2009/3/3(火) |
また、ひよわになっちゃった・・・ |
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去年からずっと、アクティブな人間になろうと思って、がんばって身体を鍛えていた。そのおかげで、今年は、どの筋肉も、どの関節も、いっさい傷めてない。筋力と体力がついて、身体が頑丈になったからだと思う。
Sさんのコーチのおかげで、テニスもどんどん上達した。身体のためと思って、テニス・スクールに惰性で行ってた私だけど、最近、テニスが好きになった。「やっと、テニスが趣味と言えるようになりました」と、年賀状にも書いた。
なのに、なのに・・・、
このところずっと、パソコンオタクになっていた。コーチたちが、グァムでの研修のため、スクールがお休みだったので、10日間もテニスをしていなかった。
(ちなみに、コーチたち、1日中テニスの練習だったんだって。せっかくグァムへ行ったのに、エメラルド色の海を前にして、遊ぶ余裕がなかったそうだ)
この2週間、再インストールをし、花粉症のページの更新もし、表紙も直し、新しいロゴも作った。
というのは、長くなると2ページ目にまたがってしまい、背景の画像の一番上にあるピンクの線が、途中に現れてしまうからだ。
症例が増えて、目次のリストが、とうとう1ページでおさまらなくなった。それで、症例集Indexを別のページに移動し、そのためのロゴも作った。
表紙全体のレイアウトを変えることになった。
(おおむね元に戻した、と言ってもいい。トップページの右側は、プロフェッショナルの友人が作ってくれたもの。私が自分で更新しながら、あちこち手を加えたのである)
細かい部分が、目につき始める。
前の「TOP(目次へ)」のロゴは、まだ初心者のころに私が作ったもの。ダサいなあ、と思いつつ、そのままにしてあった。それも新しくした。
そんなこんなで、ずっと、パソコンにはりついて、犬の散歩もおざなりだった。花粉のせいもあったけど。
筋トレも素振りも、今年に入ってから、ずっとやっていなかった。
2週間ぶりのスクールで、あれっ???
この間までできていたはずの、力のこもった早いショットが、1本も打てない。強く打とうとがんばっても、ぜんぜんダメ。
「力みすぎてますよ。その打ち方だと肘をいためますよ」とコーチに注意された。
オタクになっていた間に、足や腹筋、背筋などの筋力が落ちてしまったのだ。
テニスは、腕の力だけで、ボールを飛ばせるわけじゃない。全身をバネのように使い、すべての筋肉のパワーをボールに伝えて、はじめて鋭いショットが打てる。
腕だけで打とうとして、無理をしていたのだ。
反省、反省。
アクティブな人間になるためには、中休みをしたらダメなんだ、ということを痛感した。ひよわになると、犬の散歩がますますかったるくなる。夜中までかかる作業のせいで、起きる時間も(また)遅くなった。
なまけグセのついた身体にムチ打って、また、活動的な人間になれるようにがんばろう。でも、そうすると、更新がおろそかになる・・・
永遠のジレンマだけど、気長に、ゆっくりやるしかないよね。私はひとり、人生は1回、1日は24時間なんだもの。
おとといの日曜日の夜は、スクールの仲間と、多摩川のコートでテニスをしてきた。
今の自分が打てる球を打ちながら、ちょっとづつ、筋力をつけていくつもり。
無理をしてもしょうがない。2週間でなまった身体を取り戻すには、4週間ぐらいかかるかもしれないなあ。がんばらなくちゃ
(^0^)~~ |
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2009/2/22(日) |
メガネ、見つかったよ |
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月曜日になくしたメガネが、やっと昨日、土曜日に見つかった。またまた、みなさんに話題を提供し、さんざん大笑いのネタになっていたのだけど。
60代の患者さんは、
「とうとう、あなたも私の領域に入りましたか。うちのお母ちゃんなんか、しょっちゅうですよ。この間は、テレビのリモコンがない、ないと、さんざん探して、なんと台所のまな板の横にあったんですよ。リモコン持ったまま、料理を始めたらしいです。家の鍵なんか、さんざん探して、ベランダの植木鉢のところで見つかりました。意外なところを探したほうがいいですよ。冷蔵庫の中にあったりするかもしれませんよ~」
と、やさしげな微笑を浮かべる。
2階に住んでる80代の大家さんは、
「あら、私なんか、しょっちゅうよ。あれはどこかしら?これはどこかしら?で、1日の大半が、探し物で終わるのよね。財布なんか、もう何ヶ月も見つからないのよ。あなたも、そのうちそうなるわよ~~」
と、慰めて(?)くれる。
何かをしかけたまま、家の中を移動して、別のことが目に付くと、今していたことを忘れて次のことをやり始め、その途中で、また別のことを思いつく・・・
トシをとると、そんなふうになってしまうらしい。
年上の人の話は、けっしてバカにしない。神妙に聞いておく。絶対、自分にもやってくることなのだから。
月曜日は、夜の7時から9時まで、テニスの約束をしていた。メインのコーチ役のSさんが、風邪が悪化して急遽、欠席。誰も誘っていなかったら、そのままキャンセルすればよかった。どうせ、わたしも花粉症がひどくて、大風の中、テニスをする自信がなかったからだ。
でも、私って、いろんな人を手当りしだいに誘う、というクセがある。そして、誰を誘ったかを忘れてしまう。若いころから、ずっとそうだった。適当に誘って、適当に集まって、みんなで適当に楽しくやる、というのが大好きなのだ。
あせりまくって、いろんな人にメールを送った。結局、ふたりは確実に来るということがわかったので、車でお迎えに行くことになった。
着替えをし、肩と手首に用心のためのテーピングをし、耳のツボをチョコチョコやって、ラケットにシューズにお茶にと、大荷物を持ち、さて、メガネをかけて・・・、
でも、待てよ、マスクをかけてメガネをかけると、メガネがくもる。車まではマスクをかけて、乗ったらメガネをかける、というパターンにしよう。そう思って、鍵を持った手でメガネを手に取った・・・はずだ。
車のドアを開けて、荷物を突っ込み、他の人を乗せるのだからと、犬の毛をちょっと払い、犬のマットを後ろに移し、運転席にすわって、マスクをはずし、メガネをかけようと思ったら、「あれ?メガネを持っていない!」
ポシェットにもポケットにも入っていない。あらゆるバッグをひっくり返す。車の中にもない。家に置き忘れてきたのかな?と、あわてて家に戻った。ちょうど、ご飯を食べていたポプラも動員して、探してもらったけど、どこにもない。
結局、ポプラに送り迎えをしてもらう羽目になった。さんざんいやみを言われて、さんざん恩を着せられ、超サイアク。
玄関を出て、3階から1階まで階段を下ると、10歩ぐらいで車にたどり着く。ほんの狭い範囲なのだ。
近眼なのだが、メガネは、テレビを見るときと、車の運転をするときしか使っていない。さっきまで使っていたのだから、その経路のどこかにあるはずなのだ。
次の日も、明るくなってから、ありとあらゆる所を調べた。玄関に転がっている靴まで逆さに振ってみた。丸5日間、目を皿のようにして、探しまくったが、ない。
年配者のアドバイスによれば、記憶にある行動以外に、なにか別の動きをしたに違いない、思いもよらぬ場所を探しなさい、と言う。
私はもともと探し物が苦手なのだけど、どうがんばっても、家の中にも、車の中にも見つけられない。途中の道筋も、石ころひとつ見逃さずに、見回した。
どうやって、見つけたかって?
団地の水道の上に、ちょこんと乗っかっていたのだ。ヴェルのお散歩終わって、車に向かう途中、不意に目に入った。たぶん、排水溝のパイプの隙間に落ちていたのを、誰かが見つけて、上に載せて置いてくれたのだろう。
排水溝だって、探したんだけど、間に、別の人の「手」が加わってしまったのだから、見つけられなくてもしょうがない。(トシのせいじゃなかった?)
そんなことだろうと思ってた。
これだけ探しても見つからないのだから、なにかの「上」でも、「下」でもない。「空中」にあるはず、とは思っていた。
昔、治療室で、鍵をなくしたときも、さんざん探して見つけられず、結局アンズに見つけてもらったのだが、電気のコードにぶら下がって、宙に浮いていたのだ。
そうは思っても、「宙」を探すのは、人間、けっこう難しい。必死で探しているときは地面ばっかり見つめてた。すっかりあきらめたんで、視野が広くなったんだろう。それで「宙」が見えたのかもしれない。
メガネがないために、車の運転に支障をきたすし、字幕の映画も見られなかった。ほんとうに不自由だったよ~
それもこれも、花粉のせいだ。仕事もある、家事もある、犬もいるし、テニスもする。ただでさえ忙しくて複雑な人生を、花粉がますます複雑にする。
ちょうど花粉症の改訂版を書いている途中だった。にっくき花粉を何とかして、自分の花粉症を治さなくちゃ・・・
でなわけで、とうとう書き終わり、ついでに私の花粉症も、相当楽になった。治療の極意を、今度こそ発見した、と思う。
症例11の改訂版、「花粉症2・改」、「花粉症3・改」、「花粉症4・改」を、読んでね~ (^o^)~~ |
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2009/2/15(日) |
パソコントラブルで、更新停滞 |
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先週、パソコンを立ち上げている最中に、ブレーカーが落ちた。電源を入れなおすと、あちこち不具合がでていた。
あれこれ更新しようと、気合が入っていたのに、すべての(対PC)エネルギーが、パソコンの修復に吸い取られてしまった。
電源を入れるとすぐに、真っ黒い画面に、英語の文字がダダダーっと現れる。
Floppy diskette seek failure だって。存在しないAドライブ(フロッピー・ディスク・ドライブ)を探してしまう、というトラブルなんだって。
F1キーを押すと、そのまま立ち上がるのだが、マイ・コンピューターの中には、ないはずのAドライブが出現している。
ホームページ・ビルダーでは、普通にファイルが作れるのだけど、サイト転送がうまくいかない。何度も同じファイルを転送して、新しいファイルが送れない。
FTPツールを使えば、個別に送ることはできるんだけど。
テレビ番組の録画予約は、そのままフリーズ。テレビを見ることはできるけど、番組ガイドのダウンロードができないので、録画の予約ができない状態だ。
こういうときは、患者さんたちにあれこれ聞く。同じ経験をした人がいた。
「うちも何度もやりましたよ。ブレーカーが落ちて。再インストールすれば、大丈夫。元通りになりますよ」と言われた。
ちょっと我慢すれば、使えないこともなかったのだけど、あちこちほころびができているような壊れ方だ。ちまちま直すより、XPを再インストールするほうが確実だ。大事なファイルが壊れても困るし。
ブート(Boot)の順番も狂っていたので、Set up画面で、CD/DVDドライブを1番に、ハードディスクを2番に戻してからはじめた。
去年の夏にやったばかりだし、XPの再インストールと、ドライバーのインストールの手順は、前回、DELLのホームページをプリントアウトしたものが、そのまま残してあった。あれこれメモもしてあったので、前回より気は楽だったけど、すっごい時間と手間だよね~。
再インストール後も、Floppy diskette seek failure のトラブルはそのままだった。BIOSを自分でいじるのは怖かったので、DELLに電話した。
つながるまでは時間がかかったけど、直すのはほとんど一瞬だった。しかも、無料だったし。
ところで、ナダルとベルダスコの準決勝、録画したものを消す気になれなくて、まだちょこちょこ見てる。すごい試合だったんだもの。
冷静になってみると、けっしてベルダスコも嫌いじゃない。全仏が楽しみだなあ~~ |
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2009/2/3(火) |
全豪の決勝、ナダルVSフェデラー |
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日曜日は、5時に仕事を終え、急いで家に帰った。明るいうちに帰るなんて、なんだか妙で、ちょっと罪悪感を感じてしまった。でも、誰にも迷惑はかけていないはず、だよね???
前回書いたように、ナダルは金曜日、ベルダスコと5時間以上のフルセットマッチを、それこそフル・パワーで戦った。
強打を打つ選手が、1セット目にものすごい勢いで試合をする、というのは何度も見たことがある。たいていは、そこで力尽き、2セット目以降はあっけなくナダルにやられてしまう、というのがパターンだった。
でも、ベルダスコは、その勢いで、5セットも戦いつづけたのだ。
だから、ナダルは疲れが残っている?フェデラーは、その可能性を否定。ナダルは、万全の状態で決勝戦にでてくるはず、と彼は言った。
すごい試合で開眼して、よりいっそう強くなっているということだってあるもんね。
準決勝と比べると、なんとも優雅な試合が展開していった。フェデラーも、今までとは違うショットを研究したみたいで、決して、ナダルの圧勝というわけじゃなかった。フルセットを戦って、結局、ナダルが全豪で初勝利した。
いい試合だったよ~。
どっちも、「ナダルが勝った」というより、「ナダルが負けなかった」と表現したくなるような試合だった。本当に、ナダルは崩れないんだよね。
もしかしたら、今年はグランドスラムを達成できるかもしれない?
フェデラーは、去年まで4連勝したのだけど、またもや、ナダルに5連勝の記録達成を阻まれた。
試合が終わっても、今回のフェデラーは平静だ。去年のウィンブルドンで負けたときは、死にそうに落ち込んでいたのに?
表彰式になって、まず、フェデラーが準優勝の楯をもらい、マイクに向かう。何か話しはじめたのだけど、そのまま無言。あれっ?と思ったら、涙がポロポロ。観客の声援を聞いて、泣けてしまったらしい。みんなが感動でどよめいた。私も、ついもらい泣き。フェデラーは、一生懸命、平静を装っていたのだ。
それを見て、ナダルはニコニコ笑っている。
「1回負けたぐらいで、そんなに泣かなくとも・・・」とでも言いたげだ。そういえば、ナダルって、勝ったときでも負けたときでも、あんまり変わらない。
朝青龍が、優勝してガッツポーズをしたと、大問題になっているが・・・、
つまり、相撲は武士道だ。勝ったからといって大げさに騒ぎ立てるのは、負けた相手に対して失礼だ。勝って、謙虚にしているところに、力士としての品格があり、それが相撲の伝統だ、ということなんだって。
そういう意味では、テニスのプレーヤーはみんなすばらしい。紳士のスポーツだからなどと教えられるまでもなく、戦った相手に拍手を惜しまない。
とりあえず、フェデラーのスピーチは後回しで、ということになった。
ナダルが優勝カップをもらい、マイクに向かおうとした。すると、フェデラーが「ちょっと待って」と、前に出てきた。"I try..."
優勝したナダルが先で、自分があとに話したのでは申し訳ないからとの、配慮だった。素敵!
ナダルは、「自分は、今回は勝ったけど、フェデラーは何回も優勝しているのだから」とか、ちょっと困ったような、にこにこ笑顔でフェデラーを称えた。
ナダルもフェデラーも、どっちもかわいいなあ。ナダルが一番尊敬しているプレーヤーはフェデラーなんだって!
親友と戦い、尊敬する相手と戦う。すばらしい相手と戦えること。「戦う」ことに全力を尽くすこと。それが、大いなる喜びなのだろう。「誰それに勝つ」ことでなく、「今日、この試合に勝つ」ことに集中する。
ナダルの強さは、そこにあるのだろうな。
解説の柳さんは、フェデラーのファンだ。コメントが、どうしてもフェデラーよりになってしまい、本人もときどきそれを詫びている。
私もフェデラーは好きなので、気にならない。「嫌い」という感情がおこるのは、知らない相手と戦うときだけだ。
戦争だって、相手を知らなければ、「鬼畜米英」などということになり、潜在意識の中に眠る、恐怖、憎悪、怒りなどを相手に投影する。だからこそ、相手を殺すことに自分のエネルギーを集中できる。
世界がこんなふうに狭くなって、異なる人種や民族の間に友情が育っている現代で、戦争への大義名分を信じこむのは、難しいことだろうな。
江戸時代、300年間も平和がつづいた。当時の世界は治安が悪く、旅行することは死と隣合せの時代だった。なのに日本は治安がよかった。みんながあちこち旅をする。女の一人旅だってできるぐらいだった。
日本中の人々が、知り合いになる。相手を知れば、相手の生活が見え、むやみな殺し合いは避けたくなる。それで、ますます平和になる。
誰かを「敵」と信じさせるには、人民の隔離や情報の操作が必要なんだろうな。 |
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2009/1/31(土) |
全豪テニス、ナダルの準決勝でドキドキ |
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テニスのグランドスラム(4大大会)のひとつ、オーストラリアン・オープンが行われている。WOWOWで放映されている試合は、すべて録画しているのだけど、旅行から帰ってきたばかりなので、忙しくて、あまり見る時間がなかった。
片っぱしから消したのだけど、ナダルの試合だけはちゃんと見たよ~~
昨日は、全豪オープンの男子の準決勝だった。
フェデラーは決勝進出を決めているので、これに勝てば、日曜日の夕方は、ナダル対フェデラーの決勝戦が見れる。というわけで、昨日はわざわざ、日曜日の診療カレンダーを書き直してから、家に帰った。
まず、杉山のダブルスの決勝を見て、夜中の1時過ぎに、ゆっくりナダルの試合を見ようと、テレビの前に寝そべった。
それなのに、負けそうで、だったら、夜まで仕事してもいいから、またカレンダーを書き換えなくちゃ・・・などと思いながら、テレビに貼りついて、とうとう朝まで。
とにかく、すごい試合だった。
今回、ラファエル・ナダルは絶好調。多彩で攻撃的なショットをものにして、どんな相手にも、つけ入る隙を与えなかった。去年、マドリードの試合で負けた相手、フランスのシモンにも、ストレート勝ちした。
当然、準決勝も、あっさりナダルが勝つものと思い込んでいた。
対戦相手のフェルナンド・ベルダスコなんて、名前も聞いたことがない。同じスペイン人で、友人らしい。
ところが、ところが、ベルダスコの勢いはすごかった。強打、強打の連続で、ナダルを追い込む。ナダルのパターンを熟知しているのだ。
ナダルのほうが、なんとか負けずに食らいついていたというかんじで、ほとんど互角の試合。フルセットマッチの死闘だった。
全豪始まって以来の、5時間14分という長い試合時間になった。
試合を見ながら、自分が、本当にナダルが好きなんだな、ということを再認識した。心臓がドキドキしてた。1本1本のショットに、一喜一憂した。
どんどん、ベルダスコが嫌いになる。友人とか言って、ナダルがだまされているんじゃないの?とか、なんでこんなヤツと友だちなの?とか思って、イライラする。
誰かのファンになるというのは、すごいことだ。こんなにも感情が動かされる?
昔、「サッカー戦争」もあったなあ。サッカーの試合をきっかけに、中米のエルサルバドルとホンジェラスとで、国と国との戦争になったのだ。
それが、ちょっと理解できた。スポーツ観戦に熱中すると、そんなふうに、とんでもない大きな感情が発動される。ベルダスコという、べつになんの関係もない赤の他人に、「大嫌い」などという、激しい感情をもってしまう。
だいたい、解説者の柳さんというのがいけない。
ベルダスコのことをほめちぎるのだ。「彼はカッコイイですね~」とか、「ナダルと違って、背筋がしゃんと伸びてますね~」とか、「ほら、ああやってすごい強打で、ナダルを寄せつけませんよ」とか。
去年の全仏の、対ジョコビッチ戦のときも、ジョコビッチのことばかりをほめるので、それですっかり、ジョコビッチが大嫌いになったのであった。
でも、去年のマドリードの対シモン戦のときは、別にシモンがほめられたわけじゃなかったのに、『ニヤニヤ、にやけたいやな奴』と、シモンが大嫌いと思った。
でも、今は、ジョコビッチもシモンも、けっこう好きである。2人とも、とってもいい奴で、真摯にテニスに取り組んでいる。
これが、「熱狂的なファン心理」というものなのだろう。
テニスと違って、サッカーなんかは、国と国との争いという要素が強く出るから、戦争の発端になったりするんだろうな。
「好き」という感情は本当に不思議。他にも好きな選手はけっこういて、見たい試合もあるのだけど、どうも、気が散ってしまう。
ふと、気がつくと、ボーッと他のこと考えてたりして、試合を見ることを忘れている。
でも、ナダルの試合は、すごい集中力で観戦できる。1本のショットも見逃さない。だから、ナダルの試合を見ると、大いに参考になる(・・・はずなのだけど?)
なんで、ナダルが好きなんだろう?はじめて名前を聞いたときからピンと来て、試合を見て、もっと好きになって。プレーだけでなく、たぶん、顔とか、表情とか、性格とかも、好みなんだろうな。ちょっと、リバー・フェニックスに似ているかも。
試合が終わって、ナダルは、決勝戦に勝ったかのように、コートに寝そべった。そのあと、ネットを飛び越えてベルダスコにかけより、肩を抱いて賞賛した。
「やっぱり、ナダルは強いですねえ」と柳さんも認めた。
集中力を切らさない、絶対に試合を投げない。ナダルは、いつも、いつでも一生懸命。テニスの中に入り込み、走りつづけ、打ちつづける。
他の選手はみな、ミスをすると、苛立ってラケットを投げつける。でも、ナダルは、絶対にラケットに当たらない。
昨日の試合では、ミスをしたあと、ラケット持っている左腕を、右手でパシッと叩いてた。勝ち負け以上に、自分のプレーのレベルを上げることに熱中する。そういうところも、好きだなあ。
ところで、症例38「頻尿」を更新したよ。2009年になって、新着がないのもカッコ悪いから、がんばった。読んでね~
(^-^)~~ |
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