2012/3/24(日) |
ぎっくり腰の正体がわかった |
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読み返してみたら、ずっと腰痛の話題がつづいているね。その総括をしよう。
自分で鍼を打ったあとは、日常生活には支障がなくなった。
でも、ためしに、サーブの動作(背中を思いっきり後にそらして、左手でトスを上げ、右手でラケットを構える)をしてみると、その瞬間に、腰に違和感がでた。
それで、治療してもらうまで、テニスはおあずけにした。
治りかけに無理をして、こじらせるとひどい目にあうからね~~
木曜日の夜、Sさんに徹底的に鍼を打ってもらい、腰はかなり快調である。
やっぱり、自分だけで治療するのは無理だ。
人間が魚をさばくのは簡単だけど、魚が自分で自分をさばこうと思ったら、ものすごく大変でしょ。(笑)
言葉で説明するとくどくなるので、イラ姫に描いてもらったカルテのイラストをつかってみた。(自分で絵が描けないので・・・) |
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A |
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No.1ポイント
前日から違和感があり、ジャンプ中にギクッとなったところ |
B |
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No.2ポイント |
C |
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1本、横棒が入ったみたい |
D |
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あらゆる筋肉が、カチンカチンに張っていた |
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ぎっくり腰の前兆は、<A >の部位である。ギクッときたのも、ここ。
ゲームを5セットこなしたあと、腰から臀部全体と、股関節のあたり、<D >に痛みが波及。前傾痛だけでなく、足が前に出にくくなった。
カマヤミニをしたあとは、腸骨稜のあたり<C >に、横に1本、太い棒が入ったみたいな違和感が残り、しばらくたつと、そこから<D >全体に痛みが広がっていき、症状が舞い戻った。
自分で深い鍼をビシバシ打ったあと、サーブの動作でズシンと重みがかかったのは、<A >と<B >の2ヶ所である。
あとから悪くなったところから治っていく、という法則がある。最後まで残ったところが、最初に悪かったところなのである。
それで、自分の腰痛の正体(原因)がわかった。
トップ・スピンのショットは腰に負担がかかるという。それ以来、腰の調子はイマイチで、一進一退をくり返してきた。
でも、大分打てるようになってきたので、トップ・スピンはマスターしたい。6年間、京王でそればかり習ってきたのに、できずに終わったことへのリベンジでもある。
必要な筋力をつけて、スムーズに打てるように工夫をしたい。
腰痛への追い討ちは、スピン系のサーブ練習だった。
トスを頭の真上にあげ、背中を思いっきり後にそらして、ボールを下から上に、こすり上げるようにして、回転をかけて打つサーブである。
スピン・サーブって、腹筋と背筋が強くないと打てないんだってね。ニキシマのNコーチも、「腰を痛めるんだよね」と言っていたそうだ。
(前に、腰の回転系のぎっくり腰になったときも、同じサーブの練習をしていた)
今、サーブのフォームの(も)改造中なので、今回のぎっくり腰を教訓に、自分にとって無理のない、自分らしいサーブのスタイルを選ぼうと思う。
私って、「転んでもただでは起きない」性格でしょ。腰痛治療のいい勉強になったし、それに、テニスにもプラスになると思う。
明日は10日ぶりのテニスである。がんばるぞ~~ |
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2012/3/17(日) |
私もついに、背骨矯正の磁石仲間 |
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今年初の症例集を更新した。「症例46:手根管症候群」である。
鍼灸学校の先生が、よく、「鍼は前科百犯」などとジョークを飛ばしていたが、本当に、鍼灸治療は全科百般である。あらゆる病気の人が治療に来る。1人の患者さんが、複数の愁訴を持つことも多い。
見たことがない症例のときは、治療しながらいちいち本を広げるのだが、主訴が他にあってそっちに手がかかると、どうしても後回しになってしまう。
「日々、勉強」も、その先生の口癖だったが、鍼灸をする人間にとっては、それがまた面白くて、いったんはまり込んだら抜けられない。
趣味のテニスも、奥が深く、すっかりはまり込んでいる。
最近、グリップチェンジができるようになった。今週、無意識にグリップチェンジをしている自分を発見した。3ヶ月かかったけど。
「できるよ!」「やらなくちゃ!」と強硬だった、Yさんの言ったとおりだった。彼の教え方はすごいよ~!
テイクバックから、インパクト、フォロースルーまで、コマ送りの映画みたいに分解して教えてくれ、しかも、いちいち物理学的説明つきである。
人間って、乗ってるときに、怪我をするんだよね。
残念なことに、またぎっくり腰になってしまった。(寒暖の差の激しさで、ぎっくり腰の患者さんが多いこの頃ではあるが・・・)
無故障記録は、7ヶ月でストップ。フォームの改造をしているから、今まで使っていなかった筋肉を使うことになるので、しょうがない。
私の治療をしてくれている人が、本業とプライベートで忙しくて、なかなか思うように来てもらえないので、厳しい状況だ。
木曜日、クラブに行ったら人が少なく、上手なおじさんが2人来てくれた。
練習なしで、いきなりゲームをはじめた。上手な人たちに混じってのゲームだから、ボールも早いし、返ってくるし、コースも狙ってくる。
みっともないプレーをして見放されては大変と、必死でがんばった。
あれをして、これをして、それをしてと、1人で走りまわり、最後に高く浮いたボールを追っかけていって、ジャンプ! その瞬間に、左腰がギクッとなった。
前の日から違和感があったんだ。治療をしてもらう予定が、キャンセルになって、ちょうど「賞味期限が切れた」状態だったらしい。
自分でお灸をしておこうと思ったのだが、面倒くさくてそのままにしちゃった。
やっておけばよかったね~~
そのあと、もう1人、上手なお姉さんも来てくれ、なんと5つもやってしまった。
いつもの8割ぐらいしか動けなかったけど、「上手になったね」「腰が痛いようには見えなかったよ」と、ほめられるプレーができた。
やっている間はなんとか持ちこたえられたけど、そのあと、やばくなった。
蝶つがいのネジが1本はずれかかった状態で、ハードに動き回ったからね~。
いつ治療をしてもらえるのか、全くメドがたっていない。
自分で日に何回もカマヤミニをした。経絡治療も試みた。お腹に透熱灸もした。
でも、そうとう根が深いらしく、治っていきそうな気配もなかった。
それで、ついに、自分で鍼を打つ決心をした。腰痛治療の新発見ができるかもしれないし、これは神様の思し召しと思うことにした。
解剖の本を読み返し、ベッドに横たわって、えんえんと鍼を打った。右手の届かないところは、左手で打った。ついには、鏡の前で、立ったまま鍼を打った。
鍼って、ほんとうに効くね~。しかも、気持ちがいいね~。
痛みはなくなったが、まだ不安感がある。
帰り道で悪化したらいやなので、テーピングもし、ついには、背骨の矯正の磁石も貼った。
磁石がぴったり合ったら、不安感が消えた。患者さんにやっていることを、初めて自分で体験した。
ぎっくり腰のときに、裸で鏡の前に立つと、まっすぐに立てない自分を発見する。左右の骨盤の高さが違って、身体が歪んでいる。
治るにつれて、だんだんまっすぐに近づいていくんだけど、痛みが取れるともう見ないから、健康なときの自分を見たことがない。
ストレッチのときに、左右の動きが対称でないことには前から気づいていたので、もしかしたら、平常から、脊柱が側弯し、骨盤が歪んでいるのかもね。
しばらく、磁石治療をつづけてみることにした。
< 腰痛・2「鍼灸で背骨の矯正」参照>
翌朝、「あれっ?」と思うほど、腰がよくなっていた。あと3割ぐらいかな。^0^/
ちゃんと治して、またハードなテニスにチャレンジしたいな。
自分の腰痛治療に、何日、何十時間費やしただろう・・・?
人にやってもらえば、ベッドに寝たままで、数時間で治るのにね。私の治療をしてくれる人、募集中だよ~~ |
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2012/3/10(日) |
空がまっ黄色だったね~ |
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通勤のために外に出て、びっくり!空がまっ黄色になっていた。
まるで、映画を見ているようだった。あらゆるものが黄色く霞み、家々も、木々も、ビルも、あらゆるものが、もやに隠され、うすぼんやりとしていた。
たまたま、ポプラに車で送ってもらったので、ゆっくりと車窓から見学できた。
道行く人はほとんどなく、物音すら、黄砂でかき消されたかのような、異様な静けさ。
脅威と驚きを語れる相手が一緒だったのはいいね。たまに見かける人々は、マスクをしているか、口を手で覆っていた。
ポプラにマスクを1枚あげて、治療室の前でおろしてもらった。
中国からやってきた黄砂・・・
日本人が平和的で、過去の恨みを、みんな水に流してしまえる理由がわかった気がした。
日本中、どこへ行っても、森や山がある。川や湖や海など、豊かな水にも恵まれている。景色を眺め、作物を植え、キノコを採ったり、魚を釣ったり。
世界が広く見渡せる。食べ物にも事欠かない。
そんな暮らしをしていたら、見るもの、考えることがたくさんあるし、夢も描ける。
不毛の荒野や砂漠に住んで、しょっちゅう砂嵐に襲われ、こんなもやの中に暮らしていたら、見えるものは、自分のまわりの小さな世界だけ。語ることは、部族のことなど、身近なことに限定される。
部族の過去にこだわり、恨みを決して忘れず、代々永遠に語り継いでいく人たちの気持ちが、理解できた気がした。
花粉に、黄砂、PM2.5が加わって、今年の花粉症はすごいことになりそう。
10年前は、花粉症にきく薬がなく、うちの患者さんたちは、金粒と銀粒での治療を喜んでくれた。ほとんどの人が自分で玉を貼っていたけど、みんなとっくに治ってしまった。
そのあとは、花粉症の薬がたくさんできて、「薬があるから大丈夫」と、治療を期待されることがあまりなくなった。
でも、薬って、だんだん効かなくなるんだって?
「玉を貼っても、100%じゃないよ」と言ったら、「薬だって、100%じゃないよ」と、みなさんが言う。
それで、今年は、何人かの患者さんが、花粉症の玉を貼っている。効果は、まあまあだって。薬を飲まなくても、なんとかなっているとのこと。
鍼灸は、小さな刺激で、生体の微妙なバランスを取る治療法である。薬と併用はできない。
大量の科学物質を体内に入れる。薬が切れるとリバウンドで、正反対の物質が、大量に放出される。
大きく揺れる船の上で、手品ができないのと同じことだ。
私の花粉症がピークをむかえたのは、ちょうどヴェルが来た年、6年前である。
『なんで私だけ治らないの~?』と、なかばパニック状態になったけど、薬を使わず、耳のツボに金粒、足のツボ(飛陽)に銀粒で、なんとか乗り切ってきた。
「ピークを過ぎると、4・5年で治る」と、どこかの医師が言っていたと聞いた。
年々、沈静化してきていたので、「今年こそ、治るかな?」と期待していたが、やっぱりまだ治ってない。残念。
私って、ものすごく敏感でデリケートなのだ。ユニクロのTシャツも着れないぐらいだから、花粉+黄砂+PM2.5が合わさったこんな時代には、治るのは無理なのかな・・・
半ば、あきらめの境地である。
でも、花粉に負けず、テニスも犬の散歩も、がんばるぞ~~ |
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2012/3/3(日) |
こんどこそ本物、Zippoのカイロ |
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今週も、週4でテニスをした。腰はOKだったが、さすがに疲れたよ~。
昨日の多摩川コートでは、春二番の強風が吹き荒れた。ボールが風に流されるし、花粉症も出そうになるし、絶悪のコンディションだった。
トシを考えないテニスを可能にしているのは、彼女の治療のおかげなのであるが、いつでもやってもらえるわけじゃない。
自分でできるカマヤミニのお灸と、ジッポーのカイロは、冬の腰痛対策に役立つ、おすすめアイテムである。
今回は、ちゃんとZippoを買った。ジッポー・ハンディ・ウォーマーは、プラチナ触媒を利用して発熱する、プラチナ=白金(ハッキン)カイロである。
自分で買うのが面倒なので、あんずに頼んでネットで買ってもらった。 |
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以前に買ったものより大きいので、ジーンズの前ポケットに入れると、前にかがみにくい。
仕事のときに、邪魔になるので、後のポケットに入れた。
そしたら・・・
トイレに入ったとき、ボッチャンと便器に落としてしまった。
そしたら、火をつけても、温かくならなくなっちゃった。 |
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ネットで調べたら、水に濡れるとダメになるんだって。バーナー(○印)は消耗品なのだそうだ。
Zippoのいいところは、修理がきくところである。仕方ないので、自分でネットでバーナーを注文し、ついでにカイロベルトも買った。
長いベルトを身体に巻いておけば、どんな部位も温められるし、不用意に落とすこともない。
本当に、超あったかいんだよ。低温やけどにならないように、部位を移動して使ってね~。 |
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2012/2/20(水) |
軽いぎっくり腰になっちゃった |
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母はとうとうスプーンを使えなくなって、もう、食事は全介助になってしまった。とても残念である。
去年の暮れぐらいから、手(とくに右)がダランと垂れ下がって、まるで脳梗塞で半身不随の人の手のようだなと、気になっていたんだけど・・・
脳の手の運動をつかさどる分野が、ついにショート寸前、ということなのだろう。
2年前、回復途上の母の状態に一喜一憂していた頃、看護婦さんに、
「お母さんの状態は、入院当初からほとんど変化していませんよ」 「この状態をできるだけ長く維持したいけど、でも、だんだんに悪くなっていく。それは覚悟してくださいね」と言われた。
なんとか「維持」してはいるものの、後退と老化は避けられない。
会話能力が落ちていないのが、唯一の救いである。
先週は、自分が腰を痛めて、母のリハビリが1週間もあいてしまった。
マネキン人形のような、カチンカチンの身体のROM訓練は、そうとうな筋力が必要だ。自分の肩が半年以上も治らなかったのは、母のリハのせいである。
老健はリハビリをしてくれるので、毎日通わずにすんで本当に助かっている。
でも、職員はやさしいリハビリしかしてくれないのが現実だ。私だって、もしも自分が職員だったら、母には「壊さない」程度のリハビリしかやれない。
キーワードは、家族の「異様な熱意」である。
娘だから、骨折覚悟で、そうとうきついリハビリができる。やらないと、どんどん固まっていってしまう。放っとけば、一日中でも、身動きひとつしないのだから。
母は「痛~い」とか、「もう終わりにしてくれ」などと文句を言うし、ひどいときには、反対の足で蹴りを入れてきたりする。
本人の協力なしに、私の力だけでやらなきゃならないから、けっこう大変なんだよ~。
先週は、週に5日もテニスをしちゃったんだ。疲れがたまって、筋肉が硬くなってくると、身体の切れが悪くなる。
取れるはずのボールを逃したりして、『う、そろそろヤバイかな?』などと思ったのだが、もうすぐ治療の日だからと、暴走しちゃった。そのタイミングでスキーにも行っちゃった。
ところが、私の治療をしてくれる人は、職場の監査で泊まりこみで、来てもらえなくなっちゃった。
スキーの翌日、治療室に来たら、門の内側に、ゴミ容器が並んでいた。どかさないとバイクが入れない。
左手でピーコンを持ち上げた拍子に、左腰がギクッとなった。
次の日のテニスに間に合わせなければと、手の届くところは自分でハリを打ち、鏡の前で、日に何回もカマヤミニをした。
それからも毎日お灸をしているので、腰はまあまあである。なんとかこなしてこれたけど、休養も必要だよね。
今日は治療をしてもらえる予定なので、リフレッシュを期待してね~。
ところで、もう確定申告がはじまってる。鍼灸治療の費用は医療費控除に使えるよ。去年の分の領収書が必要な人は、遠慮しないで連絡ください。
取りに来られない人には、郵送してあげてますよ~。 |
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