も濡れて、床の上を元気に歩き回るようになった。
シャワーのあとは、毛がぼわ~んとバクハツする。写真ではよくわからないかもしれないけど。。。ね。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
ティラ TOP |
|
ヴェルの思い出 |
|