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12月29日 |
犬は「赤ちゃん」でいい |
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犬が主人公の映画「ベラのワンダフルホーム」を観たあと、ティラが可愛くてたまらなくなった。<私のブログ→2021/5/2>
野良犬だったベラを飼ったのだけど、市に殺処分されそうになった。数日間と預けた親戚の家から脱走して、600キロ、2年もかかって飼い主のもとへ戻ったベラの物語である。
その前に観た「僕のワンダフル・ライフ」では、主人公の犬が最初の飼い主を一途に愛し、何度も輪廻転生をくりかえして、ついにおじさんになった飼い主に出会う・・・という映画だった。
どちらの映画も、主人公の犬が、いかにも犬が思っていそうなことを喋るので、『そうだ、そうだ』と共感して、ティラがますます可愛く思えて、幸せいっぱいの気持ちになった。
ところが今回、「僕のワンダフル・ジャーニー」を観たあと、ティラがぜんぜん可愛く思えなくなった。
「僕のワンダフル・ライフ」の続編だった。おじいさんになったイーサンに「孫を守ってくれ」と頼まれたからと、約束を果たすために、輪廻転生をくり返す。
・・・とんでもなく頭のいい犬が主人公なのである。 |
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映画を観たあとティラを眺めたら、ただそこに坐っているだけ。
映画の犬と比べたら、ティラがお馬鹿でつまらない犬に思えてしまったのである。 |
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翌朝になって気がついた。犬には「愛」があればいい。
群れで暮らす動物だから、仲間がいないと狩りもできない。仲間と共に生きるから、飼い主が「命」なのだ。
小さな身体で魂まるごと、全身全霊で飼い主を愛してくれてる。だから飼い主も全力で犬を守りたい気持ちになる。
犬には前頭葉はいらない。犬は「赤ちゃん」で十分なのだ。
・・・そしてティラの可愛さを、あらためて実感した私である。(笑) |
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12月20日 |
犬を警戒するようになった |
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1歳になったばかりのやんちゃな男の子、ウェーバー君になつかれ過ぎたおかげで、河川敷に下りたがらなくなった。
他の犬を見かけても、警戒して近づきたがらないことも多くなった。
でも河川敷のほうが日当たりがよくて暖かい。ティラも自由に遊べるし、なんとかがんばって下に連れ出した。
ウェーバー君が向こうからやって来た。 |
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ティラは立ち止まってジーッと観察している。シッポは振っているので、「嫌い」というわけではないらしい。 |
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ちょっとだけ挨拶したあと、ウェーバー君がノリノリになった。上から手をかけられて、ティラはすぐにうずくまってしまった。
これは『抱っこして』の合図らしいと、最近気がついた。
すぐにティラを抱き上げて、「嫌いなっちゃう前に、抱っこしたほうがいいと思って。ウェーバー君が落ち着いたら、きっと仲良しになれるよ~」と言ったんだけど、「いつのことやら・・・」と飼い主はしょんぼりしている。
自分より小さい犬にはすぐに近づいていくから、犬嫌いになったわけではなさそう。ティラもいろいろ学んでいるんだよ~~ |
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12月15日 |
日向ぼっこに目覚めた |
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最近ティラはお出かけの瞬間まで寝て待っているようになった。
5歳半になって、ついに省エネを覚えたのだろうか・・・?それとも、人間観察能力が向上したからかもしれないね。
ついこの間までは、私が立ち上がるたびに、『お散歩だあ~』と喜び勇んで、バタバタあとを追いかけてきたんだよ。 |
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しかも、暑さ寒さに無関心だったティラが、日向ぼっこをするようになった。
寝たまま、目だけで私を追うんだよ。 |
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ぐるっと回って写真を撮ったけど、やっぱり動かない。
洗濯物を干しに通りかかっただけだと、ちゃんと知っていた。
お散歩バッグを手に持ったり、通勤バッグを取り出したりすると、音で気づいて、すっ飛んでくるんだよ~~ |
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12月6日 |
通勤バッグの中で |
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ティラはお出掛けが大好き。
家族が車で出かけるときも、私がバイクで出かけるときも、『置いてけぼりにされまい!』とばかりに、慌てふためいて追いかけてくる。
「お仕事行きたい人~!」「は~い!」と私が叫ぶと、大急ぎで駆けてきて、バッグの前でうずくまるんだよ。
(今書いて気づいたけど、うずくまるのは『抱っこして~』のパントマイムかもしれないね~)
バイクで出かけるときは、ティラをバッグに入れて、肩からぶら下げて走る。走行中は膝の上にのせられるので、楽チンである。
好奇心旺盛のティラは、バッグの中からキョロキョロあたりを見回す。雨のときは蓋をかけるのだけど、隙間から顔を出すので頭がビショ濡れになる。
雨に濡れるのは平気なのである。
おととしバイクを買い替えた。前のスペイシーは純然たるスクーターだったから、前方のカウルとウィンドシールドで風から守られていた。
でもディオは、カッコ(それとも速さ?)を重視しているので、ティラに向かって隙間からビュービュー風が入ってくる。すごい風がちょうどティラを直撃する。冷たい風はさすがに寒いらしくて、冬場はバッグに顔をうずめるんだよ。
(写真を撮りたいんだけど、バイクが止まると顔を出す)
はじめの頃はリュックに入れて通勤していた。背中でモソモソ動くので、飛び出したら大変と、こっちは気が気じゃなかった。
好奇心旺盛なので外が見たくてたまらない。そのうち、中から自分でチャックを開けて顔を出すようになった。(→2017/2/18)
小さな肩掛けバッグを見つけてからは、走行中にティラが見えるし、万が一の転倒のときも安心だ。人間は無意識に自分のお腹を守るから、自然にティラも守られる。(→2017/5/9)
この頃は11ヶ月で体重2.5キロ。愛らしくてかわいかったね~
バッグに入っている姿を、鏡に映して写真を撮った。 |
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お散歩たっぷりで筋肉ムキムキ。たくさん食べるようになって、体重は3.5キロになった。
身体は大人でも、心は5歳の、かわいいかわいい中年犬なんだよ~~ |
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11月28日 |
チーズをおねだり |
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ティラが治療室に現れて(=うちの子になって)以来、毎回必ずおやつを持って来てくれる患者さんがいる。
お坐りを教えてくれたのも彼女である。
ティラのなつき方は(当然ながら)とてつもない。
玄関に現れると猛ダッシュでお出迎え。バタバタ騒いで、グルグル回って、ピョンピョン跳ねて、大歓迎するんだよ。
ちゃんとお坐りして待っていたんだけど、チーズを袋から出すのに手間取っていたら、待ちきれなくなったらしい。 |
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立ち上がって、膝に手をかけ、『早く、早く』とおねだりした。
(シッポがぼやけているのは、パタパタ振り回している証である) |
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一心にチーズを見つめて、パクリ、ゴックン。
ティラが1番大好きな食べ物がチーズなんだよ~~(ちなみに2番目は油揚げなのである) |
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11月21日 |
ウェーバー君 |
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この頃は河川敷でいろんな犬に会うようになった。暖かい昼間にお散歩をさせる飼い主が多くなったんだね。 |
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イタリアン・グレイハウンドのウェーバー君は11ヶ月の男の子。毎日8キロも歩いているそうで、細身なのに筋肉ムキムキである。
(ミニチュア・ピンシャーと思ったのは間違いだった。ごめんなさい) |
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お友だちが大好きなティラだから、草を舐めるのをやめて、一緒に遊びはじめた。 |
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ふたりでえんえんとお喋りを楽しんでいた。
飼い主は「すごい!すごいですね!」とティラに感心してる。暴れん坊なので、いつも他の犬に嫌われちゃうだって。
ついにウェーバー君が本領を発揮。ティラの上に足をかけて、ピョンピョン飛び跳ね、ノリノリになって遊びはじめた。 |
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あまりの勢いにティラはフリーズ。
相手が子どもってわかっているので、じっと我慢の子。
私が救い出すまで、草の上にうずくまっていたんだよ。 |
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11月14日 |
ボクサー犬、ジェイド君 |
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河川敷でボクサー犬に会った。遠目で見ても大きかったけど、近くで見ても、あまりにもでかい!彫像のように堂々としていた。
まだ2歳なので、すごい勢いで他の犬になつきまくるらしい。リードを引っぱっているのは小柄な女性。犬が動き出したら抑えきれないので、こうやって我慢させるしかないんだって。
偉いね!由緒正しい血統というのもうなづける。 |
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相手がかなり大きい犬でも、ぜんぜん怖がらないティラだけど、さすがにジェイド君には近寄らなかった。
飼い主同士がおしゃべりしている間も、ずっと遠巻きにしていた。 |
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立ち去るときにはすたこらさっさ。。。である。 |
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11月7日 |
試合の日の朝 |
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今日は調布市民大会の女子シングルスの試合だった。
右膝がまだ治っていないうえに、集合が朝7時50分というとてつもない時間なので、前日まで迷いに迷っていた。
でも何故か、携帯のアラームで6時にパチッと目が覚めた。寝床でストレッチをしながら右膝の状態を確認したら、ほとんど痛みがない!
ストレッチをしている私のわき腹に、ティラがピタッと張り付いた。鋼のように硬くて、そのうえ重い。重力と関係なく、横からズシズシと重みが伝わってくるのである。
犬にはテレパシーがあるからね~
頭では迷っていたつもりでも、心は試合に出る決意をしていたらしい私を、ティラのほうが先に気づいていたのだ。
カーテンを開けて、ご飯をセットして、ストレッチのつづきをしに戻ったら・・・ |
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ティラは固まっていた。
ポプラがいるので、自分が出かける準備に専念していた。
ティラのことはすっかり忘れていたんだけど、それにも気づいたらしい。ご飯のおねだりにも来なかった。 |
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写真を撮るときも目を伏せたまま、私のほうを見ないんだよ。小さな身体から、緊張感が伝わってくる。
何年も前になるけど、私が数日留守にした記憶が蘇ったのかもしれない。
置いていかれる不安を感じても、ワンワン騒いだり暴れたりしないで、横から私に体重をかけるという「離れ業」をやってのけたティラである。
これじゃあ、ますます出かけにくくなっちゃうね~~ |
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10月29日 |
日曜日が分かる? |
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この間の日曜日、ポプラが出勤だったので、私がお散歩をしなくちゃならない。いつもの場所で待っているかと思ったら、ティラがどこにもいない。
家中を探し回ったら、ポプラのベッドの上にいたんだよ。 |
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日曜日はいつもポプラがお散歩に行ってくれる。それを期待して、誰もいない部屋で待機していたのである。 |
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私が部屋に入っても、ティラは動こうとせずに、まったりと寝そべっている。
どうやらティラは「曜日」を理解しているらしい。私の行動はかなり不定期だけど、ポプラのいる「日曜日」は分かるみたいなのである。 |
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10月22日 |
やっと河川敷に下りられた |
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蚊もいなくなったし、太陽の光も和らいだし、草も刈られたので、河川敷でのお散歩が楽しめるようになった。 |
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でも時間帯が遅いせいか、お友だちのワンコにはめったに会えない。 |
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ときどき立ち止まって、爪を研いでるティラである。片足ずつ交互に後に蹴り上げて、バレリーナみたいにカッコいいんだよ。 |
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ティラ TOP |
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ヴェルの思い出 |
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