goホーム
go診療カレンダー
go新着
go症例集
go症例マップ
goトピックの索引
goつぼの取り方
go金粒・銀粒ナビ
goFAQ *よくある質問
go私のブログ
goティラのブログ
go母のリハビリカルテ
goヴェルの思い出
go雑談集
goレシピ
goふろくの話
go本/参考文献
goリンク
goサイトマップ
リカちゃんと・・・
リョコちゃんストレッチ
リョコちゃんウォーク
mailto Ryoko Miz
goSchedule
goUpdates
goCases
goFAQ
goHello!
goTopics
goSitemap
360° Stretch
Ryochan Walk
goCalendario
go¡Hola!
goCasos
goNuevas
goMapa
・・・ 出会いから編 ・・・
ヴェルの思い出
2013 ・ 2
3月16日 白い犬のはずが・・・
空気が乾燥してたころ、黄砂に、土ぼこりに、砂嵐までが吹き荒れた。それでも、毎日、野川に出かけた。
ヴェルはこのところ、すっかり薄汚れてきた。茶色い犬になってしまいそう。
「ちっちゃくって白い犬はヴェルしかいないから、遠くからでもすぐわかるよ~」と言われたことがある。
(おまけに、ストレッチしてる飼い主も、私しかいないらしいが・・・)

早くお風呂に入れてあげないと、土と見分けがつかなくなるね~。
3月19日 真っ白になったよ
私のぎっくり腰がよくなったので、昨日、ヴェルをお風呂に入れた。マルセル石けんで泡だらけにして、シャワーで流した。

なかなか汚れが落ちなかったけど、乾いてみたら・・・
ほら、真っ白でピカピカでしょ。お日さまに当たって、キラキラ光り輝いていたよ。わかるかな~?
3月27日 ボクも帰るよ、ワン!
もとの飼い主のところに、爪を切ってもらいに行って来た。

昔のママに抱っこされ、神妙な顔で爪を切ってもらい、ユーガ君とジュナちゃんと一緒にお散歩に行き、おうちに帰って、ソファーの上でみんなでゴロゴロ。楽しくおしゃべりした。

私が立ち上がって、「そろそろ帰るよ~」と言ったら、まったり寝そべっていたヴェルが、あわてて立ち上がって、『ワン!』と吠えた。
『ボクも帰るよ!」と言ったみたい。

ユーガ君に、「ヴェルって、人間の言葉がわかるみたいだね~」と感心された。
帰りの車の中。助手席のいつものマットの上。たくさん遊んでもらって、疲れたみたいだね。

でも、翌日も、とっても元気だったよ。泪目なのは、花粉のせいらしい。
4月3日 夜中の見回り
明け方、ふと、目が覚めた。ヴェルが自分の象のところにいた。
夜中、私が眠り込んでいる間、ヴェルは、ときどき、おふとんを抜け出す。家中の見回りをしているみたい。
カチャカチャ鳴る爪の音で、歩き回っているのがわかるんだ。

カメラを向けて、カシャっと写真をとった。
ヴェルは、象を置いたまま、おふとんにもぐりこんできたよ。
象をくわえて、どこかに運ぼうとしていたのかな?

写真をとらずに、寝たふりをして、観察していればよかったなあ。。。
4月10日 犬友達に会ったとき
久しぶりにお友達に会ったときの写真。3月、野川にあまり草がなかった頃だよ。
ヴェルはいつものように、草を舐めるのに夢中で、全然気づいてない。左がメルちゃんで、右がカイ君である。

バックとられて平気でいるなんて、これじゃあ、野生では生きられないね。
去年は、毎日犬友達と、仲良くお散歩をしていた。
1年近くも、ほとんど誰にも会わなかったので、ヴェルは喜んでる。

とはいえ、ヴェルはマイペース。それに、心臓のこともあるので、他の犬とは歩く速さが違う。
挨拶だけして、バイバイ。一緒のお散歩はもう無理だね~
4月17日 風に吹かれて
西伊豆に日帰り温泉に出かけた。ヴェルも一緒にドライブ。
車は揺れるので、けっこう疲れるみたい。休憩のたびに歩かせていたので、ここは抱っこで外に出た。

ちょっとだけ、ヴェルをベンチにのせて、私だけ、景色を見にいった。

ヴェルは不安そう。ベンチは好きじゃないみたい。しかも、このごろの風は、突風なみの威力がある。
ビュービュー ビュービュー、すごい強風に、あおられて・・・
降りるに降りられず、パニクッている?それがまた、超かわいい。そう思う私はいけない人?
4月23日 寒さがぶり返した日
寒かったね~ 4月としては観測はじまって以来、最低の気温だって。
ヴェルは、さっそくストーブの前に陣取る。自分のランチョンマットの上でねんこ。背中にさわると、あっちっち。

そんなに近づくと燃えちゃうよ~~
5月1日 トリミングで丸顔に?
寒い日が多かったので、なかなか踏み切れなかったが、やっとヴェルの毛をカットした。

耳の飾り毛を切りすぎたかな?丸顔になっちゃった。耳の下に、でっかい毛玉があったので、しょうがなかった。
新聞紙をしいたり、ハサミを取り出したり・・・準備していたら、ヴェルが察して、キーボードの下に隠れた。

抱っこして、新聞紙に坐らせたら、モーレツに怒ってる。
ガルル、ガルルと唸って、逃げ出そうとする。そのぐらいでメゲていては、飼い主は務まらない。

私に切らせないとしたら、病院に行くしかない。そのほうが、ストレスがかかるので、心臓に悪そうだ。
刑事コロンボを見ながら、左手でヴェルをおさえて、右手は梳きバサミで、チョキチョキ。

ヴェルは、逃げ出そうとするばかりか、櫛を咬んだり。ついでに、ワゥン!と、私の手にも歯を当てた。

「ヴェル、私のこと咬んだら、今日はベランダで、ひとりでねんこだよ。いいの?」などと言いながら、チョキチョキ。

最近は、私のありがたみが分ったみたい。咬むフリだけで、終わってよかった。ほっ。
あらかた切ったあとで、途中で何回も、抱っこして鏡を見せた。

「ほら、ヴェル、チョキチョキしたら、かわいくなったね~」

「みんなも、スッキリ、サッパリでかわいいね~って、言うよ~」などと言って、おだてたら、そのあとは、おとなしくなった。

わかったのかな~?
次の日、みんなに褒められて、嬉しそうだったよ。
5月8日 やっぱり、病院は嫌いじゃ~
狂犬病の予防注射に行った。
おととしの8月に、肺水腫で病院に行って以来、ヴェルは病院を怖がっていた。車が病院の方角に向かうと、プルプル、ガタガタ。バイクのときは、バッグの中で、プルプル、ガタガタ、小刻みに震えてた。

あんまり震えると、心臓に負担がかかる。毎月、お薬をもらいに行くのだけど、診察されないように用心した。バッグに入れたままとか、ときにはヴェルを置いて、人間だけで行くとか。

1年以上、怖い思いをしていないので、ヴェルはすっかり恐怖を忘れたらしい。るんるん喜んで車に乗った。駐車場から歩くときも楽しそう。スタスタと病院に入っていった。

病院の床の匂いを、クンクン嗅ぎまわっているうちに、『ヤバイ』と気づいたらしい。帰ろうとする女の人の先回りをして、自動ドアの前で待機。ドアが開いた瞬間に逃げ出そうと、画策した。
やっと、思い出したんだね~(笑)

診察台の上にのせられ、背中に太い注射を打たれて、いきなり怒りだした。

「顔を押さえてください」と先生に言われ、ヴェルの顔を両手ではさんだ。私の手の中で、ガルル、ガルル、ワン、ワン、ワォンと、ヴェルは怒りまくった。

終わったあとは、怖がって、耳の毛まで、ブルブル震えてる。
夜になって、「ヴェル~、お注射のとき暴れたね~。病院は嫌いなの~?」と話しかけたら、ヴェルは、横を向いちゃった。

さっきのことをちゃんと覚えて反応しているのかな?『なんか、まずいことをやったらしい・・・』と思っているだけなのかな?
知りたいね~
5月15日 あきらめの悪い子
通勤バッグの中からダウンジャケットを取り出したあと、ヴェルの「連れて行って」アピールがまたはじまった。今では毎日の行事である。
仕事の日はもちろん連れて行くけど、テニスのときは、無情にも、ヴェルを置いてさっさと出かけてしまう。

昨日、お散歩をすませたあと、出かける準備をして、ふと見ると、ヴェルがバッグの上に陣取っている。
「ごめんね~。テニスに行くから、ヴェルはお留守番だよ~」と、スクールに出かけた。

2時間ぐらいで家に帰ったのだけど、ヴェルはまだバッグの上。そのまま、眠り込んでしまったらしい。
犬は涙を流さないけど、泣き寝入りしちゃったのかな?

人間の子どもなら、涙の跡で、顔グシャグシャ、というところだね。ごめんね~
○ ○ 追記 ○ ○
追記・25 トリミングへの抵抗がすごくなる
寒い地方の犬(たとえばウェスティやトイプードルなど)は、抜け毛が少ない代わりに、どんどん毛が伸びていって、しょっちゅうトリミングのお世話にならなければならないそうだ。お金がかかって大変だね~

その点、チワワは、毛が抜ける代わりに、ある程度以上は毛が伸びないので、トリミングの必要がない・・・はずだが、日本の春夏は湿度が高いので、そうもいかない。

チワワはメキシコの犬である。毛の抜け替わりぐあいもメキシコ流。四季ではなく、地球の公転(太陽の高さ)に順応している。
冬至を過ぎるとどんどん毛が抜け始めるので、冬のお散歩は、フリースを着せても寒さに震えている。

春になると、気温も上がるけれど、湿度も上がる。たぶん、メキシコは高地なので、湿度が低いのだと思う。
隣国のグアテマラに行ったときのことを思い出す。赤道直下の高地で、直射日光を浴びると、ジリジリと焼け焦げそうになるけれど、日陰に入るとすっと涼しい。タンクトップでも革ジャンでも、どちらもOKな気候だった。

日本の高温多湿に、チワワは極端に弱い。
春になると一気に暑くなるのだけど、「三寒四温」という言葉の通り、まだまだ寒い日も多い。
暑い日にはフーフー言うんだけど、薄毛なので、寒い日にはストーブの前で寝そべるヴェルである。

4月に入って、冬の寒さが遠のいたことを感じたら、1回目のトリミングをする。床に新聞紙をしくと、とりあえず、ヴェルは逃げる。

ヴェルはお風呂も嫌いである。メキシコ由来のDNAには「水浴び」の習慣はないんだろうね。
そのうえ、お風呂の前には、肉球の間から伸びている毛を切る。毛が長いと、床の上で足が滑ってしまうから。うんちがつかないように、肛門の周囲の毛をハサミで切る。

なのでヴェルは、新聞紙をしくと、とりあえず逃げて、パソコンのキーボードのあるテーブルの下に隠れて、じっと様子を伺う。
私が自分の髪を切ったり、ヘナで染めたりするときもあるので、「自分じゃない」とわかると、安心して出てくるのである。

ヴェルのカットには、人間用の梳きバサミを使うので、1時間ぐらいかかる。怖がらせないように、身体を撫でながら、話しかけながら、ゆっくりと念入りに、ごっそりと毛をカットする。
セーター2枚分ぐらいの毛を刈り取ると、翌日には、別人(犬)のように元気になる。

2回目のトリミングは、たいてい6月の終わりぐらいにやる。気温は30度ぐらいだけど、湿度が70%ぐらいになるので、薄着にならないとやっていけない。ここでもセーター2枚分ぐらいカットする。

3回目のトリミングは、7月の終わりか8月のはじめぐらいにやる。
8月に入ると、気温が一気に38度とかになるので、犬にとっては死活問題である。
上の写真は、2012年8月16日のものである。

ヴェルは12歳で、このときはじめて、広げた新聞紙の上にお坐りして、私に背中を向けて、「お願いします」とでも言いたげに、神妙にしていた。
途中で私が電話に出ても、逃げずにおとなしく待っていた。

「ついに、ヴェルも学んだのか!」と、飼い主は大喜び。1回目、2回目のトリミングをやって、毛を切ると涼しくなることを覚えたらしい。
3回目は、ほとんど地肌が見えるぐらい、徹底的に毛をカットする。耳の周りの飾り毛も、かわいさは残しながら、すだれのようにヒラヒラにする。

でも、トリミングを喜んだのは、このとき1回きり。最初で最後だった。
12歳は犬にとって、知的レベルが最高の時代なのかもね。長い間人間と暮らして、言葉を覚え、習慣を学び、知能はさえまくる。

人間の50代、60代と同じ、体力が衰えはじめたといっても、まだまだ元気。積み重ねた知識と、幅広い視野を持ち、まさに、犬としてのピークのお年頃だったのだろう。

13歳になって、脳の老化がはじまったように思う。人間と同じく、「年寄り」が悪い意味で使われるようになる。
頑固で自己中になり、周囲の人と折り合いをつけたり、我慢したりする能力が低下していくのである。
この写真は、13歳になっての、2回目のトリミングのあと。嫌がって暴れるし、噛まれそうになるしで、ほんとうに苦労した。
やったあとは涼しく快適になって、こんなに元気そうになるのにね。

14歳の春には、足腰も弱り、体力もなくなり、認知症ぎみにもなったので、トリミングが不可能になっちゃった。
updated: 2016/7/20
ヴェル TOP
次へ