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ティラの部屋 チワワのティラノ
7歳
#35
2023・ 4
10月4日 ティラの道案内で家に帰る
私はまだ靴が履けないのでテニスはお休み。やっと涼しくなってきたし、時間に追われてもいない。ビーチサンダルの紐にゆるく足をかけて、ズータラ、ズータラ、ゆっくり歩いて、野川の遊歩道をえんえんとお散歩した。

団地の前を通りかかかったとき、隣の棟から1階のおばさんの声が聞こえてきた。『なんで、隣の棟にいるんだろう?』と不思議に思いながら通り過ぎたあと・・・

ティラがいきなり立ち止まった。
「なんで、こんなところで止まるの~?」と驚いて、「もっと歩こうよ」とティラを促した。
ティラをグイグイ引っぱって前進する私。『どうあっても戻るぞ!』のすごい勢いでリードを引っぱるティラ。

5メートルほど歩いてから、ティラの抵抗に負けた。
ティラの行きたい道につきあうしかない。「どこに行きたいの~?」と言いながら、Uターンするティラにグイグイ引っぱられて歩いた。

植込みの間の小道に入ろうするティラに、『なんで、こんなところに行きたがるんだろう?』と不思議に思いながらあとをついて行ったら・・・、なんと、自分の家の入口だった!

1階のおばさんは自分ちの階段の下にいて、娘さんに自転車のタイヤに空気を入れてもらっていたのだった。

ティラは自分の家を通り過ぎた私を、家に連れ帰ってくれたのである。

1時間以上も歩き回ったあとだった。ボーッとしている私の道案内をして、『お家はここだよ』と教えてくれた。。。

私がボケちゃったときに、ティラが道を覚えていて、私をお散歩に連れ出してくれる・・・、そんな日が来るのかなあ?
なあ~んちゃって、笑える話でしょう~~
9月27日 ついに蚊取り線香の出番が来た
今年の夏は蚊が少なかった。お散歩のときはどうしても刺されてしまうのだけど、2か所ぐらいなら、キンカンでしのいでいられた。帰りつくころには痒みが引いてくれるのだもの。

ところが、ところが、秋口の蚊はすごい。ティラが立ち止まってペロペロやっている間に、蚊がわんさか群がってきた。
チクッと来て目をやると、私の腕に縞々の蚊が2匹も食らいついてた。バチッ、バチッと叩き潰しているうちに、足にもチクリ。あちこちから猛然と痒みが襲ってくる。
痛い!と痒い!のオーケストラで、気が狂いそうになった。

縞々のやぶ蚊のアレルギー反応は強烈らしく、しばらく気分まで悪くなってしまった。虫刺されは侮れないね。

面倒と思っていたけど、蚊取り線香を持って出るしかなくなった。
とくにじ~っとしゃがみ込んでいるときが一番危ない。モクモクする煙を浴びてうんさんを拾うんだよ。

蚊取り線香の威力はすごかった。3本ぐらいに折って火をつけるんだけど、ぜんぜん刺されなくなった。

とびひの水泡に「これでもか!」とお灸をやりすぎて、火傷になってしまったので、飼い主はまだビーチサンダルしか履けない。
紐をずらして、のろくさ、のろくさ、なんとかお散歩をクリアしている。
9月20日 あっちでゴロゴロ、こっちでゴロゴロ
飼い主は足背のとびひが巨大化してテニスができなくなった。小さい水泡がシューズでこすれて潰れて広がったらしく、直径1センチ以上のでっかい水泡になってしまったのである。
(去年ステロイドを塗ってみたほうの左足だけに再発したのだ。たったの1回だったのに・・・と、その恐ろしさに後悔しまくりである)

テニスをすれば潰れてしまうので、火曜日のラウンドロビンを欠場せざるを得なくなった。
おかげで月・火と二連休になって、家でグダグダ。映画を見たり本を読んだりして、ほとんどの時間を寝て過ごした。そうとう疲れが溜まっていたんだね。

ティラは飼い主と一緒にグダグダしていた。
あっちでゴロゴロ。。。
こっちでゴロゴロ。。。
ティラがゴロゴロしている姿はなんだか幸せそうで、ちょっとだけ気持ちが安らぐ。(我が身の不幸はさておいて)
9月13日 ご飯を待つ位置が前進
この頃のティラは私が朝ごはんを食べはじめても、姿を現わさないことが多くなった。もともと食に関しては気まぐれだったし、とくに暑いときは食欲不振になりがちである。

ここがいつものご飯を待つ位置である。相変わらずの遠慮マンなので、私が気づくまで、寝室の入り口で伏せをしてえんえんと待つ。
ここにいないと「食べたくないのかな?」と思ってしまう。

炎天下のお散歩のあとだから、疲れているのかなあ?
エアコンの部屋で涼んでいるうちに眠りこけているのかなあ?

なあんて考えながらも、ティラのことをすっかり忘れてしまい、自分の食事に専念する。
忘れられていると、ティラはちょっとずつ前進してくる。ここでやっと飼い主はティラのことを思い出す。

「ティラもご飯、食べたいの~?」きくと、ピョコンと立ち上がり、お皿を用意する私を見て、嬉しそうにピョンピョン跳ねまわる。
いそいで自分の食卓へ駆けていくんだよ。
9月6日 夏バテ、食欲不振、そして便秘
先週になってティラは夏バテにつかまった。小食なのですぐに食欲不振になる。木曜日に晩ごはんを食べなくなった。
金曜日の朝ごはんも食べなかった。その日はチーズを持って来てくれる患者さんが来た。ティラはいつものように大喜びでお出迎えに走ったんだけど、大好きなチーズを食べようとしなかった。

「え~、ティラちゃん、チーズ食べないの~?」と、彼女はガッカリするやら心配するやら。。。
でも、「チーズなしでも、こんなに大歓迎してくれるんだね。嬉しい~」と、ティラのなつきぶりに感激してくれていた。

ご飯を食べないことはときどきあったけど、大好きなチーズを食べないなんて前代未聞である。
毎年7月の終わりに徹底的にトリミングしたあとは、寒さに備えてそのまま毛を伸ばしてきた。『もう1回トリミングしなくちゃダメなのかな?』と悩んだけれど、仕事が忙しすぎて時間が取れない。

その夜もご飯を食べようとしなかった。ヴェルが食欲不振のとき、鍼を打ってあげるとすぐに食べはじめたことを思い出した。

ティラが私のお腹に乗っかってきたので、「ティラたん、鍼打つよ」と言いながら、ディスポの鍼を取り出した。
私がしょっちゅう打っているので鍼を見慣れているらしく、ティラはおとなしく打たれてくれた。お腹に手を当てて温めて、あちこちモニョモニョ撫でてあげた。

しばらくするとお腹から下りて、のそのそとお皿のほうに歩いて行った。
ノロノロだったけど、朝ごはんのチーズ入りオムレツの温め直しを食べてくれたのである。
背中の鍼は一番細い0番鍼で、身柱より下方に打った。背骨のへこみ上にいくつもツボがあるんだよ。
背中の鍼
チーズ入りオムレツ
そのあとも食欲はパッとしない。なんとなく毛づやも悪くて、元気がない。そういうときはお散歩に連れ出すことにしている。体調が悪くても、お散歩で元気になるはず・・・だった。

ところが、お散歩を嫌がるのである。治療室でお坐りして踏ん張って、動こうとしない。無理やり外に連れ出したんだけど、それでも『イヤだ』と坐り込んでいる。
あきらめて部屋に入ろうとしたら、ティラがいきなり走り出した。

シッポ水平走りでどんどんどんどん先を急ぐ。途中でウンチングスタイルをしては、すぐに跳び上がって、また先を急ぐ。
いつもなら絶対に避けたがるショートカットの道、「一回り」の路地に自分から入って行く。「もっと遠くへ行こうよ」と促したんだけど、帰りもショートカットの道を選んだ。私をグイグイ引っぱって、治療室のフェンスの中に駆け込んだ。

まるで私のためにお散歩につきあってくれたみたいだった。『ボクは行きたくないけど、しょうがない。あなたのためにつきあってあげるよ』とか思ったのかなあ???
犬の心はほんとうに計り知れない。

ティラはまた便秘になってしまい、肛門を圧迫する魔物を恐れているらしい。外を歩くと魔物が暴れることに気づいたらしいのだ。
人参を食べさせるようにしてから、1年間も便秘と無縁だったのに、食欲不振のせいかもしれないね。
食べないと出ない。出ないと食べられない。悪循環である。

ウンチが出るまで歩きつづけようと決心した。
ティラは肛門を圧迫する魔物から逃げようと、シッポ水平走りで、ものすごい勢いで走りつづけた。どうやら途中で疲れたらしい。夜になっても暑いのだもの。ティラは舌をヒラヒラさせてハアハアし、すぐに立ち止まってしまう。あっちもイヤ、こっちもイヤと踏ん張って動かない。

ウンチングスタイルしても出るのは汁だけ。お尻を拭いてあげると、ときどきギャイン!と悲鳴を上げる。そうとう痛いらしい。
遠回りを無理強いしちゃったのはマズかったかな?と超心配になったけど、抱っこで戻るのもお互いに暑いしなあ。。。
1時間ぐらいなんとか歩かせたけど、その夜はあきらめた。

月曜日の夜もティラに鍼を打ってあげた。部屋の隅っこでじっとしていたけど、10分ぐらいしたらご飯を食べてくれた。
次の朝、治療室の前の小道でティラを地面におろしたら、直後にいきなりウンチングスタイル。ギャイン!と悲鳴を上げながら、硬いうんさんをポトリ。やっと難関を突破できた!

今日はまあまあ涼しかった。肛門の魔物もいなくなり、いつものティラに戻って、たっぷりお散歩を楽しむことができたんだよ。
かわいいワンコはたくさんの幸せをくれるけど、大きな「愛」は大きな「心配」も一緒に運んでくる。
このまま残暑を乗り切ってくれるといいんだけど。。。
8月30日 「袋の」ティラ
2週間前ぐらいから、ティラが食堂で寝るようになった。
飼い主はティラのために、寒いのを我慢してエアコンの真下で寝ているというのに。。。

でも、はたと気がついた。『寒いよ、寒いよ』とうなされて、おふとんをかけて眠る時間帯もあるけど、『暑いよ、暑いよ』とうなされて、汗びしょっりになって眠る時間帯もある。
寝室のエアコンはそうとう古い。もしかしたらサーモスタットが壊れていて、一定の温度を保てなくなっているのかもしれない?

そこで、ふすまを開けて、居間のエアコンで二間を冷やして寝ることにした。

夜中に目が覚めたら、ティラのブーブーという鼻息がかすかに聞こえてきた。見まわしてみても、寝室にはいない。
また目覚めると、ブーブーという音が聞こえてくる。見まわしてみてもティラの姿はない。
『どこで寝ているんだろう?』と思いながらも、立ち上がって探す気力もなく、またぐっすり眠り込んでしまう飼い主だった。

10時半になってやっと本当に目が覚めた。またブーブー音が聞こえてくる。探しに行くのは面倒なので、「ティラ~」と呼んでみた。

すると、またブーブー音が。
すぐ近くから聞こえてくるのだけど、ティラの姿はどこにも見えない。
そこでようやく、ティラが掛けぶとんの下にいることが分かった。手で探ったけれど、ティラに触れることができない。

飼い主はやっと起き上がって、本格的にティラの捜索をはじめた。
掛けぶとんをめくっても、めくっても、形はあれど姿が見えない。
なんとティラは、掛けぶとんのカバーの間にもぐり込んでしまって、抜け出せなくなっていたのである。

掛けぶとんカバーをめくって、めくって、めくりまくり、カバーのすき間にティラの顔が見えたときは心底ホッとした。ティラはジーッと私を見つめている。
「おいで!」と呼んだら、のそのそと出てきた。
袋のネズミならぬ「袋のティラ」から、やっと解放されたんだよ!

ティラが小さいとき、あらゆるチャックをかじりまくった。座布団カバーのチャックは全滅。私の洋服も2枚やられた。
掛けぶとんカバーのチャックも壊されて、口が空いたまま使っていたのである。そこからカバーの中に入り込んでしまった。もがけばもがくほど奥に入り込み、抜け出せなくなってしまったのだ。

私が目覚めたと気づくたびに、鼻息をブーブー荒くして、『助けて!』とアピールしていたのかもしれないね。
キャンとかワンとか吠えてくれればいいのに、相変わらずの遠慮マンで、じっと我慢の子をしてたのである。いじらしいね~~

灼熱地獄に耐えられず食堂のフローリングに避難していたティラだけど、それ以来また寝室で眠るようになったんだよ。
8月23日 ミッフィーに焼きもち
寝る前におふとんで本を読む。ただいまの愛読書はモンテクリスト伯である。
去年の暮れ、久しぶりに読んだときはとてつもない苦労をした。前日に読んだところを復習しないと先に進めなかったのだ。記憶力が低下していて、大作を読むのが難しい年齢になったと落胆した。。。

でも半年ぶりに読み返してみたらスイスイ読める。物語の細部が脳に定着したまま保持されていたらしい。
寝る前に物語を読むのは、精神衛生上、必要なことなんだよ。

寝室の蛍光灯が壊れたときに、本を読まずに寝たら、孫のことが心配になりはじめた。あれこれいろんな想念が次から次へと襲ってきて、一晩中眠れなかったのである。
孫のことは考えても無駄である。私にできることはないのだもの。
物語世界に没入して眠ると、浮世の心配事を忘れて熟睡できることに気がついたのである。

本を読むときは右側にミッフィーを置いて、肘掛け代わりにすると楽である。
そこで問題発生。どうやらティラは、『ここはボクの場所』と思っているらしく、一生懸命にミッフィーを押しのけはじめた。

仕方ないのでミッフィーを遠くに押しやったら、なんとティラがミッフィーの下にグイグイ鼻先を突っ込んでいった。
ミッフィーの下にもぐり込んで、『どうだ!』とばかりに私を見ていた。
前の犬ヴェルはミッフィーにかなりのヤキモチを焼いていた。私がミッフィーに、「かわいいね~」「いい子だね~」とか話しかけると、脱兎のごとく飛んできて、『ボクに話しかけてよ~』と言いたげに、私に甘えまくったものである。

ティラにもやってみたけど、これまでぜんぜん無反応だった。

・・・もしや、そろそろヤキモチ焼きになっているかな・・・?と思って、このあと試しに、ティラのいないときにミッフィーに話しかけてみた。

するとティラは脱兎のごとく走ってきて、ミッフィーを押しのけ、大慌てで私の腕の中にもぐり込んできたのである。
遠慮マンだったティラだけど、ついに『自分が一番のはず』という気持ちに目覚めて、ミッフィーにヤキモチを焼くようになったのである。

保護犬の里親をしている患者さんが、「ちょっとずつ、ちょっとずつ、犬が心を開いていってくれる。それが保護犬を飼う醍醐味なんですよ」と言っていた。
ほんとうにその通りで、毎日のように小さな達成感を味あわせてもらっているんだよ~~
8月16日 夜のお散歩をひたすら待つ
ここは治療室の待合室。患者さんの治療中も、ティラはとってもいい子で、ずう~~っと椅子の上で待っている。
誰もいなくなると、『そろそろかな・・・』とお散歩を期待する。

私が立ち上がると、目だけ動かして動向を観察する。たいていは期待外れなんだもの。次の患者さんが来ることもあるし、パソコン仕事に夢中になっていることもある。
大きくなったでしょ~。猫用のマットからお尻がはみ出すようになったティラである。

ティラが立ち上がるのは、私がお散歩バッグを手に取るとき。『やった~、お散歩だ~』と喜んで、椅子の上で何度も伸びをするんだよ。

今日も朝の炎天下の散歩は15分ほどで終わらせた。夕方のお散歩はこれからだよ~~ 楽しみだね~~
8月9日 夜のお散歩はひたすら突進
朝イチでお散歩といっても、たいていは10時半とかになっちゃう。木陰もそう多くはないので、ティラも暑さに負けて素直に帰ってくれる。
「つづきのお散歩は夕方にしようね~」という私の言葉を理解しているのだろうか?犬に言葉を覚えさせるために、約束は実行しなくちゃならない。

この頃は不穏な天気がつづいている。いきなりザーッとすごい雨が降って、途中で雨宿りしたこともあった。
今日のお散歩は8時頃。ネットで雨雲の様子を確認して、用心に傘を持ってお散歩に出た。

治療室を出たとたん、『やっとお散歩だあ~』と大喜びして、ティラは大急ぎで歩き出す。小さなチワワなのに、私の速足と同じぐらいのスピードなんだよ。
まるで『連れ戻されてなるものか!』と思っているみたいである。
夜になってもぜんぜん涼しくならない。湿気が多くて、身体にまとわりつくようにムッとしていた。
遠回りの道を選んで歩くティラと、蒸し暑さに辟易する飼い主。。。

お散歩が楽しい季節が待ち遠しいね。いつになったら来るんだろう?
8月2日 おふとんにもぐり込む
室温25度を目安にエアコンをかけつづけている。毛皮を着ているティラのためである。(病院代よりも電気代のほうが安いしね!)

それなのにティラはときどき掛け布団にもぐり込んで寝ているんだよ。
夜中なんか、人間にとっては「寒いよ~」なんだけど、ティラのためにがんばって耐えている・・・というのにね。

ティラにとっても「さすがに肌寒い」と感じるときがあるらしい。
暑くなると畳の上で眠るから、ちょこちょこ移動して、自分で体温調節しているんだよ。
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