goホーム
go診療カレンダー
go新着
go症例集
go症例マップ
goトピックの索引
goつぼの取り方
go金粒・銀粒ナビ
goFAQ *よくある質問
go私のブログ
goティラのブログ
go母のリハビリカルテ
goヴェルの思い出
go雑談集
goレシピ
goふろくの話
go本/参考文献
goリンク
goサイトマップ
リカちゃんと・・・
リョコちゃんストレッチ
リョコちゃんウォーク
mailto Ryoko Miz
goSchedule
goUpdates
goCases
goFAQ
goHello!
goTopics
goSitemap
360° Stretch
Ryochan Walk
goCalendario
go¡Hola!
goCasos
goNuevas
goMapa
・・・ 出会いから編 ・・・
ヴェルの思い出
2011 ・ 5
10月21日 羊の放牧
野川の河川敷に下りてのいつもの散歩。
ヴェルが、あちこち嗅ぎまわったりしている間に、私ははしご段に片足をかけてのストレッチ。
ヴェルの様子はちらちら見てる。ウンチするかもしれないものね。

なんだか、犬の散歩というより、羊の放牧みたいだなあ。私は羊飼いで。。。
10月29日 チワワが草を舐める理由は・・・
リクちゃんは、遠くからでもヴェルを見つけ、すごい勢いで走ってくる。

ヴェルは、すぐそばに来るまで気がつかない。
「あ、リクちゃんだ」と私が言うと、まず、後ろを振り返るというオトボケぶりだ。
ヴェルとリクちゃんは本当に仲良し。シッポをパタパタしながら、鼻をつき合わせて、まずご挨拶。2匹で並んで、熱心に草を舐める。
他の犬のおしっこを舐めるんだよね。

いくらがんばっても、そのクセをやめさせることができなかった。
リクちゃんも同じなので、これはチワワの習性とあきらめて、今では、好きなようにやらせてる。

朝早くお散歩に出たとき、草に朝露がびっしりとついているのを発見した。ヴェルは、立ち止まっては、草をペロペロと舐めている。

そっか、これはメキシコ生まれのチワワの、生存本能なのかもしれないと思った。
雨が降らず、乾燥したメキシコで生き延びるために、草の葉っぱについた朝露を舐めて、水分を摂取していたのかもしれない。
その本能に従っているのかもしれないね。

ヴェルもリクちゃんも、お散歩中は水を飲まない。真夏でも、水を飲む回数が少ない。少ない水でもやっていける体質なのかもしれないね。
11月5日 調子を崩したけど、大丈夫
また調子を崩したヴェル。最近、ずっと元気だったので、気が緩んでしまったらしい。

誕生日の前夜祭にと、あんずとふたりでイタリア料理を食べに行った。私もあんずも肉を食べないので、余った肉を、ヴェルのお土産にした。夜と、次の朝は、ヴェルにとってはすごいごちそう?ガツガツ食べてた。

その夜、1ヶ月ぶりのシャワー。しかも、夜中の12時に。
入浴の前は、肉球の間や、肛門のまわりの毛を切る。ハサミが嫌いなヴェルは、ずっと、プルプル震えていた。
シャワーも嫌いだから、そうとうに緊張してた。
寝る頃になって、ヴェルの呼吸が少し速い気がした。そういえば、その日は、利尿剤を飲ませていなかった。
あわてて、利尿剤を飲ませて、とりあえず背中にハリを打った。

薬は1ヶ月分づつ。そろそろ切れるタイミングだったので、獣医さんに連れて行くことにした。
今回は、尿検査をする予定だった。まず、朝一番の尿を採らなくてはならない。

朝の薬を飲ませてから、ヴェルをお散歩に出した。紙コップを持って、犬のあとをついて歩き、犬が片足を上げた瞬間に、腹の下にコップを差し出す。
ジョボジョボ・・・、とおしっこをゲット。雄犬は、何回にも分けておしっこをするので、それを何回もくり返す。けっこう間抜けな光景だよね~。

塩分の多い肉食、利尿剤の飲み忘れ、夜中のハサミとお風呂で心臓に負担をかけた。

獣医さんは、「小さいことが積み重なったんですね」と言う。胸に聴診器を当てた結果では、それほどの事態ではないらしい。ホッとした。
これからは、気を引き締めて、油断しないようにしよう。
11月12日 まだ行かないの~?
河川敷に下りると、ヴェルは、いそいそと草むらに向かう。あっちでクンクン、こっちでペロペロ・・・
ひとしきり、その辺の草を嗅ぎまわると、気が済むらしい。ふと、ヴェルが、立ち止まっているのに気づく。
ハシゴに足をかけて、ストレッチをしている私を、もの問いたげに、ジーッと見る。

『ね~、まだ行かないの~?』と、言っているのかな?
「じゃ、行こっか?」と、カゴを肩にかけて歩き出すと、ヴェルもスタスタと先へ進む。

ちょっとまぶしいけど、この頃は、お日さまの暖かい光がうれしいね。
11月20日 ダイエットはつらい
ダイエット中のヴェル。自分のご飯以外には、めったに美味しいものにありつけなくなった。
最近は、前ほど、熱心におねだりをしなくなった。『もう、もらえないんだな』と察すると、足元でショボ~ンとうなだれる。
体重が増えてもいけないし、塩分の取りすぎもご法度なんだもの。
あげれないこっちもつらいんだよ~。
11月25日 外泊したヴェル
バドミントンの先輩たちに誘われ、1泊2日のバスツアーに行ってきた。その間、ヴェルは、2泊3日で、あんずの家にお泊りした。
病気になって以来、初めての外泊だ。
「元気ないよ~」と、2日目の夜、こんな写真が送られてきた。

遊びすぎて疲れたのかな?

私と離れたのが淋しかったのかな?

そのあと、丸1日半、ご飯を食べなかった。
もう、すっかり元気になったけどね~。
12月4日 先を急ぐヴェル
母が手術で入院中である。
午後は仕事なので、午前中、毎日、病院に通っている。なので、どうしても、ヴェルのお散歩が削られるハメになる。

それでは、あまりにかわいそうなので、早起きして、久しぶりに野川に下りた。
あれあれ・・・、どんどん、先を急ぐヴェルが見えるかな?
お散歩をはしょられ続けて、学習したらしいよ~。
12月10日 今日もひたすら前を行く
本当は、ヴェルのお散歩をちょっとにして、貯まった振替えを消化しに、テニススクールに行こうと思っていたんだ。
でも、ヴェルは、いつものクンクン、ペロペロをやらずに、今日もどんどん先を急ぐ。

お日さまがポカポカ暖っかくて、絶好のお散歩日和だもんな。
ヴェルの熱意に負けて、スクールはやめにした。野川を行ったり来たりして、1時間以上も歩き回った。

ヴェル、元気になってよかったね~~
12月16日 お友達と遊んだよ
野川で、いつものように、スタスタ、先を急いでいたヴェル。あっちの方から、リクちゃんがヴェルを見つけて走ってきた。
いつものようにヴェルは、すぐそばに来るまで気がつかなかったけれど、尻尾をパタパタ振って、大喜び。

やっぱり、お友達が好きなんだね~。戻るのが嫌いなヴェルなのに、リクちゃんと一緒にUターン。こっちにトコトコ戻ってきた。
2人と2匹で歩いていると、向こうから、ジョー君とメルちゃんがやってきた。
会うのは、何ヶ月ぶりかなあ。

4匹で仲良く遊んでた。

(メルちゃんは活発なので、写真におさまらなかった)

あれあれ???
ヴェルはやっぱりマイペース。途中から別行動になっちゃったよ。
12月28日 寒いね~
とうとうヴェルも冬仕様。薄物だけど、洋服を着せてる。待合室のイスの上では、暖かいフリースにくるまって寝ている。

換気扇を回すと寒いのだけど、止めていると、部屋全体がモワ~ッと暖かくなる。
ムクムク・・・、
フリースをはいで、むっくり起き上がったヴェル。

『次の患者さんは誰かな~?』

私に聞いてるみたいだね。
○ ○ 追記 ○ ○
追記・17 着ている上着を欲しがる
私の寝室のカーテンは、まだピンチで下のほうがたくし上げてある。
私が起きる前にヴェルが日向ぼっこができるよう、朝の日差しが入るようにしてあるのである。

目が覚めて、ベランダのほうを見る。カーテンの下からもれてくる、朝の日差し。無視しようと思えば、また眠りにつくこともできる、小さな光だ。
無意識にヴェルを探すことはなくなったけど、ヴェルのいた痕跡をすべて消し去る決心は、まだつかない。

真夏の太陽は、犬にとっては敵である。幸いなことに、太陽の位置が高いので、部屋の中まで進入することはない。

秋になって、だんだん日差しが長くなると、お日様を求めて、ヴェルは部屋の中を移動した。ほんとうに日向ぼっこが大好きだった。

「さあ、仕事だよ~」と、通勤バッグを持ってヴェルのところに行くと、横たわったまま顔だけ上げて、『ガルルル・・・』と小さな声をあげることもあった。
たっぷりお散歩をしたあとだから、ゆっくりと寝ていたかったんだね。

そんなとき、ヴェルを抱き上げると、『ガルルル・・・』と私の手の中で、小さな身体がビブラートしていた。

お日様から引き離され、冷たいバッグに入れられることに、小さな抵抗の意思表示をしたのである。
お留守番が嫌いなくせに、可笑しいね。

こういうところが、やっぱり「犬」だなあ。
前頭葉がないので、大局的な見通しがたてられない。

でも、逃げ出したりしないで、小さく唸るだけ。おとなしくバッグに入れられたことを考えると、やっぱり、お出かけするほうを選んでいたんだね。
一応、文句を言っていたのである。

犬は暑さが苦手だけど、寒さには強い。「雪やこんこん」の歌でも、「犬は喜び、庭駆け回り」というフレーズがある。

でも、チワワは、暑さも寒さも、どちらも苦手なのである。
冬の間、治療室では、待合室のイスの上で眠っていた。患者さんがいないときには、私もイスに坐って作業をする。ほとんどの時間は、ヴェルに背を向けて、パソコンに向かっていた。

ヴェルが、うしろから、私の背中に手をかける。私の上着をカリカリと、爪で何度も引っかく。
「お散歩なの?」「おしっこなの?」とヴェルに聞く。はじめは意味が分からなかった。

でも、そのうち、『寒いから、かけるものをちょうだい』という、合図だということに気がついた。

バスタオルやら、母のひざ掛けやら、あれこれかけてあげたけど、ヴェルは全然納得しない。
私が「今」着ている上着を、要求していたのである。

仕方がないので上着を脱いで、ヴェルにかけてあげた。ヴェルは満足そうに丸~くなって、またスースー眠りに入る。
私は別の上着を探して着るしかない。

人間が着ていた服のほうが暖かいものね。私の匂いもついているし、安心して眠れるのだろう。

私の上着はいつもヴェルの毛だらけ。
「泣く子と地頭と、犬には勝てない」という新しいことわざができそう。
<撫でて、撫でて~~>
updated: 2015/9/29
ヴェル TOP
次へ