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 <Q13 大脳の機能:コントロールの仕組み
すべての筋肉の収縮を瞬時にコントロール
大脳は、「抑制」という働きをします。腱反射をご存知ですか?膝の下をお医者さんが叩くと、ポーンと足が跳ね上がります。末梢の運動神経は過剰に反応し、大脳はそれを抑制します。
肘を曲げるときは、上腕の内側の上腕二頭筋が収縮し、同時に、外側にある上腕三頭筋を弛緩させます。立ったままなら、足や腰も、首の位置にも注意を払い、筋肉の緊張具合を調整します。
こんなふうに、ある目的の動作をするために、身体全体をコントロールすることを協調運動といいます。
(全身の筋肉すべての情報を集め、それらに複雑な指令を送るのですから、すごい!と思いませんか?)
機能の廃要性低下
眼の網膜には写真のように、すべてのものが同列に映し出されます。その映像を脳が解析し、見たいものをフォーカスするのです。大勢の人が集まる場所でも、自分が見たいと思う人にだけ、心の関心を向けられるのです。
オリバー・サックス博士の本(火星の人類学者)に書いてあったのですが、長い間盲人だった人は、手術を受けて視力を取り戻しても、「見えてはいても、理解できない」状態になるそうです。脳の視覚を解析する分野が萎縮してしまうせいではないかと、言われています。
聴覚もそうです。長い間、耳が遠くなっていた人は、補聴器でまわりの音を拾えるようになっても、聞きたい音と雑音とが同じレベルで聞こえてしまうそうです。フォーカスの機能が低下してしまっていると、ただうるさいだけ。「聞こえる」ようになるのは難しいらしいです。もしかして、人の話を聞かない人は、聴く能力が低下してしまい、早くに耳が遠くなる・・・ってこと、ありえると思いませんか?
<→ふろく8「補聴器は早めに、脳機能が低下する前に使おう」でまとめてあります。2024/9/1>
 <Q14 なぜ、痛みがあちこち動くの?
かばって使う筋肉に痛みが出る
よく患者さんから質問されるのです。腰が良くなれば今度は首が、首が良くなれば今度は背中が、背中が良くなるとまた首が、という具合に、痛い場所が次々移動することがあります。不安に思う患者さんもいるのですが、それほど不思議なことではありません。
痛い場所が一ヶ所でもあると、そこをかばって他が無理をし、そのために生じた歪みのせいで、痛みが動くこともあります。
例えば、右足の親指が痛いときは、まず小指側、つづいて足首、ふくらはぎ、膝などに無理が出て、ついには腰痛まで起こしたりします。右足をかばうために、左足が疲れてきます( 反対側治療の効果とタイミング)。何かにつかまって歩くために、腕が重くなったり、肩がこってしまったりと、多彩な症状が現れることもあります。
大脳はフォーカス(集中)する
大脳の働きのひとつに、フォーカスの機能があります。関心のあるものに焦点を絞り、残りは背景としてぼやけさせてしまうのです。
面白い喩えがあります。あなたがパーティ会場にいるとします。ものすごい美形の異性を見つけたら、その人ばかりが目に入ります。その人がいなくなると、「あ、この人も素敵」とか「この人もカッコイイ」とか、今まで眼に入らなかった人が見えてきます。
それと同じように、長い間痛みをこらえていた人が治療を受けると、まるで痛みが動くように感じられてしまうのです。
結果を急がず、日々を楽しむことも必要
骨標本のような完璧な背骨をした人は一人もいないと思います。
生まれつきなのか、職業柄なのかはわかりませんが、背骨の形が悪くて、重力を上手に分散できず、脊柱を支えている筋肉が過緊張のためパンパンに張っている人もいます。あるいは、精神的に緊張感が高いために、カチンカチンになってしまう人もいます。そういう人たちは、ちょくちょく治療にやってきます。
「まるで、モグラたたきゲームのようだね。あっちを叩けば、次はこっちで」とジョークにして、笑い飛ばしてしまいましょう。ついでに、身体の掃除もできるし、内臓の調子も良くなります。身体のチューンナップをしdいるつもりになりましょう。
どうせ、長くかかるのなら、冗談でも言いながら、笑って乗り越えるのが一番です。「いつ治るのか?」に悩むのではなく、「自分が何をしたいか?」を考えることが、心と身体の健康につながると思います。
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Updated: 2005/10/4