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リョーコの手作りブログへようこそ!
2020/10/18(日) 「風邪治療マニュアル」の英語版を更新
先月、FAQ25「コロナ対策:風邪治療マニュアル」を更新したんだけど、その英語版が完成した。
仕事とテニスの合間に、毎日ちまちまと書いていた。あまりにも長いので永遠に終わらないんじゃないか・・・と思ったけど、意外にスムーズにいけたかも。
FAQ3: "Treatment manual against corona & flu" だよ~ん。

今週月曜日、またJOPのシングルスの試合に出た。「京王オープン(10月)」という名称で、同じくF1(市町村)レベルである。前回は60歳代で出たんだけど、今回は65歳代にエントリーした。

前回の試合のあと、クラブの先輩が、私の対戦相手のことを「あの人、しぶといのよね。よく走るし、何でも返すし」と教えてくれた。
テニスでは、ゆるいボールで粘ることを「シコる」と言い、そういう人を「シコラー」と呼ぶ。私がやろうとしたのはシコラーになることだったので、シコラー対決だったということになる。

今回、試合の朝に、その先輩に更衣室でバッタリ出会った。「みづさん、どうしてこんなに早いの!」とまた仰天された。
私が朝に弱いのをみなさんが知っていて、誰かに会うたびに、「どうしてこんなに早いの!」と驚かれ、「実は試合なの」と告白する羽目になるのである。

対戦相手(69位)のことを聞かれたので、ドロー表を見せた。
そしたら、「その人、ボールはたいしたことないんだけど、よく走るし、何でも返してくるのよね」と教えてくれた。
「じゃ、この間の人と同じだね」と言ったら、「とんでもない、もっとすごいのよ。2時間でも走って平気な人なのよ!」と言われた。

前回は「出る」のが目標だったけど、今回は「1分でも長くコートにいること」を目標にした。トーナメントなので、あっという間に負けてしまうのはもったいないし、今後のやる気も失せると思ったのである。

はじめて試合に出た頃、Cさんが「得意なボールと、ミスしないボールを組み合わせる」とアドバイスしてくれたことがある。
「得意なスピンを打ちつづける。ミスをしない。走りに走って何でも返す」という戦略だったから、今回もシコラー対決になった。

試合がはじまって、こっちは緊張マックスでてんやわんやしていた。相手がドロップショットばかり打ってくるので、『なるほど、相手のラケットを見て、ちゃんと予測しなくちゃな』と身にしみた。
そこからはドロップに対応できて、ミスを誘うこともできた。

落ち着きを取り戻したのは0-4からである。なんとか2ゲーム取れたんだけど、それ以後はジュースになってもゲームが取れない。1時間15分も粘ったから、とりあえず目標はクリアできたけど、2-8で負けた。

見てくれたらしい男性が、「ボールが短くなってしまったのがいけない。それに、相手のフォアにボールを集めすぎた。相手が余裕でフォアに回りこんでいて、95%フォアで打っていたよ」と教えてくれた。
「ぜ~んぜん気がつきませんでした・・・」というのが、私の答え。
彼に「もっと左右にボールを散らして、相手を走らせなくちゃ」と言われた。
ついでに「サーブが深くてよかったね。あれなら相手に打ち込まれない。ダブルフォルトもなかったし」と、8月に完成したばかりのサーブだけはほめてもらえた。

前回の相手は、ボールがゆるいとはいえ、いいボールを打とうとしてたし、狙って打ってもきていた。
今回の相手は、ドロップショット以外は、えんえんとまあるいボールを打ってくる。ポワ~ンと高い軌道で、サービスラインとベースラインの間、コートの真ん中あたりに落ちる。無回転なので、その場で止まり、あまり弾まない。
相手のボールがゆるいと、打ち込むのは難しい。弾まないのでグランドスマッシュもできないので、スピンのムーンボールを打ちつづけた。それをまた、まあるく返してくるのである。

ああいうボールをスマッシュで打つとか、ドロップショットを打つとか、やっぱり自分のプレーの幅を広げる必要があるね。
このところはずっとスピンの決めボールを練習してきたんだけど、それを生かすシチュエーションはゼロで、1本も来なかったのである。

シングルスの試合のあと、男性3人とダブルスをやった。負けたフラストレーションを放出するみたいに、ガンガン打って、ガンガン走った。すごい気持ちがよくて、なんと6-5で勝った。でも、途中でふくらはぎがつりそうになった。

1セットで抜けさせてもらい、家でビールを飲みながら全仏のナダルの決勝を録画で見た。(ナダルが優勝で超幸せである)
両足の脛から足の指まで、すべての筋肉がつりはじめてビックリ。下腿のあらゆる筋肉に鍼を打ちながら観戦したんだよ。

ラウンドロビンで5試合つづけても足がつりそうになったことがないのに、本戦だと全力以上の力を使うんだね!
あんな長い試合を1回戦からやったら、たとえ勝っても2回戦で負ける。勝ち上がるためには、もっと短い試合をしなくちゃならないと気がついた。

たまたま飲み仲間の男性が、次の試合を観戦していた。私の試合もちょっと見てくれたので、前々から聞いてみたいと思っていた質問をした。
「勝つために自分ができるショットだけを打ったほうがいいのか、負けてもいいから難しいことを試すのか、どっちがいいのかなあ」と聞いてみた。
「練習でできても試合でできなければ意味がない。試合で打たないと、本当には自分のものになりませんからね~」という答えだった。

下手だった頃のクラブのダブルスを思い出す。先輩の足を引っぱらないように消極的になると、縮こまってしまい結局は負ける。どうせ負けるのなら、思いっきりやったほうが後味がいい・・・、そう自分を鼓舞してきたんだよ。

JOPの試合を2回やって、2回ともシコラー対決になった。これは神様の思し召しと思った。
大体からあきっぽいし、いろんなことを試したい人間なので、シコラーには向かない性格なのである。もうシコラーを目指すのはやめにした。

勝ち負けを気にして安全ショットを打ちつづけたんだけど、結局は負けてしまった。ジョッパーたちは、何十年もテニス一筋でやってきた歴戦のつわものである。今はまだ「勝ち負け」よりも、自分のレベルを上げるほうが重要だ。100回も負けてきたんだけど、もう100回負けて学ばなくちゃならないんだろう。

いいストロークを打てる力を持っているんだから、試合で使えるようにがんばろうと決心した。
試合に出るたびに新しい発見ができるから、参戦してよかったね~。人に見られることにも慣れてきたし、課題が明確になるし。。。
これからも出つづけて、上を目指してがんばろう~~(笑)
2020/10/7(水) 食堂の模様替えをはじめた
母を在宅介護で看取ろう・・・と決心したとき、まず着手したのが家の模様替えだった。
お見舞いの人が家にやって来るようになる。母はきれい好きでとてもプライドが高く、いつもうちの乱雑ぶりを嘆いていた。なので、「片づけをしている」と言うと、目が輝いて、とても喜んでいるふうだった。

居間がいちばん日当たりがいい。そこを母の寝室にすると、食堂が居間になる。うちの家具はほとんどが貰い物。古い家具の中にあったものの大半を捨て、いろんなものを移動して整理した。
畳を替えて、カーテンも買った。壁のペンキ塗りもする予定だったんだけど・・・

ユニディに通っているうちに、ペットショップで売れ残りのチワワに出会ってしまった。分からんチンの8ヶ月の子犬の世話に忙殺され、模様替えどころではなくなった。1ヶ月半後、ティラと入れ代わるように母が亡くなった。

模様替えにはあんずの助けが必要不可欠だった。私は買い物が嫌いなうえ、インテリアの発想もゼロ、片づけ能力もゼロなんだもの。
母のためにと張り切っていたあんずは、「え、これでいいんじゃん?」と、急にやる気をなくした。元気な人間には冷たいのである。

模様替えが中断したまま3年半が過ぎた。
ほとんどが空洞の古い家具は、まるでゾンビのように不快だったけど、見ないようにしていた。
でも、ついに我慢の限界が来て、あんずもやっと手伝ってくれる気になった。

それで、ニトリで組み立て家具を買ったんだよ。カントリー風の白くて背の低い家具をずらりと並べて、その上に、精米機やらトースターやらホームベーカリーやらを置こう・・・というプランが出来上がった。
完成図を想像する能力がないので、とりあえず3つ買って、中身を入れながら先のことを考える、という作戦にした。
あんずとヨーコに手伝ってもらう予定で、壁に立てかけておいた。

先月は雨の日が多かった。テニスの途中で雨に降られ、早めの帰宅。ビールを飲みながら、映画を見ることにした。
昔見た「氷の微笑」を録画してあったんだけど、私が想像していたのと違う映画だった。シャロン・ストーンとマイケル・ダグラスが出てくるんだけど、映像も内容もとにかくどぎつい。猟奇的殺人鬼によって次々に人が殺される。えぐくて、とても見ていられない。

それで、映画を一時停止にして、家具の組み立てを始めた。
説明書を見ながら作業をしたんだけど、あまりにも複雑である。『組み立て家具なんて買うんじゃなかった』と後悔した。

うちの83歳の患者さんがニトリで組み立てのワゴンを買ったことがある。自分でやろうとしたけど、難しすぎる。下の階のおばあさんが「手伝ってあげる」と名乗りをあげたけど、2人がかりでもできなくて、結局、知り合いの男性に組み立ててもらったそうだ。
『83歳には無理でも、私にはできるはず』と、プライドに引きずられてがんばったのである。

組立作業の途中で疲れたら、また映画のつづき。えぐいシーンに疲れたら、また作業のつづき。。。
『こんな映画は見るのをやめよう』とも思ったんだけど、誰が犯人なのかが気になって、最後まで見ちゃった。

映画を見終わるタイミングで、組み立て家具が完成した。
私の脳みそって、嫌なこと不快なことを記憶できない造りになっている。「氷の微笑」に関しては、ワンシーンも覚えていなかった。
不快な映画だったおかげで、組立作業を楽しめたし、完成したので達成感も味わえた。怪我の巧妙だね。(83歳よりは優秀であると安心もできたしね)

翌日は、簡単そうなものを選んだ。2つ目なのでスムーズに行った。
古い家具を1つ運び出したんだけど、そこでは力持ちのポプラが役に立った。

なるほど、母が逝って3年半かあ。。。
6年半の介護の間、分刻みの生活を送り、睡眠時間も削っていた。やれやれと思ったら、そのあと弟夫婦に相続の調停を起こされた。
母のリハビリカルテとか陳述書とか年表とか、370ページもの文章を書いて提出した。そのせいで、また睡眠時間を削る羽目になった。終了したのはおととしの6月である。(→2018/7/1

そのあと私は、半ば眠り姫状態だった。いったん寝たら、もう起きれない。ティラのお散歩がなかったら、1日中でも眠っていたと思う。
そうとう「寝借金」がたまっていたらしく、返し終わるのに2年もかかってしまった。最近は8時間ぐらいの睡眠でも、なんとか起きれるようになったんだよ~~

今月はテニス日和のお天気に恵まれた。疲れ果てて帰ってくるので、作業はしばらく中断していたんだけど・・・
おととい、3つ目がほぼ完成した。バカでかい家具を運び出さないと置く場所がないので、ポプラ待ちである。だんだん私の「インテリア脳」が開発されてきたらしく、いろんなアイデアが浮かんでくるようになったんだよ。

母の晩年を幸せにできたことは本当によかった。ケンカばかりしてきたから、あのまま逝かれてしまったら、後悔が残っただろう。
私の辞書に「後悔」の文字を入れたくないもの。「あきらめる」という文字もないんだけどね。(笑)
2020/9/27(日) スピンの決めボールを練習している
9月は毎日雨だったね。降らなかった日はたった1日だったそうだ。
しかも、前日は雨予報だったのに、朝起きたら降ってない・・・とか、降らないはずなのに、朝からショボショボと降っていたり・・・とか、当てにならない予報がつづいた。

世の中の4連休も、私は平常どおり。
仕事の合間にちょこちょこテニスをやったんだけど、テニスクラブは平日会員のほうが出席率が高い。年寄りのほうがコロナにめげずにテニスに出かけ、働いている若い人のほうが自粛傾向が高いみたい。

空を眺めて、予定を変更し、雨のすき間にいそいでテニスに出かけた。
休日は相手を見つけるのが難しいので、空いているコートにボール籠を持って入って、ひとりで練習をした。

まずはサーブ。
そのあと、自分で出したボールを打ち込む練習をした。

サービスラインぐらいから、決めるボールをスピンで打つ。

相手にコースを読まれないよう、同じフォームで、ストレートとアングルを交互に打ち分ける練習である。

ジョップの試合の前に、Cさんに「スピンはボールが遅いから、相手に追いつかれてしまう」と言われ、「決めボールはフラットかスライスで」と、スライスの練習をしたのである。

苦手なスライスを教わるのはとても有益だったけど、シングルスの試合で習いたてのスライスを打つのは無理があった。
相手のボールが短くなって、『チャンス!』と思って前に走りながら、『どっちを打とうかな?』と、途中で迷いが入ってしまう。

プレーの幅を広げるためには、もちろんスライスを打てたほうがいい。でも、今から練習しても、試合で使えるようになるには何年もかかる。
これまでは、「今負けても、将来勝つため」と思ってやってきたけど、「明日勝ちたい」という気持ちになったのである。

シングルスをはじめたばかりの頃は、決めボ-ルをスライスで打っていて、確率は半々ぐらいだった。
そのときCさんが、「途中で打ち方を変えるのは難しいから、スピンならずっとスピンを打ったほうがいい」と教えてくれたのを思い出したのである。

(スピンは下から上に振り上げ、スライスは上から下に打ち下ろす)

Cさんに言ったら、本人は覚えていないんだって。
彼自身も現役のプレーヤーなので、新しい発見をするたびに、それを私に伝授してくれるんだけど・・・

でも・・・男子は足が速いけど、女子はそこまで速くない。追いつかれる心配はそうそうないんじゃないかなあ?と思った。追いつかれたとしても、やっとの返球になるんだから、次で決めるという手もある。

ひとつ得意なパターンを持っているほうが、気弱になったとき、迷ったときの力強い味方になってくれる。
スピンの精度を上げて、ずっとスピンを打ちつづよう。そう決めたので、シングルスのために、スピンの決めボールを練習することにしたのである。

練習相手が見つかるまで、とりあえず、ひとりでやることにした。
しばらく練習していると、必ず誰かがやって来て、練習やゲームをする仲間ができる。そこがクラブのいいところだね。

自分でボールを放って打つのは簡単だけど、ゲームになるとぜんぜん打てない。ちゃんと「打点に入る」ことが肝心と気がついた。
相手は私に取られないように打ってくるんだからね~~(笑)

テニスの途中で雨に降られたこともしばしばだった。
このところ、いきなり気温が低くなった。35度とかの猛暑に適応してきた身体なので、ものすご~く寒く感じてしまう。
木曜日は長袖に長ズボンを装着したんだけど、夏用の薄手だったので、濡れたら寒くて凍えそうになった。

昔はこの急な寒さに対応できなくて、この時期、よく風邪を引いたものだった。
コロナのときに風邪を引くのはマズイので、すっごい用心してる。昨日から着る物を冬仕様に変えたんだよ。

うちの患者さんたちも、コロナ自粛のあと、7月は長梅雨、8月は猛暑、9月はまた長雨で、散歩や外出ができないままの人が多い。
この間にがんばって動いていた人と、引きこもっていた人では、身体能力の差が大きく開いているんだよ。気をつけてね~~
2020/9/16(水) 「コロナ対策:風邪治療マニュアル」を更新
新型コロナをめぐる攻防は、まだまだつづきそうである。

何百回も風邪を引き、そのたびに試行錯誤をくり返してきた。でもこの数年、風邪を引いてないだけじゃなく、「引きそう」になることすらなくなったので、風邪治療の極意のあれこれをすっかり忘れていた。
症例10「風邪」を書き直すのは大変なので、お蔵入りになっていた小技の数々を、FAQ(よくある質問)でまとめて紹介しようと思い立った。

自分で自分の治療をしただけでなく、患者さんの治療もしてきて、風邪のことは熟知している・・・という妙な自負がある。
FAQ25「コロナ対策:風邪治療マニュアル」を更新したんだよ。分かりやすくするためにイラストも入れてある。誰でも簡単にやれるノウハウが満載だから、いよいよというときに活用してね~~

薬で症状を緩和すると、自分の免疫力の発動が中途半端になる。しっかりきっちり戦わないと、得るものも少ない。つまり、中途半端な免疫しか持てないことになる。
自然免疫には「交差免疫」といって、種類の違うウィルスに対しても抵抗できるというメリットがある。
コロナと正面から向き合って、全力を尽くして戦って、確固たる自然免疫を持つことが、結局は自分の将来に結びつく・・・と私は思うんだよね。

昨日はシングルスのラウンドロビンだった。シングルスをやる機会が少ないので、絶好の練習の場である。
そう思って出たけれど、まわりは上手そうな若い人ばかりで、なんだか気が滅入ってしまった。「負けつづけても、得るものがある」と自分に言い聞かせても、なかなか精神力がつづかない。何度も途中で帰りたくなった。

1戦目、前にも戦った相手で、そのときは2-6だったんだけど、今回は0-6で、ジュースにもならずに負けてしまった。ストロークはスピン系できっちりコントロールしてくるし、ほとんどノーミスである。(彼女がリーグ1位。決勝トーナメントで準優勝だった)

2戦目、ムーンボールで対応したけど、チャンスボールが決めれない。途中で帰りたくなった私に比べて、ダブルスのベテランらしく精神力が強かった。中盤以降は前に出られて、どうしても抜けなかった。
2-6で負けた。(彼女がリーグ2位)

3戦目、4-0から勝ちビビリ病におそわれて、5-5になった。私と同じく「決めよう」とするボールをミスってしまう人だったので、そこからがんばって7-5で勝った。

4戦目の相手は、途中で腰が痛くなったとのことで、1ゲーム目の途中で「やっぱりダメです」とリタイアになった。

ひょんなことからリーグ3位になった。
私はBブロック(5人)だったんだけど、Aブロック(4人)は2人がジョッパーで、すごいレベルが高かった。そこの3位だし、見た目から上手そうだった。

3位トーナメントは0-6で負けた。
男並みのすごいスピードサーブを打ってくる。速いサーブは慣れているので、リターンはできたけれど、強烈スピンのストローカーである。後方からバッシン、バッシンと打ち込んできて、ミスしてくれるのは、ときたまの私のゆるいボールだけ。
まるで、打ち込みの練習相手になったみたいだったよ~~

1戦目のとき、バックハンドがぜんぜんダメだった。2戦目のはじめに、「欲を出さずに、返すことだけ考えよう」と決めたんだけど、そしたらちゃんとコントロールできるようになった。不思議だね!

「バイエル100番」はセカンドサーブなので、ずっとセカンドを打っていたようなものだ。サーブはちゃんと打てて、ダブルフォルトは2回だけだった。
何度か打ち込まれたけど、回転がかかっているのでたいていミスになる。なので、次からは普通に返してくれる。
サーブの心配がなくなった分、他の欠点がありありと見えてきた。

相手の短くなったボールを決める技がない。狙って打つと自分がミスる。日和って打つと追いつかれてしまう。。。
サーブとストロークだけはまあまあのレベルになったけど、ミスしてくれる相手にしか勝てないのである。
前回のジョップの試合、直後には「試合になった」だけで喜んでいたけど、1週間ぐらいたったら、「負け」たことを悔しいと思う自分がいる。

ダブルスでも、ボレーが苦手な私である。クラブでのゲームだと、『そのうちできるようになるだろう』とか、まあまあ呑気にしていられる。
でも、シングルスの試合に出るんなら、「勝てるテニス」を目指さなくちゃ意味がない。本気で課題に取り組んで、自分のプレーの幅を広げなくちゃね~~
2020/9/5(土) JOPのシングルスに初参戦、初戦敗退
詳しいことは分からないんだけど、みなさんが「ベテラン」の試合をJOP(ジョップ)と呼んでいる。35歳から、5歳刻みの年齢別になっていて、85歳まであるんだよ。男子も女子も、シングルスとダブルスがある。
試合は全国で行われ、A~Fまでランクがある。ランクによってポイント数が異なるが、1戦勝つたびにポイントがもらえる。1年間有効で、各年代別に100位まで、保有ポイントによるランキングがネットで公開されている。

シングルスをはじめたばかりの頃、何も知らずに、JOPの試合に出てみようと思いたった。でも、そのときはCさんに反対された。
歴戦のつわものぞろいだから、あっという間に負けるだろう。エントリー料が高いのに、トーナメントだから、1回戦で負けたらそこで終わる。
京王でやっている「ラウンドロビン」なら、リーグ戦なので何試合もできるし、エントリー料も安い・・・と教えてもらったのである。

去年あたりから、そろそろ出場をと思いはじめたんだけど、肩だの腰だの胸骨だの、次から次へと故障してきた私である。
今年はずっとリハビリテニスで、シングルスがぜんぜんできなかった。でも今は身体はOK。故障と故障のすき間の「今」がチャンス・・・と思った。

JOPの試合に出ている人を「ジョッパー」と呼び、「あの人、ジョッパーよ」「え、すごい!」というような会話がときどき聞こえてくる。
まだ駆け出しの私だけど、同年代相手にどこまで通用するのか確かめてみたい・・・という(いつもの)好奇心に駆り立てられた。
知らない世界に足を踏み入れるのは怖いけど、「何事にも最初の一歩がある」という、友人がされたアドバイスで自分を励ました。
締切の前日に、京王オープン(F1)のシングルスに申し込んだのである。

試合の1週間前に、ドロー(対戦)が発表される。60歳女子シングルスは13人がエントリーしていた。名前の横にポイント数が書かれてある。他の人はみなさん三桁なのに、私だけ「0」である。
私の1回戦の相手は90位で、勝ち上がると2回戦で第1シードに当たる。

保有ポイントが低いと、1回戦で第1シードに当てられるらしい。だから、みなさん必死になって試合に出て、ポイントを稼ぐのだそうだ。
ポイントをゲットするためには、日本テニス協会(JTA)に年会費3000円払って登録しなくちゃならないんだって。エントリーしてはじめて知った。

ベテランの試合は、1日に1試合、多くても2試合で、何日もかけて行われる。テニスは雨だと順延になるので、試合の日程も変動する。
仕事をしている人間には無理なので、一生「0」でもしょうがないね。

月曜日の朝の9時から試合開始だった。試合の前に30分間、練習用のコートが解放されているけど、起きれないのでそこはパス。
15分前に到着して、事務局に直行した。発熱や倦怠感に関する質問表に記入してから、クラブハウスで着替えた。

渡されたネームプレートを持って、指定のコートに出かけた。
ロービング・アンパイヤの女の子が来た。「すいません、試合に出るの、はじめてなんです」と言ったら、にっこり笑って、詳しく説明をしてくれた。2・3面を同時にチェックするそうで、「フットフォルトはとくに厳しくチェックしますから、しないように気をつけてくださいね」と言われた。

フット・フォルトとは、サーブのとき、インパクトの前にラインを踏むことである。
京王ではよく見かける光景である。ラインぎりぎりに立って、ラインを越えて打つおじさんおばさんがとても多いのである。
私はフットフォルトをしないように、いつもラインから20センチぐらい後方でサーブを打っているので、その点は大丈夫。

試合は8ゲームの1セットマッチ。8-8でタイブレーク。セミアドバンテージ方式で行われた。1回目だけジュースになって、次は1本勝負になる。

試合の前に5分間練習があった。ちゃんとラリーをしないと、相手の練習にならない・・・とプレッシャーになるので、ものすごく苦手なのである。
案の定、緊張しまくって、ボールがあっちゃこっちゃに飛んで行き、「ごめんなさい!」「キャ、またやっちゃった、すみません!」と、あやまりまくった。

試合がはじまっても、まだテンパっていた。相手のサーブがフォルトだったのに、ちゃんとボールを見ていなかった。向こうでいぶかしげにしているのが分かった。
つづけてミスして、(相手からみて)40-0になった。そこでやっと落ち着きを取り戻して、ジュースになったけど、結局、相手のゲームになった。

自分のサーブでは、バイエル100番がきっちりと入ったんだよ。
ちょっと気弱になったら、サーブを一発で打ち込まれたので、やっぱり、ちゃんと打つしかない。次は相手がリターンミスしてくれた。
今回はダブルフォルトなしだった。1年半前、半分ダブルフォルトしていた頃を思えば、確実に前進はしているね。

短くなったボールを打ち込みに行って、2本たてつづけに失敗した。練習のときは3本に2本は打てるんだけど、ぜんぜんできそうな気がしない。
狙って打つのをやめにして、深く返してうしろに下がり、えんえんとラリーをつづけることに決めた。

私のとりえは「体力」だから、とにかく相手を走らせて、疲れさせて優位に立とうというのが今回の戦略だった。
相手はサーブもストロークも平凡だったけど、よく走るし、しかもほとんどミスをしない。何度もジュースになったけど、最後の1本をミスるのは私である。

結果は0-8で、1ゲームも取れずに負けてしまった。

試合のあと、観戦してくれたCさんと話していたら、通りかかった(別の)ロービング・アンパイアの女の子が、「今日がはじめてだったんですってね~」と笑顔で声をかけてくれた。
初々しかったのかもね~~

Cさんに注意点を詳細に指摘されて、あれあれ、「ぜ~んぜん気づきませんでした」という始末。「予測ができていない」と言われたけど、私の苦手は「予測」で、いつも反射神経と思いつきだけでテニスをしているのである。
自分が打つだけで精一杯で、相手なんかぜ~んぜん見えていなかった。
でも、はじめての試合なんだからしょうがないよね。

Cさんには「JOPのデビュー戦にしては上出来だった」とほめてもらった。90位相手に競った試合内容で、「4ゲームぐらい取れていてもよかった」とのこと。
おととしのレベルに落ちてしまい、実力の7割ぐらいしか出せなかったんだけど、「試合というのはそういうもの」なのだそうだ。

普段からできることはまあまあ普通にできる。苦手なことはまったくできず、ゼロになってしまう。。。
「ゼロになっちゃう」って、本当にその通り。できないことがハッキリすると、これからの練習の課題になる。出てよかったね!

1回戦で負けちゃったけど、1時間近くも粘れて、ちゃんと「試合」になっていたので、初戦としてはまあまあだったと思う。走って打って、けっこう楽しかったので、また挑戦しようという気持ちになったよ~~(笑)
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