2013/11/3(日) |
対人恐怖症が足を引っぱる |
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WOWOWのプレゼントに当選し、楽天ジャパンオープンを観戦したときの写真とレポートが、特派員のイベントレポートに載っていた。 |
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う~ん、久しぶりに自分の写真を見ると、昔とはずいぶん違うなあ。
この前、25年前からの知り合いが来て、「みづさん、昔と全然変わらないね~」と、あらためて驚かれたんだけど。ということは?
自分が想像している顔とは別人なので、どこかでばったり会ったとしても、私には私が分らないだろうな・・・(なあ~んちゃって)
みんなに言われるとおり、たしかに髪は「赤い」。天然植物、ヘナの色なんだよ。白髪だけが染まる。はじめの頃は、ちょっとメッシュが入ってるかな?ぐらいだったけど、年々、茶髪の割合が増えていって、ついにはこんな色になってしまった。
分る人が見れば、「あ、この人は自然派だな」と思うんだけど、知らない人が見ると、ドハデな不良おばさんと思われるらしい。
あんずと私は、やっぱり似てない。
「私たちって、全然似ていないから、親子に見えないでしょう?」と、カメラを向けた女性に言ったら、「いいえ、そんなことありませんよ。似てますよ~」と言われんだけど、親子と書かれていなかった。
「お母様の感想」となるはずが、「未津様の感想」になっていた。
苗字も違うし、似てないしで、担当の人が迷ったんだろうな。(笑)
おととい水曜日の臨時休業は、京王テニスクラブの親睦会のためだった。
練習では、かなりいいショットが打てるようになったのだけど、それが、なかなかゲームに生かされない。
ゲームデビューしたのは今年の3月ぐらいからだから、まだゲーム慣れしていないのである。
気心の知れた(心優しい)人たちとだと、のびのびゲームができるんだけど、よく知らない人が入っていると、まだまだ緊張してしまう。
先月、有志でやったミニ親睦会のときは、メンバーのほとんどが、知らない人、ゲームをやったことがない人だらけ。緊張しまくってボロボロだった。
オドオドして、浮き足立って、バタバタとボールを追いかけ、ラケットに当たるボールが全部当たり損ないだった。
「お楽しみ会なんだから」とか、「今のナイスショットだよ!」とか、ペアの人だけじゃなく、対戦相手の人たちにまで、異様なほどに励まされまくった。
大分治ったとはいえ、もともと対人恐怖症持ちなので、ときどき昔のトラウマに自分を乗っ取られてしまう。
頭を使うこと、バイクや車の運転なんかは、メンタルに影響されることはないんだけど、球技のトラウマは、なかなか克服できない。
テニスをはじめたのは身体のためで、テニスクラブに入ったのは、平日の昼間にテニスできる仲間がいなかったからである。
でも、心の奥底には、対人恐怖症がほんとうに治ったのか確かめることと、まるで多重人格者のように、いきなり別人に身体を乗っ取られるトラウマが克服できるのかを確かめる、という目的があった。
Yさんは、あまりの不出来に驚いて、ショットの基本練習だけでなく、実践的なゲームのやり方も教えてくれた。
とりあえず、対策法として、「ヘロヘロに疲れ果てる」作戦を行った。頭が働かないぐらいに疲れているほうが、いい結果が出るかもしれない?
月曜日は、9時~1時まで特訓。そのあと、夕方までゲーム。
火曜日、疲労回復のハリを打とうと思っていたが、時間がなくて目一杯仕事。
水曜日の朝、(夜はパーティなので)自転車でクラブに到着したときは、「うっ、足が上がらない?」ぐらい、太ももが鉛のように重かった。
それなのに、朝8時半~11時半まで、また特訓をした。
試合開始は1時で、25分ずつのゲームを3つやった。
たぶん、身のこなしは多少影響を受けているんだろうけど、私って、ヘロヘロでも、ビュンビュン走れるんだよね。
結果は、今年も1勝2敗。チームは(4チーム中)2位。
今年で4年目だけど、4年連続、自分の戦績は1勝2敗で、2位なのである。
ヘロヘロ作戦は、功を奏したかな?
ミニ親睦会では8割減だったが、5割減ぐらいですんだかもしれない?
でも、気づいたことがある。
ドローを見れば、どっちが勝つか、だいたい分るってこと。
だから、みんな、「気楽にやって」とアドバイスしてくれたんだな。人の思惑を考えて緊張するなんて、無用のことだった。
クラブのみなさんには、ほんとうに感謝、感謝。
いろんな人が、暖かい励ましの声をかけてくれた。ひとりでポツンとしていたのも見てるし、一生懸命練習していたのも見ている。
「上手くなったね」と、毎週、誰かに褒められている私。いろんな人に見守られ、助けられ、育てられているみたいな気がする。
やっぱり、どこにでも、いい人がたくさんいるんだなあ。。。
つくづくと感じる、今日この頃である。 |
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2013/10/16(水) |
楽天ジャパン・オープンを観戦 |
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さてさて、楽天ジャパン・オープン、決勝の当日の話。
前回道に迷ったので、りんかい線の国際展示場駅で、10時にあんずと待ち合わせた。私としては珍しく、ゆとりのタイムスケジュールである。
(トシを取った証拠と、みなさんに言われる)
まずは、有明コロシアムの西口にある、イベント広場に直行。いろんなお店が出ていて、買い物をしたり、ゲームをしたり。
11時ちょっと前に、WOWOWブースに、チケットを受け取りに行った。手続きがすんだら、その場で写真をとるという。
「50組も当選して、写真が出るのは4組だから、私たちが選ばれるとは限りませんよね?」
「えっ、お電話を差し上げた時点で、すでに選抜されていたんですよ。写真の掲載と、レポート提出について、説明をしましたよね?」
にっこり笑顔のかわいい女性に言われて、あんずも私も覚悟を決めた。
チケットを受け取り、席に荷物を置いて、とりあえず、お昼ご飯を買いに行った。
あれこれ迷ったけど、パエリヤとチキンの屋台の前に並んだ。どの屋台も、けっこう長蛇の列なので、時間の余裕があってよかった。
まずは、男子ダブルスの決勝。ブライアン兄弟も、私の好きな、マルク・ロペス&グラノイェレスもいなかったけど、ダブルスでの動きなど、とても参考になった。
あんずと私は、違うペアを応援していたんだよ。 |
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男子シングルスの決勝は、デル・ポトロVSラオニッチである。長身の2人が立つと、コートが狭く見える。
テニスのトップ・プレーヤーって、アーティストなんだよね。
観客がボールを見失うほどの、ものすごいスピードボールを打ち合っているのに、フォームがまったく崩れない。どんなボールが来ても、ちゃんと基本どおりのフォームで打てる。
前に詰めるときの足の運びも、基本どおり。ボレーやスマッシュも、教わったとおりの動きで、きちんとボールをとらえに行く。
サーブもすごい。毎回、寸分たがわぬフォームで、時速200キロ級のボールを、狙い通りのコースに打ち込める。
みんなが、男子シングルスの試合に熱中する理由がわかった。
コートの中、ネットを挟んで、2人のアーティストが全力で戦う、まさに「神技」を見て、感動したいんだね。
そのあと、GAORA(ケーブルテレビ)で、北京や上海のATPの試合を見たけれど、やっぱり、フォームが崩れない選手が勝つ、ということを発見。
相手のボールに押されて、おっとっと、と自分のフォームで打てなくなると、劣勢になってしまう。 |
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テニスクラブで、(年下だけど)先輩のコーチを受け、フォームを矯正中の私。
Yさんは本当にフォームがきれいである。ショットの打ち方だけではなく、足の運び、体幹の使い方まで、要求レベルが高い。
高校の部活の先輩を思い出す厳しさなのであるが、毎回が開眼の連続である。そのおかげで、選手のフォームが見えるようになった。
(進歩してるでしょ~)
クラブでの、上手なおばさまたちとの女ダブ(女子ダブルス)は緊張する。
超ベテランだから、どんなボールを打っても、必ず返って来る。普通のショットを漫然と打つと、相手のチャンスボールになってしまう。さっとコースを変えられて、いない所にパシッ、もしくはポトリ。
ボールに回転をかけて、相手が打ちにくいボールを打たないと、あっけなく負けてしまう。
正しいフォームを身につけること。どんな場面でも、自分のフォームで打つための、脚力と体力を鍛えること。基本は大切だね。
まだまだ自分にできることは限られているけど、最近、どんどん足が速くなってるし、ジャンプ力もついてきた。
まだまだ、あきらめないぞ~~ |
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2013/10/5(土) |
WOWOWのクイズで当選 |
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なんと、なんと! 楽天ジャパン・オープンの決勝のチケットが当たったんだよ!
(最初に断っておくけど、楽天オープンは、野球でなく、テニスの試合である)
なので、明日は、臨時休診日である。ごめんなさ~い。m_
_m
ケーブルテレビで、テニスの試合を見ている私。
グランドスラムのときは、WOWOWのホームページで、その日の放映カードをチェックし、誰の試合を見るかの参考にしている。たまたま、優勝者を当てるクイズを見つけ、とりあえず、毎回応募していた。
クイズといっても、誰が優勝者かは、調べてみればわかることだから、一種の視聴者プレゼントということだね。
全米オープンのクイズで、他に欲しいものがなかったので、『どうせ、当たるはずないよな』と思いながら、決勝のチケットをプレゼントに選んだ。
そして、今週、「当選しました」の電話を受けた! びっくり!
「行きます」「ありがとうございます」と即答。申し込み時の同伴予定者は娘、あんずである。話のニュアンスから、家族以外の人間はまずいらしい。
おととしと、その前と、2回つづけて、楽天オープンを観戦した。大好きなナダルが来るというので、あんずがチケットをプレゼントしてくれたのである。誕生日の前祝いということで。
今年はナダルも出ないし、毎日が忙しく、チケットどころの騒ぎじゃなかった。
それが、まさかの当選。これは神様のプレゼント?
当選者は招待席に坐れる。
自分でチケットを取ると、どうしても上のほうの席しか買えない。プレーヤーが豆粒のようで、テレビで見るのと変わらない気がした。
どの席かは、チケットを受け取るまでわからないが、もしかして、かなりいい席になりそう?
当日、感想文を書かされるんだって。そして、ふたりの写真がWOWOWのホームページに掲載される可能性があるんだって。
(あんずは写真が出るのを、極度に嫌がっている・・・)
明日は、ダブルスとシングルスの決勝戦。
ブライアン・ブライアンは初戦敗退だし、錦織も負けちゃったし、ちょっとテンションは下がっている。いったい誰が出るんだろう?
家に帰ってから、準決勝を見るつもりだから、明日の出場者は、夜中にならないとわからない。
すべてのメディアをシャットアウトして、臨場感ばりばりに録画の試合を見る予定なのである。みなさん、教えないでね~。
(時々、親切な人が、結果を教えてくれるのである・・・)
観戦の報告は、次回ね~。 |
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2013/9/28(土) |
バイク道<ミチ> |
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土日や祭日は、道路が混む。東京から地方へ、甲州街道を下って、みんなは遊びに繰り出す。
私は仕事。通勤は下りである。うっかり、平日と同じ時間に出ると、遅刻しそうでハラハラする。
仕事で平日走っている車は、運転が上手い。道路のことをよく知っている。
2列の車線の間に、すーっと、バイクの通れるすき間が見えるときは、多少混んでいても、すいすい走れる。
「サンデー・ドライバー」という言葉が示すとおり、平日と変わらぬ混み方でも、休日は、車の動きがまちまちで、すり抜けが難しい。
布田の交差点を右折して、ちらりと車の流れを見て、「あ、バイク道がない!」と気づくとすぐに、わき道に入ることにしている。
渋滞中の幹線道路での、バイクでの走りの速さは、いかに「バイク道」を見つけられるかで決まる。
空いたスペースを見つけて、間髪いれずに、アクセルを開ける。目と反射神経と、そして何より、勢いが大切である。もちろん、ブレーキングの用意は怠らない。
(ついでに言えば、第六感で、車や人の意識を感知しながら走るのが、事故を起こさない秘訣である)
テニスのときも、バイクみたいにやれるといいんだけど・・・
まだまだ初心者の域を出ていないのが現状である。
ちょっと前までは、ボールをコートに入れること自体があやふやだったが、最近、練習の成果がでてきて、ショットが安定してきた。
普通に打っても、ちゃんとボールがコート内に落ちるようになった。
ベテランに混ぜてもらっても、とりあえず、競ったゲームができるようになった。
まだまだ自分にできることは限られているが、できることを最大限に活用して、コートの中を走り回っている。
私のミスで終わったら、見放されちゃうかも?と、必死である。
次の課題は、「コースを狙う」こと。それには、「ボール道(?)」を見つけなくちゃならない。
上手な人は、直径20センチぐらいのすき間を狙って打ってくるからね~
ダブルスは、相手コートに2人いる。ネット、サービスライン、ベースラインに囲まれた中、2人のプレーヤーを避けて、いかに、ボール道を見つけられるかが、テニスの上手さにつながる。
プレーの幅を広げるために、多彩なショットを打ちたいのだけれど、それには、何年もかかりそう。まず、基本のショットをモノにしてから、ゆっくりバリエーションを広げて行こうと思う。
ゲームの「組み立て」ができないので、まだまだ勝率が悪い。
今は、返すだけで精一杯である。3本目のショットで決めるための、布石としての1本目、2本目のショットをどう打つか?
組み立てを考えて、ゲームができるようになりたいな。
「組み立て」の重要さは、鍼灸治療にも言える。
テニスのゲームで「勝つ」ことは、鍼灸治療で「治す」のと、同じである。
1本1本のハリを打つ(ショット)技術は、練習すれば誰でもできるようになるが、人を治すにはそれだけじゃ足りない。
1人の患者さんの身体全体を常に念頭に置いて、何処にどういうハリを打ち、どういうお灸をすれば、治って行くか?
「病」に勝利するには、組み立てが大切なのである。 |
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2013/9/18(水) |
FM 77.1 放送大学のラジオ |
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みなさんも知ってのとおり、治療室ではいつも語学のCDをかけていた。
14年前、グアテマラ旅行に備えて、スペイン語のテープをかけたのが、はじまり。
スペイン語をやめてから、10年近いブランクがあった。旅行前に復習がしたかったが、仕事が忙しくて時間がとれなかった。
治療中にテープを聞き流していたら、けっこう思い出せた。グアテマラでは、なんとか会話がかわせ、楽しい旅行ができた。
つぎは、バリ島。
日本語を話せる人はいたけれど、現地人同士で、ペチャクチャしゃべっている言葉がわからないと、どうしようもなくモヤモヤがたまる。
それで、旅行のあと、インドネシア語のCDを聞いてみた。2ヶ月ぐらいで、けっこう覚えちゃった。
インドネシア語は、作られた言語。インドネシアには、2千の島と、千の言葉があるんだって。植民地支配をした西洋人が、共通語として作ったのがインドネシア語で、小学校に上がると、習うのだそうだ。
もしかしたら、理解不能ながらも、バリ島でインドネシア語の洪水を浴びたあとだったから、言葉やリズムを、脳が記憶していたのかもしれない。
旅行の前に、あらかじめ勉強したらどうだろう?
そう思ってギリシャ語に挑戦したときは、失敗。1年、聞きつづけても、全く頭に入って来ず、単語をいくつか覚えただけで終わった。
ギリシャ語は歴史が古い。アルファベットも、似ているようで全く異なるので、かえって頭がこんがらがった。聞いても無理、文字を見ても無理。
あきらめたあとで、「世界で一番難しい言語」と言われていることを知った。
それ以外に、フランス語とか、イタリア語とか、ポルトガル語とか。。。
この1年ぐらいは、ずっと、メディカル英語だった。英語のページを書くために、医学英語の勉強しようと思ったのが動機である。
語学CDに対する患者さんの反応は、おおむね好評だった。「よく眠れる」し、覚えたい人には「勉強になる」って。
- - - 前置きが長くなっちゃったけど、これからが本題である
- - -
同じCDのくり返しで、ついに、聞き飽きた私。
いつも車でかけている放送大学を、治療室でも聞けるだろうか?
車の運転中、ひょんなタイミングで、放送大学の電波をひろって以来のお付き合いである。(電波が弱いので、電通大の近くでサーチするといいよ~)
治療室に母のラジオが置いてある。残念ながら、母は、ラジオを聞くとか、そういうレベルではなくなってしまっている。
地震などの緊急時に使用するために持ってきてあった。
そんなこんなで、最近は、ラジオの放送大学(FM
77.1)を楽しんでいる。
文学、医学、教育、歴史、法律、経済、数学など、科目は多岐にわたる。「選りすぐりの講師陣ですからね~」と、患者さんが言っていた。
つまり、あらゆるジャンルの豊富で潤沢な知識と教養を、居ながらにしてゲットできるのである。
講師が淡々としゃべるので、静かである。
つまらない授業は眠りを誘う。興味のないことは聞き流せる。思いも寄らぬ知識に、聞き耳を立てることもある。
自分で図書館にいく場合は、どうしても、いつも同じ棚のあたりで本を探すことになるので、ジャンルが偏ってしまう。目新しい知識を得るのが難しくなる。
そういう意味でも、「へえ~」、「なるほど!」と、世界が広がるよ~。
一度、お試しあれ。
歯を抜いた日。
抗生物質はぎりぎりまで飲まないことにしようと決めていた。その夜、ちょうど、「感染症」の講義をやっていた。
興味津々の分野なので、鍼を磨きながら、聞き入った。
細菌、原虫、ウィルスなど、感染症の歴史についての講義を聞いているうちに、急に不安に駆られ、夜1錠、次の朝1錠と、2錠も抗生物質を飲んでしまった。
その日から、胃痛がぶり返し、2週間、下痢がつづいた。
8ヶ月間、毎日お腹にお灸をしたあとは、ずっと調子がよかったのにね。仕方ないので、また、お腹のお灸を再開したが、なかなかよくならなかった。
「冷え」もからんでいたんだね~。血海、三陰交など、足にたくさんお灸をしたら、やっと良くなった。
夏の終わりになると、溜まりたまった「エアコン冷え」が、ドーっと出てくるみたい。
やっぱり、抗生物質は、生死に関わるときだけにしようと、決意をあらたにした。 |
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