goホーム
go診療カレンダー
go新着
go症例集
go症例マップ
goトピックの索引
goつぼの取り方
go金粒・銀粒ナビ
goFAQ *よくある質問
go私のブログ
goティラのブログ
go母のリハビリカルテ
goヴェルの思い出
go雑談集
goレシピ
goふろくの話
go本/参考文献
goリンク
goサイトマップ
リカちゃんと・・・
リョコちゃんストレッチ
リョコちゃんウォーク
mailto Ryoko Miz
goSchedule
goUpdates
goCases
goFAQ
goHello!
goTopics
goSitemap
360° Stretch
Ryochan Walk
goCalendario
go¡Hola!
goCasos
goNuevas
goMapa
・・・ 出会いから編 ・・・
ヴェルの思い出
2012 ・ 1
1月7日 新年早々、自己主張
ファミリー大集合のお正月が終わり、またいつもの日々が戻ってきた。ゆっくりと野川を散歩。ポカポカ太陽が、暖ったか~い。
たっぷり歩いたあとなのに、家に近づいてきたら、急に、立ち止まったヴェル。私の顔を見ながら、リードを引っぱる。
『まだまだ、帰りたくないよ~』

今日も強情だぞ~!
1月15日 ヴェルのいた場所は・・・
私がスキー旅行の間、またまた預けられていたヴェル。

冷蔵庫の中が空っぽなので、家に連れ帰ってすぐ、荷解きを途中にしたまま、買い物に出かけることにした。ヴェルはお留守番だ。
居間にエアコンをかけ、ヴェルを毛布にくるんで、ホットカーペットの上においた。

買い物を終わって、居間に行くと、ヴェルがいない!
暖かいのはその部屋だけで、家中、冷えきっていたのに。

脱ぎ捨ててあったダウンジャケットを、ひっくり返してみたり、あらゆるところを探し回った。掻き消されたように、ヴェルはどこにもいない。

ところが・・・、
ふいに、大きな目をくりくりさせて、じっと私を見つめているヴェルと目が合った。なんと、私の旅行バッグの中にいたのだ。

「ここにいたの~!」と、いそいでヴェルを抱き上げた。

旅行バッグの中にいれば、置いてけぼりにはならないと思ったんだろうか?
『次は、連れて行ってね~』と、アピールしたのかもしれない。私が探し回っていた間、ワンとも言わず、バッグの中に坐っていたのだから。

あとから、写真をとればよかったと思いついた。残念。決定的瞬間というのは、そういうもんだよね。
これは、あんずから送られてきた写真である。

やっぱり、2泊目の夜は元気がなくなって、3日目には、ご飯を食べなくなってしまったって。
すっかり「うちの子」になってしまったんだね。
行きの車では、病院に行くときと同じ反応で、「寒いのかな?」と思うほど、ガタガタ、ブルブル、小刻みに震えてた。

大好きなあんずの家も、7年間育てられた自分の実家も、動物病院に行くときと同じくらいの緊張感なのかな?
(遊びに行くときは、喜び勇んで車に乗る。分っちゃうんだよね)

ペットOKのペンションで、みんながスキーに行っている間、知らないところでお留守番するのも、つらいかもしれない?

かといって、リュックに入れてゲレンデに連れて行って、ビューッと斜面を猛スピードで下るとしたら、犬的にはどう思うんだろう?怖いだけかもしれない?
バイクに乗りなれているから、案外、平気かもしれないけど、でも寒いよな。。。

あれこれ考えてしまった。なんだか、出かけにくいなあ。けなげで、かわいいんだもん!
1月25日 お風呂上り
シャンプー直後の写真だよ。
マルセル石けんで洗ったあと、抱っこして、ドライヤーをかけながら、タオルドライ。
耳のまわりの飾り毛は、よく乾かさないと、毛玉ができてしまう。
ここが濡れていると、風邪を引きやすいらしいし。

「ハイ、終わり」と、ヴェルをおろすと、一目散にストーブの前に走っていって、自分でタオルケットにくるまるんだよ。
2月5日 赤い服
寒波到来。ちょうど合うサイズの服が売ってないので、タンスの奥に眠っていた、古い服を引っぱりだした。裏起毛の、厚手の綿のトレーナーである。
お散歩中、ブルブル、ガタガタ震えまくって、「かわいい~!」とみんなに笑われた。

それでも、『帰らないぞ』とがんばって遊んでいたヴェルである。
首周りがきついので、胸のチャックは途中までにし、ゆったりと着せてみた。

サッカー少年みたいで、かっこいいでしょ。
2月11日 青い服もあるよ
赤い服と青い服は、ダイナとヴェルで、おそろいだったんだって。どっちがどっちのだったかは忘れてしまったって。
胴輪を見せると、『お散歩だ!」と、大喜びで走ってくる。

服を見せると、急ブレーキ。Uターンして、すたこら逃げ出すヴェルである。
2月18日 寒くても、気合入ってるよ
このごろ、本当に、寒いね!冷たい風が吹いているというより、冷気が身体に突き刺さる、って感じ。

実はこの写真、ヴェルが耳までプルプル、ガタガタ、小刻みに震えているところを撮ったんだ。動画だったら、ビブラートしているのがわかるのにね。残念・・・
震えながらも、必死で草むらに頭を突っ込んで、ペロペロ舐めつづけている。気合入ってるね~。

「寒いから、おうちに帰ろうか?」
ヴェルに聞いたら、じっとこっちを見て、考え込んでる。尻尾が上がっているから、寒くてもお外が好きなのかな?
おうちの前に着いたら、帰るのはイヤだとつっぱった。

元気だね~。若いね!
2月26日 なんとか危機を脱する
夜中の2時、ヴェルが、私のおふとんを何度も手でカリカリして、しつこく私を起こした。おふとんを持ち上げても、入ってこない。立ったり、坐ったりで落ち着かない。

なんで・・・???
もしかして、これは起坐呼吸?

ハッと、一気に目が覚めた。ヴェルは、ハアハア、ゼイゼイ、まるで喘息のような荒い息づかい。ゴホゴホと、ときどき咳もしている。

長男が喘息だった頃を思い出した。発作がひどいと、横になって眠れないので、坐ったまま眠るしかない。
ヴェルも呼吸困難で眠れなくなってしまったのだ。

あわてて電気をつけて、とりあえず背中にハリを打った。利尿作用のある薬も飲ませた。おふとんから手を伸ばして、ヴェルの胸や背中をこすりにこすった。肺経は皮膚と関係があるから、体表を刺激してあげると呼吸が楽になる。

手足には古方按摩をした。
手には肺経が通っているから、肩から指先までやらなくちゃ。
そうだ、肺にたまった「水」を排泄するのだから、腎経の通っている足もやったほうがいいな。。。

うとうとしながらがんばって、いつのまにか、ヴェルが私の腕の中で眠っているのに気がついた。時計を見たら、4時。
まだ呼吸音は大きいけど、あごをつけて眠れるようになれば一段落だ。
翌朝、病院に連れて行くつもりだった。その前に、野川におろして、おしっこをさせた。

「あれ、けっこう元気そう?」
尻尾もピンと立っているし、小走りでチョコチョコ、楽しそうに遊んでる。

そういえば、水曜日午前中は、院長不在だった。

病院で、診察台にのせられたり、レントゲンを撮られたり、注射をされたりしたら、緊張で心臓がドキドキする。一気に症状が悪化するかも。ステロイドの注射も、そう何回もしていいものとも思えないし。
あれこれ考えて、病院へ行くのを先送りにした。

最近、パターンがわかってきた。利尿剤を飲ませたりしてから、肺の水が抜けていくのに、2日ぐらいかかるのだ。
予想通り、金曜日には、みなさんに驚かれるぐらいの元気っ子になった。

今回の呼吸困難の引き金は、「咬み」事件だ。寝ていたヴェルの洋服を脱がそうとして、薬指をガブッとやられた。撫でられていい気持ちだったところに、いきなりだったので、ビックリしたんだと思う。

それで、ヴェルはさんざん怒られた。
「ヴェルは咬んだ~!」と言いながら指を突き出すと、ガルルル・・・と唸るんだよね。何度もやったら、何度も唸った。気合が入っていた。

「ハウス」と言ったら、その辺の座布団の上に行ってお坐りしたので、部屋を閉めた。ヴェルは一晩、一人ぼっちで寝た。
咬んだあとは、ハウスでひとりで眠るのがコース。そうヴェルも、納得しているみたい。

具合が悪くなるパターンもわかってきた。元気がつづいて、気がゆるむ。美味しいものを食べているときに、ヴェルに必死でおねだりされると、ついあげてしまう。
愛する者に美味しい物を食べさせたいと思うのは、人間の本能なので、抑制するのは本当に難しい。

塩分過多になると、身体に水がたまりやすくなるので、食べ物にも気をつけなくちゃいけないし、あんまり遊んだり、興奮したりもいけないみたい。
3月3日 また留守番かい・・・
雪が積もってちゃテニスは無理だろうと、またスキーに行っちゃった。朝早くから、バタバタ支度をしている私を見て、ヴェルはすぐに気がついたらしい。
居間に行ってみると、すでにお留守番モード。なんだか、恨めしげな目つきでしょう。

ごめんね~。
3月11日 あれ? ヴェルはどこ?
映画を見ながらの晩ご飯。字幕を読むのに忙しくて、ヴェルのことは、out of 眼中だった。あれ、ヴェルは??

いつも、『くれ、くれ』とうるさいヴェルが、おとなしい。大好きなホットケーキを食べてない。そういうときは、背中に鍼を1本打ってみる。

効果てきめんで、ヴェルは、いきなり、パクパクホットケーキを食べはじめた。
しばらくして、ヴェルが、掛け布団の上にいるのに気がついた。
3月17日 嘔吐のサイン 
掛け布団の上を歩きまわって、うろうろしているときは、要注意のサインだ。
さかんに、舌をペロペロしてる。胃からこみ上げてくるものを、ペロペロして飲み込んでいるのだろうか?
ヴェルはケチ?いったん飲み込んだものは、絶対に出さないぞ、ということなのだろうか?
○ ○ 追記 ○ ○
追記・18 ノリノリであんずの家へ向かう
私の旅行中に、またまたあんずに預けられることになったヴェル。

家を出てから、甲州街道を左折する・・・、それは動物病院へ行く方向である。
(仕事場、テニススクール、買い物などはすべて右折か直進なのだ)

犬は方向感覚が発達している。
あんずの家は、病院に行くのと同じ方向なので、勘違いしてしまうらしい。いつも、車に乗った瞬間から、ブルブル、ガタガタ小刻みに震えつづけていた。

でも、このときはそうじゃなかった。

車の助手席で意気揚々、ぜんぜん寝そべらなかった。
ずっと立ち上がったまま、景色をキョロキョロ。期待のオーラが全身から漂っていた。
お泊りをくり返しているうちに、ヴェルもついに学んだのかな?

『飼い主がバタバタ出かける準備をしているぞ・・・

夜だしなあ・・・

お留守番よりはいいけど・・・

ボクも一緒にお出かけできるわけじゃなさそう・・・

これは、もしや、またあんずの家にお泊りだろうか・・・?

そうだ、そうに違いない・・・

あんずとピョン君のほうが、大歓迎してくれて、たっぷり遊んでくれる・・・』

なあ~んてこと、考えていたのかもね。

あんずに会うのを楽しみにしていたんだね~。
updated: 2014/10/4
ヴェル TOP
次へ