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リョーコの手作りブログへようこそ!
2009/11/22(日) ヴェルの真似して、仲間入り
「私が来たときは、いつでも仲間に入れてあげるからね!」と言ってくれた先輩のアドバイスで、月曜日は、1時半にはクラブのコートに到着した。

でも、やっぱり、その前に、壁打ちでウォーミングアップしなくちゃ・・・、てなわけで、ちょっと出遅れて、ベンチに座って、誰か声をかけてくれるのを待った。

知っている人が誰も通らない。あ、あの人、知ってる!でも、挨拶だけで、声をかけてくれそうもない・・・
すくみそうになる自分を励まして、そういうときは、とにかく、ヴェル(うちのチワワ)を思い浮かべる。
プライドをかなぐり捨て、犬になって、期待のまなざし。誰かと目が合ったら、ワン!と喜び、尻尾をパタパタ振って、遊んでくれるのを待つのだ。

これって、すごい修行でしょ!この年になって、自分を変える練習。より大きな人間に生まれ変わるチャンスじゃない?

すると、4月に一緒に試合をしたことのある、優しい女性がやって来るのが見えた。彼女なら、こっちから声をかけても大丈夫そう。
いそいそと走りよって、「お願いできます?」と声をかけたら、当然のようにニッコリ笑って、他のメンバーを見つけてくれた。

クラブの試合は、6ゲーム先取の1セットマッチが決まり。
いい人たちに声をかけてもらって、暗くなってボールが見えなくなるまで、なんと4試合半もやってしまった。
テニスの試合で、あんなにのびのびやれたのは、生まれて初めて!すっごい楽しかった~!ナイス・サーブもけっこう入るようになったし。

でも、その日は、夜7時から9時まで、けいとの練習があった。
休み休みやったんだけど、ついに、左もも(大腿四頭筋)の筋肉が笑った。
(「笑う」というのは、極端な筋疲労で、筋肉に力が入らなくなることである)

おまけに、右肘の痛みも、ちょっと悪化。
本格的にテニスを再開して以来、肘は悪くならず、鈍行列車に乗ったように、ゆっくりゆっくり良くなっていった感じだったのに、また一駅、逆戻りしたみたい。

だけど、ま、いっか、きっとまた良くなるに違いない、と信じよう。現在、またまた、必死の治療に取り組んでいる。
2009/11/8(日) テニス・スクールに行ってみた
テニスの帰りは、バイクの乗り方が荒くなってしまう。ブイブイ走っている自分に気づいて、ビックリ。4ストでノークラという限界はあるとしても。
テニスがうまくいかないモヤモヤが、バイクでバクハツするんだろうな。

バイクなら、何も考えず、自分の身体の一部のように、自由自在に操れる。
前方に、人影や車を見つけると、「あ、ブレーキかけなきゃな」と頭で考えるんだけど、身体はとっくにブレーキをかけていて、すでにスピードダウンしている。
交差点で止まって左右を見るときも、頭で安全を認知する前に、手が勝手にアクセル開けて、すでにバイクは走りだしてる。
いちいち考えなくとも、身体がバイクを乗りこなしてるんだよね。若い頃から乗ってたからね~。

テニスの場合は、頭で考えてもうまくできないし、考える時間がないようなスピード・ボールだと、できばえはまちまちである。(反射でうまく当たることもある!)
若い頃にやっていないスポーツって、これからがんばって、どこまで上達できるんだろう?一生うまくならないかも?そんな疑問もわく。

でも、バイクは年を取ったら乗れなくなる。人様に迷惑をかける。自分が事故るだけじゃなく、大事故の原因をつくるかもしれない。だから、テニスを選んだんだから、ここでメゲてはいけない・・・
バイクに乗りながら、毎回、自分に言い聞かせてる。

半年ぶりにテニス・スクールに行って、右手でも普通にボールが打てることが分かった。最初は怖かったけど、スピンの打ち方でも痛みが出なかった。
かえって、力が抜けて、いいかも???

るんるんで、次の日、クラブに行った。
壁打ちをしたあと、勇気をふりしぼって声をかけ、コートに入れてもらった。
試合になると、いろんな球種のボールが、いろんなところに飛んでくる。たまたま、すごい上手な人に(プレイを見ずに、人柄で)声をかけちゃったので、ボールのスピードが速くて、ラケット出すのが間に合わないことも、しばしば。

初級のふんわりボールばかりじゃ、いくら練習しても、ちっとも役に立たない。クラブで通用するように、中級に上げてもらいたい、と思った。
しかも、クラブの人に、「スクールはどのクラスですか?」と聞かれて、「初級です」と言うと、引かれちゃうんだよね。

次の週のスクールのときに、「中級で練習したい」とコーチに言ったら、微妙な笑顔で無視された。
練習の最後に、「速いボールだろうと、遅いボールだろうと、スピンのかけ方は同じです。基本さえできていれば、どんなボールにも対応できます。基本をしっかり身につけましょう」と、みんなに(?)向かってコーチは言った。

そうかなあ???
4年半もスピンのかけ方を習って、まだ不十分だからといって、この先、何年やればマスターできるの?何年もたってマスターしたとしても、それから、速いボールに対応して、すぐ打てるようになるのかなあ。
年齢とともに、確実に身体は衰えていくわけだし、反射神経だってにぶくなる。
いろんなボールに対応してスピンをかける、とか、スライスで返すとか、同時進行で練習したほうが、早く上手になれるんじゃないだろうか?

「クラブの人たちは、自己流だ。打ち方がなってない」とか言われても、試合慣れして、すごい上手。
そういう人たちと試合を楽しむためには、初級のスクールは、あんまり意味がないんじゃないかなあ?
古巣のクラスといっても、ほとんどが新しい人たちだし、コーチも替わっていて、すんなりなじんで居心地バツグン、というわけじゃない。

いつでも行けば、誰かと試合ができる。空いているコートで練習もできるし、壁打ちもできる。仕事が不規則な私には、クラブのシステムの方が向いている。
クラブにも、一人で来ている人もいるし、これからも新しい人が増えるだろう。この頃は、声をかけてくれる人も、ボチボチ現れはじめているし。

なんとしてでも、クラブにしがみついて、仲間ができるまでがんばろう!
そう決心を新たにした。テニス肘のほうは、まだ完治はしていないけど、とりあえず悪化もしていない。そのうち治るかもね~。
2009/10/27(火) [映]やさしい嘘
「やさしい嘘」は、日本から遠く、あまり知られていない国、旧ソ連の小国、グルジアの映画である。

おばあちゃんのエカは、娘のマリーナと、孫娘のアダの3人暮らし。息子のオタールはフランスで働いている。エカは息子がかわいくてしょうがない。
オタールから手紙がくると、うれしくてうれしくて、満面の笑み。何度も読んでは、近所中の人に息子自慢をする。
娘のことはけなすばっかり。エカとマリーナは、すぐ喧嘩になってしまう。面倒を見ているのはマリーナなのにね。

そして、突然、オタールが死んだとの知らせが届く。
身体の弱っているエカを気づかって、マリーナは、アダにたのんで、オタールの筆跡をまねて、「仕事を変えたので、電話ができなくなった」と、手紙を書かせる。
それから、ずっと、手紙を書きつづけ、オタールの死をかくしつづける。

このあたりで、私は思った。
あれ、うちと一緒じゃない!うちの母も弟のことは褒めちぎり、「ああしてくれた、こうしてくれた」と、嬉しそうにいちいち私に報告をする。おかげで、私は、弟が母にしてあげていることをすべて知ってしまうことになるんだけど、実は、たいしたことをしてないことも知ってしまう。
私のことは、けなしてばかり。しょっちゅうケンカになる。母は、私の揚げ足を取ったり、いやみを言ったり、なんとかして私を負かそうとするのだが、生れ落ちたときから、母に鍛えられている私。口ゲンカで、母が娘に勝つのは、容易ではない。
争いは、ますますエスカレートする、というパターンになる。

なんだ、グルジアでも、母ってそういうものなのか?まわりの人と話をすると、弟ばかりを溺愛する母の話は、そこら中に転がっている。
もちろん、娘を偏愛する母もいるし、どの子もかわいがる母だって、そこら中にいるのだけど。
(06/12/11の「おれおれ」詐欺はあるけど、「わたしわたし」はないよね?にも、似たような話を書いたけど・・・)

どうしてもオタールに会いたくなったエカは、貯金をはたいて、マリーナとアダを連れて、パリに出かけた。
そこでの、意外な結末がすごいよ~。それは、見てのお楽しみにしておこう。

遠くグルジアでも、息子を溺愛する母親がいて、それでも、マリーナはあくまでも母親に優しい。
その母エカも、単なる自己中ばあさんではなく、おおいなる精神エネルギーを持っている。「母性」と呼ぶべきものなのだろうか?

映画を見たあと、夢を見た。外国に出かけた私。あっちでもこっちでも親切にされ、美味しいものをご馳走になって、とっても幸せな気持ちになった。そこに、母も連れて行こうとする、という夢だ。
少しは、見習おうかな、という気になったのかもしれない。

ところで、久しぶりのテニスネタ。

今月に入って、やっと、右手でも打てるようになってきた。スライスっぽい打ち方だけじゃなく、スピンぽい打ち方もできるようになったんだよ。左で打ったり、右で打ったり、両手バックハンドで打ってみたりと、あれこれやっている。
まだ、痛みはあるんだけど・・・

壁打ちだけじゃ、虚しすぎる。
コートの中で打てるかどうか、1ヶ月だけ、スクールに入ってみることにした。フォームも教えてもらいたいし、壁の向こうにボールがどんなふうに飛んでいくのかを知りたい。だったら、とりあえず、最初は古巣の水8がいいかな・・・

ということで、水曜の夜、2回だけ、早じまいにすることにしました。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。 m(_ _)m
2009/10/21(水) ふすまの張り替え
とうとう、ふすまを一枚、張り替えた。
昔は、家族で張り替えるのがあたり前だったと、いろんな人にアドバイスやら励ましやらをもらった。ありがとう~。

① まず、木枠をはずす
左右の木枠を、片方は上から、片方は下から、トンカチでガンガン叩いたら、スコンと抜けた。
上下の木枠は、すき間に薄いクギ抜きを差し込んで、グイグイとこじる。けっこう力がいる。「何回もやると、ふすまが歪むんだけど、それでも気にせず、こじるんだよ」と教わったので、グイグイやった。
② 次は、ふすまの下ごしらえ
上に貼られた紙をはがし、穴を塞ぐ。補修用の紙を、いろんな大きさに切って、糊をつけてペタペタ貼った。
完全に乾いてからじゃないと、次の作業ができないので、そのまま壁に立てかけて、続きは翌日のお楽しみに。
③ ふすま紙を準備する
ふすまに合わせて紙を切り、裏面に水をつける。切手のように、裏に糊がついているタイプ。たっぷり水をつけて数分おくと、紙が伸びる。濡れたまま張れば、乾くとピンとなる、という仕組みだ。
紙の端と、ふすまの端には、水で溶いた糊を刷毛で塗る。
④ いよいよ、ふすまを張る
紙の上にふすまを置き、ひっくり返して、刷毛でならす。紙の端っこを、ふすまの側面に折り曲げ、ピッタリくっつけて、余分な紙をカッターで切った。
そのまま壁に立てかけて、乾くのを待った。
⑤ 木枠をつけて、完成
翌朝、ドキドキしながら見に行き、見事にピンと張られたふすまを発見した。トントン、カンカン木枠を打ちつけ、完成した。大成功!

その部屋だけで、まだ、あと、4枚もふすまを張らなきゃならない。
週に1枚ぐらいのペースでいいかな~?気長にやるつもり。
ものを作るのって楽しいね。ますますメルヘンな部屋になったよ~。 (^0^)~~

実は、その前に、天袋のふすま3枚で練習したんだ。
木枠をはずすのは面倒と思って、説明書にあったもうひとつのやり方、スピーディ張りをためしてみた。
だけど、濡れた和紙をカッターで切るのは、超難しい。ギザギザになってしまった。

しかも、乾いた後、ところどころ剥がれているのを発見した。
また濡らして、糊をつけて手直しし、それを繰り返したら、あちこち破け、つぎはぎだらけになってしまった。
天袋は高い位置にあるから、遠目に見れば、細かい失敗は目に付かないだろう、と思うことにした。

結局、ぜんぜんスピーディじゃなく、かえって手間がかかった。しかも、何年かたつと、端から剥がれて来るらしい。
ふすまの端に紙を折り込んで張ると、丈夫でしかもきれいに仕上がる。平らな面に張っただけでは、強度に問題があって、剥がれやすくなるのだろう。
「張る」と「貼る」の違いかなあ。

ふすま張りは、テニス肘にはちょっと悪影響。ハサミを使うと、かなり負担がかかる。トンカチ使うのもけっこう来る。やってるときは平気なんだけど、翌日、肘が重くなるんだよね。
でも、「やれる」ってことが嬉しい。やれない何ヶ月かを過ごしたから、作業がこんなに楽しいのかもしれないね。
2009/10/7(水) [映]父の祈りを
映画「父の祈りを」は、イギリスで起こった冤罪事件をもとにした、フィクションである。主演は、ダニエル・ディ=ルイス。監督はジム・シェリダン。

1974年10月、当時の北アイルランドは、貧しく政情不安定だった。
かなり複雑なんだよね。
もともとアイルランドは、カトリック教徒の国。ずっとイギリスの植民地だった。南だけが独立し、残された北は、イギリスの統治下にある。

プロテスタントとカトリックが対立する北アイルランドの問題。過激派のIRAは、イギリスからの分離をめざし、あちこちで爆弾テロをおこしていた。イギリス政府は、IRAの撲滅にやっきになっている。
ごく普通に平凡な暮らしをする人々が、冤罪で10年以上も投獄されるという、悲惨な運命に陥れられた事件には、そんなこんなの背景もあった。

ダニエル・ディ=ルイスが扮するジェリー・コンロンは、定職につかず(仕事がない?)、遊んでばかりいる若者だ。
お父さんのジュゼッペ(ピート・ボスルスウェイト)は、信心深い真面目な男だ。騒ぎを起こしてIRAに狙われた息子を、ロンドンに行かせる。

映画の前半は、ジェリーと友人のポールの、あまりのおバカぶりにイライラして、見るのをやめようかと思ったぐらいだった。

けれど、突然、物語はシリアスになる。
ロンドン郊外のギルフォードという町で爆弾テロがおこり、ジェリーはその容疑者にさせられたのだ。ポールも逮捕され、2人はきびしい取調べを受ける。

アリバイは?その時刻、ジェリーとポールは公園にいて、ホームレスに有り金を恵んでやった。
警察は、彼らの言うことをすべて無視して、ひたすら2人を攻めたて続けた。拷問まがいの厳しい取調べに、とうとう、ふたりは、やっていないことを「自白」してしまった。
その結果、台所で爆弾を作っていたという容疑で、ロンドンにいるおばさん一家、友人、父親のジュゼッペ、まだ子どもだった妹と弟も、逮捕、投獄された。
ジェリーとポール以外は、取り調べもされなかった。

アリバイもあった。証人もいた。真犯人もいた。IRAの男が、爆弾テロは自分の仕業であると、警察に告げていた。それでも、彼らは投獄されたままだった。

お父さんのジュゼッペは、無実を訴えて、毎日手紙を書きつづける。監獄のなかでも、しっかりした信念を持ち、居住まいをただしつづけるお父さんは、すごく立派だ。支える家族も痛々しく美しい。

息子のジェリーは、刑務所の中でも相変わらずの自暴自棄ぶりだった。
だけど、10年たって、何かが彼を変えた。父との絆を再発見したのだろうか。やっと、前向きに生きるようになった。女性弁護士のピアーズ(エマ・トンプソン)の助けで、再審が実現した。。。

とまあ、ざっと紹介したけれど、事実の重みはすごいよ。心に残る映画だ。いろんなことを考えさせられるし。
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